◆
城とは内側から崩れるもの、浮世英寿の言である。
如何に堅牢な守りを固めたとて、跳ね返せるのは外部よりの侵略者のみ。
鎧を何枚重ね銃弾を防いでも、病魔に侵され床に伏せるのと同じように。
古来より、外と内では後者が脆いのは当然だと根付いている。
如何に堅牢な守りを固めたとて、跳ね返せるのは外部よりの侵略者のみ。
鎧を何枚重ね銃弾を防いでも、病魔に侵され床に伏せるのと同じように。
古来より、外と内では後者が脆いのは当然だと根付いている。
それはアークエンジェルにも当て嵌まる。
ザフト軍の猛攻を耐え凌ぐべく、ラミネート装甲で機体をコーティング。
敵艦隊を沈め、自軍を勝利に導く数々の武装。
マリュー・ラミアスによる指揮下の元、苦難に見舞われた旅を切り抜けた“足付き”であっても。
攻防を兼ね備えた性能は残念ながら、内部にまで通用しない。
懐へ潜り込まれてしまえば、対処方法は一つ。
搭乗員達が銃を構え、侵入者を自力で排除する他ないのだ。
ザフト軍の猛攻を耐え凌ぐべく、ラミネート装甲で機体をコーティング。
敵艦隊を沈め、自軍を勝利に導く数々の武装。
マリュー・ラミアスによる指揮下の元、苦難に見舞われた旅を切り抜けた“足付き”であっても。
攻防を兼ね備えた性能は残念ながら、内部にまで通用しない。
懐へ潜り込まれてしまえば、対処方法は一つ。
搭乗員達が銃を構え、侵入者を自力で排除する他ないのだ。
但し、此度の舞台はナチュラルとコーディネーターによる戦争に非ず。
異界より数多のプレイヤーを招いた、殺戮遊戯(デスゲーム)。
従ってアークエンジェル内部へ備わった防衛機能も、単にザフト軍のNPCを置いただけな筈がなく。
更に言うと、真っ当な倫理観に倣い生み出されたのとも大きく異なる。
異界より数多のプレイヤーを招いた、殺戮遊戯(デスゲーム)。
従ってアークエンジェル内部へ備わった防衛機能も、単にザフト軍のNPCを置いただけな筈がなく。
更に言うと、真っ当な倫理観に倣い生み出されたのとも大きく異なる。
本来であれば、搭乗員の部屋に割り当てられた区画。
クルーゼの手で大量に押し詰められたソレが、一斉に目を覚ます。
侵入を試みた命知らずなプレイヤーを、片付ける時間だ。
クルーゼの手で大量に押し詰められたソレが、一斉に目を覚ます。
侵入を試みた命知らずなプレイヤーを、片付ける時間だ。
「まさかこんな形で、ここに足を踏み入れるとはな……」
自分達の存在が何を目覚めさせたか、今はまだ知らず。
奥まで続く通路を見やる、イザークの心境は複雑だ。
幾度も戦場でぶつかり、ストライク共々苦渋を舐めさせられた敵の戦艦。
それをよりにもよって自身の上官が、一つの世界を焼き払うのに使った。
富良洲高校での死闘を経て、己の中にキラ・ヤマトへの敵愾心も最早無く。
敵軍の主力兵器を潰すチャンス、などと意気込む段階はとっくに過ぎ去っている。
奥まで続く通路を見やる、イザークの心境は複雑だ。
幾度も戦場でぶつかり、ストライク共々苦渋を舐めさせられた敵の戦艦。
それをよりにもよって自身の上官が、一つの世界を焼き払うのに使った。
富良洲高校での死闘を経て、己の中にキラ・ヤマトへの敵愾心も最早無く。
敵軍の主力兵器を潰すチャンス、などと意気込む段階はとっくに過ぎ去っている。
「すんなり入り込めたが、このまま気付かれずに済む。なんて温ぃ展開にゃならねぇだろうよ」
「上等よ。来る奴全員叩き潰してやるわ」
「上等よ。来る奴全員叩き潰してやるわ」
血の気盛んに艦内を睨み付け薬草を噛み千切る姿は、セリカが如何に怒り心頭かが分かる。
ワープテラの力で転移してすぐ、リュージから傷を癒すアイテムを渡された。
巨大戦艦を動かす何者かとの直接対決に臨むのだ、コンディションは可能な限り万全に近付けた方が良い。
正論に反論は飛ばず、龍園も蛮野との戦闘で負った傷を癒しておく。
ワープテラの力で転移してすぐ、リュージから傷を癒すアイテムを渡された。
巨大戦艦を動かす何者かとの直接対決に臨むのだ、コンディションは可能な限り万全に近付けた方が良い。
正論に反論は飛ばず、龍園も蛮野との戦闘で負った傷を癒しておく。
「噂をすれば何とやらってか。奴さん方、早速おいでなすったようだぜ」
「嬉しくもねぇ歓迎会だな、素通りさせてくれても良いってのによ」
「嬉しくもねぇ歓迎会だな、素通りさせてくれても良いってのによ」
何の出迎えも無しに、ブリッジまで辿り着ける。
時間と体力を節約出来る理想的な流れは、当然の如く起きない。
複数人の足音と、鼻を突く不快な臭い。
野生動物をも大きく引き離す五感が、自分達へ近付くナニカを知らせる。
仕事開始と軽く体を解す甚爾の横で、リュージも銃の安全装置を解除。
それぞれが戦闘に備える中、
時間と体力を節約出来る理想的な流れは、当然の如く起きない。
複数人の足音と、鼻を突く不快な臭い。
野生動物をも大きく引き離す五感が、自分達へ近付くナニカを知らせる。
仕事開始と軽く体を解す甚爾の横で、リュージも銃の安全装置を解除。
それぞれが戦闘に備える中、
壁をぶち破って現れた人型のソレが、歯を剥き出しにして襲い掛かった。
「チィッ……!」
偶然最も近くにいた為に、最初の標的へ選ばれたのはイザークだ。
奇襲に舌を打つも、この程度に反応出来なくてはザフトの軍人失格。
コーディネーターとしての性能と戦場で磨いた直感、何よりELSとの融合で格段に上昇した能力。
レンチと大剣を組み合わせた得物、ヴァルバラッシャーを襲撃者へ叩き付ける。
奇襲に舌を打つも、この程度に反応出来なくてはザフトの軍人失格。
コーディネーターとしての性能と戦場で磨いた直感、何よりELSとの融合で格段に上昇した能力。
レンチと大剣を組み合わせた得物、ヴァルバラッシャーを襲撃者へ叩き付ける。
「なに……!?」
驚愕を超えに出した理由は、殴り飛ばす筈の一撃を防がれたから。
それも顎が外れんばかりに口を開き、上下の歯でガッチリ噛み付くという方法で。
それも顎が外れんばかりに口を開き、上下の歯でガッチリ噛み付くという方法で。
「何よそれ……」
数秒前までの憤怒は何処へやら、襲撃者を前にセリカは呆然と呟く。
予想外の方法でイザークの攻撃を防いだから、ではない。
ガリガリとヴァルバラッシャーへ噛み付く者は、自身と同年代だろう少女。
顔に見覚えは全くない、しかし着ている服は違う。
間違いなく、ゲヘナの風紀委員の制服だ。
予想外の方法でイザークの攻撃を防いだから、ではない。
ガリガリとヴァルバラッシャーへ噛み付く者は、自身と同年代だろう少女。
顔に見覚えは全くない、しかし着ている服は違う。
間違いなく、ゲヘナの風紀委員の制服だ。
「鬱陶しい!」
何故、ゲヘナの生徒がここにいるのか。
至極当然の疑問へ答えは返されず、代わりに響くはイザークの怒号。
両腕の筋肉を漲らせ得物を豪快に一振り、力任せに振り解く。
通路を舞った生徒は床に倒れ込むも、即座に立ち上がる。
それが合図となったように、通路の奥で蠢く気配が一斉に駆け出して来た。
至極当然の疑問へ答えは返されず、代わりに響くはイザークの怒号。
両腕の筋肉を漲らせ得物を豪快に一振り、力任せに振り解く。
通路を舞った生徒は床に倒れ込むも、即座に立ち上がる。
それが合図となったように、通路の奥で蠢く気配が一斉に駆け出して来た。
誰もが異なる容姿だが、服装から察するに全員キヴォトスの生徒。
獣の唸り声に似た奇声を発し、歯を打ち鳴らし我先にと前へ出る。
明らかに正気とは思えない彼女達に、共通しているのは。
両目の周りへ、ガラスの亀裂を思わせる模様が見られること。
額部分に赤い宝石らしき物体が、埋め込まれてあることの二つ。
獣の唸り声に似た奇声を発し、歯を打ち鳴らし我先にと前へ出る。
明らかに正気とは思えない彼女達に、共通しているのは。
両目の周りへ、ガラスの亀裂を思わせる模様が見られること。
額部分に赤い宝石らしき物体が、埋め込まれてあることの二つ。
「いつからここはジョージ・A・ロメロの感謝祭になったんだよ」
パニックホラーさながらの絵面へ呆れるのもそこそこに、エンジンブレードを一閃。
アクセルに変身せずとも、甚爾の身体能力は怪物以上に怪物の領域へ位置する。
野菜をカットするように骨まで斬り、上半身と下半身が泣き別れ。
ビチャビチャと汚らしい音を立て、臓物が床を赤黒く汚す。
肉体のみならず命まで断たれ、物言わぬ骸が一つ完成。
普通であればそのようになるが、彼女達は退場を容易く許されていない。
臍から下を失った体を、両腕の力のみで跳ね上げた。
アクセルに変身せずとも、甚爾の身体能力は怪物以上に怪物の領域へ位置する。
野菜をカットするように骨まで斬り、上半身と下半身が泣き別れ。
