発音(IPA) |
[t͡siroma] |
話される国 |
ツォルマリア文明統一機構† (共立公暦以降は文語化) |
話者数 |
不明 |
言語系統 |
ツォルマリア語族ツォルマ語派 |
表記体系 |
古典ツォルマ文字(ъигепла намолиц) |
書記方向 |
右から左 |
概要
文明統一機構の公用語であり、その高度な語幹派生の仕組みによって膨大な文化的な遺産を残してきた。特に文明統一機構の影響力のあった地域の文語や口頭言語の規範としては高度な影響を与えており、クレオール化によって
ロフィルナ諸語などが生まれ、生きた言語として使用されなくなった共立公暦時代においても話される言語の規範に影響を与えている。
直系の純粋な後継言語として
現代ツォルマ語と
アンラフィエ語が挙げることが出来る。前者は激烈な歴史の変化の過程で、複雑且つ豊穣だった変化のパラダイムは失われている。しかし、後者は
ユミル・イドゥアム連合帝国や
セトルラーム共立連邦の一部で細々と継承されており、古典ツォルマ語の形態派生の体系を殆ど保存していると見られている。
言語名
原語名は「ツィロマ」と読み、「支配」を意味する語幹√moracの第111派生形(cəroma、ツァロマと読み「ツォルマリア」を意味する)に言語を意味する要素接辞 3-i(x) が付いたものである。
この語幹√moracは、G1/第22派生形(cѳrm)を通して、現代
ロフィルナ語の"tore"「統治する」、"toor"「国」、"torpen"「民族」などと同根である。
アンラフィエ語との差異
アンラフィエ語は古典ツォルマ語の形態派生の体系を良く保存しているが、以下の点で差異が見られる。
転写
アンラフィエ語とは異なり、ラテン文字で転写されるため、以下の文字で注意すること。
アンラフィエ語の転写 |
古典ツォルマ語の転写 |
ъ |
ə |
ц |
c |
ж |
j |
ш |
x |
х |
h |
щ |
(検討中) |
利用する語彙
古典ツォルマ語で用いられる語彙の一部はアンラフィエ語では既に通用しないか、古臭い言葉として認識されている場合がある。逆に言えば、アンラフィエ語の辞書で「古語」とされている単語は古典ツォルマ語では普通に通用している場合がある。
|
「文字」 |
「臣民」 |
アンラフィエ語 |
Аккуг (Akkug) |
Прокорпъ (Prokorpə) |
古典ツォルマ語 |
Alpəgiu |
Okrompə |
関連項目
最終更新:2025年05月04日 18:17