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真田丸戦記/人物 - (2017/02/01 (水) 21:10:54) の1つ前との変更点
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*一覧表
**明石全登
宇喜多家臣。大坂城五人衆。
執政として宇喜多秀家に仕え、関ヶ原で先鋒を務めた。
その後、没落した主家再興のため、大坂の陣に豊臣方として参戦する。
めでたいこと、幸せなことが好き。それを象徴する花も好き。
**明智光秀
織田家臣。
常に冷静で思慮深い人物。
乱世を終わらせる人物として信長を深く尊敬し従っているが、
歴史と伝統を重んじる光秀には、
信長の考えはしばしば理解の外にある。
心優しい性格でもあり、
信長の振る舞いにいつしか疑問を抱くようになる。
世間知らずだが行動力だけは人一倍の娘に悩まされている。
**浅井長政
茶々の父。お市の夫。
北近江の大名。信義に厚く、優しくも凛々しい好男子。
乱世を終わらせるため織田信長と同盟し、
信長の妹・お市を妻に迎える。
お市とは深い愛情を寄せ合うものの、信長の苛烈すぎる戦略には
やがて疑問を覚え、ついには袂を分かつに至る。
反信長同盟の一角を担い、一時は信長を苦しめたが、
最終的には浅井家は滅ぼされ、長政も城と共に炎に消えた。
その姿は幼い茶々の心に深い傷を残している。
**穴山信君
武田二十四将の一人。
武田信玄の甥で一門衆の筆頭格。
合戦では主に本陣の守備を担当した。
のちに出家して「梅雪」と号した。
**甘利信忠
武田二十四将の一人。
父は、武田譜代家老の甘利虎泰。
弟に、同じく武田家臣の甘利信康がいる。
取次としての役割を果たしており、
信濃(現在の長野県)だけでなく、
関東や東北諸国との外交に携わっている。
そのため、高い政治手腕を誇っていたと考えられる。
**綾御前
越後の大名・上杉謙信の姉。
慎ましく気品があり、洗練された物腰の淑やかな女性。
上杉家の進む先を示す道標のような役割を果たし、
上杉の将兵らを厳しく導く一方、
彼らを優しく包み込み癒す包容力も持つ。
**井伊直虎
遠江井伊谷城主である井伊家の女当主。
恥ずかしがり屋で「ごめんなさい」「すみません」が口癖。
周囲に今川、徳川、武田といった大国がひしめく中、
井伊家を守るために必死に戦った。
のちに徳川家康に庇護され、井伊家は存続。
その恩を返すべく、徳川軍の先陣として活躍する。
**井伊直政
徳川家臣。
通称は「井伊の赤鬼」。
井伊直虎のはとこで、のちに養子となり井伊家当主となった。
武田滅亡後、山県昌景の「赤備え」を引き継ぎ
徳川の先陣を務める。
戦上手なだけでなく、政治や外交にも通じており、家康からの
信頼も厚い。徳川家の最善を尽くすことを信念とし、
それを阻む真田家を敵視している。
本多忠勝とはライバル関係にあり、たびたび衝突することも。
**石川五右衛門
天下の大泥棒。
根拠なく自分に絶対的な自信を持ち、
自己中心的な言動で場をかき回す。
しかし、おっちょこちょいで明るく脳天気な態度から、
憎まれることが少ない。
反骨精神旺盛で、権力には屈しない。
実は伊賀の抜け忍で忍術使い。
**石田三成
豊臣家臣。
豊臣秀吉子飼いの武将の一人。
才覚に優れ、高い理想と志を持ち、秀吉に絶対的な忠誠を誓う。
しかし、その姿勢は権力者におもねる傲慢な人物と誤解されやすく
他人からの理解を求めず、己の成すべきことを成せばいいとする
性癖が、さらに周囲との軋轢を生んでしまう。
一方、その心情を知る者からは深い信頼を寄せられている。
真田昌幸に対しても、はじめは警戒を露にするが…。
**出浦昌相
信濃の国衆。名は盛清とも。
武田家に仕えた、甲州透破(すっぱ)の棟梁とされる。
甲州は甲斐(現在の山梨県)、透破は忍者のこと。
信濃の国衆を束ねる者として昌幸を見込んでおり、
いち早く臣従する。
忍者には様々な道具が必要。きっと高級な糸も必要。
**稲姫
徳川家臣。本多忠勝の娘。
父・忠勝を誰より尊敬し、目標としている。
そのために戦時平時問わず凛とした姿勢を崩さず、
何事にも正々堂々、生真面目に対応しようとする。
気は強いが礼儀正しく、心優しい大和撫子。
その分、変化球にはやや弱い。
のちに真田信之の妻となり、その生涯を支える。
**今川氏真
今川義元の長男。今川家の現当主。
尾張(現在の愛知県西部)に侵攻した父・義元が、
桶狭間の戦いにおいて信長に討たれたため、
今川家を継ぐこととなった。
桶狭間の戦いで、多数の今川家臣が討ち死にし、
当主・義元も討たれたことから、
家臣に不満が広がり相次ぐ離反を招いた。
和歌や蹴鞠などの技芸に通じた文化人であったとされる。
**今川義元
今川家第十一代当主。
駿河・遠江(共に現在の静岡県の一部)を治める大大名にして、
「海道一の弓取り」と讃えられた勇将。
れっきとした足利将軍家一門であり、天下を継ぐ大義名分を持つ。
内政・外交・軍事いずれも秀で、今川家全盛時代を作り出した。
…のであるが、当人は戦や政より歌や蹴鞠を好む風流人。
