パーパルディア皇国について

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Q.
二巻の表紙にある国旗のデザインについて教えてください

A. 2017年9月1日
パーパルディア皇国旗はもうお察しの通り、地竜による皇国拡大期を象徴しています。
アルタラス王国旗は、船の断面に盾。盾の右上に魔石、左上に羅針盤、下半分は海の波となっています。海のウェイトが重いのは、アルタラス王国史上でそれだけ海のエピソードが多かったことに起因しています。(髙松)

あ、1つだけ。
農作物を雪の中に閉じ込めて甘みを増す農法などは日本にしかないので、その点は確実に作中日本にアドバンテージがあります。真似しようと思ってもできませんしね。(髙松)

Q.
クワ・トイネは雪がふらない地域なのか?また、季節ごとの作物に関してはどうにもならない部分もあるのか?

A. 2018年6月3日
クワ・トイネだけでは厳しいです。温暖な地域で育つ農作物、牧畜などのかなりの大部分はカバーしてくれています。
気候については、雪の量が若干減ってます。あと台風被害がちょっと少ない。北海道なんかはむしろ暖かくなっちゃって、大変でしょうね。アスファルトとか。(髙松)

Q.
パーパルディア皇国の地形について

A. 2017年9月8日
ご質問ありがとうございます。
地形はまだ考えている段階ですが、比較的平野部が多いかと思います。
この理由は、資源を求めて領土拡大した節が登場人物の言動に現れているからです。
作物を作るにも結構な苦労があったでしょうね。(髙松)

パーパルディアは地竜を運用していたり、牽引式魔導砲を開発したり、大規模な砦を築いていたりと、特に平野部が多そうな印象がありますよね。(髙松)

そういえばエルトを女性として描いた件についてですが、第3巻発売後にご説明したいと思います。もし私が忘れてそうだったら、どなたか急かしていただけるとありがたいです。(髙松)

Q.
カイオスはレミール登場前に日本を利用しようとしていたが、利用してどうしようとしたのか。

A. 2017年9月11日
ご質問ありがとうございます。
みのろうさんに伺ってみないとわかりませんが、私個人的な解釈では、おそらく第1外務局長以上の座を狙っていたんだと思います。カイオスにはその自覚はなかったと思いますが、皇国が結構まずい状態になってきていることを実感していたので、→

自滅的な崩壊を食い止めるためには第1外務局長以上の座が必要だったんでしょう。そのあたりのお話はエルトのお話と絡むので、もうちょっとだけ内緒とさせてください。(髙松)

あ、日本を使う点については、要するに皇国にそれなりのダメージを与えさせて、上層部の責任にして失脚させようと考えていたんだと思います。皇国の中では、序盤からそこそこ日本の国力を見抜いていた節がありますので。(髙松)

Q.
三巻の用語集の風神の涙について、魔導エンジンへの切り替えが検討されていたようだが、どの程度進んでいたのか?

A. 2017年11月18日
ご質問ありがとうございます。
ミリシアルではすでに実用化されているものなので、計画自体は試作段階までこぎつけていたと思います。ただ、とにかく出力が低すぎたんでしょう。この辺りは基礎研究が足りていなかったのが原因ですね。(髙松)

ワイバーンオーバーロードが登場したので、航空機用については研究が始まってすらいなかったでしょうね。
そして、船舶用よりもまずは手ごろな大きさで作りやすい自動車型を作っていたと思います。(髙松)

Q.
パーパルディアも思ったより技術が進んでいたと

A. 2017年11月19日
でなければ、伊達に列強として一目置かれていないですからね。
ミリシアル、ムーがちゃんと対等な立場で付き合っていたのですから、その点は推して知るべしといったところです。(髙松)


Q.
パーパルディア皇国内にムーやミリシアルの航空機の将来性を見出したグループ等は存在したのか?

A. 2017年11月18日
もちろんいます。ワイバーンよりも強いのだから、購入を打診したこともあったでしょうし、予算獲得に動いていたチームもあると思います。ですが、何せワイバーンロード、ワイバーンオーバーロードが登場するほうが早かった。かなり厳しい立場にあったと思いますよ。(髙松)

