用語集




あ行

劫の眼(アイオンの眼)

皐月駆が所有する異能。その能力は歴代劫の眼所有者の記憶の共有、および無限分岐する可能性から望む未来を引き寄せるというもの。
要は可能性が0.00001%でもあるならそれを100%にすることが可能な能力であり、流出やデモンベインにも匹敵するチート能力である。
ほぼ全能と言っても差支えないトンでも能力ではあるが、それでも欠点は存在する。
第一に、劫の眼は魂を消耗して使うため、あまり使いすぎると所有者の魂が消滅してしまうということ。
第二に、引き寄せる未来は自動的ではなく自分で選ぶ必要があるため、どの未来を引き寄せるかは所有者に委ねられるということ(有体に言えばより悪い未来を引っ張ってくる可能性が存在する)。
第三に、所有者たる駆が、劫の眼以外は精々一般人よりは強い程度のスペックしか持っていないということである。

しかしこのロワではそれら弱点は軒並み解消されている。
魂の損耗は支給品のシャルラッハロートで全て解決、引き寄せる未来の内容に関してもヤンや空目といった頭脳派集団のサポートがつき、覇吐や依姫といった武闘派連中に散々しごかれた末にスペックもかなりマシになっているという有様である。

当然戦闘では無敵に近い能力であるが、狛枝の対主催化のきっかけを作ったり、ブレドランが過去にロワで優勝したことのある可能性を掴んだり、座の歴史を垣間見たりと戦闘以外でも大活躍。
最終決戦では未来を引き寄せるという”奇跡”を早苗がサポートするという合わせ技も披露。
アイオンが水銀の想定を超えたこと。それが今ロワでの対主催側の勝利の一因となったことは言うまでもない。

死想清浄・諧謔(アインファウスト・スケルツォ)

藤井蓮の覇道型の“創造”。
能力は死者・不死者などの「生者ではない存在」を弱体化させること。
まっとうな生者には効かないが、死者や不死者だけでなく、この世のものでなければ効果があり、その力は非常に強い。
格上のラインハルトの創造を壊滅手前にまで追い込んだほど。

“創造”とは聖遺物を用いて心の底から願う渇望をルールとする“異界”を作り出す能力である。
本来蓮の渇望は「今だけ永遠に続けばいい」というものであり、能力としての到達点は「時の永続停止」である。
しかし混沌ロワではカワイソス四天王の項目を見ても分かる通りの過程をたどったことであり 「死者の生を認めない」という渇望に変化した。
前者は「失ったものは戻らない。だからこそ今ある刹那を大事にしたい」、
後者は「失ってもまた戻るならそれに価値はない。蘇りは自分の大切なものを塵にする行為だ」というもの。
つまりこの二つは同一の思想を根底としており、前者は失くす前の渇望、後者は失くした後の渇望であり、原作でも描かれている。
原作登場時は死者の軍勢を率いるラインハルトへの怒りによるものでこのロワのように蓮自身が多くを喪ったわけではないのだが。
原作での登場は一つのルートの最後の最後のみであるが、原作者の言及は多い。
この創造でマリィを成仏させることで一つの救いにする案もあったらしく、蓮がこの渇望で流出へと至りメリクリウスを倒す未来もあるとのこと。

混沌ロワではそれらを踏まえた上で、更に、このロワの蓮ならではの渇望より発現した流出版スケルツォが登場。
覇道型の流出とは己が渇望によって全世界を永続的に塗りつぶす力のことであり、それをなした存在が神と呼ばれる。
厳密には違うが、今だとまどか☆マギカやその劇場版の顛末を思い浮かべてもらえれば分かりやすいのではないだろうか。
実際マリィは「みんなの願いを抱きしめたい」という渇望で流出するルートも存在する。

混沌ロワにおける流出版スケルツォの能力は「刹那と永遠を隔てる」ことである。
「永遠」は「幻想」「夢」、「刹那」は「現実」「(現実を生きるまともな)人間」の象徴である。
人間は永遠になれない刹那だ。それでいいし、そうあるべきである。
故に創造時以上にこの流出は「生者ではない存在」を認めず、死者は蘇ることなく、不死者は死体へと還り、誰もが死を取り戻す。
依姫の八百万(神降ろし)と第七天の八百万(歴代"座"法則再現)の合わせ技による第五宇宙・黄金の獣降臨で染め上げた敵宇宙をまとめて消し飛ばす連携も見せた。

また本編では「刹那と永遠を隔てる」能力が以下のようにあまたの形で発揮された。
  • 主催者達が生み出した混沌を「永遠と刹那」「陰と陽」「幻想と現実」などに分解し混ざり合う前の状態に戻す。
  • 上記の応用で生き残った仲間たちを彼らの日常である元の世界へと帰れるようにした。
  • 世界のありようをあるべき日常に戻す力により、ロワによる各世界への影響を最小限に留める。
 (例:紫が死んだ後の幻想郷の“幻と実体の境界”や“博麗大結界”の代理・補強による幻想郷の維持)
  • 最終決戦の重要な争点になった“座”は色々設定が複雑で単に壊すだけではややこしいことになったかもしれないがその辺の問題も特性上全て解決。

尚、この流出はあくまでも人と幻想を隔てるものであって、幻想を否定するものではない。
叶わぬ夢や幻想を抱えるのも、現実を生きる人間である証である。
このロワで蓮は刹那と幻想が交わった故の数多の悲劇を経験してきたが、同時にファンタジーの世界の住民たちとも絆を育んだ。
だからこそこの理が流出した後も半妖の霖之助や物語になった空目などは幻想郷に送られるなどの形で容認されている。
この流出の本質は蓮とマリィの別離が示すように、“否定”ではなく“別れ”なのかもしれない。
過去を悼みながらも過去に囚われず、死者と別れ、神や悪魔の支配と誘惑を脱し、只の人間として生きていく。
この流出が生み出したのはそういう世界なのである。


か行


学園編

その名の通り、混沌ロワ参加者に学園生活を送らせた番外編的エピソード。
オープニングが貼られる前に外伝風に設定が決められ、本編とほぼ同時進行で
本編のネタを使った、学園編エピソードが投下された。
言ってみればフルメタル・パニック?ふもっふみたいなもの、らしい。
……?

かませ犬

能力は高いはずなのに更に上のキャラたちの引き立て役として踏み台にされるキャラたちのこと。
創作ではよく見られるポジションであり、ネタ的な意味で人気が出ることも多い。
混沌ロワでは原作からして噛ませ犬として名を馳せた十神白夜を含む以下の噛ませ三羽烏が目立っていた。

  • 十神白夜
噛ませ系対主催(頭脳・メンタル)。
かませ眼鏡というあだ名を原作内で付けられてしまった公式かませ犬。
名家の跡取りであり、幼い頃から帝王学などを始めとした英才教育を叩き込まれていて、能力は非常に高いには高いのだが……。
本ロワでも考察面でチームメンバーの空目や蒼衣に遅れを取り、「どういうことだ、碇!」と連呼していた。

  • 坂上覇吐
かませ系対主催(フィジカル・スケベ)
原作終了後からの参戦であり、制限で能力が初期近くまで弱体化しているが、それでもかなりのチート。
……なのだが、スケベだったりパシリ(パシリの項目参照)だったりで仲間からの評価は低く、完全に馬鹿認定。
何よりも彼の死んでも蘇る程の不死性が強マーダーのかませにするには丁度よく、味方からも盾扱いされることもあった程。

  • ブレドラン
かませ系マーダー(計画通り(笑)・黒幕)
天装戦隊ゴセイジャーにおいて組織を跨いで暗躍する怪人でラスボス。
言い換えればやられたと思ったら姿と名前を変えて別の組織にを何度も繰り返しており、本編と客演を含めると計15回やられている。
そのため、ロワ内においては覇吐とは逆に対主催にかませにされることが多かったある意味で便利なマーダー。
何かある度に状態表で彼の名前を変えるという遊びが書き手間でも流行っていた。

尚、繰り返して言うがかませ犬は引き立て役として相応しいくらいの能力があり、なんらかの出来事で一皮むけて主役級の活躍をすることもあったりする。
実際このロワでは彼ら三人は最終決戦まで生き残り、それぞれの形で活躍。
十神はシンジの死を前に友という存在を受け入れ、以後は曲者ぞろいの対主催をまとめるリーダー格の一人になった。
覇吐は蓮を叱咤激励するなどここぞという時に益荒男っぷりを発揮。決戦では全ての力を取り戻し無双した。
ブレドランはこのロワの開催者でもあり、かつてのロワでは優勝したほど。が、黒幕として大暴れしたものの前半で退場という正しいかませっぷりを披露した。

