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ぽっちゃり
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ぽっちゃり
概要
ぽっちゃりとは、一般に標準的とされる体型よりも身体に丸みや肉付きがあり、柔らかい印象を持つ体型を表す日本語の俗称である。
明確な体重、BMI、体脂肪率などによって定義される医学用語ではなく、
- 丸い顔
- ふっくらした頬
- 大きなお腹
- 太めの腕や脚
- 丸みのある腰
- 全体的に柔らかなシルエット
などを含む外見的・感覚的な表現として使われる。
「太っている」「肥満」といった直接的な表現より柔らかい印象を持つため、人物、キャラクター、動物などの外見を表現する際にも広く使われている。
しかし、人類が肉付きのよい身体をどのように見てきたかという歴史は非常に古い。
後期旧石器時代のヨーロッパでは、乳房、腹部、腰、臀部などを大きく表現した女性像、いわゆる「ヴィーナス像」が多数制作された。
日本の平安時代にも、現在よりふっくらとした顔立ちや体形が好まれた可能性が指摘されている。
一方で、どの時代でも「太ければ太いほど美しい」という単純な価値観だったわけではなく、時代、身分、地域、性別などによって身体の見られ方は大きく異なっていた。
近現代になると、細身を美しいとする文化が強まる一方で、1960年代以降には太った身体への偏見に反対するファット・アクセプタンス運動も成立した。
1979年には「Big Beautiful Woman」を意味する「BBW」という言葉が登場し、ふくよかな女性を肯定的に表現する言葉として広まった。
男性同性愛文化では、1980年代を中心として「Bear(ベア)」と呼ばれる、大柄・太め・体毛の多い男性を中心とした文化が形成された。
ゲームでは『魂これ(やまとまほろば 地魂これくしょん)』が、制作側自身によって「太め男子がいっぱい出てくるゲーム」を目指して開発されたことが公表されている。
『ポケットモンスター』シリーズでは、カビゴンが大きなお腹を持つ代表的な丸型キャラクターとして知られている。
VRChatでも体格の表現は非常に自由であり、ケモノアバターではフラット(Flat)、コモド(Comodo)、アンド(Ando)など、丸みやボリュームを感じさせる3Dアバターが存在している。
このように「ぽっちゃり」という体型は、人類史、芸術、ファッション、ゲイ文化、ケモノ文化、ゲーム、VRChatまで非常に広い領域へつながっている。
- ぽっちゃり
- ぽっちゃりとは
- ぽっちゃりとふくよか
- ぽっちゃりと肥満
- ぽっちゃりの歴史
- 旧石器時代
- ヴィーナス像
- ヴィーナス像は何を意味していたのか
- 氷河期と体脂肪
- 古代文明
- 日本古代の身体観
- 平安時代
- 平安時代はぽっちゃりが美人だったのか
- 病草紙の肥満女性
- 中世
- 失われたぽっちゃりの歴史
- 江戸時代
- 相撲と大きな身体
- 明治時代
- 近代と体重
- 20世紀と細身文化
- ぽっちゃりという別の見方
- ファット・アクセプタンス
- BBW
- BBWの歴史
- BBWとぽっちゃり
- プラスサイズ
- ゲイ文化とぽっちゃり
- ベア
- ベア文化の歴史
- Chub
- ゲイ文化と身体
- ケモノとぽっちゃり
- デブケモ
- Fat Fur
- ぽっちゃりケモノの特徴
- 動物と丸い身体
- メスケモとぽっちゃり
- ぽっちゃりメスケモ
- オスケモとぽっちゃり
- ケモホモとの関連
- 熊という動物
- 魂これとぽっちゃり
- 魂これの体型
- 魂これとケモノ
- ポケットモンスターとぽっちゃり
- カビゴン
- カビゴンのお腹
- カビゴンとぽっちゃりキャラクター
- キョダイマックスカビゴン
- ポケモンとケモノ文化
- VRChatとぽっちゃり
- VRChatのぽっちゃりアバター
- フラット(Flat)
- フラット族
- コモド(Comodo)
