登録タグ: &tags() 1648年にスウェーデンが戦利品として持ち帰った際に発見された現存する最大の写本。 ちなみに写本とは簡単に言うと手書きで複製された本や文書のことである。作られたのは13世紀初め、現在のチェコのベネディクト会の修道院でそこの修道僧が作ったとされているが、問題はその大きさと内容。前に書いたようにこの写本は世界最大のものであり、高さ92cm、幅50cm、厚さ22cm、重さ75kgとなっている(ちなみにギガスとは最大という意味)。 またこの写本にはある伝説があったり(折り畳みに記載)、持ち主である修道院がそれを手放した際ペストが流行したことなど持ち主に何かしらの不幸があったことから「悪魔の聖書」と呼ばれるようになった。 #region(伝説) 修道僧は誓いを破ったため監禁された。これにより厳しい処罰を耐えるため彼は修道院を永遠に称え全ての人類の知識を集めるべく、一晩で本を写本することを誓った。しかし真夜中になってその誓いを守れそうにないことがわかると彼は神ではなく堕天使ルシファーに「自分の魂と引き換えに写本を完成させてほしい」と頼んだ。悪魔は写本を完成させ、その修道僧は感謝の意を表すために悪魔の絵を追加した。そのため、この写本には約50cmもの悪魔の絵が描かれている。 #endregion 余談だが、この写本を検査にかけたところこの写本は同一人物が書いたことや、この写本を完成させるには20年かかることが分かった。ただ使われている羊皮紙の劣化が見られないことや、筆跡の変化が見られないなど、20年費やしたわりに写本に変化が見られていないことも分かっている。 分類:ホラー、謎、オカルト・サスペンス 危険度:1 *コメント #comment_num2(disableurl)