カワイソス四天王

  • 円谷光彦
ネタ的な意味のカワイソス。本人にとって地獄に他ならないが。
初っ端から「全身の筋肉が断裂するスイッチ」「女の子になる(睾丸が破裂する)スイッチ」「全身の皮膚が焼け落ちるスイッチ」「衣服がはじけ飛ぶスイッチ」「物理的にロボットになるスイッチ」などを次々と使用される。
挙句「家庭が崩壊するスイッチ」のせいで関係のない家族までとばっちりを食らったり「無限増殖するスイッチ」で大量生産された傍からブラックホールに飲み込まれたり。
途中で浅見光彦になって考察したりもしたが、最終的には神狩屋の血でリアル蓮コラ状態になり作中時間において半日以上放置された。
しかもエピローグでは記憶を受け継いだクローンを作られ、これからも尊厳を踏みにじられることに。
エピローグはどれもが没ネタ扱いなのが唯一の慰めか。
一応クローンはまだ目覚めていないとのことなので流出の影響で割りと失敗しているのではとか、そもそも蓮が放っておかないとも囁かれているし。

ここでいうスイッチとは、ネットの一部で賑わう『阿笠「出来たぞ、○○(主に光彦が被害者となる)するスイッチじゃ!」』シリーズのこと。
完璧な二次ネタがここまでロワに浸透してしまっているのも、このロワの混沌たる由来である。
投票で光彦にばかり票が入った時点で、入れた人たちはこうするつもりだったと推測できるが。
更に言えばこの光彦、あくまで原作出典でありSS出典ではない。それゆえ一層悲壮感が増している。
なお、このスイッチが生まれた経緯はロワ本編ではまったく明かされていない。

  • 八雲紫
他の参加者にちょっかいかけては返り討ちにされて土下座逃走を繰り返した人(妖怪)。
サイタマのパンチを食らいかけ、ハイドリヒにはシュライバーで攻撃され、ネウロにはキンクリ土下座させられ、神州王には素でビビり、仗助には隙間を封じられた上でラッシュを叩き込まれ、駆にはチート眼で翻弄され、トゥバンには体一つで完封され、一般人なら流石に大丈夫だろうと襲ったらキチガイ二人+αによってたかって精神攻撃を受けたりとかなり悲惨。
一応序盤は動揺するアドルフを窘めたり、幻想になった上条さんを看取ったりしたのにどうしてこうなった。
最後にはマリィを利用しようとして近づいた結果蓮と覇吐コンビにフルボッコにされて死亡。
とにかく全ての事柄が紫包囲網になると言っても過言ではなく、行動のほぼ全てが裏目に出てしまう結果に。妖怪の賢者とは何だったのかと嘆きたくなる、何となく同情したくなるカワイソス枠。
一部では、綿月姉妹が参戦した時点でこの顛末は予想されていたとか。この二人へ余計な策を巡らしたのと、人間を下に見る態度が抜けきれなかったのが一番の原因だと言われている。
救いなのは、なんだかんだで一緒に行動していたアドルフに墓を作ってもらえたことか。

原作において玲愛先輩・マリィ以外全ての仲間を失った時期から参戦の上その先輩が見せしめで殺害される。
茫然自失になるも天樹錬と合流できたことでぎりぎりのところで踏みとどまるが、自分と同じく想い人を亡くして暴走した錬を自分の手で殺害する羽目に。
更に中盤では先輩と錬のゾンビが出現、死者の蘇りを否定する蓮にとって最悪の形で邂逅を為し、瓦解寸前になりながらその首を落とす。
その後は仲間に恵まれるもジョーカーには精神を抉られまくり、最終決戦においてはマリィと死に別れ、先輩と永遠に会えなくなることが確定。しかも自身も人間でなくなり永遠に世界の狭間を生きる業を背負ってしまう。
自分の価値観を揺さぶるイベントばかりに出くわしその度傷を抉られていくトップクラスのカワイソスだが、支える仲間が多くいてくれたことで踏み止まり、愛を貫き通し黒幕を打ち破るなど主人公要素もまたストップ高だったため相対的にカワイソス感は薄れている。
原作では時に主人公(笑)と言われていたのが嘘のような活躍ぶりに、草葉の陰(死者スレ)で見届ける先輩の惚気も止まらないのだった。

  • 野原ひろし
みせしめで最愛の息子が惨殺、残った妻のために奉仕マーダーになるもその妻自身もマーダーになっていることを知り泣く泣く殺害。
娘まで殺し合いに巻き込まれていることに気付けず、更にジョーカー(キャラの方)化して自身に父親の影を見ていたシンジを殺害、最後は飛竜にさくっとやられる。あと地味に全裸になってたりする。
同じ見せしめに最愛の人が使われてからの境遇は、ある意味蓮の対極ともいえる存在。だが支える仲間もおらず、逆に煽られて精神をどんどん潰されていく様は、ぶっちぎり文句なしのカワイソスである。
ひまわりがマリィの所で平和に過ごしていたことがせめてもの救い。

次点としては早期退場ながら主観的にもメタ的にも救いのない長門、原作の時点で不幸なフツオが挙げられる。
中でも長門は、開幕すぐキョンをモグ波にNTRれた上に腹上死させられ、自身もガロン塚本から辱めを受け、結果精神に変調を来たして「自分が宇宙人だ」という妄想を抱くも(別世界での自分から電波でも受けたか?)、松井さんに完膚なきまで論駁されその場で自殺、しかも松井さんからは「精神的に弱い」の一言で済まされる、という、不幸度合いでは十分四天王に並ぶ悲惨さだったが、イマイチ目立たなかったため四天王よりは弱いとされる。
もう一人いればカワイソス七英雄となっていたところである。

キチガイ高校生四天王

空目恭一十叶詠子白野蒼衣、狛枝凪斗のことである。
特筆すべきこととして、本来キチガイと言えばヒャッハーだったり発狂マーダーだったりとネガティブなイメージが強いが、しかし四天王のうち3人は真っ当な対主催であるということである。
空目、蒼衣は最初から最後まで一貫して殺し合いを否定し、狛枝も最序盤こそ原作通りの狂った側面を見せていたが、最終的には熱血化しており原作序盤の好青年となっていた。
更にこの3人、なんと最終決戦まで生存しており、二大主催者の片割れに止めを刺す・混沌を分離させる一助を担うなど大活躍。
キチガイとは一体なんだったのか、ジョーカーさんやシャッハさんにも見習ってほしいものである。
なお、狛枝以外の3人は全て同作者の登場人物であることも書き加えておく

ギャグキャラキラー

本ロワにおいて、フレディ・クルーガーに冠された称号。
ギャグキャラとは、いわゆるギャグ漫画・アニメ・映画のキャラクターなど、ギャグ傾向の強い創作媒体の出身者のことである。
観客に笑いをもたらすことを旨とする彼らは、作品にもよるが、往々にして、笑いを生みだすための誇張された表現や大袈裟な現象(爆発など)に身をさらすことが多く、結果的に、「ギャグキャラ補正」と一般に称される特殊なタフネスを獲得している(例としては、カットが変わると元に戻る「ドリフ爆発後ヘアー」や、大けがを負ってもコマをまたいだら治っている、死亡表記後に平然と復活する、破損した物品や建物が次の話では復元しているなど)。

殺し合いを目的としたパロロワにおいては、当然ながらこれらの補正にも制限がかけられるわけだが(首輪が爆発しても次のカットで平然と「あーびっくりした」などと起き上がってこられたのではたまったものではない)、しかし「ギャグキャラ」として作品内で立ち振舞ってきた彼らは、直接的な補正を抜きにした場合でも、キャラそのものに分ちがたい頑丈なイメージ、柔軟でしぶといイメージを獲得しているものなのである。

ところが我らがフレディは、これらの補正をものともせず、ロワ内でギャグキャラ相手に猛威をふるった。理由は簡単、彼もまた、「ギャグキャラ補正」を得ているキャラだったからである。