ビチャビチャと汚らしい音を立て、臓物が床を赤黒く汚す。
肉体のみならず命まで断たれ、物言わぬ骸が一つ完成。
普通であればそのようになるが、彼女達は退場を容易く許されていない。
臍から下を失った体を、両腕の力のみで跳ね上げた。
「マジにゾンビだってのかよ!?笑えねぇぞ……!」
アリウススクワッドを率いた少女の愛銃が火を吹き、銃弾が標的の頭部へ吸い寄せられる。
Dゲームで幾つもの死線を潜り、生き延びる為に磨いた射撃能力は。
カードッデキを使わずとも、リュージが持つ武器の一つ。
しかし少女達は命中の衝撃で多少仰け反るが、絶命にはまるで至らない。
排出した空のマガジンを投擲し、素早くリロード。
トリガーを引き絞るが、止まる事を知らない肉の壁には虚しい抵抗だ。
Dゲームで幾つもの死線を潜り、生き延びる為に磨いた射撃能力は。
カードッデキを使わずとも、リュージが持つ武器の一つ。
しかし少女達は命中の衝撃で多少仰け反るが、絶命にはまるで至らない。
排出した空のマガジンを投擲し、素早くリロード。
トリガーを引き絞るが、止まる事を知らない肉の壁には虚しい抵抗だ。
クルーゼが何をやったかと問われれば、別段複雑な真似には出ていない。
キヴォトス襲撃時、原形を保つ生徒達の死体を可能な限り回収後。
アメストリス軍が密かに研究を進めていた不死の軍団を参考に、賢者の石を埋め込み。
更には地獄への回数券(ヘルズ・クーポン)と同様の成分で、身体機能を増強。
結果、恐怖も苦痛も感じずに標的を貪り食らう番犬を生み出すに至った。
バグスターウイルスに感染し消滅した生徒は、まだ“幸運”だったと言えよう。
キヴォトス襲撃時、原形を保つ生徒達の死体を可能な限り回収後。
アメストリス軍が密かに研究を進めていた不死の軍団を参考に、賢者の石を埋め込み。
更には地獄への回数券(ヘルズ・クーポン)と同様の成分で、身体機能を増強。
結果、恐怖も苦痛も感じずに標的を貪り食らう番犬を生み出すに至った。
バグスターウイルスに感染し消滅した生徒は、まだ“幸運”だったと言えよう。
「……っ!」
詳細な製造過程は知らなくとも、この惨状を見れば分かってしまう。
クルーゼにとってキヴォトスの人間は、自分達の命と尊厳は“この程度”の認識なのだと。
便利だし折角だから使う、たったそれだけの理由で普通に死ぬ権利すら奪われたのだと。
クルーゼにとってキヴォトスの人間は、自分達の命と尊厳は“この程度”の認識なのだと。
便利だし折角だから使う、たったそれだけの理由で普通に死ぬ権利すら奪われたのだと。
「おいボサっとすんな!」
わなわなと震えるセリカの首筋に歯を突き立てんと、山海経の生徒が接近。
柔肌を喰い千切られる寸前、割って入った龍園が妨害。
サイバーチックな籠手を填めた右腕を、盾に使いつつ。
もう片方の手に橙色のブラスナックルを装備、顎へアッパーカットが炸裂。
三桁に届く喧嘩で鍛えたフォームは、武術のそれとは別物なれど鋭い。
とはいえ敵のタフネスを崩すには足りない、堪えた様子も無しに腕を伸ばした。
尤も、一撃で伸せない事は織り込み済だ。
スティールを発動し脚部を硬化、威力を上げた蹴りが胴を叩く。
籠手に噛み付く力が弱まるや、振り解き後方へ下がる。
柔肌を喰い千切られる寸前、割って入った龍園が妨害。
サイバーチックな籠手を填めた右腕を、盾に使いつつ。
もう片方の手に橙色のブラスナックルを装備、顎へアッパーカットが炸裂。
三桁に届く喧嘩で鍛えたフォームは、武術のそれとは別物なれど鋭い。
とはいえ敵のタフネスを崩すには足りない、堪えた様子も無しに腕を伸ばした。
尤も、一撃で伸せない事は織り込み済だ。
スティールを発動し脚部を硬化、威力を上げた蹴りが胴を叩く。
籠手に噛み付く力が弱まるや、振り解き後方へ下がる。
『FANG!MAXIMAM DRIVE!』
トリニティの生徒だろうか、如何にもお嬢様といった制服の生徒を踏みつけ。
牙の記憶をエンジンブレードに付与、湾曲した斬撃波が十数人を纏めて切り裂く。
四肢を斬られて尚、お構いなしに暴れ回る者もチラホラ見えるが。
顔面、より正確に言うと額の石を破壊された個体は完全に沈黙。
如何に化け物同然のタフさと言えども、完全な不死身ではないらしい。
甚爾が仕留めた連中を目にし、他の面々も変身ツールを取り出す。
牙の記憶をエンジンブレードに付与、湾曲した斬撃波が十数人を纏めて切り裂く。
四肢を斬られて尚、お構いなしに暴れ回る者もチラホラ見えるが。
顔面、より正確に言うと額の石を破壊された個体は完全に沈黙。
如何に化け物同然のタフさと言えども、完全な不死身ではないらしい。
甚爾が仕留めた連中を目にし、他の面々も変身ツールを取り出す。
「弱点発覚は良いとして、こいつら何体出て来やがんだ?」
「チマチマ潰すだけ時間の無駄だ、押し通るぞ!」
「ハッ、言われるまでもねぇよ!」
「チマチマ潰すだけ時間の無駄だ、押し通るぞ!」
「ハッ、言われるまでもねぇよ!」
一体全体、どれだけの数が現れるのか考えただけでうんざりする。
臓腑が締め付けられる感覚になり、意識せずともため息を吐く。
反対にイザークと龍園の戦意に翳りは無し、戦って切り抜ける場とあらば飛び込むまで。
尻込みしたとて死ぬだけだと、とっくに分かり切っていた。
妙なところで馬が合う、そう声に出さず独り言ち。
リュージもデイパックへ入れておいたペットボトルの水に、カードッデキを翳す。
臓腑が締め付けられる感覚になり、意識せずともため息を吐く。
反対にイザークと龍園の戦意に翳りは無し、戦って切り抜ける場とあらば飛び込むまで。
尻込みしたとて死ぬだけだと、とっくに分かり切っていた。
妙なところで馬が合う、そう声に出さず独り言ち。
リュージもデイパックへ入れておいたペットボトルの水に、カードッデキを翳す。
「……分かってるわよ。もうこれ以上、あの変態仮面の玩具にさせない為にどうするかなんて……!」
自分の住まうキヴォトスとは別の世界線であり、向こうは本来の命無き屍。
だけど、彼女達が死後も利用され望まぬ殺しに手を染める事は許せないから。
キズナレッドの真実を知り、一人苦しんでいた自分を決して責めず。
変わらぬ信頼を向けてくれたデクとの約束を、破りたくないから。
込み上げる苦痛を振り払い、セリカもアビドスの守護者へ変身(トランスマジア)を果たす。
だけど、彼女達が死後も利用され望まぬ殺しに手を染める事は許せないから。
キズナレッドの真実を知り、一人苦しんでいた自分を決して責めず。
変わらぬ信頼を向けてくれたデクとの約束を、破りたくないから。
込み上げる苦痛を振り払い、セリカもアビドスの守護者へ変身(トランスマジア)を果たす。
姿形が変わった所で、少女達に怯むだけの意識は残っていない。
地を駆ける飢えた獣の如き群れが、獲物を求めて次々飛び出す
地獄への回数券(ヘルズ・クーポン)を服用(キメ)た際と、同等の能力が加算されてるのもあり。
アメストリスの地下に眠っていた人形兵以上に、個々の性能も高い。
地を駆ける飢えた獣の如き群れが、獲物を求めて次々飛び出す
地獄への回数券(ヘルズ・クーポン)を服用(キメ)た際と、同等の能力が加算されてるのもあり。
アメストリスの地下に眠っていた人形兵以上に、個々の性能も高い。
「慰めになるかすら分からんが、クルーゼ隊長には俺が必ずケジメを付けさせる。お前達は、もう眠れ……!」
『VALVARA BREAK!』
しかし対峙する者達が、喰われる為だけに用意された餌かと言えば否。
上官が犯した大罪をむざむざと見せ付けられ、魂が軋む感覚を覚える。
なれど自らの罪も背負って戦う事を選んだ男に、最早戸惑いが入り込む余地は無し。
マッハウィールのエネルギーと、陰我を焼き尽くす魔導火。
二つを得物に乗せ振るい、少女達を灰燼に帰す。
今度こそ完全な終焉を与え、ほんの少しでも安らかに眠れとの想いを籠めて。
上官が犯した大罪をむざむざと見せ付けられ、魂が軋む感覚を覚える。
なれど自らの罪も背負って戦う事を選んだ男に、最早戸惑いが入り込む余地は無し。
マッハウィールのエネルギーと、陰我を焼き尽くす魔導火。
二つを得物に乗せ振るい、少女達を灰燼に帰す。
今度こそ完全な終焉を与え、ほんの少しでも安らかに眠れとの想いを籠めて。
「死んでもこき使われるのが胸糞悪いってのは、同感だな」
シビトと成り果て罪を犯し、罪悪感に溺れる刀使がいた。
もし自分も彼女に会っていたら、何を思ったのだろうかと。
愚にも付かぬIFを打ち消し、マグナバイザーとオーインバスター50を撃つ。
ミラーモンスターやデッドマン、更には同じ仮面ライダーとの戦闘を前提とした二丁拳銃だ。
持ち前の射撃の腕も相俟って、額の石共々頭部を吹き飛ばしていく。
