レベルメーター

<レベルメーター>

  • レベルメーターとは
 音圧レベル(dB)を表示するためのメーターのとこと。

  • ピークレベルメーターとVUメーター
①ピークレベルメーター:その音声信号の瞬間最大値を表示する。
②VUメーター:その音声信号の短時間平均値(RMS)を表示する。
(レベルメーター:VUメーターに近い動作を行う近似メーター)

  • VUメーターとは
 音量(VU:volume unit)を表示するためのメーターのこと。
 インピーダンス600Ωの回路において1kHzの正弦波を加えて1mWの電力を消費した時をに0VUとする。
 表示範囲は-20dBから+3dBで、信号発生から針が既定値に達するまでの時間は300msecである。
 音声信号は他の種類の信号と異なり不規則にその大きさが変化するため、正式なVUメーターの規格ではその指針の動特性に規定がある。
 +4dBの入力があった時に0VUを指示するまでの応答時間が300ミリ秒で、常に人間の聴覚とほぼ同じ大きさを指し示すようになっている。
  • VUメーターの特徴
 音量単位VUを測定するメーターであり、単純に音圧を指すのではなく、聴感音量を表す。
 +4dBmの正弦波を加えた場合に0VUを示す。
 メーターの応答性(動特性):
 レペル0VU,1kHzの正弦波を急に加えた場合に、メータの指針が0.3±0.03秒で0VUの振れの99%に達して、0VUでの振れすぎは1~1.5%以内である。


+ 参考の詳細
(参考の詳細)

参考:http://qtake.hp.infoseek.co.jp/3-4.html
<ピークメーターとVUメーターの違い>
音声を録音する時には適正レベルを保たないとノイズ交じりの音になったり、ピーク音が歪んでしまったりすることがあり、その音声収録レベルの基準となるのが音量計。
音量計には「ピークメーター」と「VUメーター」があり、それぞれの針の振れ方には違いがある。

通常家電製品で使われる「ピークメーター」は鋭い音にも反応するように0.08~0.004秒の電圧が持続すると針が振れるような構造になっている。
これは視覚的に現在収録されている音声が確認できるように作られたもので、すべての音に対して忠実に反応するように出来ているのが、その反面人の耳では大きいと感じることの出来ない音(風鈴の音など)に対してもレベルは大きく触れてしまう。

人の耳に対して忠実に針が振れるように作られたものがVU(Volume Unit)メーター。
人間の耳は人間の声に対して一番敏感に反応するようにできています。そこで人間の耳に感じる音量感と針が振れが一致するように0.3秒の電圧が持続すると針が振れるような構造になっている。
収録した時の針の振れ方が速い方が「ピークメーター」、ゆっくりと振れるのが「VUメーター」と判断できる。
「ピークメーター」の目盛りは-40dB~+10dBまで、「VUメーター」の目盛りは-20dB~+3dBまでになっている。

参考:http://www.nowdo.com/production/j_vu_meter.htm
<VUメータとピークメータ>
VUメータは応答速度が300msと規定されており、パルス的な音は実際の音量より小さめに表示される。
アナログではさほど問題にならないが、最近のPCMやBS放送などではVUメータとピークメータを併用しなければならない。

参考:http://okwave.jp/qa4284606.html
<OKWave>
Q:
VUメーターとピークメーターの違いは?
ビデオの編集ソフトの音声を見るメーターで、VUメーターとピークメーターが選べるようになっているが、この違いは?

A1:
VUメーターは音がちゃんと有るかどうか確認する意味であり、音の大きさに合わせて動く。
ピークメーターも音に反応して動くが、音の最大時の大きさを指示する場合が多く、よくある補助機能としてピークホールド機能(最大時の大きさがわかりやすいようにその値を保持して表示する)がある。
単純にピークランプなどなら、それが点灯したらレベルオーバーということもある。

デジタル音声の録音ではレベルオーバーが命取りであり、アナログ音声だとレベルオーバーでは音が歪むくらいであるが、デジタルの場合は音があっても不明な音になり、最悪は音にもならない変な音になったりする。
VUメータは、緑、黄、赤などに色分けされており、緑の範囲なら大丈夫だが、あまり音が小さいと聞きにくいものになるため、作品全てを通して最大時の音量が一瞬黄色範囲くらいなるようにレベル調整する。
ソフトによっては、小さすぎた音量をデジタル式に大きくできるが、レベルオーバーした音量は絶対に直せない。
(写真でも、露光不足を明度調整でカバーできるが、露光オーバーの白飛びは修復できないのと同じ)
音量の最大レベルをチェックする場合はピークメーターを、単に音の確認や十分レベル以下の音ならVUメーターという使い方になる。

A2:
VUメーター・・・入った音の大きさの0.3秒間の平均値
ピークメーター・・入った音のそのときの大きさの値

放送局などでは、VUメーターを使うことが多い。
(ピークを越さない素材を使っているから)
ピークメーターで合わせると、音が小さめになることが多い。
自分の耳で聞いて歪んでいなければOKなので、VUメーターで良い。

参考:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1315856773
<Yahoo!知恵袋>
Q:
音声の基準信号1kHzは、VUでは0dB・ピークメーターでは-20dBになるが、同じ音なのに表示されるレベルが異なるのはなぜか?

