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生気論
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一般的な定義
生気論 | |
英名 | Vitalism |
別名 | 活力論 |
広義
あらゆる存在の中に機械論的法則(因果律)では説明がつかない生気なるものがあることを認める立場。
狭義
特に、生物だけが、無機物が支配されているような機械論的な法則とは全く別の原理に支配される生命力(生気)を持つのであるという立場。
要するに、他の物質に比べて「生物は特別だ」と言いたいのである。
有機体論と違うのは、社会といった普通は生物とは呼ばないものを生物とみなさないという点である。
狭義生気論における生物とは、人間に加え植物や動物を加えたり、加えなかったりする。例えば、アリストテレスは、植物、動物、人間に対して種類は違えどそれぞれ特有の生気(魂, プシュケー)があるとしたが、デカルトは人間だけが生気(魂, アニマ)を持つとした。