だが敵は耐久性のみならず、敏捷性も高い。
銃弾を掻い潜った迫る個体も少なくなく、装甲越しだろうと無関係に食らい付く。
もし自分も彼女に会っていたら、何を思ったのだろうかと。
愚にも付かぬIFを打ち消し、マグナバイザーとオーインバスター50を撃つ。
ミラーモンスターやデッドマン、更には同じ仮面ライダーとの戦闘を前提とした二丁拳銃だ。
持ち前の射撃の腕も相俟って、額の石共々頭部を吹き飛ばしていく。
だが敵は耐久性のみならず、敏捷性も高い。
銃弾を掻い潜った迫る個体も少なくなく、装甲越しだろうと無関係に食らい付く。
「悪食過ぎんだろ、腹減ってんなら余所行け余所」
そういった少女達は皆、指先が触れる前に顔面を蹴り砕かれた。
アクセルにならずとも十分な相手と見なし、甚爾だけは生身のまま対処。
機械仕掛けの大剣を巧みに操り、片っ端から真っ二つに。
反対の手には前払いの報酬で譲渡された、デネビックバスターを装備。
片手で振り回すように乱射し、襤褸切れへ変えていった。
アクセルにならずとも十分な相手と見なし、甚爾だけは生身のまま対処。
機械仕掛けの大剣を巧みに操り、片っ端から真っ二つに。
反対の手には前払いの報酬で譲渡された、デネビックバスターを装備。
片手で振り回すように乱射し、襤褸切れへ変えていった。
「……ごめん」
届かないとは承知の上で懺悔の一言を呟き、引き金に指を掛ける。
余計な傷を負わせないようにと、狙いを付けるは額の石。
度々アビドスを襲った不良や傭兵とは、比べ物にならない速さだが。
魔法少女に変身し、セリカ自身の能力も上昇している。
平時以上の動体視力で以て、偽りの命の核を撃ち抜く。
糸の切れた人形のように崩れ落ちる仲間へ、チラリとも視線を寄越さず。
銃弾を躱した生徒達を突き動かすのは、生ける者の魂を喰うことだけ。
余計な傷を負わせないようにと、狙いを付けるは額の石。
度々アビドスを襲った不良や傭兵とは、比べ物にならない速さだが。
魔法少女に変身し、セリカ自身の能力も上昇している。
平時以上の動体視力で以て、偽りの命の核を撃ち抜く。
糸の切れた人形のように崩れ落ちる仲間へ、チラリとも視線を寄越さず。
銃弾を躱した生徒達を突き動かすのは、生ける者の魂を喰うことだけ。
「クルーゼだのグリオンって野郎だの、ロクデナシしかいねぇのかよ」
横合いから伸びた手が腕を掴んで押し倒し、片足を踏み砕く。
仕留められずとも、四肢を壊せば動きに大幅な制限を掛けられる。
ましてクロノギアの恩恵と、暴力に躊躇を持たない変身者が揃えば活用しない手はない。
組み伏せた少女の額を銃床が叩き永眠、続けて得物を近距離形態にチェンジ。
龍園に剣術の心得は無く、現在別行動中の刀使とは雲泥の差だが。
『突っ込んで来る敵へカウンターを叩き込む』その一点は、喧嘩尽くしの中学時代に飽きる程やった戦法。
タイミングを見極めディフェンダーソードを一閃、脚部の切断で動きを強引に止められた。
仕留められずとも、四肢を壊せば動きに大幅な制限を掛けられる。
ましてクロノギアの恩恵と、暴力に躊躇を持たない変身者が揃えば活用しない手はない。
組み伏せた少女の額を銃床が叩き永眠、続けて得物を近距離形態にチェンジ。
龍園に剣術の心得は無く、現在別行動中の刀使とは雲泥の差だが。
『突っ込んで来る敵へカウンターを叩き込む』その一点は、喧嘩尽くしの中学時代に飽きる程やった戦法。
タイミングを見極めディフェンダーソードを一閃、脚部の切断で動きを強引に止められた。
『VOLCANIC KNUCKLE!』
四肢だけ斬って、トドメは他に押し付けるつもりは毛頭ない。
すかさず左手の得物、クローズマグマナックルのスイッチを押し込む。
ドラゴンマグマフルボトルの成分が活性化、必殺の二文字に相応しい破壊力を叩き出す。
殴りつけた拳は複数人を巻き込み、額の石を爆熱に閉じ込める。
頭部どころか全身が炭と化し、龍園の視界からは消え失せた。
すかさず左手の得物、クローズマグマナックルのスイッチを押し込む。
ドラゴンマグマフルボトルの成分が活性化、必殺の二文字に相応しい破壊力を叩き出す。
殴りつけた拳は複数人を巻き込み、額の石を爆熱に閉じ込める。
頭部どころか全身が炭と化し、龍園の視界からは消え失せた。
道は開けた、後はとにかく進み続けるだけだ。
セリカとリュージが走りながらトリガーを引き、近接戦が得意な三名が前を駆ける。
壁だけでなく、時に床や天井を突き破って少女達は牙を剥く。
何人の生徒がクルーゼの道具にされたのか、見当も付かなかった。
セリカとリュージが走りながらトリガーを引き、近接戦が得意な三名が前を駆ける。
壁だけでなく、時に床や天井を突き破って少女達は牙を剥く。
何人の生徒がクルーゼの道具にされたのか、見当も付かなかった。
「足音が聞こえねぇ。打ち止めにでもなったか?」
蹴散らしながら暫く進んだ先で、襲撃の気配がピタリと止む。
甚爾の言葉が正しいのか、偶々この周辺に配備してないだけか。
いずれにしろ、一旦息を整えるのに丁度良い。
搭乗員達が腹を満たす場所、食堂にてほんの少しの休憩だ。
無論、警戒を完全に緩めた者は一人もいない。
出入り口付近に寄り掛かり、甚爾が見張りを請け負う。
甚爾の言葉が正しいのか、偶々この周辺に配備してないだけか。
いずれにしろ、一旦息を整えるのに丁度良い。
搭乗員達が腹を満たす場所、食堂にてほんの少しの休憩だ。
無論、警戒を完全に緩めた者は一人もいない。
出入り口付近に寄り掛かり、甚爾が見張りを請け負う。
ホルスターの銃を即座に抜けるよう、気は張ったままにしておき。
ブイコマンダーの操作で頭部のみ変身解除、炎の戦士の仮面が消え龍園の顔が露わに。
フルフェイスマスクであっても、呼吸に不調は一切生じない高機能なのは勿論承知。
だが飲み食いするには、どうしても外さねばならない。
診療所で甚爾から譲渡された飲料の一つ、野菜ジュースのプルタブを開け口を付ける。
ブイコマンダーの操作で頭部のみ変身解除、炎の戦士の仮面が消え龍園の顔が露わに。
フルフェイスマスクであっても、呼吸に不調は一切生じない高機能なのは勿論承知。
だが飲み食いするには、どうしても外さねばならない。
診療所で甚爾から譲渡された飲料の一つ、野菜ジュースのプルタブを開け口を付ける。
「こんな時によく飲めるわね……呑気過ぎない?」
「生憎こっちは適度に鉄分を取らなきゃ、バテる体質になっちまったんでな。地味にめんどくせぇデメリット科しやがった」
「生憎こっちは適度に鉄分を取らなきゃ、バテる体質になっちまったんでな。地味にめんどくせぇデメリット科しやがった」
龍園に支給されたソードスキル、スティールは攻防に優れ喧嘩スタイルとの相性も良い。
反面、使用頻度に応じ体内の鉄分が不足する弱点を持つ。
プルーンやにんじん等数種類の栄養が含まれたドリンクは、手頃な補給に最適だ。
一時の休息とはいえ涼しい顔で喉を潤すのは流石に、神経が図太いと言わざるを得ないが。
反面、使用頻度に応じ体内の鉄分が不足する弱点を持つ。
プルーンやにんじん等数種類の栄養が含まれたドリンクは、手頃な補給に最適だ。
一時の休息とはいえ涼しい顔で喉を潤すのは流石に、神経が図太いと言わざるを得ないが。
「……ねぇ。アンタって平気なの?」
「あ?ガキじゃねぇんだ、野菜嫌いなんて言い出すかよ」
「違うわよ!そっちじゃなくて!だからその、相手を……っ、殺すことが……」
「あ?ガキじゃねぇんだ、野菜嫌いなんて言い出すかよ」
「違うわよ!そっちじゃなくて!だからその、相手を……っ、殺すことが……」
言って良いものか、躊躇を一瞬見せ。
絞り出すように呟かれた言葉に、眉を顰め続きを促す。
良い反応をされない事は分かっていた、目を逸らしつつ言葉をゆっくりと紡ぐ。
絞り出すように呟かれた言葉に、眉を顰め続きを促す。
良い反応をされない事は分かっていた、目を逸らしつつ言葉をゆっくりと紡ぐ。
「襲って来た奴ら、アイツらがもう死んでるって分かっても全然平気じゃない。正直、引き金を引く度に吐きたくなった」
「まあ、それが普通の反応じゃねぇのか?もしお前が馬鹿笑いして撃ち殺すような奴なら、お人好しな一ノ瀬でも流石に見限ってるだろ」
「そうだけど、でもアンタは迷う素振りとか見せなかった。キヨタカって奴の事も!悪いとかそういうんじゃなく、何でそんな風に出来るのかって思ったから……」
「まあ、それが普通の反応じゃねぇのか?もしお前が馬鹿笑いして撃ち殺すような奴なら、お人好しな一ノ瀬でも流石に見限ってるだろ」
「そうだけど、でもアンタは迷う素振りとか見せなかった。キヨタカって奴の事も!悪いとかそういうんじゃなく、何でそんな風に出来るのかって思ったから……」
