森の中、一人の男が引きつった表情でタブレットを操作している。
「たしかに、ヒーローに対する憧れはあったけどさ……。
こんな状況でなっても、嬉しくないっての!」
こんな状況でなっても、嬉しくないっての!」
そう叫ぶ精神の名前は、内海将。
無力な一般人なれど、ヒーローとなった友を最後まで隣で見守り続けた少年だ。
そして彼が宿る肉体の名は、内海成彰。
別に親戚関係ではないが、同じ姓である。
ついでに眼鏡をかけているのも同じだし、顔つきもそっくりというほどではないがまあまあ似ている。
意図的に共通点の多い人物をあてがったのだろう、と内海は考えていた。
それはさておき、肉体の方の内海は「仮面ライダー」というヒーローに変身していたらしい。
しかしタブレットに記載されたプロフィールを読む限り、その人生はとてもヒーローとは思えない。
ダークヒーロー……というか、もはやヴィランである。
しかしその行動も全ては、侵略者の懐に入り込み打倒の道を探るためだったらしい。
彼もまた表面上はともかく、心はヒーローだったのだろう。
内海はそう結論づけた。
無力な一般人なれど、ヒーローとなった友を最後まで隣で見守り続けた少年だ。
そして彼が宿る肉体の名は、内海成彰。
別に親戚関係ではないが、同じ姓である。
ついでに眼鏡をかけているのも同じだし、顔つきもそっくりというほどではないがまあまあ似ている。
意図的に共通点の多い人物をあてがったのだろう、と内海は考えていた。
それはさておき、肉体の方の内海は「仮面ライダー」というヒーローに変身していたらしい。
しかしタブレットに記載されたプロフィールを読む限り、その人生はとてもヒーローとは思えない。
ダークヒーロー……というか、もはやヴィランである。
しかしその行動も全ては、侵略者の懐に入り込み打倒の道を探るためだったらしい。
彼もまた表面上はともかく、心はヒーローだったのだろう。
内海はそう結論づけた。
「で、変身アイテムがこれか……」
タブレットをデイパックに戻した内海は、代わりに別のものを取り出す。
仮面ライダーマッドローグへの変身アイテム、エボルドライバーである。
仮面ライダーマッドローグへの変身アイテム、エボルドライバーである。
「こんな状況で不謹慎だとは思うが……。
正直、わくわく感はある! あるけど……。
なんか危険そうなんだよなあ、これ!」
正直、わくわく感はある! あるけど……。
なんか危険そうなんだよなあ、これ!」
まず侵略者の側が作ったアイテムという時点で、内海にとってはうさんくさい。
しかも説明書きには、「生身の人間が使用する場合、肉体に負担がかかる」とまで書いてある。
それじゃとりあえず変身してみようか、などと軽い気分では使えそうにない代物だ。
ドライバーを手にしたまま、悩み続ける内海。
だが、その思考は強制的に中断させられる。
響いたのは、一発の発砲音。
しかも説明書きには、「生身の人間が使用する場合、肉体に負担がかかる」とまで書いてある。
それじゃとりあえず変身してみようか、などと軽い気分では使えそうにない代物だ。
ドライバーを手にしたまま、悩み続ける内海。
だが、その思考は強制的に中断させられる。
響いたのは、一発の発砲音。
「ひいっ!」
反射的に、内海は身を縮める。
彼は気づいていなかったが、近くの木の幹に銃弾がめり込んでいた。
彼は気づいていなかったが、近くの木の幹に銃弾がめり込んでいた。
「ふむ、体が変わっても、銃の腕前は変わらないか……。
まあ体の方に銃の心得がないのなら、当たり前か」
まあ体の方に銃の心得がないのなら、当たり前か」
そんな言葉を漏らしながら、一人の男が歩いてくる。
その男の姿は、まさに闇そのものだった。
顔は黒い仮面と黒いヘルメットで、完全に覆い隠されている。
体に装着したプロテクターの色も黒。
全身タイツなのか地肌なのか、プロテクターに覆われていない部分も黒だ。
その男の姿は、まさに闇そのものだった。
顔は黒い仮面と黒いヘルメットで、完全に覆い隠されている。
体に装着したプロテクターの色も黒。
全身タイツなのか地肌なのか、プロテクターに覆われていない部分も黒だ。
(なんだよ、この人……! 黒すぎて、目以外ろくに見えねえ!)
