文官娘衆




【名前】 文官娘衆
【読み方】 ぶんかんむすめしゅう
【分類】 用語/団体
【代表キャラ】 ラッシャーシ=ドロワ
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団体 文官娘衆 用語 組織

【詳細】

大樹の村にてフラウレムの下で内政関連を取り仕切っている女性たちのこと。

初期メンバーの10人は、フラウと共に魔王の娘であるユーリの学友をしていた高位貴族の娘達と、フラウが大樹の村に向かいユーリの側を離れた後にユーリに取り入った権力欲の強い高位貴族の娘達。
後者がフラウと親しい者をユーリから遠ざけ、ユーリには「大樹の村を滅ぼせば、友人であるフラウレムを取り戻せる」と焚き付け、裏ではフラウレムを排除しようと画策していたが、事前にビーゼルから事情を聞いていたフラウが引き連れたラミア達によって完膚なきまでにボコボコにされ、主犯格もユーリの側に残っていた学友も遠ざけられた元学友もひとまとめで奴隷同然の格好で大樹の村に連行され、現実を知り扱き使われることとなった。*1
(貫頭衣を着せたのは初めて村に来た当時何度も着替える羽目に遭ったフラウの温情なのかもしれない。)
大樹の村に来てからの待遇は、やらかした者もそれ以外も差が無く扱われている。*2

王姫ユーリの学友に選ばれるか、思想面で外されたが身分としてユーリに近づける立場にあった娘達だけに父や祖父に有力者が多く、文官娘衆3人それぞれの父のプギャル伯爵、グリッチ伯爵、ドロワ伯爵は、なろう版687話「文化爆弾の製造」で撮影された魔王主人公の映画に魔王からトラブル対応の指示を受ける役どころで出演したことから、魔王国において四天王に次ぐ重要ポジションに立っていることが窺える。
また先代四天王のゲーテグルーテラーテセポネストパルアネン及びもう1人の孫娘も3人含まれている(親戚関係が上述の誰かと重複しているかは不明)。*3

その呼び名の通り文官(事務処理)担当で、年3回の収穫がある大樹の村の収穫数を計算したり、それ以外の各村の収穫数計測、村のお祭り等の席次等の調整、褒章メダルの管理など多岐に渡り、さらにはビッグルーフ・シャシャートから救助要請を受けることも(但し、返答は不可だったが)。
見て分かるほどの多忙故に増員を望むも、大樹の村の環境のせいで増やせない始末(普通の感覚では死の森のど真ん中で暮らそうとは思わない)。
ユーリが五村担当になった際、お付きの女性が20人程一緒に五村に来たので、これ幸いと文官の資質、経験持ちを18人引っこ抜いた(残り2人は、ユーリのお付きのまま)。(ユーリ曰く、文官娘衆への増援を見込んでの人選だったとのこと)*4
追加18人は半年ほど五村で研修をし、秋に満を持して大樹の村へ送り込まれたが、来て早々に気絶しては何度も着替えることとなり復活に数日かかった。*5

第二陣から何人かはミヨを助けるべくシャシャートの街に振り分けられているはず。*6
またイレが撮影隊を結成した際に、実況などの才覚を認められた3人が文官娘衆から撮影隊に異動している。*7

元はユーリの友人候補として選ばれた女性たちであったため優秀ではあったのだが、フラウがいない時期を利用して自分達にとって都合の悪い者達を排除しようと欲張った(あるいはそれを止めなかった)のが運の尽き。…運が良いとも言えるが。
メンバーはほぼ貴族の娘であり、この世界でもそうそう右に出る者がいない程の多忙に振り回されるようになるものの、美食、お風呂、お酒など村の衣食住に魅了され、
村では腹の足しにもならない貴族の身分も権力闘争も犬?に食わせ、王都に帰るユーリに同行せず働くことを決意した。

なお親達も娘たちがどこで働かされているのか把握していないらしく、突然いなくなったため死んだかなにかしたと思われていた様子。
メンバーの中には悪役令嬢小説とかにでてきそうなレベルで相当にあくどいことをやっていた者も含まれているため、そういった者の家族達は手を出してはいけないものに手を出したのだと何となく理解はしていたらしい。
まぁ働いている場所を知ったからと言って、連れ戻せるわけもないが。ワンチャンビーゼルに頼み込んで運んでもらう程度か。戻れるとは言ってない。ただし、なろう版131話でラスティによって王都にフラウと幾人かの文官娘衆が一時帰郷している事が書かれている。
そもそもユーリを唆してちょっとしたクーデターじみたことをやろうとしていたと、周りにバレたらどうなるのか。

文官「娘」ともあるが、追加メンバー18人の中にはバツイチだったり何だりと語弊がある括りではある。
ハイエルフ達、鬼人族メイド達など、「文官娘衆」という括りで登場することが多く、個人名で登場するほうが少ない。
固有名詞が確認できるキャラも少なく、なろう投稿版で名前がわからないキャラもコミック版や、書籍版描き下ろし分などで名前が判明することもしばしば。
 (モブとしてなら、夜這い未遂(というか全裸で村長の部屋に来た)のロアージュ=マモンロズや、エンデリの姉であるクラカッセなども一応名前が出ている)
例によってコミカライズでは様々な容姿としてデザインされており、特徴的なデザインのキャラも少なくないため、今後キリサーナの姉(ロザリンド)などはその中から出てきそうである。

…個人的に、コミカライズ第65話にて「彼女たちに頼ると痛い目を~」のコマに登場する瓶底眼鏡の黒髪のキャラが怪しい、気がする。
「御冗談を。私は一般の部です」とも言ってたけど

名前 家名/爵位 備考
フラウレム=クローム クローム伯爵家
ロザリンド=グリッチ グリッチ伯爵家 主犯格。権力バカ
クラカッセ=プギャル プギャル伯爵家 主犯格。権力バカ
ロアージュ=マモンロズ マモンロズ子爵家 村でも夜這い未遂
ラッシャーシ=ドロワ ドロワ伯爵家 三村の担当世話役
ララベルラルー=ラーベルラ ラーベルラ(爵位不明)家
不明
不明
不明
不明
不明

後に追加された18名の候補(20名がユーリの世話係として来て18名が文官娘として就職した)
名前 家名/爵位 備考
不明 ゴン子爵家 計算が得意
南の大陸で有名な代官の娘 爵位及び家名不明
フーリュリン ボロイ男爵家 財務労働経験者、バツ一


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最終更新:2024年07月06日 20:35

*1 なろう版72話「フラウレムの笑顔」-75話「ユーリが帰る」

*2 なろう版296話「文官娘衆 匿名希望」

*3 なろう版257話「元四天王の一人」-258話「パルアネン」、なろう版281話「責任者」

*4 なろう版347話「ユーリの就職と冬」

*5 なろう版380話「秋の収穫の援軍」-381話「秋の終わりとドラゴンの姿」

*6 なろう版347話時点の計画では数人、なろう版381話時点での予定では半数、なろう版404話「助けて」時点の予定では数人、何話でいつ何人が実際に異動したかは記述が無い? マルビットがガーレット王国からの移住者をシャシャート会計スタッフとして紹介しているが文官娘衆の派遣を取り止めてはいない…はず?

*7 なろう版425話「撮影隊の出発と各村の食事」