- VRChatで体型そのものを選ぶ
- ぽっちゃりアバターと衣装
- ぽっちゃりとキャラクターデザイン
- ケモノのぽっちゃりデザイン
- 丸い頬
- 大きなお腹
- 食べ物との関連
- ぽっちゃりとマスコット
- ぽっちゃりと強キャラ
- ぽっちゃりとファンタジー
- 失われた身体史
- 歴史資料の偏り
- 芸術から推測する
- 現代のデジタル文化
- VRChatは身体文化の記録にもなる
- ぽっちゃりの歴史は終わっていない
- 検索されやすい関連キーワード
- まとめ
- 関連項目
- 外部リンク・参考資料
ぽっちゃりとは
「ぽっちゃり」は日常語であり、医学的な分類ではない。
そのため、
体重が何kg以上ならぽっちゃり
BMIがいくつならぽっちゃり
という共通した基準は存在しない。
一般的には、
「太っている」
よりもやや柔らかく、
「ふくよか」
「丸みがある」
「肉付きがよい」
というニュアンスを含むことが多い。
人物だけでなく、
- 犬
- 猫
- キャラクター
- ケモノ
- マスコット
などにも使用される。
ぽっちゃりとふくよか
「ぽっちゃり」と近い日本語に「ふくよか」がある。
ぽっちゃり
→ 日常的でカジュアル。
→ 日常的でカジュアル。
ふくよか
→ やや上品で柔らかな言い方。
→ やや上品で柔らかな言い方。
という違いを感じる場合がある。
ただし厳密な区別があるわけではない。
ぽっちゃりと肥満
肥満は医学・公衆衛生などで身体状態を分類するときにも使用される言葉。
一方、
「ぽっちゃり」
は外見やキャラクターデザインの印象を表す言葉である。
そのため両者は同じ意味ではない。
非常に筋肉量が多い人物でも体重は重くなるため、単純な体重だけで見た目の「ぽっちゃり」を判断することもできない。
ぽっちゃりの歴史
人類が丸みを持つ身体を表現した歴史は非常に古い。
現存する資料だけでも後期旧石器時代までさかのぼる。
ただし、現在の「ぽっちゃり」という言葉や概念がそのまま旧石器時代から存在したわけではない。
ここでは、
「肉付きのよい身体がどのように描かれ、見られてきたか」
という意味で歴史をたどる。
旧石器時代
後期旧石器時代のヨーロッパでは、小型の女性像が多数作られた。
これらは後世の研究者によって、
「ヴィーナス像」
と総称されている。
有名な例には、
- ヴィレンドルフのヴィーナス
- ホーレ・フェルスのヴィーナス
などがある。
ヴィーナス像
多くのヴィーナス像では、
- 大きな乳房
- 膨らんだ腹部
- 太い腰
- 大きな臀部
- 太い脚
などが強調されている。
現代の感覚で見れば、
「ぽっちゃり」
「豊満」
「肥満」
と表現できるような身体である。
ただし、この身体表現が、
「当時もっとも美しいと考えられた女性」
を意味していると断定することはできない。
ヴィーナス像は何を意味していたのか
ヴィーナス像については、
- 豊穣
- 妊娠
- 母性
- 生存
- 女性自身による自己表現
- 宗教儀礼
- 護符
などさまざまな解釈が提案されている。
はっきりとした用途は分かっていない。
つまり、
「旧石器時代では太った女性がモテた」
と単純化するのは危険である。
しかし、人間が非常に古い時代から「身体の丸み」を強く意識して造形していたこと自体は確かである。
氷河期と体脂肪
ヴィーナス像については、厳しい寒冷環境と栄養不足の時代に、
「脂肪を蓄えられる身体」
が生存や繁殖の象徴だった可能性を指摘する研究も存在する。
氷河の拡大した地域ほど、より身体の大きな像が作られる傾向があったという研究もある。
この説が完全に確定したわけではないが、
体脂肪
↓
飢餓への抵抗
↓
生存
という関係から豊満な身体を説明しようとする考え方である。
古代文明
農耕社会が成立すると、
食料を大量に所有できること
そのものが社会的な地位と結び付く場合が出てきた。
飢饉が珍しくない社会では、
十分に食べられる身体
が富や身分を連想させることもあった。
ただし身体の理想像は文明ごとに大きく異なり、
