テレビドラマについて

 テレビドラマは、実在する人物(俳優)によって構成される映像媒体である。上映方法は主にテレビだが、劇場公開される映画もほぼ同じである。
 俳優は台本(シナリオ)に従ってキャラクタを演じる。台本は小説とは違い、ト書きとセリフからなる。ト書きとは小説における地の文のようなものだが、地の文が読者に情景を伝えたり感慨を与えたりするのに対し、ト書きは状況・情景・人物の描写により特化し、文的・詩的表現を避ける。その結果として、台本のト書きには過去形がほとんどなく現在形が占めるかたちとなる。小説は文章がそのまま鑑賞者への最終提示形態であるが、ドラマの台本では文章が俳優や裏方などへの指示でしかなく、鑑賞者への最終提示形態は映像であるから、おのずとその差異が現れてくる。

 ちなみに海外と日本を知りつつ映像を売り買いしているデーヴ・スペクター曰く、「日本のドラマは演技力が中心ではなく俳優自身の価値でキャスティングするから演技がへた」であるという。


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最終更新:2011年08月06日 08:06
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