無論、「エルム街の悪夢」はギャグ映画ではない、むしろホラー・スプラッタ映画の金字塔とも言える作品である。が、海外のホラー映画の常か、フレディはシリーズを重ねるごとに残虐でありながらコミカルさを獲得し、ブラックジョーク的なキャラクターをも、その身に兼ね備える殺人鬼となっていた。この、「恐怖と笑いは紙一重」を体現したかのような特性が、彼にギャグキャラ達への特攻性能を発揮させたのだ。混沌ロワという、より自由でラジカルなフィールドがこれを後押しした。結局フレディは、殺害相手のギャグ空間と自らの夢を同質化させることによって、違和感なくギャグキャラを殺害する……というわけのわからない戦法を体得するに至ったのである。

たとえば、ストライダー飛竜相手に調子に乗ってぶっ飛ばされ昏睡していた浜渡浩満を殺害した時などは、気絶して夢の中に入ったハマーを「エルム街のボヌソゥンヌ」という意味不明のタイトルを冠した空間に引きずり込み、「カリスマ整体師 あおすじ吾郎」(※「ピューと吹く!ジャガー」の劇中作)を彷彿とさせるタッチと展開の中で死に追い込んだ。
同様にして、ネウロの下僕となっていたつけもの@ボボボーボ・ボーボボ(支給品)をも、澤井タッチで描かれた「鉤爪をつけた犬に食われる」夢を見せることで殺害。
両者の距離関係から実現はしなかったが、銀ボボにW鼻毛にボボボベインにと好き放題大暴れしていたあのボーボボでさえ、「聖鼻毛領域」を発動したならば、その瞬間に夢の世界に塗り替えられて「「Welcome to my world!(ようこそ、俺の聖域へ!)」のセリフとともに惨殺されていただろう……と予想されていたのである。

……このように、窓付き殺害時のようなガチホラー以外でも、ロワ内のギャグキャラ達を震え上がらせ、ギャグキャラキラーの名を冠されることとなったフレディであったが、最後は「ロンドン跳梁の怪人」ことバネ足ジャック(ウォルター)によって、ハリウッドのセットを舞台としたギャグなし怪奇一色の対決に持ち込まれ、敗北とロワからの消滅という結末を迎えることとなったのは、ある種皮肉なジョークであろう。

銀ボボ

厨二臭溢れる、東洋剣士風な融合戦士。この姿でいられるのは1分。
パッチボボと同じ、「さとうきびセイバー」(ただし糖分過多)を携えている。
(※なお、体内の二人が会話のノリでボボ美とパー子になった時には、銀ボボの見た目も、死んだ魚のような目をしてサングラスを頭にひっかけた、SAMURAI風の美女になっていた)。毛つながりということで、“天パ真拳”を使う。しかし天然パーマは銀時のコンプレックスなので、奥義を使うたびに銀時に吐血イメージでのダメージが行くという嫌な仕様。


本編中では以下の4つの技を使用した。
“Just a way”
“ドッリームキャッチャァー”
“ゴリラとヒヨコのフェスティバル”!
“光と闇の蒲公英(しろくろだんでらいおん)”
※「しろくろ」「だんでらいおん」は、「銀魂」連載前の空知英秋の読み切り作品。

融合解除後、銀さんは過労で倒れ、安らかに眠ったという。
まあ、死んではいないが。

九郎ちゃんのロワ史上最大の主人公補正

「神州王にデモンベイン2機で勝ったこと」「望外の奇跡」。
オリロワ2で不発となった真・完闘王モードはあまりにも強かった。真・完闘王モードになった神州王は戦開始ゼロ秒で強制勝利する。まさに完闘に相応しいチート能力である時間の停止した状態でも勝利するため『時間を逆遡しながら戦闘する(デモンベイン×2)』、『完闘王の力を完闘王の力で相殺(横島忠夫)』などの対策をとならければならない。また、真・完闘王のモードを発動した時の神州王の力は、通常時の47000倍である上に、東京王マエバヌスの格闘や群馬王マエバーシのグン=カタを使いこなせるため、全てのモードの中でも最高の戦闘技術を備えていた。
特殊能力を破ったとしても、基本スペックと戦闘技術が極めて高いという最も攻略の難しいモードとい言えるだろう。主催者により制限されていたが、神州王はロワイヤル中盤で首輪を解除する。
「なんじゃ、このチート。僕の考えた最強の能力じゃねーか!!」とは、その能力を『摸』の文殊で知ってしまった横島が叫んだ言葉。あまりの絶望的な神州王の強さにあの横島がクマ吉を逃がすため相打ち狙いで戦うことを選んだほどである。
47都道府県が揃っていたため、上位互換と言える全ての都道府県と全てのモードを同時に使える『真終王モード・完全体』があったが、横島戦はギャグ展開で詳細不明、デモベ戦では最後の最後でしか登場しなかったためその印象は薄い。

作中で真・完闘王モードは、九郎、アル、早苗、カズマが詳細名簿の攻略法で神州王の格モードを破ったあとでお目見えとなる。
『堕天の世界樹(スカイツリー)』と『紅き旧神(トウキョウタワー)』の二刀を構え、魔闘気を身にまとった中核である東京王の影響の色濃く出た姿で現れた。
詳細名簿では、真・完闘王モードは検閲で消されていて、走り書きでそこに47000って書かれていただけだが、クマ吉から絶対勝利と力が上昇するという情報を聞いていた彼らは、デモンベインの術式の一つであるド・マリニーの時計とメルクリウスの残滓を利用して時をまきもどすという方法でゼロ秒勝利を破った。
(ちなみにメルクリウスは後に主催者として出てくるが、このロワのメルクリウスは波旬に敗れた後神野により呼びだされた存在だと設定された。)
その勝利に調子に乗って「あなたの負けです!やはりロボには勝てないのです」などと調子に乗る早苗を筆頭に、完闘王を破ったと思い喜ぶデモベ組……
だが、ここからが読者すらも絶望に巻き込む展開の始まりだった。

神州王「この真・完闘王のモードを発動した時の私の力は、通常時の47000倍です」

厨二エロゲのインフレすら真っ青のチートっぷり。他のモードを苦戦しながら攻略していたレベルでは相手になるはずもなく……デモンベイン2機をもっても全く歯が立たなかった。次々と繰り出したあらゆる攻撃が利かず、武装のほとんどを破壊つくされ、スプラック寸前にされてしまう。この神州王のあまりのはじけっぷりに混沌だから仕方ない、と、混沌とはいえふざけすぎ、やりすぎのレスの応酬で鯖がパンク寸前までなったぐらい荒れてしまうほどだった。読者から「デモンベイン2機では理論上勝てない」とまで言われる絶望的な状況、だが、あきらめない男がいた。
いくら血反吐を吐こうとも、泥にまみれようとも、無様に敗れようとも必ず立ち上がり、終末の獣を、邪神たちすらも撃ち倒した人間、その名を大十字九郎。相棒であるアルも、早苗もカズマも彼に続き立ち上がる。その姿に神州王も人間を認め、敬意を表し全力で排除するため「真終王モード・完全体」へと姿を変える。限界を超えたデモンベインから放たれる最後の攻撃!レムリア・インパクト・アインソフオウル!!神州王は自身を47000体に分身して陽之真闇を振りかざす。

その瞬間に異変が起きた。ゾフィーに支給品として渡された沖縄の宝珠。ゾフィーがビビってこれを神州王に渡してしまったせいで完全体がお披露目となったのだが、続行されていた時間遡行により、それを返還する前までに「時間が戻った」ために神州王・完全体が解除され、不完全な状態で47000に分身して陽之真闇を放ったことによる反作用それにより、横島戦で神州王の中枢に刻まれていた僅かな亀裂が一気に広がる。
自壊を始める無防備な神州王にデモンベインの一撃が襲いかかった。それでもなお、神州王には届かなかい。もはや絶望しかないのかと思った

九郎「永劫(アイオーン)! 時の歯車 断罪(さばき)の刃 久遠の果てより来たる虚無」
アル「永劫(アイオーン)! 汝(なれ)より逃れ得るものはなく 汝(な)が触れしものは死すらも死せん!」

「「さあ、永劫に戦い続けた始まりの魔を断つ刃にて、今、神をも裁かん!」」

九郎とアル、二人の命を燃やしつくしたアイオーン召喚によるレムリア・インパクト零零零壱式!!!遂に神の体は砕け散る!!
神への敬意を抱かせようとバトルロワイヤルを開催しようとした自分が人に敬意を抱いた。神州王は「そのような神は滅ぶべきですね」と自嘲しながら光の渦の中へ消えていった。
行き過ぎた主人公補正、オリキャラが殺しすぎないようにする処置などと言われてもいる。だが、この勝利は、逃げず、諦めず、苦難に立ち向かい続ける主人公ゆえ許された奇跡だと信じたい。