男の異様な姿に内海がたじろいでいる間に、男は内海へと歩み寄っていく。
「あの、つかぬ事を伺いしますが……。
やはり殺し合いに乗るおつもりで?」
「もちろんだ」
やはり殺し合いに乗るおつもりで?」
「もちろんだ」
動揺のあまり必要以上に丁寧になった内海の問いに、男は短く答えた。
「いやいや、やめた方がいいですって!
なんでも願いを叶えるとか、眉唾じゃないっすか!」
「ああ、私は別にいいんだ。願いを叶えるというのが嘘でもね。
何せ私の目的は、闘争そのものなのだから」
なんでも願いを叶えるとか、眉唾じゃないっすか!」
「ああ、私は別にいいんだ。願いを叶えるというのが嘘でもね。
何せ私の目的は、闘争そのものなのだから」
突如仮面の口部分が開き、凶悪な笑みを浮かべる。
その瞬間、内海は確信した。
この男は、怪獣と同じだ。
対話など不可能な、暴力で他者を蹂躙するだけの存在。
放置していれば、どれだけの人々に害をなすかわからない。
その瞬間、内海は確信した。
この男は、怪獣と同じだ。
対話など不可能な、暴力で他者を蹂躙するだけの存在。
放置していれば、どれだけの人々に害をなすかわからない。
(迷ってる場合じゃねえ!)
内海はすぐさま、覚悟を決めた。
ドライバーを腰に装着し、2本のボトルをセットする。
ドライバーを腰に装着し、2本のボトルをセットする。
『コウモリ! 発動機! エボルマッチ! Are you ready!?』
「準備なんかできてねえよ! でもやるしかねえだろ!」
叫びながら、内海は両腕を十字に交差させる。
親友が戦いに向かう時の、「アクセス・フラッシュ」のように。
親友が戦いに向かう時の、「アクセス・フラッシュ」のように。
「変身!」
『バットエンジン! ヌゥハハハハハハ……!』
『バットエンジン! ヌゥハハハハハハ……!』
その決意をあざ笑うかのような音声と共に、内海の姿が変化していく。
黒い素体を覆う、白い鎧。輝く青い瞳。
仮面ライダーマッドローグの姿が、そこにあった。
黒い素体を覆う、白い鎧。輝く青い瞳。
仮面ライダーマッドローグの姿が、そこにあった。
「ほほう、これは未知の技術だな……。
面白い!」
面白い!」
男は笑みを浮かべたまま、内海に飛びかかる。
その手にはいつの間にか銃に代わり、金属の爪が装備されている。
その手にはいつの間にか銃に代わり、金属の爪が装備されている。
「ふん!」
気合の叫びと共に、男は爪を振り下ろす。
その攻撃は内海に直撃し彼をよろめかせるが、マッドローグの装甲に傷をつけるには至らない。
その攻撃は内海に直撃し彼をよろめかせるが、マッドローグの装甲に傷をつけるには至らない。
「こんにゃろう!」
今度は、内海が拳を振るう。
素人丸出しのパンチは相手の腕に防御され、有効打とはならない。
素人丸出しのパンチは相手の腕に防御され、有効打とはならない。
「ふむ……」
男は追撃をしかけるでもなく、一歩下がって何やら考え込む。
「おい、なんのつもりだ!」
「いや、何。つい気がはやって、こうしてしかけてしまったが……。
準備不足だったと思ってね」
「はぁ?」
「いや、何。つい気がはやって、こうしてしかけてしまったが……。
準備不足だったと思ってね」
「はぁ?」
男の発言に、内海は困惑を隠せなかった。
男に殴りかかる内海。しかし男は跳躍し、その拳を回避する。
「では、また会おう!」
そう言い残し、男は内海に背を向けて逃げ出した。
「逃がすか!」
当然、内海はその後を追う。
だがただでさえ暗い、夜の森の中。
全身が黒い男を見失わずにいるのは、至難の業だ。
結果、内海は程なくして男を見失ってしまった。
だがただでさえ暗い、夜の森の中。
全身が黒い男を見失わずにいるのは、至難の業だ。
結果、内海は程なくして男を見失ってしまった。
「ちくしょう……」
悔しさを噛みしめ、内海はうなだれる。
「このままじゃダメだ……。
俺も……ヒーローにならないと……!」
俺も……ヒーローにならないと……!」
◆ ◆ ◆
「いやあ、思っていた以上に楽しくなりそうだ」
内海を振り切った男は、笑顔のままで呟く。
「いかなる戦争が、私を待っているのか……。
楽しみで仕方ないよ!
