20年後、あなたは何歳だろうか?
ひとつ確実なことがある。それは、人間が必ず歳をとることだ。
iPhoneが発売されたのは、たった13年前だった。現在、スマートフォンがない世界なんて考えられない。そして、これまでの10年より、これからの10年の方が世界は大きく、早く変わるだろう。
テクノロジーだけでなく、ほかのことも、気づいたときには手遅れになっているのが人間の性である。地震や災害も、リスクをわかっていながらも被災するまで手を打つ人は少ないし、明らかに社会制度の破綻しつつある。人口は増えず、老人ばかりの国になるし、環境問題も悪くなる一方だ。
これまでと同じように暮らしていたら、今の年齢によっては取り返しのつかない可能性もある。
この本は、あらゆるデータから導き出されるありのままの未来を書いた。「今日」にはこれから起こることの萌芽がある。現在を見つめれば、未来の形をつかむことは誰にでもできる。
本書は、ただ知識を得るためだけの本ではない。読んだ後、俯瞰的に未来を考えられる力がきっとついているだろう。
#01 テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする
→同時に接続できる機器が1000台に、低遅延、IoT(あらゆるものにチップを埋め込んだもの)
→自動運転(無人の車、空飛ぶ車、ドローン)
- コンビニ、スーパーの無人店舗化 cf.Amazon Go、キオスク
- 監視カメラ(中国の例)、スコアリング
- 5Gでのオンライン診療→過疎化を救う
- ゲノムの編集技術(遺伝子治療) cf.クリスパー・キャスタ
- 再生医療
- 核融合
- テレビは残る、新聞は絶滅危惧種
#02 年金、税金、医療費
- 65歳以上を支える現役世代 1950年は12人→2040年には1.5人
- 社会保険料の負担増
- 老後2000万円問題の真実
- 年金→賦課方式なので、長生きする人が増えたら給付率下がる
- 税金は国税庁(←財務省)、社会保険料と年金は日本年金機構
- ベーシックインカムは検討の余地あり(保険料の徴収漏れが多いので、それが解決すれば…)
- MMT理論
- AI登場→地方自治体への影響(例:地銀)
- 退職金は当てにしない
- 民間の保険には入るな(公的保険制度で十分)
- 預貯金に意味はない→インデックスファンドがおすすめ
- 政治が株価を決める
#03 衣食住を考えながら未来を予測する力をつける
例:エアビー(民泊)、フリーマーケット→巨大産業化
- 肉の消費量増 cf.培養肉
- 遺伝子編集した魚
- マンションの地価下がる、スラム化
- オンライン教育が当たり前に
- アメリカでの大学進学はギャンブル
- 日本では学歴は無意味に
#04 天災は必ず起こる
①食料不足→水が希少資源に
②戦争が起こる(資源と富の収奪)
- 水害
- 南海トラフ地震
- 富士山の噴火→日本中の機能がストップ
(火山灰の影響で火力発電にまず影響が出る)
最終更新:2023年11月24日 01:51