概要
九頭龍城跡地下迷宮(クーロン・グランドスラム)。
名称そのものは地名を指すが、内部に独自の社会、あるいは組織を形成しているため組織のカテゴリに分類している。
名称そのものは地名を指すが、内部に独自の社会、あるいは組織を形成しているため組織のカテゴリに分類している。
かつて、羽々狩村地獄門より出現した五号級界異『ヤトノカミ』迎撃作戦の本丸となり、その結果としてヤトノカミの瘴気輻射の直撃によって破壊された旧九頭龍城塞。
大地を深々と抉る断崖によって真二つに両断された城塞の残骸は、濃密な瘴気に汚染された禁域と化したが、それが故に高密度の穢晶を産出する鉱脈となった。
ヤトノカミの侵攻に伴い破壊された周辺都市からの難民や穢晶の無認可採掘により利益を貪らんとする山師、そして身を隠す棲家を求めた呪詛犯罪者たちが城塞跡地とその地下空間、そしてそれを二分する深い断崖に次々と集まり、断崖を埋めるように建造物を築いていった。住居や商店、工房などが無秩序に増築され続けた結果、粗雑なバラックや違法建造物が蝟集した混沌の地下迷宮が形成されるに至った。
複雑怪奇で狭隘な迷宮内部は不衛生で、大気は瘴気に澱んでいる。犯罪者や難民が犇いて治安が悪いどころか日常的に界異が出現し、さらには両断された城塞跡の南北それぞれを頂点とする『南側』と『北側』が個別に派閥を形成し、日々変動する境界線を挟んで睨み合っている。
大まかな傾向としては、南側は難民街や飲食店、歓楽街や賭場などが多く、外部からの来訪者でも比較的安全が確保されている。他方、北側は違法祭具や人造界異の生産施設や呪詛犯罪者のアジト、仙丹窟などの呪詛犯罪関連施設の比率が圧倒的に多く、迂闊に足を踏み入れようものならばトラブルは必至の危険地帯である。中国における大規模な境界異常被害で発生した中華系難民の受け皿となっている街の現状を受け入れ、生活水準と治安の向上を図る南側と、呪詛犯罪者の温床である現状を受け入れ、違法祭具をはじめとしたアングラビジネスの拠点としての繁栄を目指す北側の方針の対立は根深く、日夜様々な暗闘や抗争が繰り広げられている。
真っ当な人間ならば近づくべきではないが、その一方で産出する穢晶の純度が非常に高く、それを加工する各種違法祭具の優秀な職人も多く集まっており、呪詛犯罪者にとっては重要な物資供給拠点である。また、電脳呪詛犯罪向けのサーバーやネットワークの中継地点としても活用されており、内部にはけばけばしいLEDサインが煌めく電気街や歓楽街も存在している。何気にメシも美味い。華僑系の難民が多いためか、中華街が内部に形成され、特に飲茶は絶品だとか。
現在もなお地下迷宮は拡大を続けており、奥地になればなるほど強大な界異や危険な呪詛犯罪者が多く潜み、危険度もいや増していくが、同時により貴重な収穫を得る機会も増えていくだろう。
瘴気が充満する混沌の地下迷宮、その最奥に何が潜んでいるのかを知るものは、九頭竜城跡の住人たちの中でもごく僅かである。
主な所属者
南側
北側
- リーダー/キャラクター/鎹ゐ(かすがい)
大まかな時系列
- 20年前
九頭龍城塞にて、祓魔師棗柴寅の指揮下で五号級界異『ヤトノカミ』迎撃作戦実施。プロフェッショナルズ所属の呪詛犯罪者、鎹ゐ龍郎の介入により作戦は失敗。この時、作戦に参加していた棗の妻、棗(旧姓中臣)冀実も死亡。ヤトノカミの瘴気輻射により基地は壊滅し、基地を二分する巨大な断崖が形成される。禁域指定を受け、侵入不可能地域に。周辺市街地にも多大な被害が及び、多数の難民が発生する。九頭龍城塞に居残り、境界対策課を辞職した棗柴寅が中心なって基地跡地を整備して難民の受け入れを開始。この時、穢耳上級種、アルルダリア(かつての鎹ゐ龍郎の恋人、名取牡丹)もまた、この地に移り住んでいると思われる。
- さらにそこから数ヶ月後
住民たちにより、城塞跡地の断崖に高純度の穢晶鉱床と化していることが確認される。採掘のために断崖に建造物が築かれ始める。以後、穢晶による利益により経済的に発展を遂げたグランドスラムは急速に規模を拡大し、無法地帯として呪詛犯罪者の温床となる。
- 19年前
のちの南の若頭となる龍目、誕生。今のところ、その出生は不明。この頃、穢晶採掘坑最深部にて、穢晶由来の知性界異、『穢晶人』とグランドスラムの一部住民が接触。両者の生存圏が接続されたが、その事実を把握している住民は今日に至るまでごくわずか。
