マスクドフェイカーが登場した当初のデータは下記の通り。
マスクドフェイカー/悦楽/A/Cost:1/AP:2/RP:1/CP:4/接続:忘却したネームドの種類の数反響(最低0) /反響:スキルで指定していない全忘却アルマ1枚のスキルを全て得、1枚ドロー/武:[RP+1]/[X/N]/[偽装接続(ネームド3枚まで)][反響]L
大きな違いは"反響を待たないアルマを指定したらCF終了時スキルを全て失う"というテキストがないこと。……そう、アルマのコピー効果が永続だった時代がある。
フェイカーにはとんでもないコンボがあった。上で説明した[人形英雄グランギニョル]+[黄泉平坂の娘]+[座敷童]。簡単に言うと 11/16/4 [神秘][貫通][追撃(2)]。
これが1ターンで消えずに居座る時代が存在してしまった。はっきり言って勝てない、出されたら負け。[維持(3)]?なんの制限にもなってない!そんな化け物。
だが、これだけでない。[マスクドフェイカー]によってとんでもない怪物が生まれたことがあった。そう、[禁忌人]+[マスクドフェイカー]である。
当初の[偽装接続]の説明はこちら。
偽装接続:リアライズ時:手札と場から指定されたカード、枚数を忘却して効果を発揮する。その後[維持X]付与。Xは忘却枚数
現在の説明はこう。
偽装接続:リアライズ時:このカードは記載カードでしか使用できない。接続として扱う。
手札と場から指定されたカード、枚数を忘却して効果を発揮する。その後[維持X]付与。Xは忘却枚数。
"記載カードでしか使用できない。" この一文が無かったため、[禁忌人]でコピーが可能だった。記録1枚で。
つまり、[禁忌人]の性能にフェイカーの力を上乗せできたのだ。上記で挙げた3枚をコピーするとこうなる。
14/20/6 [神秘][貫通][追撃(2)][同ネームド・NNのダメージ半減・リフレスキル消去] ……なにこれ?
だが禁忌人フェイカーの最大にして最悪の問題点は、"禁忌人の反響効果で、マスクドフェイカーを指定できること"にあった。
……順番に処理をしながら説明しよう。まず禁忌人に変身、記録を全忘却しコピー対象は[マスクドフェイカー]。[偽装接続]発動、今回はネームド4種とする。
[禁忌人]の1回目の反響発動。対象は……[マスクドフェイカー]。するとどうなるか?[マスクドフェイカー]の反響が2つ存在することになる。
……つまり2回目の発動時、[禁忌人]は2枚のアルマを対象にコピーすることができるようになった。 これがヤバかった。
今回の場合は4種、2回目~4回目は2枚ずつアルマを選べ、合計6枚のアルマの能力を[禁忌人]が保有することとなる。[禁忌人]が。汎用スキルも含めて。
これだと[偽装接続]の[維持]は2倍になる。が、余談の最初で言った通りこの時代のフェイカーはスキルを1ターンで失わない。
そうなると、 堅固なる戦士と 不屈の魔導騎士をコピーすれば維持は払わなくても破壊されなくなるのだ。[障壁(5)]も付くしね。
よって4か反響発動で理想的な[禁忌人]を作るとしたら、[マスクドフェイカー][黄泉平坂の娘][人形英雄グランギニョル][座敷童][堅固なる戦士][不屈の魔導騎士][破城槌の戦士]で……
14/20/6 [神秘][貫通][追撃(2)][衝撃(2)][障壁(5)][同ネームド・NNのダメージ半減・リフレスキル消去][毎ターンプレイヤーに障壁(2)]
……勿論これは理想である。現実にはここまでアルマが忘却にいないか、ビフレストが発生する可能性の方が高い。
しかしIRCのバトルでは、禁忌人フェイカーでアルマ7枚をコピー、[痛みの奉仕者][人形英雄グランギニョル]によりAP11のダイレクトを決めたプレイヤーが存在した。
その後根の人に危険性を伝え、[偽装接続]にエラッタが入ったことで最早利用不可能なコンボとなっている。
しかしどうか覚えて欲しい。この怪物が存在した時代が確かにあったことを……。コピーアルマの危険性をこの事例は示してくれたのだ。
……ところで根の人、左門戦で 図書館の信奉者に対処できなかったら[名食いの果て]使用とか(ry
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