歌詞ファイルは、曲が再生される時、及び曲の再生中にSWEETY以外の
視覚エフェクトから移ってきた時に読み込まれます。
(一度読み込むと再生を停止して再度再生しても読み込みなおしません。読み込みなおす場合は、SWEETY以外の視覚効果に一旦変更するか、一旦他の曲を再生する必要があります。)
再生中の曲のファイル名が取得できないために曲名からファイルを検索することもあり、読み込みには多少の時間が掛かります。
背景イメージを表示するようにしている場合、イメージも読み込みますのでその分さらに時間が掛かることとなります。
(ただし、イメージは設定を変更しない限り最初の一回だけ読み込まれることになるので、以降の曲の変更時は読み込みが多少軽くなります。@BgFileで指定されている場合は、毎回読み込まれます。)
ファイルアクセスの遅いマシンで使用する場合、歌詞の表示が曲の再生開始よりも数秒遅れることも有ります。
類似検索を使用しない、及び背景イメージを表示しないようにする以外、絶対的な対処方法はありませんがご了承ください。
メディアプレイヤーの仕様上、表示画面サイズを大きくするとそれに伴いCPU負荷も増加します。
大きいサイズで表示したほうが好ましいことが多いとは思いますが、もしご使用のマシンで負荷が高すぎる場合や
歌詞表示が追いつかない場合等の時は、画面サイズを小さくしてご使用ください。
スキンによってCPU負荷も変化しますので、CPU負荷が高い場合スキンを変更してみるもの良いかもしれません。
SWEETYのカラオケ表示は、一行はなるべく一度に表示しようとします。
画面のサイズの都合上一行が複数に分割されて表示される場合、一度に見た目二行以上が表示されることになります。
分割された行の表示はなるべく違和感の無いような表示を行っていますが、行の記述のされ方や画面のサイズによっては見苦しい場合があるかもしれません。
自動で最適な表示の方法を求めるのは極めて困難なためご了承ください。
また、カラオケ表示モードでの表示は次の様な動作を取ります。
①アクティブ行の表示終了
SWEETYでは、アクティブ行の表示が終了(その行の最後のタグに到達)したからといってすぐには非表示にはしません。
次の行が表示されているようなら、「一瞬」そうでないなら「二呼吸くらい」間を取ってから非表示になります。
②空行の扱い
空行を表示する時間になった場合、アクティブ表示中(ワイプ表示中)で無い全ての表示をクリアします。
空行が来るとその次は出来る限り初期表示位置(下から二段目)から表示を行おうとします。
これを利用すると、ある程度意図的に表示を制御することが可能です。
③行の分割
行が分割される場合、なるべく空白(半角/全角)で行おうとします。
空白の部分で分割できない場合、半角の記号(,や/など数個)で分割を試みますが、それでもダメな場合画面サイズに合わせて無理矢理分割します。
このとき、禁則処理は一切行いません。
※V2.5.4から全角空白を最優先して分割します。
背景イメージの設定(
プロパティ設定ダイアログ、及び@BgFile)では、ワイルドカード指定、及び@タグ置換が使用できます。
ワイルドカード(*,?)を使用することにより、ランダムに背景イメージを表示させることが出来ます。
(例) C:\Image\フォルダ内のビットマップ、又はJPEGのどれかに適合させる場合
C:\Image\*
拡張子を付けて C:\Image\*.* としても同じです。
C:\Image\*.bmpとすればビットマップに限定できます。
上記のように拡張子が省略された場合、取り扱えるファイル(現時点ではビットマップとJPEG)全てと言う意味になります。
拡張子を.*としても省略した場合と同様に取り扱えるファイルのみに限定されます。
[省略], .*, .bmp, .jpg, .jpeg (大/小文字の区別は無い)以外の拡張子が指定された場合、その指定は無視されます。
@タグの置換とは、歌詞ファイルに記述してある、@Airtist, @Title, @Albumの設定値に置換するというもので、
背景イメージファイル名に %@Airtist% という文字列があった場合、その文字列が@Airtistの設定値に置換されてイメージファイルが検索されます。
(例)「@Airtist=IT雑技団」の場合
%@Airtist%.jpg
と設定していると
IT雑技団.jpgファイルが検索されます。
@タグではありませんが%Title%とすると曲名に、%Lyrics%とすると歌詞ファイルのパスと拡張子を除いた部分に置換されます。
[置換できる文字列一覧](大/小文字の区別は無い)
