『エーデマルク』ということばが3種類の意味で使われていることにいまさら気づいたので、混乱防止のために解説してもらいました。
 以下、テ=テルヒメ@ヤギホノミヤマ王国第二王女、ロ=ロビン@エーデマルク王国第四王子でお送り致します。


『エーデマルク』ってなに?


ロ「『エーデマルク連合王国』と『エーデマルク人』と『エーデマルク王国』の3つのことをいいます
テ「全部違うのですか!?」
ロ「全部違います! 大きい順で言うと、 連合王国>民族>王国 です。紛らわしくってごめんね(´・ω・`)」
テ「『連合王国』と『王国』の区別がつきません>////<」
ロ「たぶん区別がついている人の方が少ないと思うので、今から僕が順を追って説明していきます^////^b=b」


エーデマルク連合王国


ロ「『エーデマルク王国』、『ノルフェルト王国』、『インレ大公国』、『スオラ自治州』という4つの国が合同で作った国のことです。ややこしいので以後『連合王国』と呼びましょう」
テ「4つは全部独立した別の国々なのですか?」
ロ「はい! 4つの国にはみんな違う代表者がいて、みんな違う法律、みんな違う議会をもっています」
テ「それで、ひとつの国にまとまる必要があるのですか?」
ロ「ひとつひとつの国があまり強くないので、外の国々とやり取りをする時は団結しないといけないのです(´・ω・`) したがって、外交権という、諸外国と政治的な交流をする時に代表して物事を決める権利と、関税権という、諸外国と貿易をする時の税金を決める権利は、統一しています。ちなみにこれらは連合王国議会で決めます。連合王国議会からゴーサインが出ないと、連合王国の中のどの国も勝手によその国と同盟を組んだり戦争をしたりすることができません」
テ「別々の君主がいるのはなぜですか?」
ロ「仲が悪いからですwww」
テ「wwwww」
ロ「真面目なことを言います。4つの国はそれぞれ文化的に異なる特徴を持っているんですね。特に宗教と料理については全然相互理解ができません。無理です。喧嘩します」
テ「宗教と料理は喧嘩になりますね( ;∀;)」
ロ「ついこの間もそれで内戦をしたのでシャレになりません( ;∀;) だからもう、『それぞれの国の中はそれぞれで好きに決めて! その代わり国の外に出る時だけは勝手なことをしないで!』という取り決めをしたんです」
テ「なるほどー!」
ロ「民族の団結! とか、宗教の統一! とか言い出すとまた大喧嘩が始まるので、連合王国ではそういうことは言ったらいけないという決まりにしました。代わりに、話し合って物事を決めよう、ということで、決まった物事を文章にまとめて、法律というものを作ることにしました。それが、権利の章典を初めとする数々の法律、まとめて『エーデマルク法典』と呼ばれているものです。連合王国は、宗教の戒律ではなく、エーデマルク法典という法律で結ばれているんですね」
テ「そんなことが可能なんですかー!?」
ロ「はい、どうにかやってのけました! これが血で血を洗う歴史の賜物だったんですけど、その辺はいつか中の人がエーデマルクの歴史というページにまとめてくれる日が来ることをご期待ください☆」


エーデマルク人


テ「連合王国に住んでいるひとたちみんながエーデマルク人、というわけではないのですね」
ロ「はい、そのとおりです。『エーデマルク人』を名乗っているのは、エーデマルク王国の民、ノルフェルト王国の民、インレ大公国の民です。スオラ自治州には スオラ人という全然違うひとたちが住んでいます
テ「どうしてノルフェルト王国はノルフェルト人、インレ大公国はインレ人ではないのですか?」
ロ「エーデマルク王国・ノルフェルト王国・インレ大公国に住んでいる人たちの大半は、エアスター大陸の北部にあるステラk」
テ「お隣ですw」
ロ「割愛しますw とにかく、300年前、ヤギホの火山が噴火をした頃、エアスター大陸の北部は火山灰や火砕流から逃げ惑うヤギホ人でパンクを起こしたので、ステラクスやクレスティンで有志を募り、ヤギホ人を初めとする希望者を募って、ツヴァイター大陸に移住しました。その子孫が僕たちエーデマルク人です」
テ「またうちの火山の影響なのですねwwwいつもいつもまことに申し訳ございませんwww」
ロ「『エーデマルク人』の厳密な定義はないです。何となく、『日常会話でエーデマルク語を喋っている人』や『自分たちの祖先はエアスター大陸から移ってきてここに定住したのだという意識のある人』が『エーデマルク人』を名乗ります
テ「ちなみに『エーデマルク語』とはどんなことばですか?」
ロ「もとはステラクス古語ですが、エアスター大陸のいろんな国から人が来た結果ステラクス古語とエアスター語とクレスト古語とタスターニャ語が混ざり、現地語であるスオラ語とも交ざり、さらにみんながやり取りしやすいように文法がとっても簡単になった結果誕生した言語です」
テ「ステラクス語の原型はないのですかね(真顔)」
ロ「い、一応あります(白目) ま、ま、まあ、300年も別大陸でしたしね! 文法構造はよく似ていますし、当時エアスター大陸で使われていた単語もたくさん残っているので、エアスター語を話す皆さんにとっては勉強しやすい言語だと言われているんですよ(*´ω`*)」
テ「エーデマルク人の皆さんに共通のことは他に何がありますか?」
ロ「エアスター大陸から来た時のメンバー構成の比率が、ステラクス系5割、クレスト系2割、その他が3割、という感じだったので、背が高くて金髪碧眼の人が多い傾向にあります。男性の平均身長は180センチ台前半、女性の平均身長は160センチ台後半だそうです。僕の身長は聞かないでください(殺気立った目)」
テ「(えっwwwどう見てもタケハヤ兄様より背が高いのに、この人ちっちゃい方なんだwww)」
ロ「全体的に色白なのですが、ヤギホ人やアガデスタ人とも混血しているので、数パーセントくらい黒髪だったり黒目だったり浅黒い肌だったりする人たちがいます。彼らもれっきとしたエーデマルク人です。僕とか」※ロビンは黒髪です
テ「ですねw」
ロ「でも、300年前、みんながみんな好き放題に原っぱを開墾していったから、いつの間にか全然違うことをするようになってしまっていたんですよ。特に宗教面では、エーデマルク王国になった地域は一番自然環境が厳しかったので、ステラクス三柱信仰を保っていられなくなってしまったんです。それで、ステラクス系の純粋な子孫であると主張するノルフェルトと対立するはめに。以後、詳細はいつか中の人がエーデマルクの歴史というページにまとめてくれる日が以下省略」