「古代は世界中で太った身体が美しかった」
という共通ルールが存在したわけではない。
日本古代の身体観
古墳時代から奈良時代までの日本では、
埴輪
仏像
絵画
文学
などから人間の姿を知ることができる。
しかし、
「一般の人々がどの体型を理想としていたのか」
を直接示す資料は非常に少ない。
ここには歴史研究上の大きな空白が存在する。
平安時代
平安時代の美人像について、
「ふくよかな女性が美人だった」
と説明されることが多い。
平安時代の絵巻では、
- 下ぶくれの輪郭
- 細い目
- 小さく描かれた鼻や口
などの表現がよく見られる。
現在の細面を中心とする美人像とはかなり違って見える。
平安時代はぽっちゃりが美人だったのか
これは半分正しく、半分単純化しすぎた説明である。
平安貴族の文化では、現在よりふっくらした顔立ちや体形が好まれた可能性がある。
しかし、
「太ければ太いほど美人」
だったわけではない。
『源氏物語』などでも、優雅さ、髪、立ち居振る舞いなどが重要視されている。
平安貴族の美は体型だけでは決まらなかった。
病草紙の肥満女性
平安末期の『病草紙』には、非常に太った女性が描かれている。
この女性は周囲から嘲笑される存在として表現されている。
つまり平安社会にも、
「一定の範囲を越えた太さ」
を否定的に見る視線が存在した。
この資料からも、
平安=肥満礼賛
と単純化できないことが分かる。
中世
鎌倉・室町時代になると、武士文化が強くなる。
人物表現も時代とともに変化した。
しかし一般庶民の身体観については記録が限られている。
歴史に残りやすいのは、
- 貴族
- 武士
- 宗教者
- 有名人
などである。
普通の農民、町人、女性、子どもの身体については、詳しい記録がほとんど残っていない場合も多い。
失われたぽっちゃりの歴史
ここがぽっちゃり史を調べる際に重要な点である。
歴史資料の多くは、
「誰が太っていたか」
を記録する目的で作られたものではない。
さらに、
一般人の日常
庶民の好み
性的な好み
個人的な身体嗜好
などは文章として残りにくい。
そのため、
「昔の人にもぽっちゃり好きはいたのか」
という問いに対して、完全な答えを出すことは難しい。
記録がないことは、
存在しなかった
ことを意味しない。
江戸時代
江戸時代には、
- 浮世絵
- 美人画
- 役者絵
- 黄表紙
- 戯画
など大量の人物表現が残された。
女性の身体は着物によって覆われているため、現代のファッション写真のように体型全体を判断しにくい。
そのため江戸時代の美人像を、
「太め」
「細身」
の二択だけで整理することは難しい。
顔、髪型、衣装、姿勢などが重要な要素だった。
相撲と大きな身体
日本文化では、
「大きな身体」
が常に否定的に扱われてきたわけではない。
代表例が力士である。
相撲では身体の大きさや重量が競技能力につながる。
力士の大きな身体は、
- 力
- 迫力
- 強さ
- 豊かさ
を感じさせる存在として文化的に受け入れられてきた。
明治時代
明治時代になると西洋文化が大量に流入する。
洋服が普及し始めると、身体の輪郭が着物文化とは違った形で見えるようになった。
西洋の美容観、医学、スポーツ文化なども日本へ入ってくる。
身体を見る基準そのものが大きく変化していった時代である。
近代と体重
19世紀後半から20世紀になると、
- 体重計
- 身長測定
- 学校身体検査
- 医学統計
などによって、
身体を数字で測る
という文化が強くなる。
体格は見た目だけでなく、
身長
体重
比率
などで評価されるようになった。
20世紀と細身文化
20世紀には映画、雑誌、広告、ファッションモデルなどが巨大な影響力を持つようになった。
特に20世紀後半には、
「細い身体」
が女性ファッションの理想として強く提示されるようになる。
テレビ、雑誌、広告を通じて同じ身体像が大量に拡散されるようになった。
ぽっちゃりという別の見方
その一方、
「大きな身体も魅力的である」
という文化も消えなかった。
欧米では1960年代後半から、太った人への偏見や差別に反対する運動が組織化される。
