受付委員長

初出:

　オムイの街の受付のお姉さん。叱る方の受付のお姉さん。
　変わり映えしない掲示板に文句を言う遥と反論する受付委員長の応酬は辺境のギルドの定番であり冒険者にとっては平和の象徴にもなっている。

　元は中央貴族であり、一家が落ちぶれ行き場をなくしたところをオムイの街に受けいれられ助けられた過去を持つ。外部からやってきた者としてメロトーサムやハキエスとは違う視点で遥を評価している。
　遥と初めて出会ったときにはその目がひたすら怖かった。そして大迷宮から帰ってきた遥を見て、絶対に諦めない彼の目とそこに映る諦めてしまった自身の顔を恐れていたのだ気付いた。
　辺境が活気づいた頃には新人職員も増え、監督役になっている。事務仕事は孤児っ子達が手伝ってくれるので以前よりも暇している一方で初心者講習の引率など新しい仕事も増えている。

視点回

　#106