雅に争いのない世を夢見ていたが、
桶狭間で織田信長の奇襲を受けて命を落とす。
**色部長実
上杉二十五将の一人。
父は川中島で奮戦し、
謙信から「血染めの感状」をもらった色部勝長。
謙信死後は、上杉景勝に仕えて活躍。
出羽(現在の山形県・秋田県の一部)の国で起きた一揆を
大谷吉継と共に見事に鎮圧し、
豊臣秀吉に「北国路まれに見る名将」と評された。
**上杉景勝
上杉謙信の養子。
謙信の姉・綾御前の実子。
非常に寡黙で、笑顔を見せることがほとんどない。
謙信から受け継いだ上杉の義の何たるかを常に己に問い、
沈思黙考している。
腹心の部下である直江兼続とは親友のような間柄であり、
昌幸と勝頼の関係にも同じものを感じている。
**上杉景虎
北条氏康の七男。早川殿の弟。初名は北条三郎。
北条と上杉の同名の証として上杉謙信の養子となり、
景虎の名を与えられた。
妻は綾御前の娘で景勝の姉。
つまり景勝とは二重の意味で義兄弟となる。
当初は人質として北条から出されたと悲観していたが、
謙信の薫陶や景勝との切磋琢磨を通して成長する。
やがて上杉を支える男になろうと決意するに至るが…。
**上杉謙信
上杉家第十六代当主。
自らを毘沙門天の化身と称し、
戦場での神がかった強さから「軍神」と恐れられた。
闘争の中に真実を追い求め、
戦いそのものに生き様を見出す孤高の求道者。
感情を表すことはほとんどなく、
ただ闘争によってのみ自身を表現する。
宿敵である武田信玄と川中島で幾度も対決し、
武田信玄の「甲斐の虎」に対して「越後の龍」と称された。
**宇喜多秀家
備前(現在の岡山県)の大名。
羽柴秀吉の備中高松城攻めに協力。
小牧長久手の戦い、九州征伐、小田原討伐などに参加した。
秀吉の寵愛を受け、秀吉の養女で前田利家の娘・豪姫を娶り
五大老に列せられる。
関ヶ原の戦いでは、西軍の副大将として檄文を発し、
自らも福島正則軍と戦った。
**お市
茶々の母。
織田信長の妹。浅井長政の妻。
政略結婚で嫁いだ長政と、互いに深い愛情を寄せ合う。
信長の妹として、戦が必要悪であることは理解していたが
長政の理想と寄り添って生きることを選ぶ。
しかし、その結果、長政は信長に滅ぼされ、
お市は茶々と共に織田家に戻された。
信長死後は柴田勝家に身を寄せるも羽柴秀吉に敗れ、
茶々を秀吉に託して自身は城と運命を共にする。
**大谷吉継
豊臣家臣。通称は紀之介、刑部。
もとは藤堂高虎と共に浅井家に仕えていた。
浅井家滅亡後は、豊臣秀吉の配下となり、徐々に才覚をあらわす。
秀吉に「百万の大軍を預けてみたい」と言わしめるほどの
軍才の持ち主。「時代の流れ」に従うのが信条。
石田三成と親しく、友として歯に衣着せぬ助言をしている。
飄々としていて、顔色も読めないが
元主君の娘である茶々のことは気にかけているようだ。
**奥平信昌
三河(現在の愛知県東部)の国人。
元々、今川家臣だったが、
桶狭間の戦い後に今川家が衰退すると、徳川家康に従う。
その後、武田家の三河侵攻に際して武田家に属した。
ところが信玄の死を契機に再び徳川家に接近、
家康の娘を妻に迎えて帰参する。
これに勝頼が激怒し、信昌の守る長篠城を攻めたことが
長篠の戦いの契機となる。
**阿国
出雲の踊り巫女。
諸国を巡り、出雲大社の勧進をしている。
柔らかい京都弁を話す、ふんわりとした女性。
天真爛漫で明るく前向き。
やや天然な振る舞いで周囲を混乱させることもあるが、
そうした面も含めて愛されやすい。
惚れっぽいのが玉にきず。
**織田信長
織田家当主。
尾張(現在の愛知県西部)の小大名だったが、
侵攻してきた大大名・今川義元を桶狭間で討ち取り、
一躍名をとどろかせる。
その後も戦国時代の常識を覆す革新的な手法で勢力を伸長。
「天下布武」を旗印に覇者の道を突き進む。
時代を動かす変革者であるが、変わることを望まない者への
容赦ない仕打ちは人々を恐怖させ、魔王とも称される。
**飯富虎昌
武田二十四将の一人。
武田信玄の嫡男・義信の傅役を任されるほど、
信玄に信頼されている武将。
武勇に優れ、精強な武田軍団の代名詞である武田の赤備えを
率いたことから、「甲山の猛虎」と恐れられた。
弟に同じく武勇に優れる山県昌景がいる。
初陣を控える昌幸に対して不遜な態度をとったが、
緊張をほぐし奮起させる目的があったのかもしれない。
**甲斐姫・壱
北条家臣・成田氏長の娘。
北条氏康や早川殿と共に関東や北条の家族を支える。
東国一の美女と噂されるが、性格は男勝り。
表裏の無いまっすぐな性格のため、
その真逆を行く真田のやり方を嫌い、
北条家の中で誰よりも敵視している。
また自分のことを熊だなんだと言いふらしている
真田の忍びも敵視している。
**甲斐姫・弐
北条家滅亡後、茶々預かりとなって大坂へ来た。
茶々の実の上と、それでも強く生きようとする姿勢に共感し、
彼女を守るため力を尽くそうと考えるようになる。
真田幸村にはとりあえず言いたいことを言ってスッキリしたので
茶々のため働こうとしている点は認めてやることにした。
…なんかえらく渋カッコよくなって帰ってきたしね!