ファット・アクセプタンス
1969年、アメリカでNAAFAが設立された。
現在の名称は、
National Association to Advance Fat Acceptance
である。
太った人々への偏見や身体サイズによる差別を問題として扱う団体。
この運動は後の、
- Fat Acceptance
- Fat Liberation
- Body Positivity
などにもつながっていく。
BBW
BBWとは、
Big Beautiful Woman
の略。
日本語では、
「大きく美しい女性」
「ふくよかな女性」
などと訳される。
BBWの歴史
「Big Beautiful Woman」「BBW」という言葉は、1979年にCarole Shawが創刊した『BBW Magazine』を通じて広まったとされる。
太った女性を否定的に表現するのではなく、
「Beautiful」
という肯定的な言葉を直接組み込んだところが特徴。
BBWとぽっちゃり
日本語の「ぽっちゃり」とBBWは完全に同じ意味ではない。
ぽっちゃり
→ 比較的広い体型表現。
→ 比較的広い体型表現。
BBW
→ 大柄・太めの女性を肯定的に表現する英語圏由来の用語。
→ 大柄・太めの女性を肯定的に表現する英語圏由来の用語。
そのため、
「ぽっちゃり女性」
の中でも、よりボリュームのある体型をBBWと呼ぶ場合もある。
プラスサイズ
ファッションでは、
「Plus-size」
という言葉も使用される。
一般的なサイズ展開より大きなサイズを指す。
現在では、
- plus-size model
- plus-size fashion
などの言葉が広く使用されている。
ゲイ文化とぽっちゃり
男性同性愛文化にも、太め・大柄な男性を好む文化が存在する。
特に有名なのが、
「Bear」
と呼ばれるサブカルチャーである。
ベア
ゲイ文化におけるBearは、
- 大柄
- 太め
- 筋肉質
- 体毛が多い
- 髭
などの特徴を持つ男性を中心として形成された文化。
すべてのベアが太っているわけではなく、
筋肉質なMuscle Bear
比較的若いCub
などさまざまなタイプが存在する。
ベア文化の歴史
現在のベア文化は1980年代を中心に大きく発達した。
当時のゲイ男性文化では、
若い
細身
筋肉質
など特定の身体イメージが強く求められる場面があった。
そこから外れる、
大柄
体毛が多い
太め
といった男性たちが独自の交流文化を作っていった。
Chub
ゲイ文化では、
「Chub」
という言葉も使用される。
一般に太め・大柄な男性を指す。
そのような男性を好む人を、
「Chaser」
と呼ぶ文化も存在する。
BearとChubは重なる部分があるが、完全に同じではない。
Bearでは体毛や男性的な外見が重要になる場合がある一方、Chubは体格そのものを中心に使われることが多い。
ゲイ文化と身体
男性同性愛文化では、
Twink
→ 若く細身。
→ 若く細身。
Jock
→ スポーツ体型。
→ スポーツ体型。
Bear
→ 大柄・体毛。
→ 大柄・体毛。
Chub
→ 太め。
→ 太め。
など身体的特徴から生まれた用語が多数存在する。
そのため「ぽっちゃり男性」という体型が、一つの文化的ジャンルとして可視化されやすい。
ケモノとぽっちゃり
ケモノ・ファーリー文化にもぽっちゃり体型のキャラクターは存在する。
日本語では、
- ぽっちゃりケモノ
- デブケモ
- 太めケモノ
などと呼ばれる。
英語圏では、
- Fat Fur
- Fat Furry
- Plus-sized Fur
などの語が使用される。
デブケモ
「デブケモ」は太ったケモノキャラクターを指す日本語圏の言葉。
日本語WikiFurでも、
「太ったケモノ」
として説明されている。
これはオスだけに限定されない。
オスケモにもメスケモにも存在する。
Fat Fur
英語圏のファーリーファンダムでは、
Fat Fur
という言葉が使われる。
これは、