さ行

「どんな願いでも叶えられるシステム」「全能の神になれるシステム」。
Dies iraeや神咒神威神楽おいては、この座を手にした者が神となり、世界の有り様を決めて来た。
全世界を塗りつぶすという性質上、原則的に覇道神は同時代に一柱しか存在できず、マリィが覇道神を共存させた時にはかなり無理が生じていた。
そのため、今の世界を否定し、世界を染め上げられるほどの渇望を持った新たな神が生じた時、座の奪い合いが発生し時に宇宙が代替わりしていた。

主催者の中心であり、自身も座についていたメルクリウスはこの座に彼が女神と奉ずるマリィを永遠につかせようとしていた。
また聖四文字ことY・H・V・H・はこの座を用いてロワにより生み出した混沌を全世界全宇宙の理として流出させようと目論んでいた。
されど世界が混沌に覆われた時こそ人は神に縋ると目論んだ唯一神だが、自身以外の神を認めなかったため、他の神ではなく物語を座につかせようとしたのだ。

が、対主催たちの意識が座の奪取ではなく、破壊へと向いたことは主催者たちにとって大きな誤算であった。
メルクリウスをもってしても長い間座に縛られていた故にかえって気付くことができなかった。
また本来、座には神よりも格上な座というシステムを守り通そうとする観測者と呼ばれる者が存在するという裏設定があるのだが……。
詳しいことは本ロワには関係ないので省くが、相手が悪かった。
強いとかそういうものではなく、極端にタチが悪いとされる観測者もヤン・ウェンリーを敵に回してしまった時点で勝ち目がなかったのである。
民主主義を志すヤンは神による支配の押し付けを拒絶。
座が宇宙航海時代に造られたものあり、それをめぐって星間戦争が起こったということにも嫌悪を示し全力で座を破壊することを決意。
マリィの覇道共存時における座への負担から座の容量にも限界が有ることを見抜いた彼の用意周到な策略もあり観測者も出し抜かれた。
蓮の本来とは異なる流出がこの世のものではない観測者や座という機構そのものへのカウンター・ウィルスとして機能したのも計算外だったであろう。

まさに未知の結末を見たのである。


死者スレ


本編で死亡したキャラを集めてキャラ同士雑談させるというネタスレのこと。
パロロワでは割とよくあるものであり、本編に対する死者たちの感想やら原作キャラ同士の対面やらメタネタやらを好き勝手やれる舞台裏空間である。

当然ここでも見せしめ含めた死者たちが集っており、まさしく混沌の様相を呈していた。
ネタは大量にあるが、以下特に目立っていたキャラを抜粋する。

氷室玲愛
いわずもがな本編の真ヒロインにして死者スレの元締めである。早く私を称えなさいゾウリムシ諸君。
見せしめとしてここに送られて以来死者スレの主となり、以来ここに連れてこられる死者にお出迎えという名の洗礼を与えたり暴君として君臨している。
新人紹介コーナーのパーソナリティも兼任、非常に好き勝手やらかしている。
本編外だったのでツイッターのノリが強いようだ。
なお、ゾンビ騒動の際には死者たちの中で最も長く現世に留まっていたために他の死者たちが鬼の居ぬ間にと平穏を謳歌していた。無論、帰ってきた先輩に憂さ晴らしされていたが。
それでも彼女なりに凹んでいたり、練炭の告白詠唱の際には鼻血を出して悶えるなど、やはり練炭に対する愛は変わっていない模様。

野原一家
しんのすけは先輩ともども見せしめにされたこともあり、彼女のパーソナリティの相方を務めていた。
同じ見せしめな上に両親がロワでどんどん悪い方に転んでいく悲惨な境遇もあって、先輩もしんちゃんだけには甘かった。
とはいえその真価はしんちゃん個人というよりは団体。ひろし、みさえ、しんのすけ、ひまわりの四人家族である。
カワイソス四天王の項目を見てもらえればわかる通り、本編では散々な目にあった四人ではあったが、死者スレでは家族そろって感動の再会をとげる。
これには普段色々やらかしている先輩も矛を収め、皆と一緒に再会を祝っていたほど。
その後はマーダーやってた時殺してしまった被害者に謝罪行脚しつつ、家族水入らずで過ごしているようだ。

天樹錬
玲愛先輩に色々されてる人。
原作はおろか本編でも両者に関わりはないのだが、錬を殺してしまったことが蓮のカワイソス伝説の火付け役となったという理由でで先輩に目をつけられることに。
フィアによる正座説教もほどほどに、随神相芋虫チョコ(爆発仕様)を無理やり食わされるわ玲愛先輩主催の新人紹介コーナーの相方に就任させられるわとひどい扱い。
立場的には光彦と並んで時報と化している。
なお、告白詠唱の際にはフィアと一緒に赤面していたようだ。リア充爆発すればいいのに。

円谷光彦
続々と開発される光彦スイッチの洗礼を浴びることになる不幸な小学生。
舞台裏という都合上、一応は真面目だった本編以上にSSのノリで被害を受け、錬と並んで時報兼オチ要因として活躍。
一応本編でスイッチ押してしまった面々からは謝罪を受けたが、信長でさえ最後には謝罪したというのに松井さんからは結局一度も謝罪を受けなかった。

最期に、本編にて蓮の諧謔流出がなされたあとは、殺された主催陣+αに洗礼を浴びせたあと玲愛先輩が死者スレを過去ログ送りにした。
死者の生を認めないという蓮の矜持に従ったあたり、なんだかんだ言って先輩もいい女である。



主催者

表側の主催者は四大天使@真・女神転生Ⅰにグランドマスター@ストライダー飛竜、配下にゲオルギウス他黒騎士@11eyes・マダオ@銀魂・シックス@魔人探偵脳噛ネウロ・四元徳@ベヨネッタ・ジオット@パワポケ・サクラ@ウィザーズ・ブレイン・ジュゼッペウス・レリウス、アラクネ@BLAZBLUEなど。
黒幕はブラジラ@天装戦隊ゴセイジャーに神野陰之@missing、カールクラフト・メルクリウス@Dies IraeやYHVH@真・女神転生Ⅱ

事の起こりはロワ開始前、前回のロワにおいて優勝を果たしたブレドランが「完璧な形での優勝」を求めたというもの。
その願いに呼応してロワという物語に縛られていた神野が呼び出され、再度のロワ開催に打ってつけなメルクリウスを座の残滓に干渉し消滅後から呼び出して今回のロワが開催された。
メルクリウスはマリィにジョーカーやロールシャッハといった反面教師を見せつけることで神としての責任を自覚させ、ついでにラインハルトを楽しませるという目的のために神野に協力した。
波旬発生の因子を取り除くことに集中していたために生じた、蓮がマリィではなく氷室玲愛を選ぶという計画の修正も兼ねており、玲愛を見せしめにし、ロワの中でマリィと蓮が共に歩むように仕向けた。
本来メルクリウスの干渉できない第六天世界の住人である覇吐と竜胆が連れてこられたのはそもそもが覇吐が波旬が覇道神と化した最大の原因であり、竜胆が元は彼の自滅因子だったからという理由で神野に連れてこさせたため
波旬が既に滅ぼされた世界から呼び出されていることもあり、彼らが死んだところで波旬発生には影響はないが、意外と激情家であるメルクリウスとしてはマリィの死の原因である彼らが座についていることが許せなかったのである。
愛するマリィと友であるラインハルトを喪った直後からの参戦なだけあり、怒りに身を支配された状態でもあった模様。
ちなみに四馬鹿は神の声が聞こえなくなりテンパったため、四文字は混沌に陥った時こそ人は神を求めるという考えの元に神座を奪うためにロワに参加した。
尚、黒幕は、神野(受肉した神の片鱗)、ブレドランことブラジラ(護星天使)、メルクリウス(覇道神)、YHVH(唯一神)と見事に神様繋がりで統一されている。