**片倉小十郎
伊達家臣。名は景綱。
智の小十郎と呼ばれる賢臣。
己の居場所をくれた主・伊達政宗に生涯の忠誠を誓い、
伊達家繁栄のために命を賭す。
先見の明もあり、政宗に小田原へ参陣し、
秀吉に恭順するよう勧めた。笛の名手としても知られている。
時に辛辣な言葉で政宗を責めるが、それは愛情の裏返し。
眼鏡に対するこだわりは戦国一。
**加藤清正
豊臣家臣。
豊臣秀吉子飼いの武将の一人。
孤立しがちな三成と直情的な正則の間を取り持つ。
三人の中のまとめ役。
だが、本人にも頑固な部分があるため、
しばしば三成と対立することも。
おねね様には頭が上がらない。
**上泉信綱
長野家家臣。
箕輪城主・長野業正に仕えて活躍。
槍にも優れ、業正から「上野国(現在の群馬県)一本槍」の
感状をもらっている。
のちに新陰流を創始。武田信玄に家臣にと誘われたが、
これを断り、新陰流を広める旅に出た。剣聖と称される。
**ガラシャ
明智光秀の娘。
天真爛漫で好奇心旺盛。
疑問に思ったことは口にせずにはおられず、確かめずには
いられない。世の常識に疎い箱入り娘だが、行動力は人一倍。
父・光秀のことを深く敬愛しており、
謀反の際も「光秀が作る優しい世界」に理解を示した。
浅井家滅亡後、引き取られた織田家で心を閉ざしがちであった
茶々に心を配り、元気づけようとしていた。
**木曽義昌
武田家臣。
もとは信濃木曽谷(現在の長野県木曽郡)の大名だったが、
武田信玄の信濃侵攻を受け降伏。
武田家に人質を差し出し、本領を安堵された。
木曽谷は美濃や飛騨に近いため、
武田家にとっては対織田の最重要拠点となった。
**木村重成
豊臣家臣。
幼少の頃から小姓として豊臣家に仕えた美丈夫。
初陣となった大坂冬の陣では、楯に隠れるように言われるが
「矢から逃れられても運命からは逃れられぬ」と
楯を捨て突撃した。
方広寺鐘銘事件の際、大蔵卿局が釈明のため駿府に赴くのに
女房に扮して同道したが露見しなかったという。
**くのいち
武田家、そして真田家に仕える忍び。
戦で天涯孤独の身となったところを武田信玄に拾われ、その恩に
報いるべく忍びの道に入る。信玄から真田昌幸付きに回されたこと
から幼い幸村に出会い、その優しく誠実な性情に心を打たれる。
正式に真田家臣となると、自他ともに認める幸村付きとなって働く。
おどけた口調と態度で周りを翻弄するが、忍びの腕は超一流。
幸村が絡まなければ、仕事に徹して非情な面も見せる。
おいしい果物が好き。特に赤いと最高っすね!
**黒田官兵衛
豊臣家臣。
竹中半兵衛と並んで「両兵衛」と称賛された軍師。
乱を呼ぶものを「火種」と見なし、
その排除のためなら手段を選ばない。
顔色一つ変えず冷酷な判断を下すため、
敵だけでなく味方からも恐れられている。
実は子供たちには好かれているという噂も。
**黒田長政
黒田官兵衛の子。
少年時代は織田家に人質となっていた。
荒木村重が謀反し、官兵衛も織田信長に謀反を疑われ、
殺されそうになるが、竹中半兵衛の機転で救われる。
関ヶ原の戦いでは先陣として切り込み、
数々の調略も成功させたため、徳川家康に勲功第一と称された。
**高坂昌信
武田四天王、武田二十四将の一人。
山本勘助が築城を指揮したとされる、
川中島近くの海津城の城代を任された。
上杉との戦の最前線である海津城を任されていたことから
信玄に信頼されていたことがわかる。
撤退戦でうまく指揮を執ることができたことから
「逃げ弾正」の異名を持つ。
**小少将
謎の美女。「不幸を呼ぶ女」。
その色香で四国の大名を惑わし、
長宗我部元親とも戦った。
元親の四国統一後は彼と行動を共にし、
ガラシャからは魔性の「師匠」と慕われる。
茶々にガラシャを託したのは、
茶々が自分と同じく周りに不幸を呼ぶ悲しい女だと
思ったから…かもしれない。
**後藤又兵衛
黒田八虎、二十四騎、大坂城五人衆に数えられる。
黒田官兵衛・長政父子に仕える。
武勇に優れた豪傑で九州征伐や関ヶ原の戦いで活躍。
黒田家を出奔した後は牢人生活を送っていたが、
大坂の陣が始まると豊臣方についた。
それを聞いた長政は「豊臣は良将を得た」と評したという。
豪快な又兵衛には夏が似合う。
夏と言ったらやっぱりコレ。割るのが好きなんだとか…。
**小早川隆景
毛利元就の三男。
温厚で民思いの賢人。
父・元就を補佐して毛利家を支え、
豊臣政権下では黒田官兵衛と共にその知恵で秀吉を支える。
秀吉からの信頼は厚く「知恵と大気は天下の器」と称された。
元就の冗長な書物が大好物。
文字量が多ければ多いほど、うっとりしてしまうらしい。
**小早川秀秋
豊臣家臣。
ねねの兄の子。
豊臣秀吉の養子となったのち、小早川隆景の養子となる。
関ヶ原の戦いでは西軍に属すが、
徳川家康の誘いに乗って寝返り、大谷吉継の陣を攻撃した。
幼い頃は優れた才を見せたが、酒におぼれ、借金を重ね、
ねねを困らせたという。
**雑賀孫市
紀州の傭兵集団・雑賀衆の棟梁。
鉄砲の名手で、その腕前はまさに百発百中。
鐘で雇われて働くプロフェッショナルだが、
気に入らないもののためには絶対に戦わない。
それゆえ自らの手駒になり得ないと判断した織田信長に
拠点を焼き討ちされ、仲間を数多く失う。
以後、復讐のために信長をつけ狙う。
本来はさっぱりした伊達男で、無類の女好き。
**佐々木小次郎
謎多き剣豪。
出生地は不明。素顔も化粧で隠している。
もがき苦しみながら生きる乱世の人々を「可哀想」と哀れみ、
綺麗に終わらせてあげるために斬る。
同じく剣豪の宮本武蔵はその強さゆえ、
孤独な彼を救ってくれる唯一の存在。
剣の腕だけでなく、頭の切れも相当なもの。
**佐助・壱
服部半蔵の弟子。
