歌詞ファイル Sweety

  • 歌詞ファイル名
 再生中の曲に対応する歌詞ファイルは、「曲のタイトル.xxx」が検索されます。
 ファイル名拡張子は、[.txt],[.lrc],[.kra]のいずれかで、優先度は[.kra] > [.lrc] > [.txt] となります。
 サブフォルダ検索時に上位フォルダで適合するファイルが見つかった場合、サブフォルダの検索は行わないので[.txt]が[.kra]よりも優先されることがあります。

 一般的に歌詞ファイルは「サウンドファイル名.xxx」の形式が多いと思われますので、既存の歌詞ファイルをそのまま使用出来るようにSWEETYでは検索機能が強化されています。
 ([歌詞ファイルの検索について]を参照)

 「曲のタイトル.xxx」が最も高い優先度を持ちますが、「類似検索」や「あいまい検索」で多数のファイルにヒットした場合、適合率が高いものが優先されるため、これも[.txt]が[.kra]よりも優先されることがあります。

  • タイムタグ付き歌詞
 タイムタグ付き歌詞とは、行頭にのみ[00:00]形式のタイムタグ、又は[00:00:00]形式の拡張タイムタグが付いているもののことを言います。
 基本的に、タグの時間を経過するとその行をアクティブ表示します。

 行頭にタイムタグが連続している場合、その行がそれぞれのタグの時間でアクティブになることとして解釈します。
 (サビの部分の繰り返しなどで使用されます。)
 タグが連続していなくて行中に複数ある場合、カラオケタグとして解釈します。
 カラオケタグ付き歌詞で無い限り、歌詞の表示順はファイルに記述されている通りになります。

  • カラオケタグ付き歌詞
 タイムタグ付き歌詞の内、タイムタグが行頭で連続している場合を除き行中に複数出現する場合、カラオケタグ付き歌詞として解釈します。
 カラオケタグ付き歌詞の場合、一行表示モード以外ではアクティブな歌詞をワイプ表示します。

 カラオケタグ付き歌詞は行の先頭のタグが行送り用の時間に使用されます。
 行内に次行の先頭タグより大きな値を持つタグがあったとしても、次行の表示時間になった時は、アクティブな行は次に移ります。
 (カラオケ表示モードの場合、重なっている部分が同時にワイプ表示できます。)

 カラオケタグ付き歌詞の場合は、「センタリング」・「左寄せ」表示で表示順序が必ずタイムタグの時間順になります。
※カラオケタグの付け方について
 カラオケの場合、唄い始める少し前に前もって歌詞が表示されたほうが好ましいことが多いと思います。
 実際、お店にあるカラオケなどではそうなっています。
 SWEETYでは「カラオケ表示」モードに限り自動的にこのような表示を行いますが、「センタリング」・「左寄せ」ではこのようなことは行いません。
 「センタリング」・「左寄せ」でこのようなことを行いたい場合はタグを次のように設定します。
  [00:10:00][00:11:00]XXXXXXXXX...[00:15:00]
 要するに、行頭にタグを2つ連続して記述します。
 この場合、10秒の時点でその行がアクティブになり、11秒からワイプが始まります。
 一つ前の行の終わりをずっと待っておくよりも、前の行の歌詞が終わったらさっさと次の行に移って唄い出しを待っておくほうが良いと思います。
 さらに、自動的にこのようなことを行う場合、タグ作成者の思惑と異なることが発生する可能性が有りますが、
 タグに記述されている場合はそれはタグ作成者の意思であるということになり、思惑と異なる動作(特にソフトウェアの違いによる)を行う可能性を低く出来ます。
 この記述が全ての歌詞表示ソフトウェアで上記の通りに動作するかは分かりませんが、SWEETY開発者一同はこのような記述・動作が一般的になることを切望します。

