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三豊百貨店 - (2025/06/02 (月) 23:28:35) のソース

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かつて韓国に存在した百貨店。

1995年6月29日午後5時50分、営業中に5階の天井が崩れ、直後に建物全体が揺れ始めると突如建物の両端を残し&bold(){45秒というわずかな時間で跡形もなく崩壊した。}
店内にいた人々や近隣の人々などが巻き込まれ、死者502名、負傷者927名、行方不明者6名という世界中でも類を見ない大惨事となった。

原因は建築会社側が施設の見た目を重視したがために&bold(){鉄骨を減らしたり、鉄筋の代わりに石油缶を詰める...}などのずさんな工事を行ったためである。

事故前日、5階の天井にひび割れが見つかり、当日朝にはこれが拡大したばかりか、足許にも陥没が発生。また壁にも当然のごとく亀裂が発生し、この際、鉄筋が入っていなかった壁があったことが発覚する。 
経営陣にこれらの報告が入ったのは昼で、この時点で幹部の一人が、建物内部にいる客・従業員全員に避難指示を出し、建物全体を封鎖すべきと進言した。事故当時も客へ避難勧告を行なったのは&bold(){建物が崩壊する寸前であり、}もっと早く避難勧告を出していれば被害を抑えられたのではと指摘されている。

しかし、百貨店のイ・ハンサン社長とその父イ・ジュン会長の返答は

&bold(){「閉店時間までもう少しだ! それまで利益を取れ!」}
&bold(){「ここがじきに崩れる事を、客に露見しないようにな」}

営業継続を命じたばかりか、部下にかん口令を敷いた。 
経営陣は真っ先に逃げ、部下がこの命令を律儀に守ってしまったがゆえに、残された客・従業員らが大惨事に巻き込まれることになってしまった。 

社長、会長ら3名は業務上過失致死傷罪で逮捕、懲役10年6ヶ月の判決と、全財産没収。
その後会長は病に冒され、刑の執行を停止されて釈放されるも、2003年病死。

関連項目:[[千日デパート]]

分類:真実 非常識 鬱
危険度:2

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