上を見ればわかるだろうが、こいつら目的がバラバラなどころか互いを出し抜く気満々であり、主催側は常にギスギスしていた。
四大天使に至っては序盤に私情で参加者であるフィアに独断で直接手を下すという愚行さえやってのけた。
それぞれが自らの目的のために参加者や設備、支給品も追加しており、ブレドランが経験した物語より生じた前回のロワとは参加者も展開も大幅に異なっていたとのこと。
そのためブレドランは上手く立ちまわることができず、対主催たちの戦力が予想外に残ってしまうこととなった。
ブレドランは雇った主催が倒されたら黒幕として登場する算段だったのだが、ロワ開催のために利用してきたはずの他の黒幕達に主催者ごと利用され敢え無く決戦前半で敗死。黒幕以外の連中も大半は対主催勢力によって瞬殺。
座に返り咲いたメルクリウスや聖四文字はそれぞれ猛威を振るうも、蓮やフツオといった宿命の相手に敗れ去る。
騒動の中心になった座も、覇吐や竜胆の言により座にも容量の限界があることを知ったヤンの考えのもと、覇吐&依姫によるW八百万や水銀自身の永劫回帰によって座をオーバーフロウ、呼び出されたラインハルトの理で塗りつぶした上で相性最悪な死想清浄・諧謔の流出によってマリィの覇道共存ごと破壊されることになる。
那由多分の一の確率で起こった奇跡はまさに『未知の結末』であり、神座の破壊という『喜劇の終焉』を現した。
なお、真に全ての元凶とも言うべき神野だけは主催側で唯一五体満足のまま生還している。
混沌ロワという物語が読み解かれ解体されたことで自由となり、他の主催者たちにさっさと見切りをつけ、空目や蒼衣との舌戦を切り上げた故である。
どういうことなの……?
まあブレドランが優勝した前回のロワは偶然物語より生じたものであり、彼は願いを叶える役を担っていたに過ぎないのだが。
なお、そんな彼も死想清浄・諧謔の影響で現実に干渉できなくなっていることが蓮のエピローグで判明した。

シンジと愉快な仲間たち

空目恭一、白野蒼衣、十神白夜、碇シンジの四人で構成されたグループ。シンジ退場後には狛枝が追加で参入している。
ロワ内では図書館組と並んで考察を担当しており、特に物語や怪異に関わる事象はほとんどこのグループが解明したと言っても過言ではない。
表面上陣頭指揮を執っていたのは十神であるが、実際は蒼衣のストッパーになったり危険思想を持つ十神をそれとなく牽制していた空目が実質的なリーダーであった。
しかしとある出来事をきっかけに十神が精神的に成長したため、それ以後は名実共に十神がグループのリーダーとしてふるまっていた。

メンバーを見ればわかるが、四人とも一般人であり戦闘能力は皆無に近い。
しかしながら空目・蒼衣というオカルト方面に滅法強い二人がいるおかげでフレディやチャッキー、ゆめにっきなどのホラー勢に対して適切かつ迅速な対応をとることが可能となっている。
そのため戦力は心もとないのに真正面から攻めなければ落とすことができない奇妙なチームとなっている。
異常者二人が在籍するなか、シンジと十神は胃を痛めながら時に無茶振りを吹っ掛けたり時に嫌味を言いながらも親交を深め、最後には友人と言っていい間柄となる。
また、なんだかんだで十神は空目や蒼衣にも良い影響を受けており、光彦を安楽死させた時にはどんな相手でも理解することの大切さを思い出したりもしている。
最終決戦においては他の対主催とは別行動を取り(蒼衣だけは四文字戦に参加)、力で打倒することができない代わりに口八丁で対抗可能な神野陰之と相対することになる。
主催戦終結後は生き残りメンバーと合流、十神が記念写真を撮る提案をするなど、リーダーとして一皮剥けた模様。


真ヒロインは玲愛先輩

「このロワの真のヒロインはわた、氷室玲愛です。玲愛先輩です。大事なことなので二度書き込みました。さあ称えなさいゾウリムシ諸君。」

……用語の説明に入る。
見せしめ役としてオープニング退場と相成った氷室玲愛@Dies iraeが、まるでヒロインのような扱いをされていることへの総称である。
それというのも、同作で彼女のヒロインルートを選んでいる時期の主人公藤井蓮が、このロワの主人公格に数えられているのが原因といえる。
OPでいきなりヒロインが爆死、想い人の死に仲間が暴走し対決、死者ゾンビ化で変わり果てたヒロインと再会し斬首など、数々のカワイソスな展開に見舞われる蓮。
しかし時に狂気に陥りながらも仲間の叱咤を受け立ち上がり、二度と会えない先輩への愛を叫び駆け抜ける姿に誰か…主に死者スレの主として憂さを晴らしていた…が呟いた。“ひょっとして、先輩ってこのロワの真のヒロインなんじゃね?”
そして最終話での蓮が叫んだ流出の告白ラブレター詠唱によるラスボス撃破、愛を貫いた代償に人の理から外れ、慕う黄昏と永遠の別れという感動の流れの中で誰か…死者スレで鼻血を出しながら身悶えていた…は呟いた。“やっぱり先輩が真のヒロインだったじゃないか!”

1話退場(実質0話)の見せしめキャラがロワ全体のメインヒロインと見られるなど前代未聞の事態に住人はわなないた。そもそも自演臭いし
しかしこの結末に至るまでの過程―――多くの死や別れを経験した蓮が玲愛への想いから新たな流出を生み出し、それが転じて対主催の総意、ロワ全体のテーマの答えにまで昇華されたことを考えると、あながち冗談とは言い切れないものがある。
少なくとも生と死に隔たれた二人の愛が、混沌に満ちた神々の物語を超越したことは確かなのだから。

杉田タッグ

ラグナ=ザ=ブラッドエッジと坂田銀時のタッグを指す、中の人が同じであることと色々と共通点がある為か、銀時がラグナの弟であるジンにラグナと勘違いされて襲撃された時にラグナが助けに来たお陰で諸事情があって合流、初見にも関わらずすんなり意気投合して、ハザマ戦でも異様なまでの連携を見せ見事撃破した。(トドメ刺したのは夜刀だが)

両者共、主催戦においても絶妙なコンビを見せて主催陣営のレリウスやマダオを撃破し。生存した…しかしあまりに馴染みすぎたせいなのか、エピローグではラグナがブレイブルー世界に帰還した時も銀時も何故かその世界に飛ばされ、レイチェルに散々おちょくられながら、タオカカと3人でイカルガに旅(珍道中)に出ることになる。
Ifネタで銀魂世界にラグナがやってくると言うSSも投下されたが、普通にとけ込んでいたという。

接着剤

多重クロスオーバーの形を取るパロロワにおいて他作品同士のすり合わせを行うもののことである。
要は複数の作品に掛け合わせ易い設定を持った作品やキャラのことであり、この手の作品があるとロワ終盤の話の収束のさせかたが非常に楽になる。

  • Dies Irae及び神咒神威神楽
恐らくこのロワで最も他作品の設定と絡んだ作品。
ロワのテーマの一つ「神」に深く関係する太極、ブレドランと関係する永劫回帰によるループ、綿月姉妹とマリィの穢れ設定、死者の生を認めない蓮と生き返った死者であるサーヴァント、異界を作り上げる創造と異界そのものと関わるmissing、超越の物語と混沌の物語、人類全てに固有の思想を押し付ける座と民主主義のヤン、ラインハルトの総軍など枚挙に暇がない。

  • 神野陰之
Missingの登場人物
基本的に全能であり、およそどんな不条理でも成し遂げることが可能。元々原作でも謎の多い存在であるため、後付設定が容易であることも大きい。
こいつ自身「他者の願望を叶える存在」で勝手に願いを叶えてくれるため「何故そうしてくれるのか」とかを考える必要もなく、しかも「狂気の域に入った渇望」しか叶えてくれないという設定のおかげでメタ的に叶える必要のある願望だけをピンポイントで叶えてくれるという便利にもほどがあるキャラである。

  • ウィザーズ・ブレイン
設定ではなく本編中におけるキャラ同士の接着剤。
この作品のキャラは3人とも中盤脱落であるが、錬は蓮と、フィアはフツオと、ヘイズは杉田コンビといういずれも終盤まで活躍する対主催キャラと深く絡んでおり、彼らが活躍する土壌を作ったと言っても過言ではない。
特に錬とフィアは蓮の諧謔流出に至るきっかけになる・最初はマーダーだったフツオを対主催に戻すといったロワ全体から見ても非常に重要な立ち位置におり、決して中盤脱落と軽く見ることはできない。