%@airtist% @Airtistの設定値に置換
%@title% @Titleの設定値に置換
%@album% @Albumの設定値に置換
%title% 再生中の曲名に置換
%lyrics% 歌詞ファイル名に置換
なお、%そのものを表す場合は%を2個続けて記述します。
さらに、背景イメージファイル名はセミコロン(;)で区切って複数記述することが可能です。
検索は先頭から順に行われます。
セミコロンの両端にスペースを加えてはいけません。
もし、スペースを加えた場合、そのスペースもファイル名の一部として取り扱われます。
(例)C:\Image\%TITLE%;*
この場合、まずC:\Image\内の%TITLE%(TITLEは曲名に置換される)という名前のビットマップ、又はJPEGが検索されます。
もし検索できなかった場合、背景イメージフォルダで設定されているフォルダ内のイメージファイルからランダムに検索します。
最初のC:\Image\%TITLE%でファイルが複数検索できた場合、その中からランダムに選択されます。
以下に設定例を記しますので、参考にしてください。
BgFileは、@BgFile、又はダイアログでの背景イメージファイルの設定を、
BgFolderは、@BgFolder、又はダイアログでの背景イメージフォルダの設定を意味します。
(A) C:\Imageフォルダ内のイメージをランダムに選択
BgFile :*
BgFolder:C:\Image\
(A') (A)と同じ意味の別設定
BgFile :C:\Image\*
BgFolder:[何でも良い]
(B) C:\Image\%@Airtist%フォルダ内の%@Title%.jpgイメージを選択
BgFile :%@Airtist%\%@Title%.jpg
BgFolder:C:\Image\
(B') (B)と同じ意味の別設定
BgFile :C:\Image\%@Airtist%\%@Title%.jpg
BgFolder:[何でも良い]
(C) C:\Image\フォルダ内の%Title%.jpg、無ければC:\Image\Default.bmp
BgFile :%Title%.jpg;Default.bmp
BgFolder:C:\Image\
(D) C:\Image\フォルダ内のBkGndから始まるイメージファイルをランダムに選択
BgFile :BkGnd*
BgFolder:C:\Image\
※ファイルが複数検索できてランダム表示になった場合、視覚効果を変更(SWEETYの表示モードを変更するだけでも)する度に背景イメージがランダムに切り替わります(ランダムなので切り替わらないこともありますが)。
ファイルアクセスの遅いマシンでは、切り替えに時間が掛かりますので、なるべく複数検索されるような設定はされないことが賢明です。
SWEETYでは背景画像指定の@タグ(@BgFile)が使用できますが、これを拡張した@タグである @BgFileEx を独自に用意しています。
@BgFileExは、指定した時間に指定した画像を表示するためのもので、書式は次のようになります。
@BgFileEx<mm:ss[:ms]>=FILENAME
@BgFileExに続く<mm:ss:ms>は時間の指定で、<分:秒:ミリ秒>となります。
ミリ秒は省略可能です。
@BgFileExと時間指定の<>の間にスペースを入れてはいけません。
実際には、@から>までが@タグ名だからです。
FILENAMEは画像ファイル名で、絶対/相対パスのどちらでも構いませんが、相対パスの場合は@BgFolderの指定が使用されます。
@BgFileと同様にワイルドカード指定と@タグ置換も使えます。
@BgFileExタグは、ファイル内に複数存在していても構いません(というか複数使用するのが普通だと思われます)が、
時間指定が重複している場合、どれか一つのみが有効となります。
@BgFileと@BgFileExが同時に指定されている場合、@BgFileは@BgFileEx<00:00>で指定されたものとして取り扱われます。
@BgFileExで<00:00>が指定されている場合、@BgFileExの指定が優先されます。
(@BgFileと@BgFileEx<00:00>は完全に同意です。)
ミリ秒指定などで、画像表示の時間間隔があまりに短い場合は、指定した画像が全く表示されないこともあります。
画像読み込みで時間が掛かる場合、指定した時間から遅れて表示されることもあります。
マシンパワーや環境にもよりますがご了承ください。
