2つの流れから取捨選択などをし、1つの新しいものをつくりだすこと。
古くはプラトンやソクラテスの時代から使われ、2人の人物が議論するという形での問答法の意味合いで使われていた。(
参照)
近代的な意味では、ヘーゲルが使った弁証法で、とある命題(テーゼ)とそれに対抗する別の命題(アンチテーゼ)を闘わせて統合した新しい命題(ジンテーゼ)を生み出す方法。
おおまかには、この2つの意味がほとんどだろう。たぶん。
後者のヘーゲルの用法では、弁証法によって新しいジンテーゼを生み出すことを「止揚(アウフヘーベン)」という。なんだそりゃ。「昇華」とほぼ同義でしょ、知らんけど。
例によって、使う人によって解釈が異なる哲学用語である。しかも弁証法という名前がややこしくて理解を難しくしている。
最終更新:2011年08月24日 20:59