A1:
TVやFM等放送の音声送出では0VU(-20dB)をリファレンスとしたレベルで管理されている。
所有されている機器は、上記の音源を使用されている場合、正しい製品である。
VUメーターは、インピーダンス600Ωの回路で、1kHzの正弦波を加えて1mWの電力を消費したときに0VUとする、300ms間の平均が表示されるメーター。
ピークメーターは、30ms間の平均値が表示されるメーター。
そのため本当は、ピークメーターの方がVUメータより約10倍高く表示される。
互換性(0VU=-20dB)を取るため、ピークメーターの入力電圧を1/10倍になるようにしている。

ただし、電圧をピークメーター上に表すときは、G=20LOG(y/x)だから、、
(LOG:常用対数,x:入力,y:出力)
1/10倍を表示する数値は、-20dBとなる。

カセットデッキでは、「ピークレベルメーターの数字(dB)の基準はメーカーで様々」である。
(EIAJ規格でカセットデッキの規格として「0dBの基準は自由に選べる」ことを許しているため)
ソニーのデッキは伝統的に国際規格(IEC)のピークレベルメーターを採用しており、-4dBがEIAJの0VU基準。
実際、TC-K777ES(ソニー製)は、-4dBのところに0VUが表示される。

現在は放送局のデジタル化を受けて、デジタル音声信号における録音レベルを表すことから「0VU(-20dBFS)」とされている。
ただ、民放が「-20dBFS」で、NHKは「-18dBFS」と異なってる。
(FSは〈Full Scale〉から20dB下がったことを表すデジタル用語)

A2:
VUメーターの0dBは0.775Vを0dBとしたもので、電圧の強さをdBで表したもの。
インピーダンス600Ωの回路において1khzの正弦波を加えて1mWの電力を消費したときに0VUとする。
信号が発生してから針が既定値に達するまでの時間は300msecである。
聴感上の音量に近い感覚でメーターが振れる。

ピークメーターの基準はデジタル信号のフルビットが0dBで、
そこから相対値で-20dBをデジタル音声の基準と規定しています。

A3:
インピーダンス600Ωの回路において1khzの正弦波を加えて1mWの電力を消費したときに0VUとする。
VUメーターの指示範囲は-20から+3で単位はdBである。信号が発生してから針が既定値に達するまでの時間は300msecである。
VUメーターに関する規格として ANSI C16.5-1942, British Standard BS 6840, and IEC 60268-17がある。

参考:http://www.wdic.org/w/TECH/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC
<通信用語の基礎知識 ピークメーター>
ピークメーターはその名の通り「最大値」を指すように作られている。
0dBを指示するまでの時間が10ミリ秒以内と規定されており、VUメーターと比べてかなり高速に信号レベルを指示する。

参考:http://www.wdic.org/w/TECH/VU%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC
<通信用語の基礎知識 VUメーター>
VUメーターで示される値はその音声信号の平均値であり、平均値よりも瞬間最大値の監視が重要な録音などの用途には向いていない。そのような用途には、VUメーターに代わってピークレベルメーターが使われる。
音声信号は他の種類の信号とは異なり不規則にその大きさが変化するため、正式なVUメーターの規格ではその指針の動特性にも規定がある。
具体的には、+4dBの入力があった時に0VUを指示するまでの応答時間が300ミリ秒で、常に人間の聴覚とほぼ同じ大きさを指し示すようになっている。

参考:http://www.cakewalk.jp/Tips/LevelMeter/
<<SONAR HOME STUDIO>>
<レベルメーターは何のレベルを表示するのか?(RMSとピーク)>
SONARのレベルメーターは、「RMSメーター(SONAR 3以前の名称はVUメーター)」と「ピークメーター」という、異なる2種類のレベルを表示することができる。
RMSはRoot Mean Squareの略で、日本語に直すと二乗平均平方根になり、各サンプルの2乗の平均値の平方根で表され、音のエネルギーを示す。
一方、ピークメーターは文字通り「音響波形のピーク(最大振幅)」を表す。

RMSメーターとピークメーターにはそれぞれ短所/長所がある。
人間が感じる音の大きさとRMSメーターのふれ方は比較的よく合致するが、ピークメーターでは聞いた感じとは異なる表示になってしまうことがある。
クリッピング・ノイズが発生するのを防ぐためにレベルを監視するのであれば、ピークメーターの方が都合がよい。
でしょう。
SONAR 4ではRMSメーターとピークメーターを1つのレベルメーターに同時に表示させることができるようになっており、ピークホールド機能やピーク値の表示もある。

<レベルメーターの反応時間(ライズタイムとフォールタイム)>
SONAR 4では新たに、レベルメーターのライズタイムとフォールタイムを調節できる。
ライズタイム/フォールタイムとは、オーディオのレベルが急激に変化したときのレベルメーターの反応時間のこと。
ライズタイムで上昇方向の、フォールタイムで下降方向の反応時間を指定する。
SONAR 3以前のレベルメーターは反応時間が短いので、SONAR 4のレベルメーターは動きが緩慢に見える。
アナログミキサーなどについている針式のレベルメーター(VUメーター)は、わざとゆっくり動くように作られており、ライズタイム/フォールタイムを長目に調節すると、針式メーターと同じ感覚で操作できるようになる。

<ピークホールド、ピーク・インジケーターとピーク値の表示>
SONARのレベルメーターには、ピークホールド、ピークインジケーター、ピーク値の表示がある。
RMSメーターを表示していても、これらの表示はすべてピークの表示になる。
これらの機能は主に録音の際や、マスタリング直前のレベル監視で使われることが多い。
ピークメーターの0dBは、記録/再生可能な最大振幅を示しており、録音時やマスタリング時、オーディオのエクスポート時に0dBを超えてしまわないように注意が必要。
SONAR内部では0dBを超えるオーディオでも正しく扱うことができ、制作の最中はレベルオーバーをあまりシビアに考える必要はない。
最終更新:2009年12月23日 17:17
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