現在の仕様では、@BgFileExでの最初の時間指定が0秒ではない場合、0秒から最初の時間指定までは何も表示されません(@BgFileが設定されていればそれが有効)が、将来はタイムタグ同様に時間の補完処理が行われるかもしれません。
現時点では仕様は完全に固まっていないと思っておいてください。
SWEETYは、通常では曲のタイトルと同一のファイル名を持つもののみが検索されます。
非常に高速に検索することが可能ですが、拡張子を除いて一文字の違いも許されません。
※WMP 9,WMP 10の場合は、メディアと同名のファイル名(拡張子は異なる)でも検索可能です。
同名の歌詞ファイルは検索優先度が最も高く、かつ高速に検索されます。
しかし、曲のタイトルと一般的な歌詞ファイル名の付け方(再生曲のファイル名と同じ名称)で付けられた歌詞ファイル名とが一致することは「ほとんど無い」と言っても過言ではありません。
このためSWEETYでは、「類似検索」と「あいまい検索」を用意し、これらを用いることで曲名と歌詞ファイル名多少の違いを吸収し、より多くの既存の歌詞ファイルを名称変更することなく検索することが出来るようになっています。
「類似検索」とは、曲のタイトル(プレイリストでのタイトル)が歌詞ファイル名と似ている(ファイル名の一部となっている)ものの検索で、「あいまい検索」とは、全角/半角の違いを同一とみなす検索のことです。
なお「あいまい検索」には高機能型類似検索も含まれます。
「類似検索」では、曲のタイトルに含まれる空白や下線、及び!などの幾つかの記号と、歌詞ファイル名の先頭にある()カッコで括られた部分を無視して検索が行われます。
「曲のタイトルが含まれるもの」が検索されるので、「類似検索」では次のようなものが検索できます。
(例)曲のタイトルが「IT 雑技団」の場合、
IT 雑技団.txt (これは完全一致なので類似検索でなくても検索されます)
IT__雑技団.txt
IT雑技団.txt
すごいよIT雑技団!!.txt
(どうでもいいけど)IT雑技団.txt
(どうでもいいけど)すごいよIT_雑技団(たぶん).txt
などが検索できます。
ただし、「IT雑技団」の場合、
IT 雑技団.txt
IT__雑技団.txt
(どうでもいいけど)すごいよIT_雑技団(たぶん).txt
IT 雑技団.txt (「IT 雑技団」のときでも×)
(IT雑技団)MP3の魔術師.txt (「IT 雑技団」のときでも×)
雑技団.txt (「IT 雑技団」のときでも×)
は検索されません。
これは、ITと雑技団に空白等が無いため、「IT雑技団」が一つの単語として扱われるためです。(「あいまい検索」では可能です。)
「(IT雑技団)MP3の魔術師.txt」は先頭()内のため無視され、「雑技団」はITが無いので検索されません。
なお、後で説明しますが類似検索の強さの設定によっては、(例)のように検索されるとは限りません。
「あいまい検索」では、「類似検索」を強化したものと、かつ全角/半角を同一視して検索が行われます。
「類似検索」と同様に空白や下線、及び!などの幾つかの記号と、歌詞ファイル名の先頭にある()カッコで括られた部分は無視されます。
(例) 曲のタイトルが「IT 雑技団」の場合、「類似検索」で検索できたものに加え、
雑技団.txt
IT 雑技団.txt
等も検索できます。
また、「IT雑技団」の場合、「類似検索」で検索できたものに加え、
雑技団.txt
IT 雑技団.txt
IT_雑技団.txt
IT 雑技団.txt
I.T-雑・技・団.txt
(どうでもいいけど)すごいよIT_雑技団(たぶん).txt
などの「類似検索」で検索出来なかったものも検索できます。
なお、あいまい検索も類似検索の強さの設定によっては、(例)のように検索されない事もあります。
類似適合の強さを調整すると、「類似検索」と「あいまい検索」での検索のヒット率を上げたり、ミスマッチを防いだりすることが出来ます。
※強さの設定は[プロパティ設定 [ファイル] §類似検索の強さ]を参照。
(例) 曲のタイトルが「IT」の場合、
適合強さが低いと
(雑技団)IT.txt
(雑技団)IT.txt
などは検索できても
すごいよIT_雑技団.txt
は検索されないように出来ます。
類似適合強さを低くすることで、短いタイトル(特に英数字のみで数文字)の時のミスマッチを減らすことが出来ます。
※「類似検索」は曲のタイトルが単語に区切れない場合ヒット率が極端に落ちますが、処理速度は「あいまい検索」に比べて比較にならないほど高速です。
歌詞ファイル検索先フォルダ内のファイル数が多くなると速度差は顕著になります。
最終更新:2009年03月21日 19:56