執筆者 森園祐一(F9 糞虫小僧 オケラ) 54歳生活保護無職 神奈川県座間市相武台4-16-12 コーポ信和Ⅱ103号室
<目次>
はじめに
御位(みくらい)の危機は、悠仁親王殿下の御誕生により解決したかに見えましたが、依然として皇位継承者が足りない状況は変わりません。そうした状況への解決策として、いわゆる「女系天皇」を認める皇室典範改正案が提起されています。本稿はそういった「女系天皇」論の誤りを指摘し、望ましい皇位継承のあり方を示すものです。
「女系天皇」論の誤り
「男系」「女系」とは
我が国ではこれまでに125代にわたって天皇陛下を奉戴(ほうたい)申し上げてきました。その125代の全ての天皇の血筋は「男系」です。この場合の「男系」とは、歴代天皇のそれぞれの父、その父(祖父)、そのまた父(曽祖父)……と父をたどってゆくと、最終的に必ず神武天皇(初代)にたどり着くことをいいます。一方、「女系」とは、母をたどってゆく血筋のことをいいます。
「女系天皇」は「天皇」にあらず
『日本書紀』には天照大御神の詔(みことのり)として、こう書かれてあります。「葦原千五百秋瑞穂の国(=日本)は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。」と。ちなみに、神武天皇は天照大御神の玄孫の子であらせられます。つまり、神武天皇の子孫であることがはっきりしている人物に皇位を継承させるべきと『日本書紀』には書かれてあります。これが皇位継承のしきたりです。
125代にわたる全ての天皇は、このしきたりにのっとられて、「男系」の血筋にそって皇位を継がれてこられました。「女系天皇」を認めるということは、このしきたりをやぶることになります。しかも、「女系」の血筋をたどっても神武天皇にはたどり着かないから、その皇位には正当性など無いに等しいです。ということは、「女系天皇」は「自称『天皇』」であり、しきたりに裏付けられた本当の「天皇」ではなくなるから、皇室が廃止になったのと同じことになってしまいます。つまり、「女系天皇」は「皇室廃止」と同じなのです。
「女性天皇」について
「男系」か「女系」のうち、「男系」のみが皇位として正統であるのはこれまでに説明しました。それでは、「男系男子」と「男系女子」の正統性について考えてみましょう。「男系女子天皇」は初代から125代までの天皇のうち、以下の通り、おわしました。
- 推古天皇
- 皇極天皇
- 斉明天皇
- 持統天皇
- 元明天皇
- 元正天皇
- 孝謙天皇
- 称徳天皇
- 明正天皇
- 後桜町天皇
※皇極と斉明、孝謙と称徳はそれぞれ同一人物。
いずれの天皇も「多くの皇位継承者がおられるが、そのうち特定の皇子に継がせるべく、暫定的に践祚(せんそ)された」という特徴があります。つまり「男系女子天皇」は「中継ぎ」として践祚されるというのが、しきたりです。その理由は、女性は宮中祭祀を執り行うことができないからです。このしきたりにのっとった正しい「男系女子天皇」への践祚の手順はこうです。
- 男系男子の儲君(ちょくん。次の次の天皇のこと。)を決める
- 次に中継ぎの「男系女子天皇」を決める
この手順をあべこべにしたり、片方を抜かしたりしてはなりません。
皇位継承が安定して行われるために
旧皇族の皇籍復帰
GHQは昭和22年(1947)に当時の宮家のうち11家51名を臣籍降下させました。臣籍降下とは皇族が皇籍(皇族の籍)から臣下(民間人)へ籍を移されることをいいます。この11家のうち今でもご存命であらせられる男系男子は5家14名おわします。この14名が皇籍復帰してそれぞれ宮家の当主になっていただけると、皇位継承が安定するのです。高崎経済大学の八木秀次教授によりますと「複数の旧皇族に復帰の覚悟があるようだ」ということだそうなので、政治家はすぐに行動に移すべきです。
側室の復活
側室の復活とは、要するに一夫多妻制の復活のことです。子供をお産みになる機会が増えれば、当然男子がお生まれになる確率が上がります。
公家または華族の復活
公家または華族は皇后を輩出するために復活する必要があります。
もっと噛み砕いて説明
・国益的な問題
実は男子男系でつながってきた天皇は世界三大偉い人の一人
(あえて格を付けるとしたら※天皇≒ローマ法王>イギリス王室>いろんな王室が世界的なスタンダードと言われている。)
女系になると日本の世界的な権威や価値がなくなる
世界的にアジア圏の発言権が弱くなり、現在のパワーバランスが崩れる
今までの天皇の父親をたどっていくと全員必ず神武天皇にたどり着く!
ここがスゴイです。昔の女性天皇は原則的に男系女子であり、かつ天皇位空席という非常時を回避するための単なる暫定的な代行者(中継ぎ)でしかない存在だったから容認されていました。
前述のように女性天皇は実質的に正式な天皇ではありません。
昔、皇室を露骨に壊そうとした人たちがいました。恐らく左翼にとって日本人の愛国心のよりどころである天皇陛下は邪魔以外のなにものでもなかったのだと思います。
当然、それでは全く上手くいかなかったので、そいつらは昨今では方法を転換して「女系天皇容認」→「今の天皇は女系で正統性がない」→「皇室アボーン」という具合に、間接的かつ目立たない形で皇室を壊そうとしています。
英連邦 カナダ政府発表の外交上の社交序列
ちなみに天皇は格だけで言うとアメリカの大統領より偉いです。(下記カナダ政府発表を見た通り上に行くほど序列が高い)
まさに日本はもとより、世界の切り札。
女系天皇を認めたとして、愛子様の子供からみた系譜
かつて「保守派の論客」といわれた小林よしのりも女系天皇推進派になってしまいました。
「タカ派」だった論客が反日左翼に取り込まれたことで、皇室は今以上に危機的な状況です。
このような危機的状況を脱するためにも、旧宮家や側室の復活は急務と言えよう。
参考
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最終更新:2020年07月05日 13:32