概要
「マーケティングの樹海」から抜け出す第1ステップは、そもそも「顧客が魅せられる価値とは何か」を理解することです。価値とは「便益」と「独自性」の両方をあわせ持つもののこと。
例えば、山歩き中にのどが渇いて、山奥で200円のミネラルウォーターを売っていたら、「高い」と思いながらも購入するはずです。この場合、「水でのどを潤せる」ことが便益で、「ここでしか買えない」ことが独自性となり、その2つに価値を見いだして、「高いけど買おう」という思考と行動をとります。
- 「どんなお客さま(WHO)」に
- 「どんなプロダクト(WHAT)」を提案して価値をつくるのか
を明確にできれば、
つまり道筋が明確となるのです。
まとめ
一番シンプルかつ本質的なのは「顧客ファースト」であること。
西口さんは一貫して、誰にどんな便益を届けるのかが基本で、単に認知させても便益を伝えられない広告は意味がない、便益が弱いのに広告で補うとかいう発想はあり得ない、という主張をされています。
手段の目的化が起こっていないか、日々振り返ることが大切かもしれません。
ブランディングとマーケティングの違いが曖昧だったりしますが「being = ブランディング」であり、「doing = マーケティング」と思えばシンプルです。
being=自分のあり方やなりたい自分(自分ブランド)をどうdoing = マーケティングしていくかで、なりたい自分への近道となります。マーケティングは、仕事のみならず幅広く日々の生活にも取り入れられる身近な見方です。
最終更新:2023年12月09日 14:57