太ったファーリーキャラクター
または
太ったファーリー愛好家本人
を指す場合がある。
ぽっちゃりケモノの特徴
ぽっちゃりケモノでは、
- 丸い腹
- 大きな胸郭
- 太い腕
- 太い脚
- 丸い頬
- 大きなマズル
- 厚い体毛
- 大きな尻尾
などを組み合わせることができる。
人間のぽっちゃり表現よりも、
毛
マズル
肉球
尻尾
などが加わるため、非常に大きなシルエットを作ることができる。
動物と丸い身体
ケモノでは元となる動物によっても丸い体型を自然に作りやすい。
たとえば、
- クマ
- カバ
- ブタ
- パンダ
- アザラシ
- ハムスター
- 大型犬
など。
一方、
キツネ
オオカミ
など、本来細身のイメージを持つ動物をあえてぽっちゃり化することもできる。
メスケモとぽっちゃり
メスケモとは、女性・メスのケモノキャラクターを指す日本語圏の用語。
英語では、
Female furry
などと表現される。
メスケモにも、
- 細身
- 筋肉質
- 長身
- 小柄
- ぽっちゃり
- BBW的な豊満体型
などさまざまな体型表現が存在する。
ぽっちゃりメスケモ
ぽっちゃりしたメスケモでは、
丸い腹部
太い脚
大きな腰
豊かな胸部
丸い頬
などがデザインへ使用される場合がある。
人間のBBW文化と、
ケモノのFat Fur文化
が重なる領域として見ることもできる。
ただし、
ぽっちゃりメスケモ=性的キャラクター
という意味ではない。
単に丸くかわいいキャラクターデザインとして使用される場合も多い。
オスケモとぽっちゃり
オスケモでもぽっちゃりは非常に相性が良い。
特に、
- クマ
- ドラゴン
- オオカミ
- トカゲ
- 大型犬
- サイ
などを大柄な体型へすると、
ベア文化とも似た、
「大きくて力強い男性的キャラクター」
を作ることができる。
ケモホモとの関連
日本語のケモノ文化では、
オスケモ同士の男性同性愛的な作品
が「ケモホモ」と呼ばれる場合がある。
この領域では、
筋肉質なオスケモ
と並んで、
大柄・太め・ぽっちゃりしたオスケモ
も一つの体型として描かれている。
ゲイのBear・Chub文化と、ケモノのデブケモ文化には体型表現の重なる部分がある。
熊という動物
ここで面白いのが、
ゲイ文化
→ Bear
→ Bear
ファーリー文化
→ 熊のケモノ
→ 熊のケモノ
という重なり。
大きく、毛深く、丸い身体を持つ熊は、
人間のベア文化でも
ケモノのぽっちゃり表現でも
非常に分かりやすいモチーフになる。
魂これとぽっちゃり
『魂これ(やまとまほろば 地魂これくしょん)』は、ぽっちゃり・太め男子との関係が非常に深いゲーム。
制作元のにじたまは、
「太め男子がいっぱい出てくるゲームが世の中にあってほしい!」
という思いから開発したことを公式に明らかにしている。
魂これの体型
『魂これ』には、
- 少年
- 青年
- 筋肉質
- 大柄
- 太め
- 獣人
などさまざまな地魂男児が登場する。
一般的な男性キャラクターゲームでは少数になりがちな太め男子が、作品そのものの重要な要素になっている。
魂これとケモノ
『魂これ』には人間型だけでなく獣人型の地魂男児も存在する。
そのため、
太め男子
+
ケモノ
という二つの文化が一つのゲーム内で交差している。
ぽっちゃりケモノや大柄なオスケモが好きな人から見ても関連の深い作品となっている。
ポケットモンスターとぽっちゃり
『ポケットモンスター』シリーズにも、丸みのある身体を持つポケモンが多数存在する。
その代表的な存在が、
カビゴン
である。
カビゴン
カビゴンは「いねむりポケモン」。
公式設定では、
高さ2.1m
重さ460kg。
非常に大きなお腹を持つ。
1日に400kgもの食べ物を食べるとされる。
食べ終わると眠り、
食べて寝る生活を繰り返す。
カビゴンのお腹
公式サイトでは、
カビゴンの大きなお腹の上を、
子どもが遊び場として利用するほど
普段はおとなしいと説明されている。
つまり大きな腹部は単なる設定数字ではなく、
カビゴンのキャラクターデザインそのものになっている。