前回のロワ

ブレドランが優勝したとされるロワのこと。
そもそも混沌ロワは、かつてロワで優勝したブレドランの「より完璧な形での勝利が欲しい」という渇望によって再度開かれたロワである。
しかしブレドランが優勝したというロワに関して、本編中で分かっていることは非常に少ない。
以下、本編で明かされたことを箇条書きにすると。
  • メルクリウス、YHVH、神野は関わっていなかった(この三者はブレドランの渇望によって呼び出された存在である)。
  • 参加者が今より少なかった(上記三者と作品を同じにするキャラクターは参戦していなかったと思われる)。
  • 主催陣営にも大幅な人材変化が生じた(メルクリウスによって唆されたサクラ、YHVHに追従する四大天使、神野によって召抱えられたマダオはいなかったものと思われる)。
このように、詳細な情報は判明していない。まあ主催戦でいきなり登場したブレドランことブラジラが断片的に語ったのみで詳しく言及されなかったから仕方ないのだが。
かつてこれらの少ない情報を元にロワ住民が考えてみたところ、強力な対主催キャラが減っているのでマーダー無双があったのでは?夜刀不在だからサイタマは対主催を続行したのでは?紫は意外と堅実にキルスコアを獲得したのでは?などの推測が湧き上がった。
しかし、結局のところ真相は闇の中である。


総軍大戦

アーカードラインハルト・ハイドリヒ、ライダー(イスカンダル)という、妄想ロワでも常連の大物が一堂に会したことで勃発した一連の出来事の総称。
その名の最たる所以はなによりも、全員の保有する切り札が「軍団の召喚」であることだろう。
アーカードの『拘束制御術式第零号・死の河』、ラインハルトの『至高天・黄金冠す第五宇宙(グラズヘイム・グランカムビ・フュンフト・ヴェルトール)』、そしてライダーの『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』。ついでにこのバトルの直前に起きていたある意味火蓋を落とす格好になった、オリロワ2のラスボス神州王の『禁忌王のモード』。
アーカードとラインハルトは「死んだ(殺した)者を己の配下とし、能力・命・経験を共有する」、ラインハルトとライダーは「発動に特殊な結界の構築が必要(なので互いの効果が食い合う形になる)」という点で重なるものが多い。
何よりも「全員が死人」というのが、この混沌ロワにとっての最大の共通点であり、重要な要素である。
ちなみに神州王は「直接関わらなくとも範囲内に死者や霊がいれば無条件で使役できる」という一風変わった面を持っており、主にロワ会場での死亡者を蘇らせていた。
どれもその総数は数万~数百万規模。当然の如く死者の群れは会場中を埋め尽くし、パニックムービーでもそうそうお目にかかれない超・大混戦が始まるのであった。

しかしただ市民が逃げ惑うパニックムービーにするには、このロワのキャラはみなカオスに過ぎた。
ロワでも稀にみるシチュエーションに書き手のノリも乗ったのか、これ幸いとばかりにスタンスを問わず多くの参加者が暴れまくった。
ネームドキャラはともかく、名無しのゾンビ達はちぎっては投げちぎっては投げと無双系ゲームの雑魚の如し扱い。特にこの手のゲームの主役のベヨネッタは次々とゾンビ共をトーチャーアタックで木端微塵に蹴散らしていった。(そしてそのスタイリッシュさを目撃した早苗さんに懐かれる)
当の召喚者本人達の戦いは、アーカード軍とラインハルト軍がお互いの軍勢を取り込み合うという無限ループに陥り、そこに兵が生前の部下に限定されるが、各種ブーストにより全員が全盛期のステータス+宝具装備という万全の状態のライダー軍が雪崩れ込み、まさしく地獄の一丁目での魔女の鍋の中身状態。
その結果は、アーカードがラインハルトに心臓を穿たれ(実は先にトドメを刺していたのは別の人物)、ラインハルトがライダーとほぼ相
討ちに近い形で満足げに消え、勝利したものの満身創痍のライダーも事態の収束に来た藤井蓮により首を落とされることで総軍メンバーは全滅した。あと神州王はアイオーン搭乗の九郎に潰されてました(本当はかなり絶望的な戦いだったのだが都合上により割愛)。

当事者以外の死亡者はほぼ出ることはなかったが、この「死人による死者の復活」のバーゲンセール状態のイベントである意味最も被害を受けたのが、死人が関わるカワイソス展開に定評のあるカワイソス四天王、藤井蓮である。
この出来事が彼のカワイソス入りを決定づけたといっても過言ではないだろう。
だが真に驚くべきことは、これがまだロワ中盤から終盤にさしかかる前あたりで起きたという事実なのかもしれない……。

余談だが、総軍メンバーの中で唯一、獣殿(ラインハルト)だけ対主催スタンスだった。対主催だったんです、彼。大事なことなので(ry


た行

チームサティスファクション

別名:満足同盟、満足曼荼羅。
今ロワにおける対主催グループの一つ。名前の由来はリーダーの鬼柳が率いていた同名のチームから。
メンバーはリーダーの鬼柳京介に加え、カズマ(スクライド)、左翔太郎、坂上覇吐、久雅竜胆、カズマ(スパロボW)、東風谷早苗、リーゼロッテ・ヴェルクマイスター、皐月駆、藤井蓮、綿月依姫、剣崎一真の12人。支給品のマリィを合わせると13人となる。
見てわかるだろうが、合併・吸収を繰り返し非常に大所帯になった。
更にまだメンバーが揃っていなかったとはいえ序盤では俺達のアドルフ率いる年少組、中盤にはシンジと愉快な仲間たちといった対主催グループと相次いで遭遇。
対主催連合ってレベルじゃねぇぞ!という大人数での絡みを見せる。
このチームで特筆すべきことと言えば、その過労死寸前の働きっぷりと生存率の高さであろう。
中盤では大規模ゾンビ騒動に神州王、更には総軍大戦に関わり、終盤にはBRS・ダーグザギ戦に出ずっぱり。
最終的にはメルクリウスというチート主催者相手に殴り込みをかけるなど、その活躍は枚挙にいとまがない。
そして何より、このチームは主催戦が終わっても尚、ダークザギ戦で死亡した翔太郎・剣崎以外全員生存している(支給品のマリィも成仏したが)。普通なら考えられない生存率である。
チーム不良がロワの「日常」を体現している傍ら、こちらは戦闘とロワ全体のテーマを担当していると言っても過言ではないだろう。
没エピローグでは、駆とリーゼの結婚式に一同で参加している描写が見受けられる。


チーム不良

柊つかさ、不良怪獣ゼットン東方仗助、ウォルター・デ・ラ・ボア・ストレイドの四人で構成されたグループ。
(のち、ザ・ヒーロー(フツオ)と今泉影狼のコンビが合流したため、彼らを含めて対主催メイン三陣営の一角とする向きもある)
現役不良学生の仗助、同じく不良怪獣のゼットン、放蕩貴族であるウォルターという、コワモテ成分多めなためにこの名前がついた。つかさ涙目。……とならないのがつかさのすごいところ。

言わずと知れた強キャラであるゼットン(※「ウルトラゾーン」風のテロップを想像してください)を除けば戦闘能力はさほど高くないが、荒事をくぐってきたウォルターや、杜王町で不可思議な事件と対峙してきた仗助の機転と経験を生かして、会場内に仕掛けられたトラップやマーダーとの遭遇を切り抜ける。というか殺し合いとまた別のところで変な騒動に遭遇しすぎたチーム。
また、マイペースな日常系の雰囲気をまとったつかさと、透明な赤ちゃんだの死ねない人間だの鉄塔に住む男だの何でもありな杜王町に慣れた仗助のおかげか、どんなおかしな出来事・相手と遭遇しても普通に日常会話を繰り広げる奇妙な包容力を発揮(まあそもそも、「不良怪獣ゼットン」本編ばりにゼットンを受け入れてる時点で……)。妙な騒動に遭いながら意に介することなくウォルターと仗助が賭けごとを始め、じゃんけん小僧やチンチロリンの回よろしく、緊迫した心理戦(※ロワとは関係ありません)の様子で一話分消費したこともある。そのあまりの混沌っぷりに、フツオをして「駄目だ……ここにはカオスしかいない!」と言わしめたほどであった。ダブルミーニングかよ!
原作準拠なほんわか笑顔のつかさと、その周りで"ビキィ!?"顔でこっちに向かってメンチ切ってる不良チームの支援絵は一見の価値あり。
プッツン仗助と藤田スマイルのウォルターに迫力で負けない無表情のゼットンくんに、フツオと影狼は背景で冷や汗をかいていた。