さあ、参加者諸君! 思う存分殺し合おうじゃないか!」
楽しみで仕方ないよ!
さあ、参加者諸君! 思う存分殺し合おうじゃないか!」
高ぶる思いを抑えきれず、何よりも戦争を愛する男は叫んだ。
【内海将@SSSS.GRIDMAN】
[身体]:内海成彰@仮面ライダービルド
[状態]:健康
[装備]:エボルドライバー(複製品)&バットボトル&エンジンボトル@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]基本方針:一人でも多くの人を守る。
1:黒い男と決着をつける。
[備考]
※参戦時期は「グリッドマンユニバース」終了後。
※内海成彰の肉体は新世界のものです。そのため、サイボーグ化はされていません。
[身体]:内海成彰@仮面ライダービルド
[状態]:健康
[装備]:エボルドライバー(複製品)&バットボトル&エンジンボトル@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]基本方針:一人でも多くの人を守る。
1:黒い男と決着をつける。
[備考]
※参戦時期は「グリッドマンユニバース」終了後。
※内海成彰の肉体は新世界のものです。そのため、サイボーグ化はされていません。
【少佐@HELLSING】
[身体]:ウォーズマン@キン肉マン
[状態]:健康
[装備]:鉄の爪@ドラゴンクエストシリーズ
[道具]:基本支給品、ニューナンブ(残弾49)@現実、ランダム支給品0〜1
[思考・状況]基本方針:闘争を楽しむ
1:いずれ鎧の青年と決着をつける。
[備考]
※参戦時期はロンドン襲撃以前
[身体]:ウォーズマン@キン肉マン
[状態]:健康
[装備]:鉄の爪@ドラゴンクエストシリーズ
[道具]:基本支給品、ニューナンブ(残弾49)@現実、ランダム支給品0〜1
[思考・状況]基本方針:闘争を楽しむ
1:いずれ鎧の青年と決着をつける。
[備考]
※参戦時期はロンドン襲撃以前
【エボルドライバー(複製品)&バットボトル&エンジンボトル@仮面ライダービルド】
仮面ライダーマッドローグの変身アイテム。
セットでひとつの支給品扱い。
エボルドライバーは本来エボルト専用の変身ベルトだが、複製品は地球人用にデチューンされている。
それでも、肉体にかかる負担は大きい。
仮面ライダーマッドローグの変身アイテム。
セットでひとつの支給品扱い。
エボルドライバーは本来エボルト専用の変身ベルトだが、複製品は地球人用にデチューンされている。
それでも、肉体にかかる負担は大きい。
【鉄の爪@ドラゴンクエストシリーズ】
鉄の手甲に、爪状の刃物が取り付けられた武器。
ドラクエにおいて、武闘家の象徴的な武器である。
鉄の手甲に、爪状の刃物が取り付けられた武器。
ドラクエにおいて、武闘家の象徴的な武器である。
| 47:赤く燃える白百合、天国を撃ち抜く最後の弾丸 | 投下順に読む | 49:かわいそうなまおう |
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