カビゴンとぽっちゃりキャラクター
カビゴンは、
- 大きい
- 丸い
- よく食べる
- よく寝る
- お腹が大きい
- 穏やか
という特徴を持つ。
そのためゲーム・アニメにおける、
「かわいい大柄キャラクター」
の代表例として見ることができる。
キョダイマックスカビゴン
『ポケットモンスター ソード・シールド』では、
カビゴンがキョダイマックスするとさらに巨大化する。
腹部には、
食べこぼした木の実の種
小石
などから巨大な植物まで生える。
もはやお腹そのものが小さな山のようになる。
丸い身体を極端に巨大化したデザインである。
ポケモンとケモノ文化
ポケモンは公式には「ケモノ作品」という分類ではない。
しかし、
動物的な身体
人間的な感情
二足歩行
表情
個性的な体型
などを持つポケモンは、ケモノ・ファーリー文化から好まれることも多い。
そのためカビゴンのような丸いポケモンは、
ぽっちゃりケモノ
という文脈と接点を持つ場合がある。
VRChatとぽっちゃり
VRChatでは現実の身体に縛られず、
好きな3Dアバター
になることができる。
そのため体型表現も非常に幅広い。
- 細身
- 筋肉質
- 小型
- 巨大
- ぽっちゃり
- ケモノ
- ドラゴン
- ロボット
など、現実では不可能な身体も使用できる。
VRChatのぽっちゃりアバター
BOOTHなどでは、
「ぽっちゃり」
を特徴として明記したVRChat向け3Dアバターも販売されている。
たとえば、
『アンド(Ando)』
は制作者自身が、
「ちょっとぽっちゃりなのがチャームポイント」
と説明しているケモノ系VRChatアバター。
フラット(Flat)
フラット(Flat)は、
らすちんワークスが制作するVRChat向け3Dアバター。
VRChat用として販売され、
フルトラッキング
PhysBones
リップシンク
などに対応する。
もふもふした丸いシルエットを持つケモノ系アバターとして知られている。
2022年の初期モデルから、
2周年
4周年
など複数のモデルが展開されている。
フラット族
フラットの体型を基礎として、
関連アバターや対応衣装が多数制作されている。
コミュニティでは、
「フラット族」
という呼び方も使用される。
丸く着ぐるみ的なケモノ体型をVRChatで使いたい場合の代表例の一つ。
コモド(Comodo)
コモドも、
らすちんワークス制作のVRChat向けアバター。
公式BOOTHでは、
フラットシリーズの一体として紹介されている。
フラットと体型が同じため、
衣装の移植をほぼ調整なしで行える
という特徴を持つ。
つまり丸いケモノ系の身体を一つの共通体型として展開しているシリーズである。
VRChatで体型そのものを選ぶ
VRChatで特徴的なのは、
「キャラクターの顔だけでなく体型そのものを選べる」
こと。
現実では自分の身長や骨格は簡単に変えられない。
しかしVRChatなら、
小さなケモノ
巨大ドラゴン
ぽっちゃり獣人
筋肉質な獣人
などへ瞬時に切り替えられる。
そのため、
「ぽっちゃり体型が好きだからぽっちゃりアバターを使う」
という遊び方が成立する。
ぽっちゃりアバターと衣装
ぽっちゃりしたVRChatアバターでは、
通常の細身体型用衣装がそのまま合わない場合がある。
そのため、
- 専用衣装
- 体型対応衣装
- お腹用ボーン
- シェイプキー
などが用意されることがある。
フラットとコモドのように共通体型を持たせることで、
同じ衣装を使いやすくする例も存在する。
ぽっちゃりとキャラクターデザイン
ぽっちゃりは単なる体重設定ではない。
キャラクターを描く場合、
- 頬
- 首
- 肩
- 胸郭
- 腹
- 腰
- 太腿
- 腕
など全身の形に影響する。
そのため、
「腹だけ大きくする」
より、
身体全体の重量感を考えた方が自然なキャラクターになる。
ケモノのぽっちゃりデザイン
ケモノの場合はさらに、
- 毛の厚み
- マズル
- 首毛
- 頬毛
- 尻尾
などが加わる。