つかさを不良が囲んでいるという構図で対主催との誤解戦闘があったほか、フランシス・ボーモンによってウォルターの悪評がばらまかれ続けたこともあって、なかなか他チームとの交流に恵まれなかったが、旧バネ足ジャックを回収し機動力を得た中盤、ようやくフツオ・影狼のコンビと接触。バネ足を悪魔と勘違いしたり、ゼットンに驚愕したりするフツオや、影狼をつかさがもふもふするなどのやりとりを経て、協力を誓い合っていた。
しかし、フレディ戦を経た、神州王禁忌王モード発動によるゾンビの氾濫下において、避難所を奇襲してきたボーモンを、消耗の残ったまま一人で迎え撃ったウォルターが死亡。その後、パロロワならではの外道仕様と化したゾフィーとの戦闘で、命を賭してつかさを守り抜いたゼットンが殺される。奮起した仗助とつかさは、マイケル・ウィルソンと協力してゼットンの仇を討ったが、あろうことか直後の流れ弾(ブラックロックシューターによるもの)で、つかさまでもが死亡してしまう。
こうして、前半のパートが嘘のように、仗助たちの「奇妙な日常」は脆くも崩壊した。チーム不良はここにおいて壊滅、以降は三人の遺志を背負った仗助が、フツオ・影狼や他の対主催とともに、主催戦へと挑んでいくこととなる。
戦闘面での派手な活躍はなかったが、ロワにおける「日常」の有り様を体現したチームであったと言えるだろう。

なお、主催戦後の生存メンバー集合写真においては、影狼のブローチとフィアのストールを付けたフツオと笑い合う仗助の隣に、つかさのリボンを腕に巻き、ゼットンの角を括ったバネ足ジャックが一緒に写されている。

土下座

八雲紫の代名詞であり、彼女の行動の大半を占めているものである。
詳しくはカワイソス四天王を参照のこと。
類義語:土下座最中

「常世が穏やかで安らげることを祈っている」

本編最終回であり混沌ロワを締めくくることになった決戦における藤井蓮の覇道流出版“死想清浄・諧謔(アインファウスト・スケルツォ)”の一節。
流出版スケルツォ同様、この流出の詠唱は混沌ロワでの蓮の願いをこめて詠い上げられたオリジナルのものである。
常世(とこよ)とは死後の世界のことであり、永久に変わらない神域とされている。
額面通りとれば、この一節は死者たちが永久に穏やかで安らかに眠れるよう祈っていると取れ、それは正しい。
原作で、そしてロワで、沢山のかけがえのないものを失いながらも、それでもと死者の蘇生を否定し続けたからこそ、蓮はスケルツォで流出を果たした。

しかし、実は“常世”とは蓮の想い人でもあり、見せしめにされてしまった氷室玲愛@Dies iraeのif続編(神咒神威神楽)での別名なのである。
この一節は、まさしく愛の証明。宇宙へと響き渡る愛の詩。永遠に最愛の人へと捧げた一人の男の鎮魂歌に他ならない。
ちなみにDiesの詠唱が公開ラブレターになるのは恒例行事みたいなものであったりする。
主催者であるメルクリウスからして「あなたに恋をしたマルグリット」 とマリィへの愛を叫んでいるし。
混沌ロワにおいて自らの分身としてマリィを愛せよと強要してくるメルクリウスに対し、この詠唱にて自らの玲愛への愛を叫んだシーンは切なくも熱い。

尚、蓮自身はメルクリウスの手が加えられた混血の神であり、メルクリウスの掌の上にいるうちは藤井蓮としての神格を発揮できない。
蓮の本質が水銀から離れていくほど本来的な神性を取り戻し、強化されていく性質を有しているようである。
そのためマリィへの愛を唄うメルクリウスに対し、 この詠唱にて玲愛への愛を叫び返したことで、蓮は真にして最強の藤井蓮として新生した。
死ですら分かてない二人の愛が蓮をさらなる高みへと導いたのである。

図書館組

ヤン・ウェンリーと森近霖之助によるコンビ。二人の初期位置であった図書館から終盤まで一歩も移動しなかったことが名前の由来。
その溶け込みっぷりは異常であり、ロワ内では何度か他の参加者(中にはマーダーもいた)と遭遇しているのだが、揃って「なんだ、司書か」の一言と共に見逃されている。
とはいえ他参加者との交流もしっかりしており、やる夫と共に考察したり、ゴローちゃんと一緒に飯を食ったり、名前ネタでラインハルトと対談している。
松井さんが一時滞在していた時はマイペースな三人による殺し合いどこ吹く風な空間が形成されていた。
ロワ内ではシンジと愉快な仲間たちと並んで考察役を担当。
触るだけで道具の使い方がわかり、自身も幻想の住民でありオカルト面も詳しい霖之助と、魔術師と称されるほどの戦略眼を誇り、卓越した心理的洞察力を持つヤンの組み合わせは強力無比だった。
特にヤンは最終決戦における指揮役も任されており、座の解体方法などを立案したのも彼である。


な行


は行

パシリ

坂上覇吐のことである。
元々は原作体験版において、見せ場となる戦闘シーンで『碌に戦わず伝令役を任される』という主人公にあるまじきパシリっぷりにファンから付けられた愛称。
今ロワでもそれは顕著に現れ、事あるごとに肉盾にされたりドラマCDのノリに近くなった竜胆との主従会話も相まって更にパシリっぽくなってしまった。

ハルヒ「パシリ!」
早苗「パシリさん!」
鬼柳「おい、パシリ!」
カズマ「おい、パシリ!」
ラグナ「きいてっか、パシリ!」
竜胆「おい!パシリ!」
覇吐「パシリっていうなぁぁぁ!」

↑パシリさんの日常。ギャグ回ではこの扱いがデフォルトである。

変態論

「ただ自分の意のままに生きるの変態と、他人から変態として見られることを意識している変態とはどう違うのか、
そして変態は本来どちらであるべきなのか」byクマ吉

「彼らは変態じゃない。ただの……紳士でした」by松井さん

「他人の目を気にせずただ己の欲望のままに行動するだけでは変態ではない。
他人から変態だと評価されることを望むのも変態ではない。
真の変態とは、他人の評価に真摯に耳を傾けながらも、それに流されない強さを持つ者のことだ」byコガラシ

横島、ランス、クマ吉といった錚々たる変態たちの各立場からの論文を松井さんがまとめ、それをコガラシに引き渡したもの。
内容は言わずもがなであり、そんなものを4話もかけて描写したので、当時の読み手からは「確かに面白いがロワ以外でやれ」「こんな変態SSを書き上げる書き手はまごうことなき変態」など、少なからず反発と動揺の声があった。
しかしそれが主催者の正体を特定するキーワードになると、それまでの批判も「変態なら仕方ない」と手のひらを返したように収まっていった。

コガラシ「こんな連中を集めるとは、主催者は変態に違いない。具体的には……」
蓮「それメルクリウスじゃねえかああ!」
駆「蓮どうした!? キャラが崩壊してるぞ!」

この時の蓮はただのテレッテになっていたともっぱらの評判である。ボイスドラマ出典だと思って、受け入れよ。
ロワ終結後にはいくつかの世界でベストセラーとなり、missingの世界では機関から『本物』の指定を受け、全冊回収されたと描写されている。

ま行

マリィホイホイ

支給品としてロワに送られたマリィ@Dies Iraeが、スタンスを問わずあらゆる参加者をホイホイしていく様を指す言葉。
ある者は失った母の面影を見出し、またある者は己の価値観を改めさせられ、行き過ぎた性質に苦言を零す者もその慈愛に浸り、己が目的に利用せんとマーダー達も付け狙う。
このようにマリィを接点とした多くの対話や戦闘が発生しており、次第にマリィホイホイと仇名されるようになるのであった。
自覚せずとも多くの老若男女を惹きつけていく女神の姿に、小悪魔の角と尻尾を見たロワ住人もいたとか。
そのどれも基本的に彼女に好意なり興味を示しており、始めから断固としてノーを突きつけていたのは絶対に妥協しないヒーロー、ロールシャッハただ一人だけである。シャッハさんマジパねえ。
女神の抱擁を受けてさえそれを悪いジョークだと笑ったジョーカーさんも中々のもの。
ちなみに彼女を狙ったマーダーは軒並み死亡している。
彼女の優しすぎる故の未来を知る覇吐や竜胆を始め、多くのものが彼女を守ろうとしていたため、返り討ちにあったりしたのだ。
その意味でも優秀なホイホイ役なのである。

その後、主催の黒幕陣に原作からして彼女に執心するホイホイの元祖にして筆頭・メルクリウスが表れたことで、マリィホイホイは確固たる称号として扱われる。
対主催もマーダーも一般人も狂人も、主催すらも虜にしていく。まったく罪な女神である。