天涯孤独の身であったところを半蔵に拾われ、忍術を教わる。
半蔵を慕い、その指示には従うが、
徳川家臣であるという意識はなく、家康への忠誠心も持たない。
非常に冷めた視点を持ち、いつも気怠げ。
野心のもとに戦をくり返す武士や大名の在り方が嫌い。
半蔵の役に立とうと考え、真田幸村に近づくが…。
薄暗闇で光るはかなさに、幼き日の想い出を刺激される。
**佐助・弐
幸村の武将としての強さへの憧れと、
自分を家族として扱ってくれる温かさに触れ、
佐助は本心から「幸村の忍び」として
働きたいと考えるようになった。
たとえそれが、父にも等しい師との決別に繋がるとしても…。
**真田信綱
真田幸隆の長男。
長男であることから責任感が強く、
昌幸ら弟たちの良き手本であることを心がけている。
武田家に仕えていることを誇りに思い、
友に仕える家族のことも大切に思っている。
思慮深く義理堅い武将であるため、信玄の信頼も厚い。
弟・昌輝と共に時折狩りに出るようだが、
獲物の中でも武田と真田を象徴する赤い色を好むようだ。
**真田信之・壱
真田昌幸の長男。
父昌幸を尊敬し、自身も賢くあるべきと心がけ、
勤勉な態度で日々を過ごす少年。
弟の幸村をとても大切に思っており、
幸村の知らないことを教えるのが兄としての誇りとなっている。
姉の村松殿との仲は良好であるものの、幸村と同じように自分に
甘えるように諭されるため、どのように接するべきか悩んでいる。
その気性から真っ直ぐなものが好き。
**真田信之・弐
たくましく成長した、青年期の信之。
幼い頃から賢かったが、
今では父・真田昌幸の考えを理解できるまでに成長。
悩める弟・真田幸村のよき相談相手となっている。
長男としての自覚も芽生え、
真田の家をどうしたら守っていけるか、日々模索している。
姉・村松殿はしっかり者になった彼を見て喜んでいるが、
少しだけ寂しそうだ。
**真田信之・参
徳川家臣としての風格が出てきた信之。
徳川秀忠の命を懸けた諫言で、
真田昌幸・幸村の助命嘆願が成ったため、
秀忠に恩義を感じている。
徳川幕府のために忠勤する傍ら、
九度山で苦しい生活をしている父や弟に、金を送っている。
時々、胸にしのばせた三文銭を眺め、
物思いにふけっているのを妻の稲姫に目撃されている。
**真田昌輝
真田幸隆の次男。
将としては、兄に勝るとも劣らない働きを見せるものの。
どことなくお調子者である。
感受性が豊かで、涙もろい一面もあり、
昌幸にはよく呆れられている。
家族をとても大切に思っており、
家族のために戦うことを最高の誉れとしている。
昌輝の人となりとよく似た動物を好んでいる。
**真田昌幸・壱
真田幸隆の三男。村松殿、信之、幸村の父。
奥近習六人衆の一人として武田信玄のそば近くに仕えており、
信玄に対しては敬意を隠すことなく表現する。
信玄の子・勝頼とは身分が違うが、友のような関係を築いている。
家族には愛情をもって接しているが、表には出せないため素直では
ないと兄・昌輝などからよくからかわれる。特に子供相手には
不器用で、中でも村松殿に対しては強く出られないようだ。
地元の社は尊崇し、大事にしている。
**真田昌幸・弐
謀略家として凄みを増した、壮年期の昌幸。
武田家の滅亡、勝頼との死別、信長の横死。
あまりに激しい時代のうねりの中で、
昌幸は己の進む道を選択する。
権謀を尽くし、裏切りも厭わない昌幸は
やがて表裏比興の者と称される。
その真意は誰にも明かすことはない。
**真田幸隆
**真田幸村・壱
**真田幸村・弐
**真田幸村・参
**柴田勝家
**島左近
**島津豊久
**島津義弘
**須田満親
**高梨内記
**高橋紹運
**滝川一益
**武田勝頼
**武田信玄
**武田信繁
**武田義信
**竹中半兵衛
**立花誾千代
**立花宗茂
**伊達政宗
**茶々・壱
**茶々・弐
**長宗我部元親
**長宗我部盛親
**土屋昌次
**土屋昌恒
**藤堂高虎
**徳川家康・壱
**徳川家康・弐
**徳川秀忠・壱
**徳川秀忠・弐
**豊臣秀長
**豊臣秀吉
**直江兼続
**長野業正
**南条元忠
**ねね
**濃姫
**羽柴秀吉
**服部半蔵・壱
**服部半蔵・弐
**馬場信房
**早川殿
**風魔小太郎
**福島正則
**北条氏康
**堀田作兵衛
**本多忠勝
**前田慶次
**前田利家
**松永久秀
**宮本武蔵
**村松殿・壱
**村松殿・弐
**室賀正武
**毛利勝永
**毛利元就
**森蘭丸
**柳生宗矩
**矢沢頼綱
**矢沢頼幸
**山県昌景
**山本勘助
**横谷重氏
**横谷幸重
**渡辺糺
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*一覧表
**明石全登
宇喜多家臣。大坂城五人衆。
執政として宇喜多秀家に仕え、関ヶ原で先鋒を務めた。
その後、没落した主家再興のため、大坂の陣に豊臣方として参戦する。
めでたいこと、幸せなことが好き。それを象徴する花も好き。
**明智光秀
織田家臣。
常に冷静で思慮深い人物。
乱世を終わらせる人物として信長を深く尊敬し従っているが、
歴史と伝統を重んじる光秀には、
信長の考えはしばしば理解の外にある。
心優しい性格でもあり、
信長の振る舞いにいつしか疑問を抱くようになる。
世間知らずだが行動力だけは人一倍の娘に悩まされている。
**浅井長政
茶々の父。お市の夫。
北近江の大名。信義に厚く、優しくも凛々しい好男子。
乱世を終わらせるため織田信長と同盟し、
信長の妹・お市を妻に迎える。
お市とは深い愛情を寄せ合うものの、信長の苛烈すぎる戦略には
やがて疑問を覚え、ついには袂を分かつに至る。
反信長同盟の一角を担い、一時は信長を苦しめたが、