実際の脂肪だけでなく、
「毛によって大きく見える」
という表現もできる。
そのため人間キャラクターより体型表現の幅が広い。
丸い頬
ぽっちゃりキャラクターでは、
丸い頬
が非常に重要。
真正面だけでなく横から見ても頬のボリュームが分かるようにすると、
顔だけでも体型が伝わる。
ケモノの場合、
頬毛
+
大きなマズル
を組み合わせることでさらに丸い印象になる。
大きなお腹
ぽっちゃりキャラクターを象徴する部分の一つ。
カビゴンのように、
腹部そのものをキャラクターの象徴
として使うこともできる。
VRChatではPhysBoneなどによって動きを加えることも可能である。
食べ物との関連
ぽっちゃりキャラクターはフィクションでは食べ物と結び付けられることも多い。
大食い
料理好き
甘い物好き
など。
カビゴンはその代表例。
一方、
「ぽっちゃりだから必ず大食い」
というわけではない。
性格と体型は別々に設計できる。
ぽっちゃりとマスコット
マスコットキャラクターでは、
丸い身体
短い手足
大きな頬
などがよく利用される。
丸い形は、
柔らかい
安心感
かわいい
という印象につながりやすい。
動物マスコットとぽっちゃり体型の相性が良い理由の一つである。
ぽっちゃりと強キャラ
反対に、
巨大な腹
太い腕
大きな胸郭
を使用して、
非常に強いキャラクター
を作ることもできる。
大相撲の力士や重量級格闘家のように、
大きな身体
=
重さ
=
パワー
というイメージを利用する。
ぽっちゃりとファンタジー
ファンタジーでは、
- 宿屋の主人
- 商人
- 王
- 魔法使い
- 騎士
- ドラゴン
- 獣人
など幅広い役へ使える。
必ずギャグキャラクターにする必要はない。
主人公、勇者、王族、神獣などにもできる。
失われた身体史
身体の歴史を調べると、
「現代まで残らなかった価値観」
が非常に多いことに気付く。
昔の人間が、
誰を美しいと思ったか。
どの体型を恋愛対象にしたか。
どんな身体を自分自身の理想としたか。
こうした個人的な感覚は、
石器
建物
武器
よりも記録として残りにくい。
歴史資料の偏り
現在残る歴史資料は、
権力者
富裕層
宗教
国家
などに関係したものが多い。
一般人が、
「自分はぽっちゃりした人が好き」
と書いた記録などはほとんど残らない。
そのため身体嗜好の歴史には巨大な空白が存在する。
芸術から推測する
そこで研究では、
- 彫刻
- 絵画
- 文学
- 衣装
- 広告
- 写真
- 映画
などから身体観を推測する。
旧石器時代のヴィーナス像もその一例。
ただし芸術作品は、
現実そのもの
ではない。
宗教的意味
誇張
流行
作者の趣味
などが含まれるため、慎重に読む必要がある。
現代のデジタル文化
インターネットによって、
かつて記録されにくかった小さな体型嗜好も可視化されるようになった。
- BBW
- Bear
- Chub
- Fat Fur
- デブケモ
- ぽっちゃりキャラクター
などが検索タグやコミュニティとして成立する。
昔なら個人の好みとして消えていたものが、現在では画像、動画、3Dモデル、ゲームとして大量に保存される。
VRChatは身体文化の記録にもなる
VRChatでは、
「どんな身体になりたいか」
をアバターとして直接表現できる。
そのためVRChatアバターは、
21世紀の身体イメージ
を記録する資料として見ることもできる。
細身だけでなく、
ぽっちゃり
筋肉質
人外
ケモノ
性別不定
など、多数の身体が同じ仮想空間に存在する。
ぽっちゃりの歴史は終わっていない
旧石器時代のヴィーナス像から、
平安絵巻
BBW
ベア文化
ケモノ
ゲーム
VRChat
まで、
丸い身体は形を変えながら表現され続けている。
「美しい」
「かわいい」
「強い」
「豊か」
「面白い」
など、時代によって意味も変わってきた。
検索されやすい関連キーワード
- ぽっちゃり
- ぽっちゃりとは
- ぽっちゃり 歴史
- ぽっちゃり 体型
- ふくよか
- 太め
- ぽっちゃり キャラクター
- ぽっちゃり 男子
