祓魔陰陽寮

基本情報
代表者(祓魔頭) | 近衛嗣麿 |
---|---|
所属人数 | 八千人前後(直接的な所属者) |
本部 | 京都府京都市上京区 |
支援勢力 | 国内におけるクラシカル祓魔師家系(七割ほど)、旧財閥系 |
概要
西における最大の祓魔機関。クラシカル祓魔師の総本山。
摂家である近衛家、一条家、鷹司家に加えてクラシカルの家系として最大手である土御門家、物部家を中心とした「五代主家」と呼ばれる家の者達と、それ以外の「主家」の家系によって組織、構成される。
摂家である近衛家、一条家、鷹司家に加えてクラシカルの家系として最大手である土御門家、物部家を中心とした「五代主家」と呼ばれる家の者達と、それ以外の「主家」の家系によって組織、構成される。
京都に本拠地を置く由緒正しき祓魔師の機関であり、環境庁神祇部や神宮本社、神祭課らとはまた別の古いルーツを持つ。かつては多くのクラシカル名家がこの機関に名を連ねていた。
現在は大戦の影響や政府主導の祓魔組織である境界対策課の設立などもあり、かつての国内における独占的な権威は衰えつつあり、人材も民間や境界対策課に流れ気味だが、それでも西においては変わらず境界対策課を凌ぐ存在感を放つ。
政府の養成機関「陰陽寮」の設立にも関係しており、政府との関係自体は表立って険悪ではない。だが、水面下での牽制と暗闘は続いているようだ。
現在は大戦の影響や政府主導の祓魔組織である境界対策課の設立などもあり、かつての国内における独占的な権威は衰えつつあり、人材も民間や境界対策課に流れ気味だが、それでも西においては変わらず境界対策課を凌ぐ存在感を放つ。
政府の養成機関「陰陽寮」の設立にも関係しており、政府との関係自体は表立って険悪ではない。だが、水面下での牽制と暗闘は続いているようだ。
そのルーツは大学別曹の勸學院にあり、公家、クラシカル名家の一族が独自に退魔師と呼ばれる戦力を育て、日本国内の境界異常に組織的に対処していたもの。後に日本国内の動乱に乗じて公的な官衙「陰陽寮」と統合、近衛家を実質的なトップとした「祓魔陰陽寮」となり現在に至る。
その在り方も現代まで続いており、勸學院、表向きは私立藤貴大学に通う学生としてクラシカル名家の子息や養子たちが己の技量を磨くための場を提供している。
その在り方も現代まで続いており、勸學院、表向きは私立藤貴大学に通う学生としてクラシカル名家の子息や養子たちが己の技量を磨くための場を提供している。
冠位
正壱位を最上位として少初位までの十八位階で区切られた序列。個人は所属する局によって、例えば祓魔局の所属であれば「祓魔◯◯位」といった形に表される。
位階表
位階 | 総数 | 備考 |
---|---|---|
正壱位 | 八人 | 主に五代主家のみ |
従壱位 | 十人程度 | - |
正弐位 | 十五人程度 | - |
従弐位 | 二十人程度 | - |
正参位 | 三十人程度 | - |
従参位 | 三十人程度 | - |
正肆位 | 五十人程度 | - |
従肆位 | 百人程度 | 前線部隊の班長と並ぶ実力者が現れ始める |
正伍位 | 百人程度 | - |
従伍位 | 百人程度 | - |
正陸位 | 百人程度 | - |
従陸位 | 百人程度 | - |
正漆位 | 百人程度 | - |
従漆位 | 二百人程度 | 限定的に単騎での三号級界異祓滅が可能 |
正捌位 | 三百人程度 | - |
従捌位 | 五百人程度 | ここからはある程度の功績が必要となる |
大初位 | 二千人程度 | 大抵の者はこの位のまま終わる |
少初位 | 千人程度 | 私立藤貴大学の学生や主家の生まれでない養子に与えられる |
主家
主家と呼ばれる名家は上の五代主家の他にも西園寺家や梅小路家、近年参加した崇格坂本家など様々な家があり、その数は分家を含めれば数百家は下らない。
「祓魔陰陽寮」への加入条件はそういった「主家」のメンバー、庇護下にある存在でなければならない。しかし外部の才ある人間を養子にしたりなど、積極的に家の強化を図る一族もいるため、所属自体はそこまで狭い門というわけでもないようだ。
パワーバランス的に国内における貴族としての家の格が高いほどクラシカル名家としても強い傾向にある。
「祓魔陰陽寮」への加入条件はそういった「主家」のメンバー、庇護下にある存在でなければならない。しかし外部の才ある人間を養子にしたりなど、積極的に家の強化を図る一族もいるため、所属自体はそこまで狭い門というわけでもないようだ。
パワーバランス的に国内における貴族としての家の格が高いほどクラシカル名家としても強い傾向にある。
主家一覧
主家の家格は家に所属する者達の所有する冠位の内、最高位の物が当てられる。
家名 | 当主 | 家格 | 権利者(敬称略) | 家伝式法 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
近衛 | 近衛嗣麿 | 正壱位 | マキアン | 【近衛式詠唱保存法】 | - |
一条 | 一条臥龍 | 正壱位 | イワシコ農相 | 【龍血符法】 | - |