最終的には浅井家は滅ぼされ、長政も城と共に炎に消えた。
その姿は幼い茶々の心に深い傷を残している。
**穴山信君
武田二十四将の一人。
武田信玄の甥で一門衆の筆頭格。
合戦では主に本陣の守備を担当した。
のちに出家して「梅雪」と号した。
**甘利信忠
武田二十四将の一人。
父は、武田譜代家老の甘利虎泰。
弟に、同じく武田家臣の甘利信康がいる。
取次としての役割を果たしており、
信濃(現在の長野県)だけでなく、
関東や東北諸国との外交に携わっている。
そのため、高い政治手腕を誇っていたと考えられる。
**綾御前
越後の大名・上杉謙信の姉。
慎ましく気品があり、洗練された物腰の淑やかな女性。
上杉家の進む先を示す道標のような役割を果たし、
上杉の将兵らを厳しく導く一方、
彼らを優しく包み込み癒す包容力も持つ。
**井伊直虎
遠江井伊谷城主である井伊家の女当主。
恥ずかしがり屋で「ごめんなさい」「すみません」が口癖。
周囲に今川、徳川、武田といった大国がひしめく中、
井伊家を守るために必死に戦った。
のちに徳川家康に庇護され、井伊家は存続。
その恩を返すべく、徳川軍の先陣として活躍する。
**井伊直政
徳川家臣。
通称は「井伊の赤鬼」。
井伊直虎のはとこで、のちに養子となり井伊家当主となった。
武田滅亡後、山県昌景の「赤備え」を引き継ぎ
徳川の先陣を務める。
戦上手なだけでなく、政治や外交にも通じており、家康からの
信頼も厚い。徳川家の最善を尽くすことを信念とし、
それを阻む真田家を敵視している。
本多忠勝とはライバル関係にあり、たびたび衝突することも。
**石川五右衛門
天下の大泥棒。
根拠なく自分に絶対的な自信を持ち、
自己中心的な言動で場をかき回す。
しかし、おっちょこちょいで明るく脳天気な態度から、
憎まれることが少ない。
反骨精神旺盛で、権力には屈しない。
実は伊賀の抜け忍で忍術使い。
**石田三成
豊臣家臣。
豊臣秀吉子飼いの武将の一人。
才覚に優れ、高い理想と志を持ち、秀吉に絶対的な忠誠を誓う。
しかし、その姿勢は権力者におもねる傲慢な人物と誤解されやすく
他人からの理解を求めず、己の成すべきことを成せばいいとする
性癖が、さらに周囲との軋轢を生んでしまう。
一方、その心情を知る者からは深い信頼を寄せられている。
真田昌幸に対しても、はじめは警戒を露にするが…。
**出浦昌相
信濃の国衆。名は盛清とも。
武田家に仕えた、甲州透破(すっぱ)の棟梁とされる。
甲州は甲斐(現在の山梨県)、透破は忍者のこと。
信濃の国衆を束ねる者として昌幸を見込んでおり、
いち早く臣従する。
忍者には様々な道具が必要。きっと高級な糸も必要。
**稲姫
徳川家臣。本多忠勝の娘。
父・忠勝を誰より尊敬し、目標としている。
そのために戦時平時問わず凛とした姿勢を崩さず、
何事にも正々堂々、生真面目に対応しようとする。
気は強いが礼儀正しく、心優しい大和撫子。
その分、変化球にはやや弱い。
のちに真田信之の妻となり、その生涯を支える。
**今川氏真
今川義元の長男。今川家の現当主。
尾張(現在の愛知県西部)に侵攻した父・義元が、
桶狭間の戦いにおいて信長に討たれたため、
今川家を継ぐこととなった。
桶狭間の戦いで、多数の今川家臣が討ち死にし、
当主・義元も討たれたことから、
家臣に不満が広がり相次ぐ離反を招いた。
和歌や蹴鞠などの技芸に通じた文化人であったとされる。
**今川義元
今川家第十一代当主。
駿河・遠江(共に現在の静岡県の一部)を治める大大名にして、
「海道一の弓取り」と讃えられた勇将。
れっきとした足利将軍家一門であり、天下を継ぐ大義名分を持つ。
内政・外交・軍事いずれも秀で、今川家全盛時代を作り出した。
…のであるが、当人は戦や政より歌や蹴鞠を好む風流人。
雅に争いのない世を夢見ていたが、
桶狭間で織田信長の奇襲を受けて命を落とす。
**色部長実
上杉二十五将の一人。
父は川中島で奮戦し、
謙信から「血染めの感状」をもらった色部勝長。
謙信死後は、上杉景勝に仕えて活躍。
出羽(現在の山形県・秋田県の一部)の国で起きた一揆を
大谷吉継と共に見事に鎮圧し、
豊臣秀吉に「北国路まれに見る名将」と評された。
**上杉景勝
上杉謙信の養子。
謙信の姉・綾御前の実子。
非常に寡黙で、笑顔を見せることがほとんどない。
謙信から受け継いだ上杉の義の何たるかを常に己に問い、
沈思黙考している。
腹心の部下である直江兼続とは親友のような間柄であり、
昌幸と勝頼の関係にも同じものを感じている。
**上杉景虎
北条氏康の七男。早川殿の弟。初名は北条三郎。
北条と上杉の同名の証として上杉謙信の養子となり、
景虎の名を与えられた。
妻は綾御前の娘で景勝の姉。
つまり景勝とは二重の意味で義兄弟となる。
当初は人質として北条から出されたと悲観していたが、
謙信の薫陶や景勝との切磋琢磨を通して成長する。
やがて上杉を支える男になろうと決意するに至るが…。
**上杉謙信
上杉家第十六代当主。
自らを毘沙門天の化身と称し、
戦場での神がかった強さから「軍神」と恐れられた。
闘争の中に真実を追い求め、
戦いそのものに生き様を見出す孤高の求道者。
感情を表すことはほとんどなく、
ただ闘争によってのみ自身を表現する。
宿敵である武田信玄と川中島で幾度も対決し、
武田信玄の「甲斐の虎」に対して「越後の龍」と称された。
**宇喜多秀家
備前(現在の岡山県)の大名。
羽柴秀吉の備中高松城攻めに協力。
小牧長久手の戦い、九州征伐、小田原討伐などに参加した。
秀吉の寵愛を受け、秀吉の養女で前田利家の娘・豪姫を娶り
五大老に列せられる。
関ヶ原の戦いでは、西軍の副大将として檄文を発し、
自らも福島正則軍と戦った。
