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とある魔術の禁書目録 漫画版 - (2020/12/23 (水) 12:52:15) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
タイトル

【初出】
月刊少年ガンガン2007年5月号〜連載中(2007年4月12日号〜)
原作:鎌池和馬 作画:近木野忠哉 キャラクターデザイン:はいむらきよたか(灰村キヨタカ)

【解説】
ライトノベル『とある魔術の禁書目録』の漫画版。
作画は近木野忠哉氏、キャラクターデザインははいむらきよたか氏が担当。
主人公は上条当麻。(途中からは一方通行浜面仕上合わせた三主人公制)
KADOKAWA系列の作品でありながら、スクウェアエニックス主導の月刊少年ガンガンで連載されている。

近木野氏はメディア露出が少ない鎌池氏と比べても更に露出が少なく、
ほぼ雑誌・寄稿・コミックガイド・人気投票でのコメントだけである。KADOKAWAの関係者は誰も会ったこともないとか。
コミックガイド11.5刊行時点では、アシスタントは3人体制とのこと。
連載初期は原作の巻末に度々イラストを寄稿していた。
どうやら姫神を気に入っているらしく、漫画版二巻・原作十六巻・超電磁砲二巻と3回も寄稿している。

原作『禁書目録』だけでなく、アニメのカットを参考にした上でオリジナルの演出を付け加えている(下記参照)。
小ネタ拾いが非常に得意で、
特に大覇星祭編では『超電磁砲』と同時期に時系列が被り、お互いの撒いたネタを拾い合っていた。
割と頻繁に誤植するのはご愛嬌。例としては
等がある。
また、単行本版は連載版に対し多くの加筆修正箇所がある。
  • 原作に沿って人材派遣が腕を斬られる描写から叩き潰される描写に
  • 二十四巻の最後数ページは書き直し
等、拘りの強さが伺える。

原作ファンからの支持に加えて、少年ガンガンの看板としての地位も持ち合わせている。
その人気たるや原作一巻部分で終了予定だったはずが、
少年ガンガンで「ながされて藍蘭島」に続いて、現在連載している中で2番目に古い作品となる程。
ライトノベルのコミカライズ作品としては一、二を争う程長期に渡っており、
月刊誌の中でも十余年に渡る、非常に長い連載期間を誇っている。
一時期は、本作と「とある日常のいんでっくすさん」、「とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟」と並んで、
シリーズ3作品が少年ガンガンにて同時連載されていたこともあった。

原作二巻・四巻部分は諸事情でカットされたが、単行本のおまけにてあらすじで補完がなされている。
変更点の詳細は後述。
時系列は概ね原作に沿っているが、演出やテンポを鑑みて入れ替えた部分も多い。

漫画版の進行を原作に対応させると以下の通り。
  • 一〜二巻:原作一巻
  • 三〜四巻:原作三巻
  • 五〜六巻:原作五巻
  • 七〜八巻:原作六巻
  • 九〜十巻:原作七巻
  • 十一巻:原作八巻
  • 十二〜十四巻:原作九〜十巻
  • 十五〜十六巻の第九十七話:原作十一巻
  • 十六巻の第九十七話〜十九巻の第百十六話:原作十二〜十三巻
  • 十九巻の第百十六話〜二十巻:原作SS一巻
  • 二十一〜二十二巻の第百三十二話:原作十四巻
  • 二十二巻の第百三十三話〜二十五巻の第百四十九話:原作十五巻
  • 二十五巻の第百五十話〜連載中:原作十六巻

【原作との差異】
原作一巻部分について
原作二巻部分について
  • 事件全てがなかったことになり、二巻のキャラクターの初登場が次巻以降に分散
  • 姫神に吸血殺しが宿っていない
  • グレゴリオの聖歌隊が無事
  • 竜王の顎の初顕現が『超電磁砲』の大覇星祭編に変更
  • 記憶喪失後の上条のステイルとの再会が、オルソラ誘拐編に変更
原作三巻部分について
原作四巻部分について
  • 御使堕しはなかったことに、漫画版二巻で夢としてフォロー
  • 海の家で家族と会っているのは変更なし
  • 上条が土御門を魔術師と知るのが大覇星祭編に変更
  • サーシャ(ミーシャ)初登場が本編SS一巻部分のイギリス女子寮の場面に変更
  • ガブリエルが登場しない
原作五巻部分について
原作六巻部分について
原作七巻部分について
  • 上条がステイルのインデックスエセ誘拐に後から気付くように変更
  • 五和のシルエット追加
原作八巻部分について
原作九〜十巻部分について
  • 『超電磁砲』を踏まえた全体的な描写補完
  • 姫神がオリアナに襲われる理由が「『歩く教会』のケルト十字」から「拾ったステイルのルーン」に
  • 婚后、佐天などの描写・シルエット追加
  • 2日目の描写が少しだけ追加
原作十一巻部分について
  • 『超電磁砲』版竜王の顎の描写追加
原作十二〜十三巻部分について
  • 美琴と初春が初対面でなくなる
  • テッラのシルエット追加
原作SS一巻部分について
原作十四巻部分について
原作十五巻部分について
  • 全体的な描写補完
  • 『スクール』と『アイテム』の戦闘描写補完
  • フレンダの爆弾が『超電磁砲』の「妹編(シスターズ)編」「天賦夢路(ドリームランカー)編」仕様に
  • 誉望の名前が明記
  • 弓箭猟虎のシルエット追加
  • 博士が垣根の前に直接赴くように変更
  • フレンダ死亡直前の描写追加
原作十六巻部分について
  • 原作序章シーンが二章の途中に挟まれる
  • テッラの死体確認時の描写の順番が変更
  • 原作一章と二章の行間シーンが回想に変更
  • シェリーによる盾の紋章(エスカッシャン)の解説の順番が変更

【備考】
非常に丁寧でクオリティが高い一方で月刊誌故に進行が遅く、ごく偶に休載を挟む。
現在では単行本はおおよそ7ヶ月に一巻刊行されており、旧約完結は2027〜2028年頃になると予想される。

【刊行】
  • 一巻 (2007年11月10日)
  • 二巻 (2008年6月10日)
  • 三巻 (2008年11月22日)
  • 四巻 (2009年3月21日)
  • 五巻 (2009年10月27日)
  • コミックガイド5.5 (2009年10月27日)
  • 六巻 (2010年5月22日)
  • 七巻 (2010年11月12日)
  • 八巻 (2011年6月22日)
  • 九巻 (2012年1月21日)
  • 十巻 (2012年8月22日)
  • 十一巻 (2013年2月22日)
  • コミックガイド11.5 (2013年2月22日)
  • 十二巻 (2013年8月27日)
  • 十三巻 (2014年2月22日)
  • 十四巻 (2014年10月22日)
  • 十五巻 (2015年4月22日)
  • 十六巻 (2015年11月21日)
  • 十七巻 (2016年5月21日)
  • 十八巻 (2016年11月22日)
  • 十九巻 (2017年9月22日)
  • 二十巻 (2018年1月22日)
  • 二十一巻 (2018年9月21日)
  • 二十二巻 (2019年3月22日)
  • 二十三巻 (2019年11月12日)
  • 二十四巻 (2020年6月12日)
  • 二十五巻 (2021年2月12日)

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