余り踏み込むべき内容でないと自覚はしており、後半は尻すぼみだ。
イザークが宝太郎を止めた理由を、理解出来てない訳じゃない。
それでも、誰かの命を奪う決断は並大抵のものではない。
アビドスを悪と決めつけた偽りの象徴にだって、絶大な怒りこそ抱いたものの。
トドメを刺す気はなかったのだから。
イザークが宝太郎を止めた理由を、理解出来てない訳じゃない。
それでも、誰かの命を奪う決断は並大抵のものではない。
アビドスを悪と決めつけた偽りの象徴にだって、絶大な怒りこそ抱いたものの。
トドメを刺す気はなかったのだから。
切島鋭次郎を手に掛けたシビトの刀使は、罪悪感に涙を濡らし。
彼の死を己が原因と思い込んだ狩る者は、原点(オリジン)を見失いかけ。
絆の戦士の死に関わるヒーローは、罪を受け止めた上で戦う覚悟を固めた。
他者を命を嘲笑い奪う者が跋扈する魔境にて、悲劇を幾つも見て来たからこそ。
クルーゼの兵に仕立て上げられた少女達の件も含め、問いをぶつけずにはいられなかったのかもしれない。
彼の死を己が原因と思い込んだ狩る者は、原点(オリジン)を見失いかけ。
絆の戦士の死に関わるヒーローは、罪を受け止めた上で戦う覚悟を固めた。
他者を命を嘲笑い奪う者が跋扈する魔境にて、悲劇を幾つも見て来たからこそ。
クルーゼの兵に仕立て上げられた少女達の件も含め、問いをぶつけずにはいられなかったのかもしれない。
「…………」
即座に答えは返せず、暫しの沈黙を挟む。
以前までの、自身に恐怖はないと豪語していた頃の龍園なら。
単にお前が雑魚なだけだろと、嘲笑混じりに吐き捨てただろうが。
一度決定的に折れる程の敗北を味わい、己の退学を認めなかった者達の奮戦を知った今は。
適当にはぐらかすではなく、猛禽類を思わせる瞳でセリカを視界に閉じ込め、
以前までの、自身に恐怖はないと豪語していた頃の龍園なら。
単にお前が雑魚なだけだろと、嘲笑混じりに吐き捨てただろうが。
一度決定的に折れる程の敗北を味わい、己の退学を認めなかった者達の奮戦を知った今は。
適当にはぐらかすではなく、猛禽類を思わせる瞳でセリカを視界に閉じ込め、
「俺は俺のやるべきことをやった。自分(テメェ)の役目から尻尾撒いて逃げるのが気に食わねぇ、ただそれだけだ」
迷いの宿らない不敵な笑みで、しかし嘲りの意図は籠めず真剣味の宿る顔で答えた。
龍園翔という男を善悪で区別する時、本人含めて誰もが後者と言うに違いない。
勝利の為には一切手段を選ばない、卑劣漢と蔑まれ嫌われて当然の所業を繰り返し。
必要とあらば女相手にも平然と手を出す、故に他のクラスにも疎ましく思う者は多い。
だが、自クラスを率いるリーダーとしての責任は理解していた。
綾小路に敗北しロクな結果を出せなかった己の退学を、当然と受け入れた。
勝利の為には一切手段を選ばない、卑劣漢と蔑まれ嫌われて当然の所業を繰り返し。
必要とあらば女相手にも平然と手を出す、故に他のクラスにも疎ましく思う者は多い。
だが、自クラスを率いるリーダーとしての責任は理解していた。
綾小路に敗北しロクな結果を出せなかった己の退学を、当然と受け入れた。
なれど、特別試験での退学回避を経て。
暴力だけでは比類なき実力者とは呼べず、頂点(トップ)には届かないと考えを改めた。
勝利への貪欲さと執着心を捨てた覚えはない、堀北鈴音や一之瀬穂波のやり方に倣うなど論外。
ただ己を高育校へ引き留める為に、駆け回ったお節介な馬鹿共に思う所があったのも事実だ。
暴力だけでは比類なき実力者とは呼べず、頂点(トップ)には届かないと考えを改めた。
勝利への貪欲さと執着心を捨てた覚えはない、堀北鈴音や一之瀬穂波のやり方に倣うなど論外。
ただ己を高育校へ引き留める為に、駆け回ったお節介な馬鹿共に思う所があったのも事実だ。
綾小路を巻き添えにする形で、黄金の悪魔に引導を渡した時もそう。
協力者の刀使を始めあの場の誰もが生存を掴むべく抗った、敵である龍戦士でさえその一人に数えられる。
肝心な場面で弱腰(ビビ)り、引き金を引く役目を投げ出す奴に落ちぶれる気はない。
友情だのと青臭い動機じゃないが、共に戦った奴らの足掻きを軽く見る程自惚れてもいない。
協力者の刀使を始めあの場の誰もが生存を掴むべく抗った、敵である龍戦士でさえその一人に数えられる。
肝心な場面で弱腰(ビビ)り、引き金を引く役目を投げ出す奴に落ちぶれる気はない。
友情だのと青臭い動機じゃないが、共に戦った奴らの足掻きを軽く見る程自惚れてもいない。
「アンタ……」
向けられた笑みは、強がりなんかじゃないくらいに自然体で。
その顔で言われた答えは、疑いの余地がないくらいに重みがあった。
セリカから見た龍園は到底素行が良いとは言えず、ケヤキモールでの騒動の際に元いた世界で阪柳共々波乱の元だったと察しは付く。
その顔で言われた答えは、疑いの余地がないくらいに重みがあった。
セリカから見た龍園は到底素行が良いとは言えず、ケヤキモールでの騒動の際に元いた世界で阪柳共々波乱の元だったと察しは付く。
「そっか。ヒヨリがアンタとここまでずっと一緒だった理由、ちょっとだけ分かったわ」
それでも、善の側に属し友の為に怒りを燃やせるあの刀使が。
憎まれ口を叩きつつも敵意は無く、この段階まで共に戦って来たのは。
監視が理由だけじゃない、彼女なりに認めるモノを龍園に見たが為なのだろう。
憎まれ口を叩きつつも敵意は無く、この段階まで共に戦って来たのは。
監視が理由だけじゃない、彼女なりに認めるモノを龍園に見たが為なのだろう。
「でもだからって、グーで殴るのは流石にないわ。女の子の顔に手を出すとか普通に最低よ!次会ったらちゃんと謝っときなさいよね」
「気が向いたらその内な」
「謝るって断言しろ!」
「気が向いたらその内な」
「謝るって断言しろ!」
暴走気味の姫和を窘める為で、彼女自身も頭が冷えた様子ではあった。
だからといって顔を殴ったのは、同性として流石に納得しかねるのが本音。
如何にも面倒そうな、適当極まる態度で受け流され。
姫和との再会時に謝らなかったら、膝を蹴ってやろうかと密かに決意を固めた。
だからといって顔を殴ったのは、同性として流石に納得しかねるのが本音。
如何にも面倒そうな、適当極まる態度で受け流され。
姫和との再会時に謝らなかったら、膝を蹴ってやろうかと密かに決意を固めた。
和やかなのかそうでないのか判断に悩む一幕を挟み、呼吸も整い移動再開。
ケヤキモールや道中での戦闘で、互いの戦力も幾分把握出来た。
息を乱さず連携し、生徒達を薙ぎ倒しながら一同はある場所へ到達。
だだっ広い空間に、投入前のMS数機が待機している。
ケヤキモールや道中での戦闘で、互いの戦力も幾分把握出来た。
息を乱さず連携し、生徒達を薙ぎ倒しながら一同はある場所へ到達。
だだっ広い空間に、投入前のMS数機が待機している。
「なんだこれは…!?」
ジンハイマニューバのコックピット部分へ、ヴァルバラドの脚力を活かし一跳びで到達。
ハッチを覗き込んだ時、我が目を疑う光景にイザークも息を呑む。
何を見たのかと龍園達も確かめに行き、誰もが表情を変えた。
ハッチを覗き込んだ時、我が目を疑う光景にイザークも息を呑む。
何を見たのかと龍園達も確かめに行き、誰もが表情を変えた。
コックピットは無人ではなく、生身の人間が搭乗中。
しかしその姿を、果たして誰がマトモと言えよう。
四肢は存在せず、生命維持装置と思しき機械に繋がれ。
背にも何らかの仕掛けが施されており、複数本のケーブルが接続。
虚ろな瞳はイザーク達を前に、何も反応を示さない。
しかしその姿を、果たして誰がマトモと言えよう。
四肢は存在せず、生命維持装置と思しき機械に繋がれ。
背にも何らかの仕掛けが施されており、複数本のケーブルが接続。
虚ろな瞳はイザーク達を前に、何も反応を示さない。
これもまた、クルーゼが異界の技術を元に自身の軍へ取り入れた一つ。
マクギリス・ファリドの出身世界に存在した、アイン・ダルトンの成れ果て。
グレイズ・アインのように、MSを己が手足同然に動かす阿頼耶識システムを参考に組み込んだ。
機体の反応速度を大幅に引き上げつつ、パイロットを自我無き装置として運用。
倫理観を完全に排除し、効率のみを重視した現実が目の前にある。
マクギリス・ファリドの出身世界に存在した、アイン・ダルトンの成れ果て。
グレイズ・アインのように、MSを己が手足同然に動かす阿頼耶識システムを参考に組み込んだ。
機体の反応速度を大幅に引き上げつつ、パイロットを自我無き装置として運用。
倫理観を完全に排除し、効率のみを重視した現実が目の前にある。
「酷い……」
「クソッ!クルーゼ隊長……!何処までも腐り切った外道が……!!」