エーデマルク王国


ロ「ここまで説明すればご理解いただけたかな? エーデマルク王国は、エーデマルク連合王国の構成国のひとつであり、連合王国の代表国家でもあります。エーデマルク王国の首都ルンドホルムに連合王国議会やエーデマルク連合王国軍の本部があります
テ「連合王国で一番偉いのがエーデマルク王国、ということですね?」
ロ「いや、全然そんなことないです。むしろ雑務が多くて面倒臭い学級委員長を押し付け合った結果仕方なく委員長を請け負ったのがエーデマルク王国です」
テ「^^;」
ロ「以後、連合王国と区別するために、単に『王国』と呼ぶことにしますね。王国は一応厳しい自然環境を生き抜くために一番戦争が強い国にはなりました。けれど、ノルフェルトやインレが弱いわけではないですし、一応『エーデマルク人』の国ですから、そうそう潰し合うわけにもいかなくてですね……」
テ「殿下、たまにさらっと怖いことをおっしゃいますよね……w」
ロ「(*ゝv@*)゚+.*:*☆ まあとにかく、そんな流れで『エーデマルク王国国王』=『エーデマルク連合王国国王』になりますが、この時出てくるのが連合王国の時に話していたエーデマルク法典です。連合王国および王国では、『エーデマルク法典に忠誠を誓うエーデマルク王に忠誠を誓った者がエーデマルク連合王国の民である』ということになっているんですよ」
テ「ひょっとして:エーデマルク法典>>>(超えられない壁)>>>エーデマルク王
ロ「ひょっとしなくても:エーデマルク法典>>>(超えられない壁)>>>エーデマルク王法律を守らないエーデマルク王には忠誠を誓わなくてもいいのです。法律に全然従わない王だったら、最悪首ちょんぱして別の新しい王を立ててもいいのです」
テ「首ちょんぱ(衝撃)」
ロ「だから、エーデマルク王は全然偉くないんですよ。エーデマルク王は、民衆と王との間に交わされた契約であるエーデマルク法典を守らないといけないんですから、議会にあれもダメこれもダメと言われまくります。王族は基本的に信仰もあんまり自由になりません、どこかをひいきするとまた血で血を洗う大喧嘩になるので……」
テ「ひょえええええ(がくがくぶるぶる)」
ロ「ちなみに現在エーデマルク王はレーヴ王朝5代目グスタヴ2世が担っておりまして、このレーヴ朝エーデマルク王室=レーヴ家は、一応クレスティンから伝来した聖隷教の別宗派を信仰していることになっており、娘の名前にマリーとか息子の名前にパウルとかつけたりしてたんですけど、ぶっちゃけ僕らは毎週日曜日の礼拝には行ったことがないです。おサボりではないです、議会に聖隷教をひいきしているように見えるからダメと言われたせいです。いやでもグスタヴやマックスを見てる感じだと本当に自分たちを聖隷教の信徒と言っていいのかすごい疑問なんですけど、その辺はいつか家族会議をして統一見解を出しておきますね……」
テ「お、応援しておりますね……!w」


まとめ。


ロ「こんな感じで、違いについて伝わりましたでしょうか?」
テ「はーい! とても分かりやすく為になりましたー!」
ロ「それはそれは良かったです(*´ω`*) また分からないことが出てきたら気軽にお尋ねくださいね!」





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最終更新:2015年11月14日 21:28