見せしめ

ロワ開始前に、参加者に対して殺し合いが嘘や冗談の類でないと文字通り「見せしめる」ための生贄。殺され枠のこと。
これはパロロワ界や原作バトルロワイアルでも恒例のもので、それらの作品を目にしたことのある人なら一度は見たことがあるはずである。
混沌ロワでは、氷室玲愛@Dies Irae・野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん・うさみちゃん@ギャグマンガ日和・クリッパー@officeが見せしめとして殺された。
しかし、本来見せしめは0話退場という都合上決して話の中では目立たない存在なのだが、今ロワにおいては下手な参加者よりも見せしめの方が目立つというカオスな事態が発生している。
関連項目「真ヒロインは玲愛先輩」も参照のこと。

光彦スイッチ

読んで字のごとく、押すと光彦がなんらかの被害を受けるスイッチのことである。
元々は二次創作界隈で一時流行したキャラ崩壊ネタのひとつで、コナンSSがマジキチの代名詞になった元凶でもある。
内容は言わずもがなマジキチであり、物によってはグロ描写も含まれるため閲覧注意。
SSのタイトルは往々にして「阿笠「できたぞ新一!光彦君を○○するスイッチじゃ」の形をとる。つまりスイッチの発明者は大体博士ということである。
(例:阿笠「できたぞ!光彦君の脳みそを少しずつ削るスイッチじゃ!」
   阿笠「できたぞ新一!光彦君の発言を卑猥にするスイッチじゃ!」
   など)
何故このロワにSSのノリが持ち込まれたのか、そして何故そのノリが普通にとおってしまったのか。
それは誰にも分らない。



目醒めのアリス

白野蒼衣が保有する断章(異能)。効果は「相手の悪夢やトラウマを理解・共有し、その上で拒絶することでその相手自身に悪夢を返す」というもの。悪夢を還された相手はその悪夢を維持できなくなり、異形と化して最後には消滅する。一度発動すれば100%殺傷可能な強力な異能である。
しかしその前提条件として、相手の抱える悪夢やトラウマを深い部分まで理解する必要がある。しかも殺せるのはそうやって気心が知れるようになった相手のみであるということ、ふとしたきっかけで周囲の人間を拍子抜けするほどあっさり殺せてしまう危険性があるという欠点が存在する。
そもそも断章自体が当人のトラウマを具現化したものであり、その使用には身体・精神共に多大な負担がかかる。
(例としては「愛する者ばかりが死んで自分だけ死なない→不老不死」など。蒼衣の場合は自分の何気ない拒絶の言葉で幼馴染が自殺してしまった過去からこの断章が発現した)
これは本来、断章か「神の悪夢」を身に宿した人間にしか効果はないのだが、最終戦で蒼衣が対峙したのはYHVHという紛うことなき神そのもの。
たった一人の人間・たった一欠けらの悪夢の泡ですら存在の完全消滅という結果を引き起こすのに、神そのもの・神の保有する悪夢や混沌に対してこの断章を発動したらどうなるか。
それをYHVHは身を以て実感したことだろう。

物語

出典元はmissing。
“物語”とは、人間にとってあまりに異質かつ高次元な存在である怪異を、人間にも理解できる程度に希釈して作られた奇譚のことである。
missing世界の怪異は人間などの物質世界の存在とは位相の違う存在のため、本来は互いに干渉することができない。そのため、怪異がこちら側に来るには何らかの形で自分たちを”知って”もらう必要がある。故に彼らは「怪談」や「都市伝説」という形で自分たちを人間に認識させているといる。
高等数学の数式は意味を介さない者にとってはただの記号の羅列に過ぎないが、公式を知っている者はそこから意味を見出すことができる。それと同じように、公式――物語を知った者のみが同じ景色の中から『彼ら』を探し出せる。
“物語”とはそのための触媒であり、幻想の側にいる者が現実に干渉するための唯一の手段でもあるのだ。
今ロワにおいては唯一神YHVHが混沌という概念で以て作り上げた存在がそれである。
彼は作り上げた混沌を、人が渇望の末に神となった存在の代わりに神座へ至らせ、世界を混沌に塗り上げようと画策していた。
世が混沌に陥った時こそ、人々は秩序と神を求める。幻想たる自分が幻想と現実の繋ぎ目である物語を介し、世界を統べること。それが唯一神YHVHの望んだことである。
しかしそんな神の思惑とは裏腹にYHVHは蒼衣の目醒めのアリスにより消滅。崩壊した混沌の物語も空目という指向性を与えられて沈静化。
神殺しの英雄でも神格に至った青年でもない。世界を統べんとした神は、正真正銘ただの人間によって敗北したのだった。





や行

闇に飲まれよ!(訳:お疲れ様です!)

神崎蘭子の代名詞。略して「やみのま」
神崎蘭子はいわゆる厨二病であり、この台詞もその現れなのだが、大事なのはカギ括弧の部分。
なんとこの手のキャラにしては珍しく、厨二病な難解な台詞のあとに同時翻訳があり、ボイスやドラマCDでは副音声として再現されている。
訳を見れば分かるように、根はいい子。普通に可愛い。
この同時翻訳が蘭子P以外の住民にも受け、その高い汎用性からロワ内でもなんと流行ってしまった。
以下、一例

ハルヒ「闇に飲まれよ!(おいーっす!)」
亮「闇に飲まれよ(すごい)」
トゥバン「闇に飲まれよ(お前達、からかうのはおよしなさい)」
覇吐「闇に飲まれよ(なんでなんとなく通じるんだろう)」

みんなから普通に話さないとやみのまし続けるぞと脅されて、真っ赤になって涙目になった蘭子ちゃんマジ漆黒の堕天使。
蘭子の保護者ポジでもあり、プロの闇に飲まれてしまった厨二病ヘルカイザー丸藤亮との下記のやりとりはその極地。

蘭子「我、貴殿に決闘の是非を問う!(私にデュエルを教えてくれませんか?)」
カイザー「闇に飲まれよ(普通に喋れ)。
      お前の熊本弁は分からんことも無いが、流石に疲れる」
蘭子「……はい」(しゅーん)

まさかの闇が飲まれた瞬間であった



ら行

ライダーじゃなくてアサシン

Fate/zeroが誇る我らが王イスカンダル……ではなく、仮面ライダーのキャラの存在感が軒並み薄くなっていること。
W、クウガ、剣と複数のライダー主人公が参戦しており、各々終盤まで生き残ったりちゃんとシリアスやったりしっかりと出番があったりするにも関わらず空気と化している。
この謎の現象と、同じくライダーが在籍するFateから気配遮断のスキルを持つアサシンとかけましてこの名前がついた。
どうしてこうなった。

ロワ充

本来恐怖と狂気が支配する殺し合いにおいて逆にそれを楽しんでる人たちのこと。
また、陰惨な結果しか生まない殺し合いにおいてむしろプラスの恩恵を受けた者のことも言う。
カワイソス四天王とは対となる存在である。

  • アーカード
生粋の戦闘狂で戦う相手に事欠かない上、旦那の思う人間の理想像なアドルフ、黄金の精神を身に宿す仗助、人の身で多くの悪魔を打倒してきたフツオなどに相次いで遭遇。終始フルボッキもので収まりがつかない有様だった。
更には総軍を開放した本気の闘争を楽しみ、最期は吸血鬼としての矜持に則った死を与えられ、人としての刹那を取り戻すことができた。
妄想ロワ内でも屈指のロワ充である。

旦那と違って人並みの倫理観は持っているが、こちらも戦闘狂。更に自分の力に耐えうる日本刀を七本も手に入れ、生まれて初めて獲物を選り好みできるという贅沢に浸っていた。

  • 皐月駆、リーゼロッテ・ヴェルクマイスター
原作では√が存在せず、悲劇に終わるしかなかった少女とまさかのゴールイン。
ロワ序盤で出会ってから一直線にリーゼ√に突き進んでいた姿はまごうことなき漢。
更に二人とも無傷で生還という奇跡を成し遂げ、エピローグでは結婚式を開いていた。
尚、リーゼは諧謔流出の影響で不老不死ではなく普通の人間に戻れた模様。やったね。
これには√無しヒロイン同盟のルサルカとさつきも苦笑。幼馴染を寝取られたゆかとトリオを組んでひたすらに呪詛をまき散らしていた。


わ・を・ん


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最終更新:2014年09月25日 03:22