「クソッ!クルーゼ隊長……!何処までも腐り切った外道が……!!」
軍人であれば、時に非情な判断へ出なければならない。
イザークとてザフト軍に所属する身だ、理解していない訳じゃあない。
だがこれ程に、生命の尊厳を踏み躙る様をむざむざと見せ付けられ。
涼しい顔を保てる程、人でなしになった覚えもない。
高みの見物を決め込んでるだろう嘗ての上官を、必ずや引き摺り下ろすと幾度目かの炎が灯った。
イザークとてザフト軍に所属する身だ、理解していない訳じゃあない。
だがこれ程に、生命の尊厳を踏み躙る様をむざむざと見せ付けられ。
涼しい顔を保てる程、人でなしになった覚えもない。
高みの見物を決め込んでるだろう嘗ての上官を、必ずや引き摺り下ろすと幾度目かの炎が灯った。
「ここが、キヴォトスを焼いた忌まわしき船の中なのですね」
また一つ、クルーゼの許し難き所業が明らかとなり。
漂う空気も重苦しさを増す中、5人とは別の声が発せられた。
落ち着きを保ちながらも、硬さを隠せない少女の言葉。
セリカが持つデバイスから粒子が出現、すぐに人の形へ再構築。
永遠に光を失った瞳で、冷え切った空間を眺める。
目には映らずとも、纏わり付く気配だけでキヴォトスを襲った悪夢が鮮明に思い出される。
傍らにセリカ達の存在を感じなければ、震えを抑えられなかっただろう。
漂う空気も重苦しさを増す中、5人とは別の声が発せられた。
落ち着きを保ちながらも、硬さを隠せない少女の言葉。
セリカが持つデバイスから粒子が出現、すぐに人の形へ再構築。
永遠に光を失った瞳で、冷え切った空間を眺める。
目には映らずとも、纏わり付く気配だけでキヴォトスを襲った悪夢が鮮明に思い出される。
傍らにセリカ達の存在を感じなければ、震えを抑えられなかっただろう。
「ナギサ!?もう起きて大丈夫なの?」
「はい、久しぶりの痛みで気を失っただけですから」
「はい、久しぶりの痛みで気を失っただけですから」
ゼインカードを使った装備の生成で苦痛を味わったが、死には至らない。
ヴァグバイザーへ収納されている間も音は聞こえ、徐々に目が覚めた。
出て来た理由はナギサ自身、正確には分かっていない。
自分達から全てを奪った、天使と言う名の怪物が破壊される様を直に味わいたいのか。
己が犯した罪を今一度頭に刻み付けようと、あえてトラウマに身を浸したいのか。
ヴァグバイザーへ収納されている間も音は聞こえ、徐々に目が覚めた。
出て来た理由はナギサ自身、正確には分かっていない。
自分達から全てを奪った、天使と言う名の怪物が破壊される様を直に味わいたいのか。
己が犯した罪を今一度頭に刻み付けようと、あえてトラウマに身を浸したいのか。
答えがどれにしろ、深く考える必要もない。
事態の急変が起きたのは、直後の事だった。
事態の急変が起きたのは、直後の事だった。
「うおっ!?急になんだ……!?」
「まさか攻撃を受け――いや違う!」
「まさか攻撃を受け――いや違う!」
突如、艦内に激しい揺れが発生。
安定感を瞬く間に奪い去り、イザーク達も堪らずよろける。
もしや外部の誰かが砲撃を行ったのかと疑うも、異変はこれ一つで終わらない。
安定感を瞬く間に奪い去り、イザーク達も堪らずよろける。
もしや外部の誰かが砲撃を行ったのかと疑うも、異変はこれ一つで終わらない。
戦艦の物質とはまた異なる金属が、内部を侵食。
歯車やケーブル、その他見た事の無い部品(パーツ)が害虫の群れの如く這い回る。
明らかな異常に困惑するも、先ずは盲目のナギサを避難させるべき。
デバイスを向けたセリカがボタンを押そうとし、
歯車やケーブル、その他見た事の無い部品(パーツ)が害虫の群れの如く這い回る。
明らかな異常に困惑するも、先ずは盲目のナギサを避難させるべき。
デバイスを向けたセリカがボタンを押そうとし、
「ちょ、なによこれ!?」
戦艦が大きく向きを変えたのか、踏みしめた床が段々垂直へ。
予期せぬ状況へ大勢も崩れ、ヴァグバイザーを取り落としてしまう。
あっと思った時には遅い、咄嗟にナギサへ手を伸ばすも届かず、
予期せぬ状況へ大勢も崩れ、ヴァグバイザーを取り落としてしまう。
あっと思った時には遅い、咄嗟にナギサへ手を伸ばすも届かず、
「きゃっ……」
「ゾンビ映画の次はアスレチックコースか?テーマパークかよここは」
「ゾンビ映画の次はアスレチックコースか?テーマパークかよここは」
安定性の欠片もない中を軽やかに跳び、甚爾がナギサを抱きかかえる。
ついでにデバイスもキャッチ、損失を防ぐも事態は好転しない。
壁だった部分が今や床となり、このままでは全員落下は免れないが。
更に最悪なことに、その床がまるでハッチのように開いた。
ついでにデバイスもキャッチ、損失を防ぐも事態は好転しない。
壁だった部分が今や床となり、このままでは全員落下は免れないが。
更に最悪なことに、その床がまるでハッチのように開いた。
「嘘だろおい!?」
「笑えねぇぞクソが……!」
「笑えねぇぞクソが……!」
宇宙空間でない以上、重力に従い一同は真っ逆さまに落ちる。
戦艦の外には星が輝く夜空、そこより下は冷たく硬いアスファルト。
如何に変身中だとて、ここまでの高度から叩き付けられ無事に済む保障は無し。
よって全員、何もせず激突に備える選択は排除し動く。
戦艦の外には星が輝く夜空、そこより下は冷たく硬いアスファルト。
如何に変身中だとて、ここまでの高度から叩き付けられ無事に済む保障は無し。
よって全員、何もせず激突に備える選択は排除し動く。
「おのれクルーゼ隊長!滅茶苦茶しやがって……!」
『TUNE UP!ゲキオコプター!』
厳密にはクルーゼの仕業でないのだが、イザークには知る由もなく。
何より誤解を解いていられる場面でもない為、悪態混じりにケミーカードを装填。
右腕に飛行ユニットを装着し、地面に叩き付けられるのを防いだ。
何より誤解を解いていられる場面でもない為、悪態混じりにケミーカードを装填。
右腕に飛行ユニットを装着し、地面に叩き付けられるのを防いだ。
「あ、あの!今どうなって……」
「このままじゃ猿と仲良く心中コースってだけだ。一旦お家に戻ってろ」
「このままじゃ猿と仲良く心中コースってだけだ。一旦お家に戻ってろ」
半ば錯乱気味のナギサをヴァグバイザーに戻し、急ぎアクセルに変身。
加速の記憶が封じられたメモリをアップグレード、真紅のボディが黄色に輝く。
背部へ搭載されたブースター機能を使い、空中での体勢を維持。
依頼主の救出へ向かおうとするも、必要無いとすぐに分かった。
加速の記憶が封じられたメモリをアップグレード、真紅のボディが黄色に輝く。
背部へ搭載されたブースター機能を使い、空中での体勢を維持。
依頼主の救出へ向かおうとするも、必要無いとすぐに分かった。
「前坂の方に行け!一人くらいならお前でも運べんだろ!」
「はぁ!?ちょ、ちょっと!?アンタはどうすんのよ!?」
「はぁ!?ちょ、ちょっと!?アンタはどうすんのよ!?」
偶々近くで落下したのもあり、セリカにリュージを任せる。
飛行能力を持つ魔法少女なら確かに、一人運ぶ程度問題無いが。
肝心の龍園の方はどうするのかと尋ねても、答える前に宙で徐々に距離が離れる。
暫し迷うも、どっちも手遅れでしたとなっては目も当てられない。
頭を抱えながらリュージの元へ急行、緑のグローブに包まれた手を掴む。
飛行能力を持つ魔法少女なら確かに、一人運ぶ程度問題無いが。
肝心の龍園の方はどうするのかと尋ねても、答える前に宙で徐々に距離が離れる。
暫し迷うも、どっちも手遅れでしたとなっては目も当てられない。
頭を抱えながらリュージの元へ急行、緑のグローブに包まれた手を掴む。
「おっも……!今すぐ降ろしたい……!」
「待てまだ降ろすな!ああクソ、変身したままだからか……!」
「待てまだ降ろすな!ああクソ、変身したままだからか……!」
重厚な装甲を纏うだけあり、ゾルダの体重は生身よりもずっと上。
かといって手を離されては、結局地上へのダイブが確定だ。
カードデッキを引き抜き変身解除、幾分重みが消え余裕も取り戻す。
かといって手を離されては、結局地上へのダイブが確定だ。
カードデッキを引き抜き変身解除、幾分重みが消え余裕も取り戻す。
残る龍園が視線を真下に動かすと、待ち受ける先には灰色のアスファルト。
そして自ら突っ込む標的を嘲笑うように、銃口を向ける一つ目の巨人。
徹甲弾で吹き飛ばす鉄塊で叩き潰すか、どちらも死ぬ末路に変わりはない。
そして自ら突っ込む標的を嘲笑うように、銃口を向ける一つ目の巨人。
徹甲弾で吹き飛ばす鉄塊で叩き潰すか、どちらも死ぬ末路に変わりはない。
「餌でも振って来たと思ったかよ、デカブツども……!」
