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ガラスコーティングした糸 - (2025/06/01 (日) 20:44:17) のソース

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検索すると、2023年1月16日にインドのグジャラート州にて開催された凧揚げ祭り「ウッタラヤン」で起きた事故についての記事が複数ヒットする。

グジャラート州にて毎年開催される「ウッタラヤン」ではガラスコーティングで鋭利にした糸を使った対戦用の凧であるファイターカイト(現地では「patang(パタン)」と呼ばれる)を揚げる大会が開かれているのだが、そのパタンに使用される糸が皮膚を容易に切り裂く程に鋭く危険なものであり、毎年「ウッタラヤン」が開催されるたびにこの糸による死傷者が度々発生しているのだという。

2023年に開催された「ウッタラヤン」でもこの糸により多くの死傷者が発生しており、インド警察の発表によれば子供3人を含む6人が首を切られて死亡、176人が高所からの落下や切り傷などにより負傷したのだという。また、記事内では凧糸による死亡事故の詳細について書かれており、それによれば

・1月14日にグジャラート州バーブナガルにて父親と二輪車に乗っていたKirtiちゃんという2歳の女の子が凧糸で首を切られ病院に運ばれ、翌日に死亡。

・ヴィスナガルにてKismatちゃんという3歳の女の子が母親と一緒に歩いている途中に糸で首を切り裂かれ、病院に搬送された後に死亡。

・ラージコートにてRishabh Vermaくんという7歳の男の子が凧を買って両親とスクーターで帰っている途中で首を切られて死亡。

・グジャラート州各地の異なる地域で3人の男性がスクーターで移動中に首を切られて死亡。

ということだそうである。また、この凧糸は空を飛んでいる鳥にとっても危険なようで、今回の「ウッタラヤン」で4026羽の鳥が怪我をして緊急治療を受けたということである。

2023年の「ウッタラヤン」で起きた死傷事故でも分かる通りガラスコーティングした糸は非常に危険なものであり、2016年ではガラスコーティングを施すことが法律で禁止されたものの、ほとんど守られていないのが現状だという。

分類:真実 非常識
危険度:1

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