以後、グランドスラムにおいては穢晶人は最高級穢晶の原料と見なされ、呪詛犯罪者たちの狩猟の対象となる。穢晶人、ココニエス(のちに九重珠妃と改名)が棗に接触し、協力関係を結ぶ。九重は、グランドスラムに集まりつつある孤児を養育するための施設として孤児院兼職業訓練施設『九重荘』を開設。龍目がその一期生となる。
以後、グランドスラムにおいては穢晶人は最高級穢晶の原料と見なされ、呪詛犯罪者たちの狩猟の対象となる。穢晶人、ココニエス(のちに九重珠妃と改名)が棗に接触し、協力関係を結ぶ。九重は、グランドスラムに集まりつつある孤児を養育するための施設として孤児院兼職業訓練施設『九重荘』を開設。龍目がその一期生となる。
- 15年前
附子蒔トキシ、誕生。下層の娼婦の娘として劣悪な環境で育てられる。
- 14年前
難民保護と治安維持を重視する棗の方針に反目していた呪詛犯罪者たちを鎹ゐ龍郎がまとめ上げ、一大勢力を形成する。以後、鎹ゐを中心とする北側と、棗を中心とする南側は対立関係となり度々小規模な衝突を繰り返すようになる。
- このあたりのいつか
クーロンアンダートレイル社の台頭により、グランドスラムの物流が活発化。物資や製品の輸出入がスムーズになり、経済発展に寄与すると共に、KUT社を擁する『中央』が第3の勢力として存在感を増していく。
- 9年前くらい?
附子蒔トキシ、棗柴寅に保護され、九重荘で養育される。後に、呪詛ドラッグ精製に才覚を発揮し、グランドスラムの一大産業となる。
- 5年前
左翼思想的呪詛犯罪組織『前衛会』がグランドスラムへと流れ着く。
- 4年前
前衛会トップ、燦然院由依太郎病没。のちに、その座は孫である燦然院結夢子へと引き継がれ、彼女のカリスマと力によって前衛会は勢いを増していく。
↑過去
◎企画開始時点
南北に分かれたグランドスラムにおいて、継続的な対立や抗争を内包しつつも呪詛犯罪者の温床として、難民の受け皿として繁栄している。主要産業は穢晶採掘、呪詛ドラッグ、違法祭具など。また、中央には義星を中心とするクーロンアンダートレイル(KUT)社が闘技場を運営し、重要な収入源となっている。KUT社は、グランドスラムで産出した穢晶、製造された違法祭具、あるいは呪詛ドラッグや人工界異などの非合法な輸出物の搬出のための重要なインフラとなっている。
南北に分かれたグランドスラムにおいて、継続的な対立や抗争を内包しつつも呪詛犯罪者の温床として、難民の受け皿として繁栄している。主要産業は穢晶採掘、呪詛ドラッグ、違法祭具など。また、中央には義星を中心とするクーロンアンダートレイル(KUT)社が闘技場を運営し、重要な収入源となっている。KUT社は、グランドスラムで産出した穢晶、製造された違法祭具、あるいは呪詛ドラッグや人工界異などの非合法な輸出物の搬出のための重要なインフラとなっている。
↓未来
- 半年後くらい?
附子蒔トキシ、ドラッグ工場内で神祭課及び境界対策課の混成チームと交戦し、敗北。身柄は境界対策課の預かりとなる。この後、境界対策課の祓魔師、屋良乃蔵と結婚。
- 7ヶ月後くらい?
鎹ゐ龍郎、万界祓魔博覧会会場にて、現在は穢耳上級種アルルダリアとなったかつての恋人、名取牡丹と再会。戦闘の末によりを戻し、以後アルルダリアは北に籍を移す。
- 1年半後くらい?
屋良トキシ、第一子シィナを出産。最下層にて、穢晶人による侵攻事件発生。龍目、鎹ゐ龍彦をそれぞれ中心としたチームが穢晶界に赴き、対立を終結させる。以後、グランドスラム下層に穢晶人街が形成され、KUT社が中心となって穢晶人の独自文化に基づく工芸品、祭具等が新たな産業となる。
関連ページ
随時更新予定...
権利情報
| 権利者 | 堕魅闇666世 |
|---|---|
| コンタクト先 | https://twitter.com/damian666th |
| 他作品での使用範囲 | 主に呪詛犯罪者の情報や物資の入手先、物語の舞台などご自由にご利用ください。住民や利用者も歓迎しております。 |
| 登場作品 | https://www.pixiv.net/artworks/126665165 |






