夜の森の中。
暗闇に溶け込むかのような黒い男が、シャドーボクシングのごとく虚空に向かって攻撃を繰り出し続けている。
本来のその体の持ち主は、ウォーズマン。
当時のソビエト政府により戦闘マシンとして育成されるも、やがて熱き心に目覚め地球の平和を守るために戦った男だ。
だが現在その肉体に宿るのは、ウォーズマンとは真逆と言ってもいい精神性を持つ男。
戦争を愛し、戦いを巻き起こすことに全身全霊をそそぐナチスの残党。
本名は不明。彼を知る者は、主にこう呼ぶ。
「少佐」と。
暗闇に溶け込むかのような黒い男が、シャドーボクシングのごとく虚空に向かって攻撃を繰り出し続けている。
本来のその体の持ち主は、ウォーズマン。
当時のソビエト政府により戦闘マシンとして育成されるも、やがて熱き心に目覚め地球の平和を守るために戦った男だ。
だが現在その肉体に宿るのは、ウォーズマンとは真逆と言ってもいい精神性を持つ男。
戦争を愛し、戦いを巻き起こすことに全身全霊をそそぐナチスの残党。
本名は不明。彼を知る者は、主にこう呼ぶ。
「少佐」と。
「ふむ……。だいぶ馴染んできたかな」
動きを止め、少佐は独りごちる。
彼が見方によっては奇行とも感じられる行動を取っていた理由、それは今の体に慣れるためであった。
少佐の本来の肉体とウォーズマンの肉体では、身体能力に差がありすぎる。
ゆえに少佐では、その力を十全に発揮することはできない。
それでも力を引き出すために、彼は鍛錬に打ち込んでいたのだ。
全ては、よりよき戦いのために。
彼が見方によっては奇行とも感じられる行動を取っていた理由、それは今の体に慣れるためであった。
少佐の本来の肉体とウォーズマンの肉体では、身体能力に差がありすぎる。
ゆえに少佐では、その力を十全に発揮することはできない。
それでも力を引き出すために、彼は鍛錬に打ち込んでいたのだ。
全ては、よりよき戦いのために。
「こういうのは専門外だが……。たまには悪くないな。
さて、そろそろ……」
さて、そろそろ……」
少佐が荷物に手を伸ばした、ちょうどその時。
けたたましいアラーム音が鳴り響いた。
けたたましいアラーム音が鳴り響いた。
「おお、ぴったりだ」
不気味な笑顔を浮かべながら、少佐はタブレットを手に取った。
◆ ◆ ◆
「クククク……。ハーッハッハッハ!!」
放送後。
タブレットに送信された名簿を確認した少佐は、大声で笑い出した。
そこに、見知った名前を見つけたからだ。
「アーカード」。
それは少佐の知る限り、最強の吸血鬼。
彼と戦うことこそが、少佐にとって究極の闘争であった。
そのアーカードと戦うチャンスであると知り、少佐のテンションは急上昇する。
だが時間が経つにつれ、現状は決して彼に都合のいいものでないことに気づく。
タブレットに送信された名簿を確認した少佐は、大声で笑い出した。
そこに、見知った名前を見つけたからだ。
「アーカード」。
それは少佐の知る限り、最強の吸血鬼。
彼と戦うことこそが、少佐にとって究極の闘争であった。
そのアーカードと戦うチャンスであると知り、少佐のテンションは急上昇する。
だが時間が経つにつれ、現状は決して彼に都合のいいものでないことに気づく。
「そうか、つい浮かれてしまったが……。
やつも今は、本来の肉体ではないのだな。
それでは、最高の戦争にはならん」
やつも今は、本来の肉体ではないのだな。
それでは、最高の戦争にはならん」
精神と肉体、両方揃っていてこその最強。
たとえば脆弱な一般人の肉体に入ったアーカードを倒したところで、それが最高の戦いになるはずがない。
万が一、肉体が本来のアーカードに匹敵するような強者であっても同じことだ。
「万全のアーカードに勝ったわけではない」というしこりが残ることになる。
たとえば脆弱な一般人の肉体に入ったアーカードを倒したところで、それが最高の戦いになるはずがない。
万が一、肉体が本来のアーカードに匹敵するような強者であっても同じことだ。
「万全のアーカードに勝ったわけではない」というしこりが残ることになる。
「うーむ、悩ましい。
