兎お姉さん

初出:#518
 兎人族の女性。獣人姉妹の母親であり、顔立ちは大人びた妹狼っ娘という感じ。
 子どもの頃からずっと獣人族いちの我儘者と呼ばれ、その実力は獣王なんて目じゃないほど。


 姉兎っ娘が妹を追ったように、娘達を追いかけて商国に向かう。その途中で教国に運ばれる仲間の姿を見て、そちらを優先して解放した。そして攫われた妹狼っ娘も教国内にいると本能で察して駆け回っていると大聖堂に捕らわれる獣人族の子供を見つけた。大世道に侵入し、能力を制限されてなお健闘したものの教会軍の人海戦術に手詰まりとなってしまう。そこで侵入者を殺すこと, 指定の武具を着用することだけを条件に獣人族の子供達を解放し追いかけることもしないという契約を持ちかけられ、かつ「契約の石板」を使って教会側が先に宣誓したので、怪しみつつも承諾。結果としては罠で、指定された武具というのは全身を覆う暗黒の甲冑, 漆黒の魔剣, 黒闇の如きマントなど呪われた装備装備であり暗黒の瘴気に命を蝕まれて呪い殺されるのを待つ身となってしまう。娘達を救うまでは死ぬわけにはいかないと覚悟を決めて、侵入者を迎えうつ。
 娘達よりも幼く見える侵入者、つまり遥を見つけ、せめて苦しませないようにと一撃で決めるつもりで突きを繰り出すも払われ、武人としての血が騒ぐなか打ち合うほどに見切られていく。諦めてしまった心を咎めるようでいて優しい遥の目を見て、「心技体」こそ先祖から伝わる獣人族の教えであることを思い出し、生きることを諦めていた自分では敵わないと納得する。隙を突かれて「強奪のグローブ」で装備を剥ぎ取られ、治療され、聖具の効果で命を蝕む呪いからも解放された。なお子供達は踊りっ娘さんが保護してくれたので契約不履行になることもなく、そのままガシャルクスの家に連れて帰られて娘達と再会。
 獣王をはじめ、幹部全員が遥達にボコられたと知って鍛えなおすことに。遥から専用装備もつくってもらっている。
最終更新:2024年10月22日 13:49