インレ大公代理ハンナ・マリー・レーヴ
(画像挿入予定)
氏名 |
ハンナ・マリー・レーヴ |
年齢 |
25歳 |
性別 |
女性 |
身長 |
169センチ |
職業 |
インレ大公代理 |
出身地 |
エーデマルク王国ルンドホルム北部ソールリュース宮殿 |
現住所 |
インレ大公国エストハヴ西部オーベンヘーン宮殿 |
性格の特徴 |
優雅で上品な物腰の貴婦人。流行の最先端のドレスと髪形を追究しているファッションリーダーで、非常に華やか。どんな場所にも自ら積極的に赴き自らの言葉で話す行動力と社交性のかたまり。 いつも自信に満ち溢れており、どんな相手でもけして物怖じしない。特に男きょうだいは容赦なく顎で使う。ああ言えばこう言う、弁舌の手腕に長けているとも言う。男きょうだい曰く「みんなあいつの派手な見た目に騙されている」「奴の好きにさせておけ下手に手を出すと後でどんなしっぺ返しを喰らうか分からんぞ」「ハンナのすることは原則として見ざる聞かざる言わざる」。 頭脳明晰で冷静沈着。肝の据わり方は兄弟一の豪胆と評価されるほど。行動力を裏支えする思考力と判断力ゆえに兄弟たちからは絶大な信頼を寄せられており、インレの民衆も彼女を実質的な君主としてみる。ノルフェルトやスオラの一部は「もしも彼女がエーデマルク王になったら、エーデマルクは帝国への成長を遂げるだろう」と恐れられている。 |
外見の特徴 |
日の光を紡いだような金髪に、星の光を紡いだような灰青の瞳。長い金の髪はまっすぐで腰に届くほどあり、その時その時で結い上げたり下ろしたりと髪形がころころ変わる、お洒落。姉妹で2番目に背が高く、くびれた腰や細く長い手足は一見モデル体型だが、その実ボン・キュ・ボンのダイナマイトバディ。誰もが羨む理想の美女。 インレどころか連合王国のファッションリーダー的存在。常に華やかなドレスに身を包んでおり、宝飾品の類は控えめ、かと思いきや、インレ大公代理としてインレ大公より目立つことのないよう――というのは建前で、下品に見えないようわざと小さな石のものをつけるようにするらしい。 |
備考 |
レーヴ家次女。独身のグスタヴ2世のためにファーストレディ代理をも務めることのある、グスタヴ2世の片腕。たまにインレから出てきてはソールリュース宮殿の玉座を乗っ取って仕事をしている。っょぃ。 バイセクシャルでもあり、インレの宮殿で女中とイケナイアソビをすることもしばしばらしいが、兄弟たちは知らないふりをしている。 一人称:私、二人称:貴方or貴女、名前が分かるひとは国内ならば呼び捨てで外国の要人は貴殿やら貴公やら貴君やら○○様やら。弟妹や民衆にはたまにお前と呼びかけていることもある。 |
人間関係 |
グスタヴとは小さい頃こそよく兄妹喧嘩をしたものだが、今はともにエーデマルク連合王国を支えるパートナーとして二人三脚、強い信頼関係で結ばれている。ルスカは今も彼女をちょっぴり怖がっている。 一人だけ普段はインレで生活してるから、ちょっと遠いんだよね……。 |
経歴
父グスタヴ1世の次女として
レーヴ家に生まれる。
小さい頃からドレスやアクセサリーが好き。母である王妃の化粧品や宝飾品を勝手に使っては叱られるおしゃまさんだった。物心がつく前から一人前の淑女として扱われることを望み、父である王と母である王妃の間に座って
エーデマルク連合王国の重鎮たちとの会議や各国からの賓客をもてなす宴席に出席しては、大人たちに『レディ・ハンナ』と呼ばれ可愛がられる少女時代を過ごす。彼女の社交性と外交手腕はこの時点ですでに培われていたものとみられる。