実に悩ましいな」
実に悩ましいな」
そんなつぶやきを漏らしながら、少佐は肉体側の名簿もチェックする。
「おや、これは……」
驚愕の声と共に、少佐の動きが止まった。
彼の視線の先には、「アーカード」の名前がある。
彼の視線の先には、「アーカード」の名前がある。
「なるほど、やつの肉体は別の参加者に与えられているのか……。
ならば先ほど説明があった、体を入れ替えられる施設を使えば……。
とはいえ、言うほど簡単ではないか」
ならば先ほど説明があった、体を入れ替えられる施設を使えば……。
とはいえ、言うほど簡単ではないか」
施設を使い、アーカードの肉体と精神を揃えた上で戦う。
それが少佐にとっての理想だ。
だが問題は、相手がそれに乗ってくれるかどうかだ。
アーカード本人と、アーカードの肉体を与えられた参加者。
両方が体の入れ替えに応じてくれる保証などない。
もちろん気絶させるなどして強引に入れ替えさせる方法もあるが、その場合も少佐と相手の戦力差によっては実行困難となる。
それが少佐にとっての理想だ。
だが問題は、相手がそれに乗ってくれるかどうかだ。
アーカード本人と、アーカードの肉体を与えられた参加者。
両方が体の入れ替えに応じてくれる保証などない。
もちろん気絶させるなどして強引に入れ替えさせる方法もあるが、その場合も少佐と相手の戦力差によっては実行困難となる。
「せっかくのチャンスだと思ったのだが……。
どうにも障害が多いな」
どうにも障害が多いな」
愚痴を漏らしながら、少佐はタブレットをデイパックに戻す。
「何にせよ、やつの精神と肉体の所在……それに施設の位置。
これは知っておくべきだな。
そろそろ動くか」
これは知っておくべきだな。
そろそろ動くか」
デイパックを背負い、歩き出す少佐。
その脳裏に、ふと先ほど戦った白い鎧の男が浮かび上がる。
その脳裏に、ふと先ほど戦った白い鎧の男が浮かび上がる。
「そういえば、彼はどうするかな……。
……まあいいか。
戦いたいのであれば、彼の方から追いかけてくるだろう」
……まあいいか。
戦いたいのであれば、彼の方から追いかけてくるだろう」
そう結論づけ、少佐はさらに森の中を進んでいく。
その足取りは、実に軽やかだ。
その足取りは、実に軽やかだ。
彼は、戦争が大好きだ。
そして戦争のための準備もまた、彼にとっては戦争の一部なのだ。
少佐の戦争は、すでに始まっている。
そして戦争のための準備もまた、彼にとっては戦争の一部なのだ。
少佐の戦争は、すでに始まっている。
「それにしても、ここはどこなんだろうな?
森ばっかりでさっぱりわからん。
微妙に川の音が聞こえるような……」
森ばっかりでさっぱりわからん。
微妙に川の音が聞こえるような……」
【E-4 森・川の南側/深夜】
【少佐@HELLSING】
[身体]:ウォーズマン@キン肉マン
[状態]:疲労(小)
[装備]:鉄の爪@ドラゴンクエストシリーズ
[道具]:基本支給品、ニューナンブ(残弾49)@現実、ランダム支給品0〜1
[思考・状況]基本方針:闘争を楽しむ
1:万全のアーカードと戦いたい
2:アーカードの精神と肉体を見つける
3:体を入れ替えられる施設を見つける
4:いずれ鎧の青年と決着をつける(アーカードが最優先なので、優先順位は低下)
5:とりあえず川に行ってみるか
[備考]
※参戦時期はロンドン襲撃以前
[身体]:ウォーズマン@キン肉マン
[状態]:疲労(小)
[装備]:鉄の爪@ドラゴンクエストシリーズ
[道具]:基本支給品、ニューナンブ(残弾49)@現実、ランダム支給品0〜1
[思考・状況]基本方針:闘争を楽しむ
1:万全のアーカードと戦いたい
2:アーカードの精神と肉体を見つける
3:体を入れ替えられる施設を見つける
4:いずれ鎧の青年と決着をつける(アーカードが最優先なので、優先順位は低下)
5:とりあえず川に行ってみるか
[備考]
※参戦時期はロンドン襲撃以前
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