鷹司 | 鷹司蜜雪 | 正壱位 | 教祖★太郎 | 【鷹の目】 | - |
土御門 | 土御門晴明 | 正壱位 | 魔剤海豹(作者) | 【晴明流陰陽式】 | 当主は代々晴明の名を冠する。 |
物部 | 物部胤 | 正壱位 | マキアン | 【盟シン探答】 | - |
西園寺 | 西園寺公季 | 従壱位 | マキアン | 【鏡華水月】 | - |
曲原 | 曲原単太郎 | 正参位 | 霧島明 | 【禍良実霊起】 | - |
梅小路 | 梅小路芽吹 | 正陸位 | 魔剤海豹(作者) | 失伝 | - |
九鬼 | 九鬼義隆 | 従肆位 | 風船グミ | 【熊野鴉神流】 | - |
綴喜 | 綴喜聡文 | 大初位 | 雪山 | 【記書綴分】 | - |
霧里 | 霧里流怜 | 大初位 | 雪山 | 【濃霧廻廊】 | - |
寺街 | 寺街辰季 | 従伍位 | Apilman | 【捕縛獏貉】 | - |
崇格坂本 | 坂本直知 | 従弐位 | マキアン | 不明 | - |
深園 | 深園白形 | 従陸位 | マキアン | 【祭飾圏蹕】 | - |
内部組織
所属する祓魔局や封魔局の実働部隊員は昔ながらの在り方を重んじて「退魔師」と名乗ることが多いが、分類上は「祓魔師」と大した変わりはない。もしくは「クラシカル祓魔師」や「ベネラブル祓魔師」と呼称されることも。
- 祓魔局
界異及び呪詛犯罪者への対処を行う。全体の半分がここに所属する。
主な活動範囲は中部地方以西。関東より東の地域に出張ることもあるが稀である。
主な活動範囲は中部地方以西。関東より東の地域に出張ることもあるが稀である。
- 封魔局
物部家を実質的なリーダーとする。界異や呪詛犯罪者に対処するところは祓魔局と同じだが、彼らはそれ以外にも稀有な才能を潰えさせぬよう封印の名の下にホルマリン漬けにする。
- 律魔局
祓魔陰陽寮内の調停役。海外のクラシカル祓魔組織との連絡係でもある。所謂エリート。
- 究魔局
土御門家が局長を務める研究部門。陰陽部とも呼ばれる。
その名の通り、研究機関としての側面が強い。
その名の通り、研究機関としての側面が強い。
- 密魔局
密命を帯びて公にできぬことを成す部門。詳細不明。
私立藤貴大学及び藤貴大学附置研究所
私立藤貴大学
代表者(理事長) | 近衛嗣麿 |
---|---|
生徒数 | 約二万人 |
本部 | 京都府京都市下京区 |
京都府にある伝統ある私立大学。
その実態はクラシカル祓魔師家系の子供や養子が通う祓魔師養成機関の側面を持った、祓魔陰陽寮管轄の学校。
また附置研究所も存在しており、こちらは究魔局を母体としてクラシカル祓魔師たちの研究機関として日夜研究が行われている。
その実態はクラシカル祓魔師家系の子供や養子が通う祓魔師養成機関の側面を持った、祓魔陰陽寮管轄の学校。
また附置研究所も存在しており、こちらは究魔局を母体としてクラシカル祓魔師たちの研究機関として日夜研究が行われている。
一般的な扱い
彼ら祓魔陰陽寮の役目は界異の祓滅、国内におけるクラシカル家系及びクラシカル祓魔師の管理に加え、国外の各種クラシカル祓魔師機関との顔繋ぎ、関係の継続である。
彼らの存在は境界対策課が存在する東ではその影に隠れ、時には名すらも知らぬ若者もいる程度の知名度だが、一転して西ではしばしば境界対策課を凌ぐ存在感を発揮する。
とはいえ、カノンによって扱いは異なるであろう。本項では政府から半ば独立しつつも祓魔師の業界では公的な顔を持つ機関として取り扱っているが、場合によっては公的な顔を持たぬ、境界対策課の影で暗躍する祓魔機関として扱われる場合も有り得る。
日本におけるクラシカル名家の総本山であること、京都を中心に西で活動していること、その他このページにおける基本的な設定さえ遵守されていれば扱いは自由である。
彼らの存在は境界対策課が存在する東ではその影に隠れ、時には名すらも知らぬ若者もいる程度の知名度だが、一転して西ではしばしば境界対策課を凌ぐ存在感を発揮する。
とはいえ、カノンによって扱いは異なるであろう。本項では政府から半ば独立しつつも祓魔師の業界では公的な顔を持つ機関として取り扱っているが、場合によっては公的な顔を持たぬ、境界対策課の影で暗躍する祓魔機関として扱われる場合も有り得る。
日本におけるクラシカル名家の総本山であること、京都を中心に西で活動していること、その他このページにおける基本的な設定さえ遵守されていれば扱いは自由である。
関連ページ
権利情報
権利者 | マキアン |
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コンタクト先 | Xアカウント |
他作品での使用範囲 | 基本的にあらゆるカノンでの登場・使用を歓迎します ただし、当組織はあくまでも二次創作・非公式に存在するものであることを ご了承の上、ご使用いただければ幸いです。 また、所属者に関しての使用ルールに関しては 各キャラクターページでのガイドラインをお守りください。 |
登場作品 | https://w.atwiki.jp/nandayo/pages/582.html |