マフィア・ブラトヴァは、国際的ギルドの『主要な実行部隊(国際犯罪結社)の一つ』であり、欧州の社会の陰にうごめく、権力と結び付いた組織である。ギルドは、主に「旧植民地の権益」を守るために活動している。
2097年の
司波達也による魔法の行使と世界との敵対をも厭わない発言は、社会の権力と結び付き、国家を動かしている者ほど大きな衝撃を与え、一部では「シバ・ショック」とも呼ばれている。
欧州の社会の陰で権力と結び付いている者たちは、
司波達也と
四葉家が表舞台に現れたことに狼狽し、自分たちが築き上げてきた秩序を崩壊させるジョーカーとして危険視し、排除することを決定。
ギルドの実行部隊であるマフィア・ブラトヴァは、多くの殺し屋を日本国内に潜入させて、
司波達也とその周囲にいる関係者を付け狙っている。
この組織は、シシリアンマフィアとロシアンマフィアの連合体であり、日本のヤクザを配下にしている。
日本のヤクザは、チャイニーズマフィアに対抗するための資金援助を受け入れることで、ギルドの配下になった。
警察省内部にもエージェントがいる。
新ソビエト連邦東シベリア・ミールヌイに、東シベリア・
大亜連合・日本・東南アジア諸国における活動を統括する「東アジア地区本部」がある。
新ソビエト連邦政府とは特に共謀関係にはないようで、新ソ連はエージェントとなっている
軽部絢奈に関わらないよう注意している。
シシリアンマフィアとロシアンマフィアとの間に内部対立を抱えており、協力関係にはない他、上部のギルドの意を汲む中間幹部による支配関係に対する下部マフィア側の反発もある。
司波達也暗殺作戦
マフィア・ブラトヴァは、
司波達也排除のため、2097年から1年半の準備期間をかけ、その間に手駒となるヤクザを増やし、北日本や紀伊半島西岸から日本国内に潜入して拠点を作り、2099年の年初から作戦を決行した。
対する
司波達也は、監視を受けている
警察省公安庁などの目もあって積極的には動かず、当初は配下の
藤林大門が周囲をうろつく殺し屋を始末する程度だったが、2099年3月以降は
黒羽文弥、
黒羽亜夜子を中心とする
黒羽家(
黒羽文弥の個人的な部下である
榛有希のチームを含む)が対処するようになった。
2099年10月の作戦では、
黒羽家とは別に
元老院四大老の一人
安西勲夫が対処に動いた他、地元・奈良県を拠点とする
九島家は、
九鬼家・
九頭見家?といった九の各家と合同で、
全国魔法科高校合同文化祭の会場警備と殺し屋の捕縛に動いた。
警察省公安庁は、2099年春の時点でロシアンマフィアの密入国が増えている事実をつかんでおり、
空澤兆佐も聞き込みなどを行っていたが、強化人間の捕縛を期に24時間態勢での張り込みなど、本腰を入れるようになった。前述の
安西勲夫は対処にあたって、鞭を入れるために公安庁を動かしている。
2099年3月の作戦
派遣人数:56人(第一班16人、第ニ班20人、第三班20人)
潜入経路:北日本
拠点:房総半島北部の工場、池袋の古ぼけたビル
装備:強化人間、アサシンスケルトン
5月の作戦の指示の際の会話(殺し屋を2週間前から見かけていない)はこの作戦を指すと思われる
2099年5月の作戦(七草香澄誘拐作戦)
拠点:東京・ウォーターフロントの中層ビル、
ディスコルディア、
リッチ・マキナ社事務所
人員:傭兵崩れの一団、シシリアン・マフィア
2099年10月の作戦
潜入経路:紀伊半島西岸、大阪
拠点:奈良の隠れ家、超小型戦術核の製造場所(奈良周辺)
装備:超小型戦術核、超小型爆弾、強化人間
誘酔早馬のアパートにやってきた
鈴里によると、「今年の春から何度か(
司波達也暗殺の企てが)試みられ」ているとのことなので、上記以外の作戦が行われている可能性もある。
2100年夏、
黒羽文弥は「夏休みの宿題」としてマフィア・ブラトヴァの『大本から片付ける作戦』を実行し、2100年8月末にはケリをつけた。この作戦に
黒羽亜夜子は関わっていない。
関連項目
登場巻数
魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く、
魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く 2、
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 6
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組織・団体
最終更新:2024年12月21日 03:59