禅奔流-八五式

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vorpalnotch

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禅奔流-八五式

禅奔流(ぜんほんりゅう)-八五式〟。
こいつは日本の祓魔具メーカー〝兼定祓魔金属〟が製造販売する白兵戦用対界異兵装
――直截に言うと界異をぶった斬ることのできる刃状祭具(カタナ)だ。

厳正な品質管理の基に切り出された高炭素不錆鋼(ハイカーボンステンレス)を日本最高峰の刃製造技術を持つ関市の職人達が手作業で刃付けする、
兼定祓魔のフラッグシップモデル〝禅奔流〟を代表する一振りである。

僅かに反った刀身は柄と重心のバランスが最適に調整されており、重量感もちょうど良い。

鍔と柄をはじめとする装具は日本刀を意識した作りであるが、
刃文を持たない刀身は全体として軍刀を思わせる武骨な雰囲気を纏っていた。

     引用:タクティカル祓魔師 -境界対策課作戦記録-第二話「陽の香りの女」

基本情報(スペック)

開発元 兼定祓魔金属株式会社
全長 約910mm
刀身長 約680mm
握柄長 約220mm
総重量 約1800g
種別 非穢質近接祭具

概要

岐阜県に本拠地を置く祓魔具メーカー〝兼定祓魔金属株式会社〟が製造販売を手掛ける近接祭具。
軽金属製の柄に鋼製の鍔が取り付けられた日本刀様の刀剣部と、全金属製でサーベル拵えの施された鞘から構成される。
鞘には板発条(いたばね)式の端爪が取り付けられており、鍔の切り欠きに掛けることで刀身から鞘が抜け落ちるのを防ぐことができる。

穢質一切不使用のため、周辺環境への汚染が発生しないことが最大の特徴とされる。
その性質から黒不浄が使用できない局面において祓魔師達が手にする、現代の軍刀とでも呼ぶべき代物。

半面、穢れを使用しない刀身で界異を斬るためにはこまめに刀身に加護を纏わせる必要がある。
鞘に搭載された加護蓄積付与機構の変換効率は使用者の加護出力に依存するため、黒不浄と比べてやや使い手を選ぶことがネックとなり、環境要因を考慮しても正式採用には至っていない。

ただし、近代的なブレード状の黒不浄に比べて"刀"の意匠を強く押し出した本製品を好む祓魔師も中には居るようだ。

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権利情報

権利情報は全ての項目を必ず記入するようにしてください。
権利者 ヴォーパルのっち
コンタクト先 https://twitter.com/vorpal_notch
他作品での使用範囲 「境対の"準"標準装備の一つ」として様々な作品にご使用ください
登場作品 タクティカル祓魔師-境界対策課作戦記録-第二話
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