兄弟間では、良く言えば気丈でしっかり者、頭の回転が人一倍速く気が強かったため弁舌の腕で兄弟たちをのしていくこともしばしば。しかし、周りの大人たちはむしろ他の兄弟たちを「ハンナに勝てるくらい賢くなりなさい」と諭すだけでハンナの方を止めることはなかった。兄弟たちの間でハンナ最強伝説誕生。
17歳くらいの頃から嫁入りでも婿取りでも何でもいいから結婚しようと目論んでいたが、少しでも彼女と深く会話をした者は、彼女の賢さとしたたかさに負けて逃げていく。さすがに「私は可愛げがないのかしら……」と思ってちょっとだけめげる。「私についてこれない愚かな男などこの私には釣り合わないんだわ」と言ってすぐに復活する。強い。
19歳の時、
スオラ内戦が勃発。最初から無為無策の父グスタヴ1世を批判していたため、父より謹慎を言い渡されて宮殿からの外出や情報の入手を制限される。20歳の時、グスタヴ1世が『死神』に狙撃されたが、この時眉ひとつ動かさず受け入れ、その後兄
ヘンリクでは勝利できないであろうことを予言するかのような発言をして周囲を震え上がらせる。事実その翌年ヘンリクが逃亡、次兄
グスタヴが戦場で行方不明になり生死不明のため彼女がエーデマルク民衆への呼び掛けを行ない、宮殿の内部の整理に奔走する。たった21歳の彼女の下で結束し統制されていくエーデマルク軍の様子を見て、エーデマルク諸大臣やノルフェルトおよびインレの人々は恐懼し、エーデマルクの一般民衆は彼女に女神の姿を見たという。
同年、兄グスタヴの奪還のために末弟の
ロビンだけを連れてスオラに乗り込み、無事救出。
スオラ軍に在籍していたある男はのちに「単身で乗り込んできたあの女を見て思った。グスタヴ・カール・レーヴの方がまだ交渉しやすい、万が一グスタヴ・カール・レーヴが死にハンナ・マリー・レーヴが女王にでも即位しようものならスオラに独立の道はない、と」と語っている。どうでもいいが、この時ハンナはスオラにロビンをただの荷物持ちとして紹介したため、実はロビンが兄弟で一番腕の立つ剣術家でハンナの護衛としてついてきていた上「いざというときはその場にいる
スオラ人を片っ端から斬りなさい」と命令されていたという裏話は誰も知らない。ハンナが怖くてロビン自身も口にしないからグスタヴもマックスも知らない。
以後、スオラとの交渉の場には必ず彼女が現れ、スオラの中でも彼女の顔と名前が知れ渡る。会合の最後には必ず彼女が「エーデマルク王に忠誠を」と微笑む様子が見られ、スオラどころかグスタヴまでもが「トラウマになりそうだった」と言い残している。実際
ルスカは今でもハンナが怖い。
23歳の時、エーデマルク王兼インレ大公グスタヴ2世として即位した兄の業務量の緩和のため、インレ大公代理をかって出て、
インレ大公国へ移住。この時、エーデマルク王の王位継承権を放棄。彼女を危険視していたノルフェルトやスオラを安心させる狙いもあった模様。
インレでは、
エーデマルク王国の前王朝であるストレーム朝の開祖となったインレ公の妃の名も『ハンナ・マリー』であったことや、エーデマルクでのハンナのカリスマぶりを聞き及んでいたことから、インレ大公代理として現れた彼女を特に抵抗することなく受け入れている。ただし、まだ年若いハンナを傀儡にするつもりだったらしいインレの重鎮たちは、半年以内にみんなハンナに屈服させられた。
今となってはインレ全体がハンナを君主として仰いでおり、ハンナが新しい宗教の女神であるかのように扱われ始めている。
最終更新:2015年11月02日 15:09