初出:#605
第605部分の視点主であり、黒髪の道化師に救われた一人。
孤児っ子より年上で、遥達よりも年下。
両親と姉と暮らしている。
病に倒れ、死に際について考えたり、生まれ変われたらやりたいことを夢想したりして日々を過ごしていた。
ある日、霊薬を飲まされて病気が治った。
その代金を払えるわけがないが、払えなければ雑貨屋のお姉さんに迷惑がかかってしまうと家族で怯えていたところ、遥と会うことになる。とても払いきれないが生涯かけて少しでも返すつもりだと全財産を差し出すと、むしろ払いすぎだと言ってお菓子やご飯、家族全員のサイズに合っている洋服や靴、鞄やアクセサリーまで山のように積まれる。
病気が治り、ご飯をよく食べて回復した。懸命に働いて家族に、雑貨屋のお姉さんに少しでも返そうとする。そして遥のところにも返しに行くと何故か貰い物をして帰ってくることになる。
遥達が出掛けて帰ってくる様子をパレードと称し、毎日笑顔で見守っている。
そして、自分に出来ることを一生懸命やって今ある幸せを守らなければならないと気を引き締めている。守ってよかったと思ってもらえる街でありたいと今日も頑張っている。
最終更新:2025年04月12日 16:53