ノルフェルト王シモン3世


(画像挿入予定)


氏名 シモン・ロスバリ
年齢 24歳
性別 男性
身長 181センチ
職業 ノルフェルト王国国王
出身地 ノルフェルト王国フォーゲルイェルド南部バッキンゲン城
現住所 ノルフェルト王国フォーゲルイェルド南部バッキンゲン城
性格の特徴 天上天下唯我独尊、傍若無人で傲岸不遜。エーデマルク連合王国の下でのエーデマルク王国とノルフェルト王国の対等を主張し、いざとなれば独立戦争も辞さぬと脅しをかけている問題児。自尊心がグランダシアの雪山より高く少しでも蔑ろにされたと感じれば烈火のごとく怒り出す。常に自分が一番で、自分に命令する人が大嫌い。
根は非常に臆病で自分に自信がなく、常に「お前は無能な王だ」と指摘されるのを恐れている。一人でいる時は静かに読書をしていることが多く、日常的に使用人たちを怒鳴り散らすような真似はしないので、ごくごく身近な者たちだけは彼が本当は気弱で繊細な青年であることを知っている。弱みを見せたくないがために虚勢を張って無理をしている状態。小さい頃は虚弱体質で今でも武芸や馬術が苦手なこともあり、劣等感は強い。
外見の特徴 まっすぐの長く美しい銀髪を一本の太い三つ編みにしている。エメラルドグリーンの瞳。高い鼻筋にアーモンド形の目の美青年。身長のわりに体躯が華奢なので、女性的にも見える。
細い身体を誤魔化すために着込みがち。ノルフェルトの豊かさを誇示するため、また、ステラクス系であることを主張するために、金銀の装飾品を数多く身につけている。若干けばけばしい。
備考 傍から見ていると傲慢な独裁者だが、家の中では子煩悩の愛妻家なので放っておけば無害。こいつがエーデマルクの宮殿に出てくると一気に騒がしくなるので、レーヴ兄弟には「ノルフェルトのド田舎に引きこもってろ」と思われている。
一人称:僕、二人称:貴方or貴女、名前が分かるひとは国内ならば呼び捨てで外国の要人は貴殿やら貴公やら貴君やら○○殿やら。丁寧な言葉遣いなのが逆に偉そうで気に障る人は多い模様。
人間関係 妃であるテレサを盲目的に愛しており、彼女が産んだ2人の王女を溺愛している。エーデマルク王室のレーヴ兄弟全員に嫌われているが、特にグスタヴマックスのことはシモンも大嫌いで、中でもマックスとは犬猿の仲。


