現在ウェブ上では、文字での表現だけでなく画像や映像での表現も可能になっている。
分類
ウェブ上に、やはり文字は多い。いくらペーパーレスになると叫ばれても、
2chやTwitter、Tumblrなどの文字媒体は依然として存在している。
現在のウェブ上での文字表現は、横書きが主流である。htmlの編集ができれば縦書きにすることもできるが、やや見づらい感は否めない。しかし
smoopyや
pinoなど、ユーザーがソフトを使うことで縦書きにして閲覧することも可能である。
文字での表現は、小説・SS・詩などが挙げられる。分類は長さによってであり、小説がもっとも長く、詩がもっとも短い。とはいえ、短い小説(掌編など)や長い詩もある。またSSは長さによる区分が難しい。長さによる明確な区分はないといえる。
マンガは画像の集合体による表現である。活字に不慣れな世代には、文章よりも視覚的なためずっと読みやすい。
また画像での表現はマンガに限らず、「fail(failure)」画像がある。国内より国外が主流ではあるが、人や動物の「失敗」を取り扱っているものである。
また区分する明確な名称はないものの、ある画像を元に不特定多数の人間が編集するという表現法もある(
ワラノート移転跡地 この画像可愛くしてくれッッッ!!)。
やはりYouTubeなどの動画投稿サイトの存在が大きい。またFLASHでの表現もまだある。ニコニコ動画などではMAD(アニメなど既存の動画をパロディしたもの。海外ではAMVとも云われる)もある。
日本ではニコニコ動画の存在が大きく、二次創作の動画が多く存在する。ネットメディアのなかでは若い人のユーザーが多いようで、わざわざ文章を動画にしただけの「読む動画」というジャンルがある。また生放送として、ほんの僅かなタイムラグのみでリアルタイムにコミュニケーションをとることもできる。
以上は、文章・画像・映像というPC上における拡張子などで明確に区分できる分類である。しかし挙げた表現法のすべてがウェブに適しているとは云いがたい。
たとえば小説は、意外と紙のほうが読みやすい。掲示板形式では文字制限がある。またPC上ではスクロールをせねばならないが、数レス前の一文ですら探すのは難しい。また市販の紙媒体の小説は既に印刷されているため一行の文字数が変わることはないが、PC上ではウィンドウの大きさによって一行の文字数が変化する。なので、投稿者が妥当と思う文字数で改行するか、最大文字数で改行するか、決めねばならない。投稿者が妥当と思う文字数といっても、一行の文字数を一定にする(40字など)か、文章の意味で区切るか、というふうに分かれる。こういった区分は読者の好悪に密接に関係するため、「読みにくい」と一蹴されかねない。以上のように、ウェブ上での表現にデメリットは多い。
最終更新:2011年12月15日 19:16