Q.
ルディアスが作中で「我が国こそ、世界を支配すべき国だ。我こそが、世界の王となるべき男だ」と言っているが、誇大妄想ではないのか。なぜそんな事になったのか。

A. 2017年11月23日
ご質問ありがとうございます。
誇大妄想でもなんでもなく、パーパルディア皇国は10年ほどで見れば脅威の成長率でした。それはミリシアル帝国、ムーの後追いだったからということもありますが、とりわけ魔法技術を著しく成長させたことにあります。(髙松)

ミリシアルのように元があるものを再現しようとして一進一退の研究をするよりは、実在するものを改良するほうが早かった。地球の技術で例えるなら、LSIが生み出されたあとのPC業界が急激に発達したようなものです。(髙松)

それでミリシアルやムーの背中が見えてきたのですから、多少驕るのは仕方ないことでしょうね。(髙松)

もう少しパーパルディア皇国の補足をしておきますと、急成長の陰には当然、属領・属国の疲弊がありました。カイオスは第3外務局ですから、彼は周囲のことがよく見えていた。権力争いをしようと考えたのは、このまま急成長を続けると国の手足が腐ってしまい、倒れると確信していたからです。(髙松)

Q.
3巻のカイオスの終戦放送の時、皇国に宰相が居たようだが、皇帝に次ぐ重鎮と思うがなぜ御前会議に出席していなかったのか。

A. 2017年11月23日
ご質問ありがとうございます。
この宰相というのが気の毒な存在でして……新世界においてパーパルディアが政治体制を近代化するにあたり、諸外国を見習ってポストとして置いたのですが、実際は皇帝の権限が強すぎてただのまとめ役になっていました。(髙松)

Q.
レミールの裁判や取り調べ編はやるのか?

A. 2017年11月27日
ご質問ありがとうございます。
レミールの取り調べと裁判はおそらく描かれないと思います。
理由は、パーパルディア皇国新政府との取り決めや責任の所在、罪状の精査に数年を要するからです。ただ、現行法から照らし合わせる限り、極刑は免れないでしょうね。(髙松)

これは仮の話ですが、本編が数年分進み、魔法帝国編まで終えたあとの後日談短編集みたいなものがもし出せるようでしたら、その時は描く機会もあるかもしれません。
カツ丼はファンタジーなので出てこないと思います(笑)。(髙松)

Q.
併合罪ではないのか。+女性自衛官は登場しうるのか?

A. 2017年11月27日
「他国を巻き込んだ政治犯」という位置づけになりますので、国内法だけで裁くことはできない(現代日本ではやらない)というのがその根拠です。各国に合意を採ることも考えないといけませんから、やはり数年はかかるでしょう。
女性幹部自衛官が活躍するシーンは私も見たいですね!(髙松)

(みのろうさんに熱い視線を向けつつ
(髙松)

Q.
日本との戦闘によるパーパルディア皇国の戦死者の人数は?

A. 2017年12月6日
ご質問ありがとうございます。
正確な数字ではないですが、ざっと計算してみました。
フェンの戦い
 約180,000
アルタラスの戦い
 約13,000
皇都防衛隊 陸+海
 約376,000
デュロ 陸+海
 約49,000
もう少し生存者がいるでしょうから本当にざっくりとですが、約60万です。(髙松)


Q.
ルディアスとレミールはどのような血縁関係なのか?またファミリーネームとかの概念はあるのか?

A. 2017年12月16日
感想ありがとうございます!
1つ目のご質問に関してですが、レミールは皇女ではないので本家の筋でないことは確かです。ひょっとしたらルディアスとレミールの若かりし頃のお話が今後あるかもしれません。
2つ目のご質問は、種族・国家によると思います。→(髙松)