経歴

 ノルフェルト王国国王とその妃の第一子として生まれる。他に兄弟が生まれなかったため、唯一の王位継承者としてノルフェルト中から大切に育てられるが、当の本人は虚弱体質で、医者には長生きできないだろうと言われていた。喘息を患ったり些細なことで発熱したりしていたため、7歳ごろまでは一年の半分以上をベッドの上で過ごし、王城からほとんど出られずに育つことになる。
 7歳を過ぎた頃から徐々に発熱する回数は減っていくが、体が弱いことには変わらず、武芸も学問もなかなか身につかない。周囲はあえて何も言わずに見守ることにしていたが、唯一の王位継承者としての圧力を全身で感じ取ってしまっていたために、常に萎縮した状態。
 当時はまだレーヴ家の当主がエリーサベタ女王であり、エリーサベタ女王に傾倒していた父王が元気溌剌なエリーサベタ女王の孫である8兄弟たちと親しく交わるようシモンをけしかけ、8歳ごろから少しずつエーデマルクへ連れ出すようになる。しかし、全員が健康体でそれぞれが各方面に才能を発揮して自由に過ごしているレーヴ兄弟を前に、精神的に完敗。挙句の果てに、グスタヴマックスといった年の近い王子たちが二大やんちゃ王子で暴れん坊将軍だったため、グスタヴマックスは一緒に遊んでいただけのつもりだったが、シモンとしては何となくいじめられていたような記憶が残り、これでもかというほど仲が悪くなった。唯一シモンにも穏やかに接していたのが長子のテレサで、テレサの細やかな気遣いに淡い初恋をする。
 エリーサベタ女王が退位し、息子のグスタヴ1世が即位すると、グスタヴ1世がノルフェルトに不利な政策を次々と打ち出してきたため、エーデマルクとノルフェルトの仲が急速に冷え込む。シモンがエーデマルクの宮殿へ赴くこともなくなる。
 13歳の時、ノルフェルトとエーデマルクが一触即発の状況に陥る。この時エーデマルク議会が内戦を危惧して和平を模索、レーヴ姉妹のうちの誰かをシモンに嫁がせることを提案。グスタヴ1世はこれ幸いとばかりに優秀な長女を追い出そうと考え、テレサを当時交際していた恋人から引き離し、6歳もの年の差を無視して強引に婚約させる。余談だが、この時第一候補だったのは1歳しか年の違わないハンナだった、ハンナの気の強さではシモンをフルボッコにしかねないと思った周囲が総出で止めた上ハンナの王位継承権が低かったので廃案になったが、今となっては誰もがこういう結果を迎えて良かったと思っている。
 成長期を迎えてどうにか安定した体調を保てるようになり、18歳の時ノルフェルト王として即位。同時に、契約どおりテレサを妃として迎える。当初は、テレサには別の恋人がいたことやエーデマルク議会に決められた政略結婚であることを思うと、初恋の相手であり今でも憧れの存在であったからこそなおのこと、テレサに対して遠慮がちに振る舞っていた。しかし、テレサの方が自らシモンに歩み寄り、強がってはいるが本当は繊細なシモンの性格を見抜いて、シモンを支え、寄り添うようになる。あっと言う間にテレサにのめり込む。こうしてノルフェルト全体がテレサに乗っ取られていくが、彼女がノルフェルトを悪いように扱うわけでもないので、見て見ぬふりどころか、現在半分政治を委ねてしまっている状態。
 同時期、スオラ内戦が勃発する。テレサが手を出さないように言うので、沈黙を保つ。
 19歳の時、テレサが一人目の娘を出産。目の中に入れても痛くないと思うほど可愛がる。エーデマルクは内戦でめちゃくちゃだったが、ノルフェルトはロスバリ家の存続決定を心から喜んでお祭り状態になる。平和。
 20歳の時、グスタヴ1世が死に、ヘンリクがエーデマルク王に即位する。テレサは弟を案じてエーデマルクに里帰りをしたがったが、ちょうどその時2人目の妊娠が分かったので、母子の安全を考えて戻らないよう懇願。さすがに子供の命には代えられないと思ったテレサは了承。エーデマルクの宮殿がどんどん荒廃していくが、翌年またもや健康な王女が生まれたので、ノルフェルトの民が歓喜で沸く。お祭り状態になる。平和。
 生まれたての第二王女を連れてテレサがエーデマルクの宮殿に駆けつけ、エーデマルクの惨状をテレサからの手紙で知ったシモンは、一瞬この隙にエーデマルクへ攻め入りスオラとノルフェルトでエーデマルクを挟み撃ちにして連合王国の覇権を握ろうかとも考えたが、テレサの嘆願に負け、ノルフェルト議会を抑えてさらに不動の態度を続ける。のちに、エーデマルクが潰えればスオラを裏で操っているビス連やエーデマルク本体を狙っているクォーテラに連合王国全体が破壊されかねないと悟り、連合王国の大局を考えてエーデマルクの支援を決意。
 グスタヴ2世が即位し、娘とグスタヴ2世を連れて帰還したテレサにエーデマルクへの資金援助を懇願されるが、シモンは渋るふりを見せながらも心の中では快諾。グスタヴがシモンに頭を下げたのもちょっと気分が良かったらしいが、そういうことを言うとまたテレサに叱られるので我慢。テレサをノルフェルトに返してもらうことを条件にエーデマルクへの援助を続け、スオラ内戦の終結を見る。
 現在、2人の娘たちを溺愛しつつ、テレサの日々大きくなっていくお腹を眺めて、3人目はそろそろ男の子が出てきてもいいな、などと能天気なことを考えながらノルフェルトの王城で暮らしている。平和。





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最終更新:2015年11月04日 14:15