**お市
茶々の母。
織田信長の妹。浅井長政の妻。
政略結婚で嫁いだ長政と、互いに深い愛情を寄せ合う。
信長の妹として、戦が必要悪であることは理解していたが
長政の理想と寄り添って生きることを選ぶ。
しかし、その結果、長政は信長に滅ぼされ、
お市は茶々と共に織田家に戻された。
信長死後は柴田勝家に身を寄せるも羽柴秀吉に敗れ、
茶々を秀吉に託して自身は城と運命を共にする。
**大谷吉継
豊臣家臣。通称は紀之介、刑部。
もとは藤堂高虎と共に浅井家に仕えていた。
浅井家滅亡後は、豊臣秀吉の配下となり、徐々に才覚をあらわす。
秀吉に「百万の大軍を預けてみたい」と言わしめるほどの
軍才の持ち主。「時代の流れ」に従うのが信条。
石田三成と親しく、友として歯に衣着せぬ助言をしている。
飄々としていて、顔色も読めないが
元主君の娘である茶々のことは気にかけているようだ。
**奥平信昌
三河(現在の愛知県東部)の国人。
元々、今川家臣だったが、
桶狭間の戦い後に今川家が衰退すると、徳川家康に従う。
その後、武田家の三河侵攻に際して武田家に属した。
ところが信玄の死を契機に再び徳川家に接近、
家康の娘を妻に迎えて帰参する。
これに勝頼が激怒し、信昌の守る長篠城を攻めたことが
長篠の戦いの契機となる。
**阿国
出雲の踊り巫女。
諸国を巡り、出雲大社の勧進をしている。
柔らかい京都弁を話す、ふんわりとした女性。
天真爛漫で明るく前向き。
やや天然な振る舞いで周囲を混乱させることもあるが、
そうした面も含めて愛されやすい。
惚れっぽいのが玉にきず。
**織田信長
織田家当主。
尾張(現在の愛知県西部)の小大名だったが、
侵攻してきた大大名・今川義元を桶狭間で討ち取り、
一躍名をとどろかせる。
その後も戦国時代の常識を覆す革新的な手法で勢力を伸長。
「天下布武」を旗印に覇者の道を突き進む。
時代を動かす変革者であるが、変わることを望まない者への
容赦ない仕打ちは人々を恐怖させ、魔王とも称される。
**飯富虎昌
武田二十四将の一人。
武田信玄の嫡男・義信の傅役を任されるほど、
信玄に信頼されている武将。
武勇に優れ、精強な武田軍団の代名詞である武田の赤備えを
率いたことから、「甲山の猛虎」と恐れられた。
弟に同じく武勇に優れる山県昌景がいる。
初陣を控える昌幸に対して不遜な態度をとったが、
緊張をほぐし奮起させる目的があったのかもしれない。
**甲斐姫・壱
北条家臣・成田氏長の娘。
北条氏康や早川殿と共に関東や北条の家族を支える。
東国一の美女と噂されるが、性格は男勝り。
表裏の無いまっすぐな性格のため、
その真逆を行く真田のやり方を嫌い、
北条家の中で誰よりも敵視している。
また自分のことを熊だなんだと言いふらしている
真田の忍びも敵視している。
**甲斐姫・弐
北条家滅亡後、茶々預かりとなって大坂へ来た。
茶々の実の上と、それでも強く生きようとする姿勢に共感し、
彼女を守るため力を尽くそうと考えるようになる。
真田幸村にはとりあえず言いたいことを言ってスッキリしたので
茶々のため働こうとしている点は認めてやることにした。
…なんかえらく渋カッコよくなって帰ってきたしね!
**片倉小十郎
伊達家臣。名は景綱。
智の小十郎と呼ばれる賢臣。
己の居場所をくれた主・伊達政宗に生涯の忠誠を誓い、
伊達家繁栄のために命を賭す。
先見の明もあり、政宗に小田原へ参陣し、
秀吉に恭順するよう勧めた。笛の名手としても知られている。
時に辛辣な言葉で政宗を責めるが、それは愛情の裏返し。
眼鏡に対するこだわりは戦国一。
**加藤清正
豊臣家臣。
豊臣秀吉子飼いの武将の一人。
孤立しがちな三成と直情的な正則の間を取り持つ。
三人の中のまとめ役。
だが、本人にも頑固な部分があるため、
しばしば三成と対立することも。
おねね様には頭が上がらない。
**上泉信綱
長野家家臣。
箕輪城主・長野業正に仕えて活躍。
槍にも優れ、業正から「上野国(現在の群馬県)一本槍」の
感状をもらっている。
のちに新陰流を創始。武田信玄に家臣にと誘われたが、
これを断り、新陰流を広める旅に出た。剣聖と称される。
**ガラシャ
明智光秀の娘。
天真爛漫で好奇心旺盛。
疑問に思ったことは口にせずにはおられず、確かめずには
いられない。世の常識に疎い箱入り娘だが、行動力は人一倍。
父・光秀のことを深く敬愛しており、
謀反の際も「光秀が作る優しい世界」に理解を示した。
浅井家滅亡後、引き取られた織田家で心を閉ざしがちであった
茶々に心を配り、元気づけようとしていた。
**木曽義昌
武田家臣。
もとは信濃木曽谷(現在の長野県木曽郡)の大名だったが、
武田信玄の信濃侵攻を受け降伏。
武田家に人質を差し出し、本領を安堵された。
木曽谷は美濃や飛騨に近いため、
武田家にとっては対織田の最重要拠点となった。
**木村重成
豊臣家臣。
幼少の頃から小姓として豊臣家に仕えた美丈夫。
初陣となった大坂冬の陣では、楯に隠れるように言われるが
「矢から逃れられても運命からは逃れられぬ」と
楯を捨て突撃した。
方広寺鐘銘事件の際、大蔵卿局が釈明のため駿府に赴くのに
女房に扮して同道したが露見しなかったという。
**くのいち
武田家、そして真田家に仕える忍び。
戦で天涯孤独の身となったところを武田信玄に拾われ、その恩に
報いるべく忍びの道に入る。信玄から真田昌幸付きに回されたこと
から幼い幸村に出会い、その優しく誠実な性情に心を打たれる。
正式に真田家臣となると、自他ともに認める幸村付きとなって働く。
おどけた口調と態度で周りを翻弄するが、忍びの腕は超一流。
幸村が絡まなければ、仕事に徹して非情な面も見せる。
おいしい果物が好き。特に赤いと最高っすね!