  • タイムタグの補正
 SWEETYでは、次の様な場合タイムタグを補正します。
①タイムタグの逆転
 カラオケタグの場合、行中のタグは先頭から順番に大きくなっていなければなりません。
 もし行中のタグの時間が一つ前のタグの時間よりも小さい場合、そのタグは無視されます。
②行頭にタイムタグ無し
 行の先頭にタイムタグが無くて行中にタグがある場合、行中の始めに現れるタグを先頭に補完します。
 なお、補完した結果行中にタグが2つになったとしても、もともと行中には一つしかタグが無かったわけですので、それはカラオケタグとは認識しません。
③行末にタイムタグ無し
 カラオケタグで行末にタグが無い場合、次の行の先頭のタグを補完します。
 もし次の行が無い場合、行内の最後のタグと同じ値で補完します。
④行末のタイムタグの逆転
 カラオケタグで行末のタグが次行の先頭タグより大きい場合、次行の先頭タグと同じ値に補正します。
 この補正はオプション設定、もしくはSWEETYで追加した@AmendTagで切り替えられます。デフォルトはONです。
 これは、タグの入力ミスではなく行末の部分と次行の行頭の部分が実際に重なり合っている場合、勝手に補正しないほうが良いことがあるためこのようにしています。

  • @タグ
 SWEETYでは、次の@タグに対応しています。
 基本的にファイル内にそれぞれ1つのみしか記述できません。(@BgFileExを除く)
 複数存在した場合、どれか一つのみが有効となります。

@Offset
 記述されているタイムタグの時間を、指定ミリ秒補正します。
 例えば、曲のほうが1秒早い場合 @Offset=-1000 とします。
@BgFile
 指定されているファイルを背景イメージとして表示します。
 扱えるイメージは、ビットマップとJPEGです。
 絶対パス/相対パスのどちらで指定しても構いません。
 ファイル名の指定にはワイルドカードや@タグ置換が使用できます。
 詳細は、[背景イメージの設定について(1)]を参照してください。
@BgFolder
 背景イメージファイルの格納先フォルダ。
 @BgFileが相対パスの場合に使用されます。
@TimeRatio
 タイムタグが標準時間に対してどれだけズレているかを表す割合を表す値で、SWEETYではこの値とタイムタグの時間との除算をとりタグの時間としています。
 標準時間で作成されたタイムタグは@TimeRatio=1です。@TimeRatioの指定がない場合、@TimeRatio=1と指定したことと同意になります。
@AmendTag
 SWEETYで追加したタグで、カラオケタグでの行末タイムタグ逆転の修正を行うかどうかを指定します。
 1, ON, TRUE, YES, ENABLE のどれか(大/小文字区別無し)を指定した場合、行末タイムタグの逆転を修正します。
 0, OFF, FALSE, NO, DISABLE のどれか(大/小文字区別無し)を指定した場合、行末タイムタグの逆転は修正しません。
 認識できる文字以外を指定した場合は、@AmendTagは無視されます。この場合、SWEETYのプロパティ設定が使用されることとなります。
@BgFileEx<mm:ss[:ms]>
 SWEETYで追加したタグで、指定した時間に指定した画像を表示します。
 詳細は、[背景イメージの設定について(2)]を参照してください。
@Airtist など
 @Airtist, @Title, @Albumは、背景イメージファイル名の設定で、ファイル名置換に使用されます。
 詳細は、[背景イメージの設定について]を参照してください。
上記以外
 SWEETYで認識しないタグが有っても構いません。
 @で始まる行は一切表示されません。

  • @タグのデフォルト設定
 @タグのデフォルト設定とは、個別の歌詞ファイルに@タグが記述されていなくても記述されているかのように扱う為もので、VizSweety.@tagというファイルに記述します。
 内容の記述は通常の@タグと同一です。

 VizSweety.@tagファイルを、SWEETY本体(VizSweety.dll)と同じフォルダに格納しておくと、SWEETYの起動時に読み込まれデフォルト設定として使用されます。
 歌詞ファイルが存在しない曲の時でもこのデフォルト設定は有効で、また歌詞ファイル内に同一の@タグの記述がある場合は、歌詞ファイル内の方が優先されます。
 @TimeRatioや@Offset、また@BgFile, @BgFolderなどはダイアログでも設定できますが、当然のことながらデフォルト設定ファイルでも設定が出来ます。
 この場合はデフォルト設定ファイルが優先されることとなり、全体的な優先度は
 ①歌詞ファイル内の@タグ
 ②デフォルト設定ファイル内の@タグ
 ③ダイアログでの設定
 となります。

 このデフォルト設定ファイルにサイズなどの特別な制限はありません(@タグ以外の記述があってもエラーとはならないなど)が、
 あからさまにおかしな設定や大きなサイズにすることは避けてください。
 処理が重たくなったり、不具合が発生する原因となる可能性があります。
最終更新:2009年08月15日 12:02
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