- ぽっちゃり 女性
- ぽっちゃり 美人 歴史
- 旧石器時代 ぽっちゃり
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- ヴィレンドルフのヴィーナス
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- ぽっちゃり ケモノ
- デブケモ
- Fat Fur
- Fat Furry
- メスケモ ぽっちゃり
- ぽっちゃり メスケモ
- オスケモ ぽっちゃり
- ケモホモ ぽっちゃり
- 魂これ ぽっちゃり
- 魂これ 太め男子
- ポケモン ぽっちゃり
- カビゴン ぽっちゃり
- カビゴン お腹
- VRChat ぽっちゃり
- VRChat ぽっちゃり アバター
- VRChat ケモノ ぽっちゃり
- フラット VRChat
- Flat VRChat アバター
- コモド VRChat
- Comodo VRChat
- アンド VRChat ぽっちゃり
まとめ
ぽっちゃりは、丸みや肉付きのある身体を表す日本語の日常表現である。
しかし、その背景を歴史までさかのぼると非常に深い。
後期旧石器時代には、
豊満な女性身体を表現したヴィーナス像
が作られた。
平安時代には現在よりふっくらした顔立ちや体形が好まれた可能性がある一方、
極端な肥満を嘲笑する『病草紙』
も存在した。
つまり人類の身体観は、
「太い=美」
「細い=美」
という単純な二択ではなかった。
近代になると身体が数値化され、
20世紀には細身のファッションモデル像が強くなる。
その一方、
1960年代以降にはファット・アクセプタンス運動が成立。
1979年には、
BBW=Big Beautiful Woman
という言葉も登場した。
男性同性愛文化では、
Bear
Chub
など大柄な男性を中心とする文化が形成された。
そしてケモノ文化では、
デブケモ
Fat Fur
ぽっちゃりオスケモ
ぽっちゃりメスケモ
という表現へつながった。
ゲームでは『魂これ』が、
「太め男子がいっぱい出てくるゲーム」
を制作動機として明言。
『ポケットモンスター』には、
巨大なお腹と460kgの身体を持つカビゴン
が存在する。
さらにVRChatでは、
フラット
コモド
アンド
など、丸い身体を持つケモノ系3Dアバターを実際に自分の身体として使用できる。
旧石器時代の小さな彫刻から、
VRChatの3Dアバターまで。
人類は何万年にもわたって、
丸い身体
大きな身体
柔らかな身体
を描き続けてきた。
ただし、その大部分は記録されていない。
特に庶民の身体嗜好や恋愛観は歴史資料へ残りにくいため、
「ぽっちゃりを好んだ人々の歴史」
には現在も大きな空白が存在する。
その空白を、
彫刻
文学
絵画
サブカルチャー
ゲーム
インターネット
VRChat
という別々の資料から少しずつつなぎ直すことで、
ぽっちゃりという体型が単なる現代語ではなく、
人間が非常に古くから向き合ってきた身体表現の一つであることが見えてくる。
関連項目
- BBW
- ふくよか
- 肥満
- デブキャラ
- ケモノ
- デブケモ
- メスケモ
- オスケモ
- ケモホモ
- ファーリー
- Bear
- 魂これ
- カビゴン
- ポケットモンスター
- VRChat
- VRChatのアバター
- フラット(vrchatアバター)
- コモド
- アンド
- ヴィレンドルフのヴィーナス
- 平安時代
- 相撲
- ボディポジティブ
外部リンク・参考資料
- 東京大学「『美人観』は変遷したのか?――平安貴族と現代社会」
- NAAFA(National Association to Advance Fat Acceptance)
- にじたま「魂これ 二次創作ガイドライン」
- ポケットモンスター公式「カビゴン」
- らすちんワークス「フラット」
- らすちんワークス「コモド」
- WikiFur「メスケモ」
- WikiFur「デブケモ」