**黒田官兵衛
豊臣家臣。
竹中半兵衛と並んで「両兵衛」と称賛された軍師。
乱を呼ぶものを「火種」と見なし、
その排除のためなら手段を選ばない。
顔色一つ変えず冷酷な判断を下すため、
敵だけでなく味方からも恐れられている。
実は子供たちには好かれているという噂も。
**黒田長政
黒田官兵衛の子。
少年時代は織田家に人質となっていた。
荒木村重が謀反し、官兵衛も織田信長に謀反を疑われ、
殺されそうになるが、竹中半兵衛の機転で救われる。
関ヶ原の戦いでは先陣として切り込み、
数々の調略も成功させたため、徳川家康に勲功第一と称された。
**高坂昌信
武田四天王、武田二十四将の一人。
山本勘助が築城を指揮したとされる、
川中島近くの海津城の城代を任された。
上杉との戦の最前線である海津城を任されていたことから
信玄に信頼されていたことがわかる。
撤退戦でうまく指揮を執ることができたことから
「逃げ弾正」の異名を持つ。
**小少将
謎の美女。「不幸を呼ぶ女」。
その色香で四国の大名を惑わし、
長宗我部元親とも戦った。
元親の四国統一後は彼と行動を共にし、
ガラシャからは魔性の「師匠」と慕われる。
茶々にガラシャを託したのは、
茶々が自分と同じく周りに不幸を呼ぶ悲しい女だと
思ったから…かもしれない。
**後藤又兵衛
黒田八虎、二十四騎、大坂城五人衆に数えられる。
黒田官兵衛・長政父子に仕える。
武勇に優れた豪傑で九州征伐や関ヶ原の戦いで活躍。
黒田家を出奔した後は牢人生活を送っていたが、
大坂の陣が始まると豊臣方についた。
それを聞いた長政は「豊臣は良将を得た」と評したという。
豪快な又兵衛には夏が似合う。
夏と言ったらやっぱりコレ。割るのが好きなんだとか…。
**小早川隆景
毛利元就の三男。
温厚で民思いの賢人。
父・元就を補佐して毛利家を支え、
豊臣政権下では黒田官兵衛と共にその知恵で秀吉を支える。
秀吉からの信頼は厚く「知恵と大気は天下の器」と称された。
元就の冗長な書物が大好物。
文字量が多ければ多いほど、うっとりしてしまうらしい。
**小早川秀秋
豊臣家臣。
ねねの兄の子。
豊臣秀吉の養子となったのち、小早川隆景の養子となる。
関ヶ原の戦いでは西軍に属すが、
徳川家康の誘いに乗って寝返り、大谷吉継の陣を攻撃した。
幼い頃は優れた才を見せたが、酒におぼれ、借金を重ね、
ねねを困らせたという。
**雑賀孫市
紀州の傭兵集団・雑賀衆の棟梁。
鉄砲の名手で、その腕前はまさに百発百中。
鐘で雇われて働くプロフェッショナルだが、
気に入らないもののためには絶対に戦わない。
それゆえ自らの手駒になり得ないと判断した織田信長に
拠点を焼き討ちされ、仲間を数多く失う。
以後、復讐のために信長をつけ狙う。
本来はさっぱりした伊達男で、無類の女好き。
**佐々木小次郎
謎多き剣豪。
出生地は不明。素顔も化粧で隠している。
もがき苦しみながら生きる乱世の人々を「可哀想」と哀れみ、
綺麗に終わらせてあげるために斬る。
同じく剣豪の宮本武蔵はその強さゆえ、
孤独な彼を救ってくれる唯一の存在。
剣の腕だけでなく、頭の切れも相当なもの。
**佐助・壱
服部半蔵の弟子。
天涯孤独の身であったところを半蔵に拾われ、忍術を教わる。
半蔵を慕い、その指示には従うが、
徳川家臣であるという意識はなく、家康への忠誠心も持たない。
非常に冷めた視点を持ち、いつも気怠げ。
野心のもとに戦をくり返す武士や大名の在り方が嫌い。
半蔵の役に立とうと考え、真田幸村に近づくが…。
薄暗闇で光るはかなさに、幼き日の想い出を刺激される。
**佐助・弐
幸村の武将としての強さへの憧れと、
自分を家族として扱ってくれる温かさに触れ、
佐助は本心から「幸村の忍び」として
働きたいと考えるようになった。
たとえそれが、父にも等しい師との決別に繋がるとしても…。
**真田信綱
真田幸隆の長男。
長男であることから責任感が強く、
昌幸ら弟たちの良き手本であることを心がけている。
武田家に仕えていることを誇りに思い、
友に仕える家族のことも大切に思っている。
思慮深く義理堅い武将であるため、信玄の信頼も厚い。
弟・昌輝と共に時折狩りに出るようだが、
獲物の中でも武田と真田を象徴する赤い色を好むようだ。
**真田信之・壱
真田昌幸の長男。
父昌幸を尊敬し、自身も賢くあるべきと心がけ、
勤勉な態度で日々を過ごす少年。
弟の幸村をとても大切に思っており、
幸村の知らないことを教えるのが兄としての誇りとなっている。
姉の村松殿との仲は良好であるものの、幸村と同じように自分に
甘えるように諭されるため、どのように接するべきか悩んでいる。
その気性から真っ直ぐなものが好き。
**真田信之・弐
たくましく成長した、青年期の信之。
幼い頃から賢かったが、
今では父・真田昌幸の考えを理解できるまでに成長。