罠に獲物が掛かったと思い込んでるなら、大間違いと知らせるまで。
絡み付く枷を木っ端微塵に砕き、己が元へ呼び寄せた力。
共に戦場を駆ける鋼鉄の魂の名を、高々に叫ぶ。
絡み付く枷を木っ端微塵に砕き、己が元へ呼び寄せた力。
共に戦場を駆ける鋼鉄の魂の名を、高々に叫ぶ。
「来い!ブイレックス!!」
ブイコマンダーを通じ届けられた戦友(とも)の声に、応えぬ訳にはいかない。
地下深くに身を潜め、自動修復(オートリカバリー)で前回のダメージも回復完了。
両の瞳を輝かせ、大地を突き破り戦場へ堂々参戦。
MSをも凌駕する巨体が、龍園を狩らんとする輩へ怒りの牙を剥く。
頭部から噛み付くや顎を閉じ、コックピット諸共粉砕。
沈黙するジンハイマニューバを放った背へ、受け身を取り着地。
黄金の悪魔を共に滅ぼした機械仕掛けの恐竜と、数時間ぶりの再会をここに果たした。
地下深くに身を潜め、自動修復(オートリカバリー)で前回のダメージも回復完了。
両の瞳を輝かせ、大地を突き破り戦場へ堂々参戦。
MSをも凌駕する巨体が、龍園を狩らんとする輩へ怒りの牙を剥く。
頭部から噛み付くや顎を閉じ、コックピット諸共粉砕。
沈黙するジンハイマニューバを放った背へ、受け身を取り着地。
黄金の悪魔を共に滅ぼした機械仕掛けの恐竜と、数時間ぶりの再会をここに果たした。
○
「ほう……連中も一方的に潰されるだけじゃないらしい」
アークエンジェルのブリッジに腰掛けた、蒼き凶星。
最も早くに脱落となった五道化の皮を被り、地上の様子を興味深く見下ろす。
キヴォトスの死体人形を侵入者に差し向けつつ、己が楽しめる舞台を探して移動。
すると幻夢本社に複数のプレイヤーを見付け、早速MSを投入しゲームスタート。
そこまではセレブロの望み通りだったが、思い描いていた展開とは異なる方へ転がりつつある。
最も早くに脱落となった五道化の皮を被り、地上の様子を興味深く見下ろす。
キヴォトスの死体人形を侵入者に差し向けつつ、己が楽しめる舞台を探して移動。
すると幻夢本社に複数のプレイヤーを見付け、早速MSを投入しゲームスタート。
そこまではセレブロの望み通りだったが、思い描いていた展開とは異なる方へ転がりつつある。
キヴォトスを蹂躙したMSは、たった一人の参加者に阻まれ。
挙句に他の連中は何処からか現れた銀髪の剣士と、奥空アヤネを使った実験体に掛かり切り。
趣向だけ見れば嫌いじゃない、セレブロとしても中々に笑える演出なのは否定しないが。
自分が楽しむ舞台の出鼻を挫かれ、横から掻っ攫うのは頂けない。
挙句に他の連中は何処からか現れた銀髪の剣士と、奥空アヤネを使った実験体に掛かり切り。
趣向だけ見れば嫌いじゃない、セレブロとしても中々に笑える演出なのは否定しないが。
自分が楽しむ舞台の出鼻を挫かれ、横から掻っ攫うのは頂けない。
強さの点では漆黒の騎士が突出しているも、他の者達も弱者と呼べる類はほとんどいない。
デスゲームが幕を開け早十数時間、殻を破れず貪欲に力を求めない奴は順当に死に。
残っているのは、闘争の中で可能性を掴み取ったプレイヤーばかり。
であれば、単なる蹂躙にならないだけの強さにも納得はいく。
デスゲームが幕を開け早十数時間、殻を破れず貪欲に力を求めない奴は順当に死に。
残っているのは、闘争の中で可能性を掴み取ったプレイヤーばかり。
であれば、単なる蹂躙にならないだけの強さにも納得はいく。
「かといって、このままじゃ言う程楽しくもならないな」
ああつまり、テコ入れの必要があるという訳だ。
最適な道具は既に持っている。
紅の凶星に敗北し、己がラストアタックを決めた五道化。
コルファウスメットのドロップアイテム、球体状のロボットに見えるソレに笑みを深めた。
最適な道具は既に持っている。
紅の凶星に敗北し、己がラストアタックを決めた五道化。
コルファウスメットのドロップアイテム、球体状のロボットに見えるソレに笑みを深めた。
この球体、名をサイコロンという。
嘗て立風館ソウジと空蝉丸らキョウリュウジャーが、仮面ライダーウィザードや宇宙刑事達と共に解決した大事件。
スペースショッカーと、裏で糸を引く宇宙犯罪組織マドーとの激闘の記録にて。
マドーの首領たる魔王サイコの、人工頭脳の一つがこのサイコロンだ。
殺し合いにおいては不要となる人格データをオミットし、コルファウスメット撃破の報酬へ採用。
所持した者は出力に一定の制限こそ掛かるものの、マドーが用いた技術やサイコと同じ超能力を発動可能になるという。
ある意味、コルファウスメットらしい破壊力へ特化させた道具と言えるだろう。
嘗て立風館ソウジと空蝉丸らキョウリュウジャーが、仮面ライダーウィザードや宇宙刑事達と共に解決した大事件。
スペースショッカーと、裏で糸を引く宇宙犯罪組織マドーとの激闘の記録にて。
マドーの首領たる魔王サイコの、人工頭脳の一つがこのサイコロンだ。
殺し合いにおいては不要となる人格データをオミットし、コルファウスメット撃破の報酬へ採用。
所持した者は出力に一定の制限こそ掛かるものの、マドーが用いた技術やサイコと同じ超能力を発動可能になるという。
ある意味、コルファウスメットらしい破壊力へ特化させた道具と言えるだろう。
だがセレブロが目を付けたのは、攻撃性能とは別の部分。
マドーが有する力の恩恵で、スペースショッカーは過去に倒された怪人達の復活に成功している。
当然ながら、無から完全な生命を蘇生させた訳ではない。
スーパー戦隊と敵組織の死闘が幾度となく起きた、青き星。
謂わば地球に根付く戦いの記憶を元に、怪人達を現世に蘇らせたと言えよう。
マドーが有する力の恩恵で、スペースショッカーは過去に倒された怪人達の復活に成功している。
当然ながら、無から完全な生命を蘇生させた訳ではない。
スーパー戦隊と敵組織の死闘が幾度となく起きた、青き星。
謂わば地球に根付く戦いの記憶を元に、怪人達を現世に蘇らせたと言えよう。
無論、セレブロが手に入れたサイコロンに死者を復活させる力はない。
シビトや冥黒の錬金人形と違い、オリジナルの人格と魂を呼び戻しては殺し合いの破綻に繋がる。
しかし対象の記憶を探る力は使用可能なのは、大きな意味を持つ。
シビトや冥黒の錬金人形と違い、オリジナルの人格と魂を呼び戻しては殺し合いの破綻に繋がる。
しかし対象の記憶を探る力は使用可能なのは、大きな意味を持つ。
「ベリアルのメダルが最初から手元にあるのは僥倖だったな。お陰で、良い物が手に入った」
片手で翳したのは、見知った力と未知の力の二つ。
支給品であるベリアルメダルを対象に、サイコロンで能力を発動。
メダルの素材に使ったデビルスプリンター、何より朝倉リクの細胞に刻み込まれた記憶を探った。
ウルトラマンジードとウルトラマンベリアル、親子対決の顛末はともかく。
その際に使われた怪獣カプセルを目にし、そこからは一種の賭けだ。
即ち『記憶を元に死者の蘇生』は不可能だが、『記憶を元に無機物の複製』は可能ではないか。
怪獣カプセルに内包された力を、自身が最も強くイメージし易い怪獣メダルに変換。
列車戦隊(トッキュウジャー)に型番変更(ドレスアップ)し、創造力(イマジネーション)を高め成功へ近付けた。
相応の集中力が必要となり、仮に侵入者達がブリッジに乗り込んだら致命的な隙を晒す羽目になったが。
支給品であるベリアルメダルを対象に、サイコロンで能力を発動。
メダルの素材に使ったデビルスプリンター、何より朝倉リクの細胞に刻み込まれた記憶を探った。
ウルトラマンジードとウルトラマンベリアル、親子対決の顛末はともかく。
その際に使われた怪獣カプセルを目にし、そこからは一種の賭けだ。
即ち『記憶を元に死者の蘇生』は不可能だが、『記憶を元に無機物の複製』は可能ではないか。
怪獣カプセルに内包された力を、自身が最も強くイメージし易い怪獣メダルに変換。
列車戦隊(トッキュウジャー)に型番変更(ドレスアップ)し、創造力(イマジネーション)を高め成功へ近付けた。
相応の集中力が必要となり、仮に侵入者達がブリッジに乗り込んだら致命的な隙を晒す羽目になったが。
結果、賭けに見事勝った。
五枚のメダルを使い変身した合体怪獣、ファイブキングのメダル。
これ一枚で即座にファイブキングへ変身可能なのだから、必死こいて素材集めに奔走した前の自分が馬鹿らしく思う。
そしてもう一枚のメダル、これを既存の力と組み合わせれば。
いとも簡単に地獄を作り出せる。
ついでにサイコロンがあれば、アークエンジェルにもう一捻りだって加えられるのだ。
悪くない拾い物をしたと、改めてほくそ笑む。
五枚のメダルを使い変身した合体怪獣、ファイブキングのメダル。
これ一枚で即座にファイブキングへ変身可能なのだから、必死こいて素材集めに奔走した前の自分が馬鹿らしく思う。
