概要
アダム・グラントさんの『GIVE & TAKE 「与える人こそ成功する時代」』の理論を元に、2万人以上を鑑定してきた著者が解説。スピリチュアルな考察が少し加わっている。
「誰とどんな風に付き合えば、いいのか?」の明確な指標になってくれる。「人間関係で悩むこと多い」「良好な人間関係を築きたい」と思っている方には、オススメの一冊。
ギバー、テイカー、マッチャーとは
ギブ・アンド・テイクの関係には、3つの種類が存在する。
ギバー=見返りを求めずに、相手に利益を与えようとする人
テイカー=常に、与えるより多くを受け取ろうとし、自分の利益を優先する人のことを指す。
マッチャー=与えることと受け取ることのバランスを取ろうとする
ほとんどの人が家族や友人に対しては打算なしで相手の役に立とうとする「ギバー」になるが、仕事においては「マッチャー」になる。
上級と下級での細分化
ギバーとテイカーはそれぞれ、能力の度合いで上級と下級に分かれる。
上級のギバー=他者思考型のギバー=自分の利益を大きく損なわない範囲でギブする
下級のギバー=自己犠牲型のギバー=自分の利益を損なってでもギブする。ホストに通う女性がわかりやすい。
両方、見返りを求めない点では一緒。
上級のテイカー=見返りありきで打算的に与えている感じ。田中角栄がわかりやすい。
下級のテイカー=人に与えようとする感覚に乏しく、自然とテイカーになってしまう感じ
人との関わり方
自己犠牲型のギバーは、テイカーと関わると自分の利益を失う。相手を見極めて、吸い取られないように人と関わっていくことで人間関係は良くなる。自分もギブ、相手もギブ。すなわちギブ&ギブの関係が一番いい。
※相手を見極めるには、人を信じすぎず、いい所を見つけようとしないことが大事。
最終更新:2023年11月23日 23:30