→いわゆるステレオタイプなファンタジーの「貴族だけがファミリーネームを持っている」というのは時代背景を中世に限定しているから通じるのであって、本作ではそういうわけではないと思います。
少なくともミリシアル、ムー、アニュンリール、エモールは→(髙松)

→苗字が庶民にも浸透しているのではないかと思います。(髙松)


Q.
日本戦後のパーパルディア皇国の領土はどの程度後退したのか。

A. 2018年1月3日
ご質問ありがとうございます。
そうですね、パールネウス共和国時代まで戻っています。第4巻での地図にて、国境線を追加予定です。(髙松)

Q.
バルスの死をカイオス一派がリークしていたということは、73カ国連合にはカイオスも関わっていたのか?

A. 2018年1月23日
ご質問ありがとうございます。
カイオスのあずかり知らないところではあっただろうと思います。
カイオスは「内部から少しずつ変えたい派」だとしたら、カイオスの思想に賛同しながらも「外から一気に変えたい派」な支持者もいるわけで、あの事件はかなり複雑です。(髙松)

Q.
パーパルディア属領で「圏内五カ国、圏外六十七カ国」ということだが、クーズ以外の文明圏国はどれなのか。

A. 2018年2月10日
ご質問ありがとうございます。
クーズと同時に反乱したマルタ、アルークも文明国ですね。すぐ落ちたのは、それだけ多少なり国力があったからです。地方都市アルーニがあった国も文明国ですが、こちらは名前が出ていません。(髙松)

Q.
パーパルディア皇国では紙幣は流通していたのか?

A. 2018年2月22日
ご質問ありがとうございます。
たくさんの国を併呑してきたので、取引をまとめるためにも紙幣は流通してると思います。ムーやミリシアルを参考にした銀行も存在してるでしょうし。(髙松)


Q.
今後のレミールについて2

A. 2018年3月20日
以前もいただいたご質問なのですが、基本的にレミールのその後を描く予定は今のところございません。
第4巻の時間軸的には、パーパルディア皇国と法律の照らし合わせや罪状の確認を行っていると思います。(髙松)


Q.
戦後のパーパルディア皇国は第二次大戦後の日米のようになるのか?また、日本とパーパルディアの軍事的な協力研究などはあるのか?

A. 2018年4月10日
ご質問ありがとうございます。
日本は戦後の教訓がありますので、そこまで厳しく枷を課しているわけではありません。第三文明圏を曲がりなりにも平和的に治めていたわけですから、急激に弱体化しても秩序が乱れてしまいます。
軍事、研究における協力はパーパルディアとも行うでしょうね。(髙松)


Q.
パーパルディア配下のパンドーラが日パ戦に参戦しなかったのはなぜなのか?

A. 2018年4月23日
ご質問ありがとうございます。
パンドーラはパーパルディア配下だったといっても、武力で脅されて仕方なく従っていただけですから、そもそも対パ感情はよくありませんでした。→(髙松)

また、戦争に参加しなかった大きな理由は、地理的な問題です。パンドーラは西端ですから、参加しようにも(させようにも)時間がかかりすぎてしまいます。他にもいくつか理由がありますが、こんなところです。(髙松)

Q.
パーパルディアはその艦船数から相当な木材を必要としていたはずだが、木材の枯渇対策に鉄船の研究はしていたのか?

A.2018年5月11日
ご質問ありがとうございます。
当然ですが、地球の植生と新世界の植生はやや異なります。特にロデニウス大陸では植物の生育が良いというチート級の加護が存在しますので、そこから輸入していたことも考えられます。→(髙松)

鉄製の船については、パーパルディア皇国ならある程度実現可能な段階まで技術は発展していたと思います。日本との戦争がなければ、数年のうちに魔導船へ移行を開始していたのではないでしょうか。(髙松)


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〔最終更新日:2019年05月03日〕

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最終更新:2019年05月03日 14:44