そしてもう一枚のメダル、これを既存の力と組み合わせれば。
いとも簡単に地獄を作り出せる。
ついでにサイコロンがあれば、アークエンジェルにもう一捻りだって加えられるのだ。
悪くない拾い物をしたと、改めてほくそ笑む。
「クルーゼ、お前の用意した玩具も悪くないが……俺がもっと愉快にしてやるよ」
魔王サイコは復活時、マドーの拠点たる幻夢城との一体化を果たした。
であればサイコの人工頭脳の一つたるサイコロンを用いれば、似た事が出来ない理由はない。
但しセレブロ自身に融合する気はなく、代わりの核を用意してやる。
所持する怪獣メダルの内一枚を放り、即座にアークエンジェルへ異変が起きた。
封じ込められた怪獣が戦艦を侵食、面影を残しつつもその身を変化させていく。
であればサイコの人工頭脳の一つたるサイコロンを用いれば、似た事が出来ない理由はない。
但しセレブロ自身に融合する気はなく、代わりの核を用意してやる。
所持する怪獣メダルの内一枚を放り、即座にアークエンジェルへ異変が起きた。
封じ込められた怪獣が戦艦を侵食、面影を残しつつもその身を変化させていく。
外部へ投げ出された炎の戦士が、鋼鉄の恐竜を呼び寄せたのは直後のことだった。
◆◆◆
「よう、案外早い出番になったが暴れる時間だ。いけるよな?」
無理とは言わせぬ問いへ、当たり前だとばかりに轟く雄叫び。
やる気十分とあらば文句はない、ブイレックスの背を降り倒すべき者達を見やる。
MSを複数確認、何より先までとは明確に姿を変えたアークエンジェル“らしきもの”。
自我らしい自我はなく、しかし自分達を滅ぼす意思は嫌でも感じ取れる。
やる気十分とあらば文句はない、ブイレックスの背を降り倒すべき者達を見やる。
MSを複数確認、何より先までとは明確に姿を変えたアークエンジェル“らしきもの”。
自我らしい自我はなく、しかし自分達を滅ぼす意思は嫌でも感じ取れる。
「フン、勿体ぶった登場しやがって。デカいだけの的、なんてことにはなるなよ」
「ほざきやがれ、テメェこそ大人しく休憩しても良いぜ?」
「抜かせ!身内の恥を前に、指を咥えていられるか!」
「ほざきやがれ、テメェこそ大人しく休憩しても良いぜ?」
「抜かせ!身内の恥を前に、指を咥えていられるか!」
友好的とは言い難くとも、敵意のない憎まれ口を叩き合い。
イザークが睨む先には、二足歩行の機動兵器。
全機投入されたジンハイマニューバに、コーディネーターとナチュラルの禍根は無関係。
戦場で駆り散って行った同胞達を踏み躙るが如く、自分達の戦争と無関係の者達を虐殺した。
イザークが睨む先には、二足歩行の機動兵器。
全機投入されたジンハイマニューバに、コーディネーターとナチュラルの禍根は無関係。
戦場で駆り散って行った同胞達を踏み躙るが如く、自分達の戦争と無関係の者達を虐殺した。
「貴様らがこれ以上この地を踏みしめることも、ザフトへ戻ることもない!」
デュエルガンダムに搭乗もせず挑むなど、自殺行為と言う以外にない。
そんな分かり切った正論を、知るかの三文字で黙らせる。
変革を起こした己が身と、最も信頼するメカニックが遺したベルト。
二つが揃った今、負ける気は微塵もない。
そんな分かり切った正論を、知るかの三文字で黙らせる。
変革を起こした己が身と、最も信頼するメカニックが遺したベルト。
二つが揃った今、負ける気は微塵もない。
「彼らは味方、なのか……?」
戦艦から落っこちたかと思えば、MSを超える巨大さの恐竜を呼び出した。
目まぐるしく変わる状況に困惑を抱くが、リュージと一緒にいたのもあり敵ではないと判断。
詳しい話は戦闘が終われば幾らでも聞ける、まずは目先の脅威に集中しなくては。
目まぐるしく変わる状況に困惑を抱くが、リュージと一緒にいたのもあり敵ではないと判断。
詳しい話は戦闘が終われば幾らでも聞ける、まずは目先の脅威に集中しなくては。
己の喝を入れ直し、トランクスも改めて敵と対峙する。
艦全体が鈍く輝く金色に変化し、先程まではなかった両腕や複数のアンテナが飛び出している。
足付きと呼ばれたが今や、地に付ける二本足が本当に生えてるではないか。
仮にウルトラ戦士達が見たら、即座に正体へ気付くだろう。
艦全体が鈍く輝く金色に変化し、先程まではなかった両腕や複数のアンテナが飛び出している。
足付きと呼ばれたが今や、地に付ける二本足が本当に生えてるではないか。
仮にウルトラ戦士達が見たら、即座に正体へ気付くだろう。
キングジョー、と。
「どうなってやがる!?なんでユニバースロボを呼んでやがんだ!?羂索の野郎、縛りを失敗(ミス)りやがって!」
「ギガントマキア以上の大きさなのか……!」
「ちょっとお二人!戦慄(ビビ)る気持ちは分かるけど、こっちを手伝ってくれない!?」
「ああクソ!エナジーアイテム使ってもこれかよ……!」
「ギガントマキア以上の大きさなのか……!」
「ちょっとお二人!戦慄(ビビ)る気持ちは分かるけど、こっちを手伝ってくれない!?」
「ああクソ!エナジーアイテム使ってもこれかよ……!」
驚愕はトランクスのみならず、地上で戦う者達にも伝染。
五道化であるコルファウスメットのような、運営側でもない限り。
ユニバースロボの召喚と起動は不可能に、厳重な枷を施された筈だ。
なのに現実の光景で、初対面の何者かはブイレックスの操縦に漕ぎ付けている。
アークエンジェルが現れた事といい、殺し合いは一体何処へ向かってるのか。
ドゴルドですら頭を抱えたくなる。
五道化であるコルファウスメットのような、運営側でもない限り。
ユニバースロボの召喚と起動は不可能に、厳重な枷を施された筈だ。
なのに現実の光景で、初対面の何者かはブイレックスの操縦に漕ぎ付けている。
アークエンジェルが現れた事といい、殺し合いは一体何処へ向かってるのか。
ドゴルドですら頭を抱えたくなる。
「ハハハハハハハッ!!誰だか知らないが盛り上げてくれるな!俺にもラダンくらい動かさせて欲しいもんだ!」
「次から次へとどうなってんのよ……!こんなん殺し合いどころの話じゃないでしょうが!」
「この子達みたく無理やり起こされた、のとは違う……?」
「ギラ様が仰っていた、シュゴッドのような存在でしょうか……?」
「ミニティラちゃんよりおっきい……あ、ご、ごめんねミニティラちゃん。拗ねないで……」
「次から次へとどうなってんのよ……!こんなん殺し合いどころの話じゃないでしょうが!」
「この子達みたく無理やり起こされた、のとは違う……?」
「ギラ様が仰っていた、シュゴッドのような存在でしょうか……?」
「ミニティラちゃんよりおっきい……あ、ご、ごめんねミニティラちゃん。拗ねないで……」
ブイレックスの登場で加速する戦場に、ジンガも笑いが止まらない。
対峙する少女達も各々反応を見せ、不機嫌になったミニティラをまふゆが宥める場面がありつつも。
戦闘自体は未だ継続中だ、動揺を捨て置きホシノが二丁の銃を撃ち出す。
ステップを踏むような足捌きで躱すジンガへ、突撃を試みた時、
対峙する少女達も各々反応を見せ、不機嫌になったミニティラをまふゆが宥める場面がありつつも。
戦闘自体は未だ継続中だ、動揺を捨て置きホシノが二丁の銃を撃ち出す。
ステップを踏むような足捌きで躱すジンガへ、突撃を試みた時、
「話には聞いてたけど本当に呼べるのね……あの恐竜も不良気質で、リュウエンとウマが合うとか?」
「どっちにしたって敵じゃなくてホッとするぜ。パワーバランス真面目に考えろよ、クソ運営……」
「どっちにしたって敵じゃなくてホッとするぜ。パワーバランス真面目に考えろよ、クソ運営……」
聞き間違える筈のない声に、自然と動きは止まった。
黒いマントを羽織り、大胆にも肌を露出したパンキッシュな衣装。
アビドスの制服ではないが、着こなす彼女の顔は記憶と全く同じ。
見知らぬ男達と共に地へ降り立ったのは、探していた大切な後輩。
アビドスの制服ではないが、着こなす彼女の顔は記憶と全く同じ。
見知らぬ男達と共に地へ降り立ったのは、探していた大切な後輩。
「セリカちゃん……!」
「えっ、今の声って……ホシノ先輩なの!?」
「えっ、今の声って……ホシノ先輩なの!?」
龍園が変身したタイムファイヤーとはまた異なる、赤い戦士。
素顔は見えず一見誰かは分からない者が、良く知る声で自分の名前を呼んだ。
しかも周りを良く見ると、テレビ局跡地を襲われて以来消息不明だったデクまでいる。
予想だにしない形で、仲間や対策委員会の先輩と無事に再会。
駆け寄ろうとしたセリカだが、阻む様に異形が転がって来た。
素顔は見えず一見誰かは分からない者が、良く知る声で自分の名前を呼んだ。