悩める弟・真田幸村のよき相談相手となっている。
長男としての自覚も芽生え、
真田の家をどうしたら守っていけるか、日々模索している。
姉・村松殿はしっかり者になった彼を見て喜んでいるが、
少しだけ寂しそうだ。
**真田信之・参
徳川家臣としての風格が出てきた信之。
徳川秀忠の命を懸けた諫言で、
真田昌幸・幸村の助命嘆願が成ったため、
秀忠に恩義を感じている。
徳川幕府のために忠勤する傍ら、
九度山で苦しい生活をしている父や弟に、金を送っている。
時々、胸にしのばせた三文銭を眺め、
物思いにふけっているのを妻の稲姫に目撃されている。
**真田昌輝
真田幸隆の次男。
将としては、兄に勝るとも劣らない働きを見せるものの。
どことなくお調子者である。
感受性が豊かで、涙もろい一面もあり、
昌幸にはよく呆れられている。
家族をとても大切に思っており、
家族のために戦うことを最高の誉れとしている。
昌輝の人となりとよく似た動物を好んでいる。
**真田昌幸・壱
真田幸隆の三男。村松殿、信之、幸村の父。
奥近習六人衆の一人として武田信玄のそば近くに仕えており、
信玄に対しては敬意を隠すことなく表現する。
信玄の子・勝頼とは身分が違うが、友のような関係を築いている。
家族には愛情をもって接しているが、表には出せないため素直では
ないと兄・昌輝などからよくからかわれる。特に子供相手には
不器用で、中でも村松殿に対しては強く出られないようだ。
地元の社は尊崇し、大事にしている。
**真田昌幸・弐
謀略家として凄みを増した、壮年期の昌幸。
武田家の滅亡、勝頼との死別、信長の横死。
あまりに激しい時代のうねりの中で、
昌幸は己の進む道を選択する。
権謀を尽くし、裏切りも厭わない昌幸は
やがて表裏比興の者と称される。
その真意は誰にも明かすことはない。
**真田幸隆
真田家当主。信綱、昌輝、昌幸の父。
武田信玄に仕え、類稀なる知略から外様でありながらも
譜代家臣と同格の扱いを受けるほど信頼されている。
息子たちのことは信頼しており、頼もしく思っている。
「戸石崩れ」という武田家の戸石城攻めでの敗北後に、謀略を
もって一日で戸石城を落としたことから「攻め弾正」と称された。
黄色いじゅうたんのような花畑で、幼い子供たちと過ごした
時間は、幸隆にとってかけがえのない大切な思い出。
**真田幸村・壱
真田幸隆の次男。
父・昌幸と兄・信之をとても信頼し、尊敬している少年。
真田の役に立つため日々鍛錬に励んでいる。
姉である村松殿との仲も良く、
困ったことがあったときによく相談事をしている。
素直で無邪気な少年で、わからないことをすぐに聞くことのできる
純粋さを持つが、その純粋さを天然と称されることも。
真田を象徴する赤い色の生き物が好き。
**真田幸村・弐
たくましく成長した、青年期の幸村。
まっすくな気性はそのままに、
十文字槍を自在に振るう武勇を身につけた。
真田家のため懸命に働こうと心がけているが、
その誠実で生真面目な気性ゆえ、
父・昌幸の謀略を駆使した生き様を理解できず、惑うことも。
さらに上杉家や豊臣家の人質として派遣される憂き目に遭う。
しかし、その中で様々な人々との出会いを経て成長し、やがて
昌幸の真意や己の戦う理由について思いをはせるようになる。
**真田幸村・参
九度山での雌伏の末、大坂城に舞い戻った壮年期の幸村。
父・昌幸の静かな死を看取り、最期まで燃え尽きることのなかった
父の心情--「大切なものを守るために戦う」、
その意地と覚悟を確かに受け継ぐ。
そうして、豊臣と徳川の緊張が高まるや、
茶々との約束を守るため、ためらうことなく大坂へはせ参じた。
円熟した武勇に加え、昌幸譲りの知略をも身につけ
大坂牢人衆の中心として活躍する。
**柴田勝家
**島左近
**島津豊久
**島津義弘
**須田満親
**高梨内記
**高橋紹運
**滝川一益
**武田勝頼
**武田信玄
**武田信繁
**武田義信
**竹中半兵衛
**立花誾千代
**立花宗茂
**伊達政宗
**茶々・壱
**茶々・弐
**長宗我部元親
**長宗我部盛親
**土屋昌次
**土屋昌恒
**藤堂高虎
**徳川家康・壱
**徳川家康・弐
**徳川秀忠・壱
**徳川秀忠・弐
**豊臣秀長
**豊臣秀吉
**直江兼続
**長野業正
**南条元忠
**ねね
**濃姫
**羽柴秀吉
**服部半蔵・壱
**服部半蔵・弐
**馬場信房
**早川殿
**風魔小太郎
**福島正則
**北条氏康
**堀田作兵衛
**本多忠勝
**前田慶次
**前田利家
**松永久秀
**宮本武蔵
**村松殿・壱
**村松殿・弐
**室賀正武
**毛利勝永
**毛利元就
**森蘭丸
**柳生宗矩
**矢沢頼綱
**矢沢頼幸
**山県昌景
**山本勘助
**横谷重氏
**横谷幸重
**渡辺糺