しかも周りを良く見ると、テレビ局跡地を襲われて以来消息不明だったデクまでいる。
予想だにしない形で、仲間や対策委員会の先輩と無事に再会。
駆け寄ろうとしたセリカだが、阻む様に異形が転がって来た。
「っ!?あっぶな……!何よこいつ……!」
「悪いな、邪魔だったんでそっちに蹴っちまった」
「悪いな、邪魔だったんでそっちに蹴っちまった」
着地点で暴れていた異形を蹴り飛ばし、甚爾が軽く手を上げ謝罪
アクセル・ブースターの一撃を食らったにも関わらず、のっそりと起き上がりセリカを捉える。
こちらもホシノ達との再会を邪魔されご立腹、逸るままに銃弾を撃ち込もうとし、
アクセル・ブースターの一撃を食らったにも関わらず、のっそりと起き上がりセリカを捉える。
こちらもホシノ達との再会を邪魔されご立腹、逸るままに銃弾を撃ち込もうとし、
「待ってセリカちゃん……!そいつは、敵じゃなくてアヤネちゃんなんだよ……!」
「は…………?」
「は…………?」
悲痛な声に銃を跳ね上げる腕が止まり、そこでようやく気付く。
長剣を持つのとは反対の手に握った、拳銃は誰のものなのかを。
前線に出る事は余りないけど、でも間違いなく彼女が所持する銃で。
こんな状況でホシノが悪質な嘘を吐く理由だって、ある筈がない。
長剣を持つのとは反対の手に握った、拳銃は誰のものなのかを。
前線に出る事は余りないけど、でも間違いなく彼女が所持する銃で。
こんな状況でホシノが悪質な嘘を吐く理由だって、ある筈がない。
「嘘でしょ……本当に――っ!?」
アヤネちゃんなの、と。
震える声の問いに答える事無く、異形の持つ銃が火を吹いた。
震える声の問いに答える事無く、異形の持つ銃が火を吹いた。
「黒見さ――」
仲間の危機を前に、見物へ徹する薄情者はここに不在。
セリカ達が何故現れたとか、あの鋼鉄の恐竜は何かとか。
聞きたい全てを奥底へ仕舞い込み、救援に意識を集中させた時。
危機感知の個性が、デクへ新たな脅威の到来を知らせる。
セリカ達が何故現れたとか、あの鋼鉄の恐竜は何かとか。
聞きたい全てを奥底へ仕舞い込み、救援に意識を集中させた時。
危機感知の個性が、デクへ新たな脅威の到来を知らせる。
バッと見上げれば、上空より落ちて来る金髪の青年。
集まる驚愕の視線へ返すは、悪魔のように邪悪な笑み。
不運にもこの場へ集まってしまった者達へ、新たな地獄を見せてやろう。
集まる驚愕の視線へ返すは、悪魔のように邪悪な笑み。
不運にもこの場へ集まってしまった者達へ、新たな地獄を見せてやろう。
『Belial.』
『Five king.』
『Zog-Ⅱ.』
円盤状の変身ツール、ウルトラゼットライザーに三枚のメダルを装填。
悪に堕ちたウルトラ戦士、五体の怪獣を合体させたタイラント、根源破滅天使。
地球に終焉を齎す三体の魔神の力を一つに、真の絶望が具現化する。
悪に堕ちたウルトラ戦士、五体の怪獣を合体させたタイラント、根源破滅天使。
地球に終焉を齎す三体の魔神の力を一つに、真の絶望が具現化する。
「キエテ カレカレータ」
『CHIMERABERUS.』
光を切り裂き現れるは、先までの青年と似ても似つかぬ怪物。
しなやかな体型は一変、山を思わせる程に力強く頑強な胴体。
尾を揺らす下半身と違い、上半身はウルトラ戦士の面影を残したもの。
生え揃った爪と、二対の翼は血に浸したように真っ赤。
黄色の瞳は爛々と輝き、打ち鳴らす牙も相俟って冥界を支配下に置く魔王のよう。
しなやかな体型は一変、山を思わせる程に力強く頑強な胴体。
尾を揺らす下半身と違い、上半身はウルトラ戦士の面影を残したもの。
生え揃った爪と、二対の翼は血に浸したように真っ赤。
黄色の瞳は爛々と輝き、打ち鳴らす牙も相俟って冥界を支配下に置く魔王のよう。
名はキメラベロス。
とある星でウルトラマンジードとウルトラマンゼロを打ち倒し、人々に世界の終わりを予感させた絶望の化身。
何の因果か滅亡遊戯を至上の喜びとする寄生生物によって、悪夢が再現されようとしていた。
とある星でウルトラマンジードとウルトラマンゼロを打ち倒し、人々に世界の終わりを予感させた絶望の化身。
何の因果か滅亡遊戯を至上の喜びとする寄生生物によって、悪夢が再現されようとしていた。
「冗談キツ過ぎんぞ……ボスラッシュでもやらせる気かよ……!」
「そう嘆くな。このままお前達が仲良く戦い勝つなんざ、つまらないだろ?俺なりにアレンジしてやるだけだ」
「やる気十分で結構なこった。このまま俺に主演の座を譲って、すごすご降りても構わないがなぁ?」
「デカい口叩くなよ。俺のゲームにタダ乗りしやがったテメェも、無事で済むと思うのか?」
「ハッ!遊び相手を取られたからって不貞腐れるなよ。心配しなくても、こいつらの次にお前とじゃれてやる」
「やる気十分で結構なこった。このまま俺に主演の座を譲って、すごすご降りても構わないがなぁ?」
「デカい口叩くなよ。俺のゲームにタダ乗りしやがったテメェも、無事で済むと思うのか?」
「ハッ!遊び相手を取られたからって不貞腐れるなよ。心配しなくても、こいつらの次にお前とじゃれてやる」
悪意で以て動く外道同士だが、肩を組み和気藹々となりはしない。
火花を散らすも、今すぐ殺し合う気はなく揃って視線を外す。
ヒーロー達とセレブロが対峙し、ジンガもゲームを再開だ。
ここいらで一つ、自分も新しい手札を切らせてもらう。
支給品の刀を取り出し帯刀、肉体へ即座に変化が訪れる。
生身を脱ぎ去り霊体となる感覚へ、どこか感心したように己が手に視線を落とす。
火花を散らすも、今すぐ殺し合う気はなく揃って視線を外す。
ヒーロー達とセレブロが対峙し、ジンガもゲームを再開だ。
ここいらで一つ、自分も新しい手札を切らせてもらう。
支給品の刀を取り出し帯刀、肉体へ即座に変化が訪れる。
生身を脱ぎ去り霊体となる感覚へ、どこか感心したように己が手に視線を落とす。
「ほーう?見てるだけじゃピンと来なかったが、中々使い物になる力らしいな」
「そんな……どうしてあなたが、写シを……!?」
「そんな……どうしてあなたが、写シを……!?」
腰に携えた刀とジンガが行ったこと、その現象を刀使である沙耶香が知らない筈がない。
だから余計に混乱が深まった。
刀使ではないこの男が、どうして写シを張れるのか。
別行動中の仲間が持つ御刀を、何故この男が持っているのか。
だから余計に混乱が深まった。
刀使ではないこの男が、どうして写シを張れるのか。
別行動中の仲間が持つ御刀を、何故この男が持っているのか。
仕掛けは何も難しくない。
流牙との再戦時、ジンガはエンヴィーの核である賢者の石を喰らった。
錬成に使われた無数の魂のみならず、タギツヒメを構成する大荒魂をも取り込んだ石をだ。
魔獣装甲の名を与えられた五道化が、魔戒騎士の遺骨を埋め込み魔戒剣を扱えるように。
ジンガも捕食したタギツヒメとタキリヒメの魂が作用し、男でありながら刀使の術を発動可能になっただけだ。
流牙との再戦時、ジンガはエンヴィーの核である賢者の石を喰らった。
錬成に使われた無数の魂のみならず、タギツヒメを構成する大荒魂をも取り込んだ石をだ。
魔獣装甲の名を与えられた五道化が、魔戒騎士の遺骨を埋め込み魔戒剣を扱えるように。
ジンガも捕食したタギツヒメとタキリヒメの魂が作用し、男でありながら刀使の術を発動可能になっただけだ。
地獄を生み出すは、四凶や五道化のみの特権に非ず。
神の牙は笑う、死に物狂いで足掻けと。
魔王獣は笑う、簡単には死んでくれるなよと。
そうじゃなければ、面白くないのだから。
神の牙は笑う、死に物狂いで足掻けと。
魔王獣は笑う、簡単には死んでくれるなよと。
そうじゃなければ、面白くないのだから。
己を楽しませる為に、必死に抗いその果てに死ね。
「「お楽しみはこれからだ」」
奇しくも同じ言葉が紡がれ、人外魔境の舞台は第二幕へ移る。
| 205:大天使戦役・Ⅱ章 -大地に流れる血の赤は- | 投下順 | 205:大天使戦役・Ⅳ章 -ガールズリミックス:フルブラスト・アクション |
| 時系列順 | ||
| イザーク・ジュール | ||
| 黒見セリカ | ||
| 桐藤ナギサ | ||
| 龍園翔 | ||
| 伏黒甚爾 | ||
| 前坂隆二 | ||
| セレブロ | ||
| ジンガ | ||
| 小鳥遊ホシノ | ||
| 激怒戦騎のドゴルド | ||
| 柊真昼 | ||
| トランクス | ||
| 鳩野ちひろ | ||
| 繰田孔富 | ||
| 柊シノア | ||
| アストルフォ | ||
| 朝比奈まふゆ | ||
| ユフィリア・マゼンタ | ||
| 糸見沙耶香 | ||
| キャル | ||
| 緑谷出久 | ||
| パラド |