ウノリッシュまとめ > 送還直前即興曲

もくじ

送還R

三十六計逃げるが勝ち

《使われている場面》:送還R 1章
Talk ユウ
……魔術? 召喚獣?いや、いやいや、んなことどうでもいい!
お前みたいな化け物の相手してられるか!三十六計逃げるが勝ちだ!!
《もしかして》:三十六計逃ぐるに如かず
ユウ(普通の男子中学生)の発言なので、ユウ自身が間違えているという表現にも取れる。
しかし、実際は単に作者の知識が無いだけだと思われる。
好意的に解釈すると、三十六計逃げるに如かずと逃げるが勝ちはおおむね同じ意味。そのためわざと混ぜることでユウがそれだけパニック状態になっている、という意味にも取れる。
宇野氏の誤用が多すぎるためどちらとも取れるので仕方ないのだが、善意に解釈してもいいのでは?

偏見をする

《使われている場面》:送還R 9章
Talk ロウ
ほら、この前言ったじゃないですか
火の家系は水の家系に対して、凄い偏見をするんですよ
《もしかして》:偏見がある/偏った見方をする
  • 偏見はしない。偏った見方はする。


血走った真似

《使われている場面》:送還R 14章
Talk レギアス
最後に聞いておこう。
何故このような血走った真似をした?
Talk カスラ
血走ったとは面白い物言いですね。
私達は、いたって正常ですよ?
《もしかして》:血迷った真似
ちばしる【血走る】の意味 - goo辞書
[動ラ五(四)]
1 眼球が充血する。多く、興奮したり熱中したりしたときなどの目にいう。「怒りで―・った目」「目を―・らせる」
2 血がほとばしり出たり、にじんだりする。
「縄め―・る弱腕(よはがひな)指迄おなじ紅鹿子も」〈浄・女護島〉
  • たしかに面白い物言いである。

呪いを雪ぐ

《使われている場面》:送還R 14章
Talk レギアス
呪われた存在と
存在してはならない存在…あり得ない存在……
呪いを雪ぐことが許されないのならば
存在を騙すことによって、その呪いを誤魔化す…
それしかあるまい、ナタナエル
《もしかして》:呪いを解く

そそ・ぐ【▽雪ぐ/▽濯ぐ】 [動ガ五(四)]
1 水で汚れを洗い落とす。すすぐ。「手足を―・ぐ」
2 恥や汚名を新たな名誉を得ることによって消す。すすぐ。「恥辱を―・ぐ」


気合を削ぐ

《使われている場面》:送還R 15章
Talk ユウ
あー、すいません。
僕は突っ込んだだけであって
気合を削ぐような弁は一言も申しておりません
つまり、あの突っ込みで気合が削がれたってことは
突っ込みが的確で、かつ、身に覚えがあるのが原因。
やっぱり帰結するとお前が悪いわけで
《もしかして》:気勢を削ぐ・気合が抜ける
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/52131/m0u/
「逃げるが勝ち」同様、ユウの発言とはいえ、作者の知識が無いだけだと思われる。

肝が座ってる

《使われている場面》:送還R 15章
Talk クノー
というか、よくもまあこの状況で喧嘩なんかする気になれるねぇ。
肝が座ってるというか、なんというか…
まぁ、それだけ余裕があるってことだから悪いことじゃないんだけどさ
《もしかして》:肝が据わってる
  • 肝に足も尻もない。肝は座らない。どっしりとして動かない。
  • 単なる誤変換か?とはいえそれなら、充分な推敲がされていないというだけ。間違えて覚えている可能性も。

送還R2

純粋無垢に協会が悪い

《使われている場面》:送還R2 4章
Talk エルマ
いいわよ、別に。
謗られたり詰られたりするのは慣れてるし
Talk クラネ
誰のせいでもないってのはわかってるんだ。
彼らのせいでもない、僕のせいでもない
ただ、純粋無垢に教会が悪いんだと、それはわかってる。
でも、『もし』を考えてしまう自分もいる
『もし』ゲリラ活動が行われていなかったら
『もし』教会の捜索隊が編成されていなかったら
『もし』、僕があの孤児院に立ち寄らなかったら……
Talk エルマ
『もし』教会が無かったら……
《もしかして》:純粋に協会が悪い
純粋無垢
http://www.kokin.rr-livelife.net/yoji/yoji_si/yoji_si_9.html
汚れのない、純粋で明らかな様。
無垢は心身が汚れていないこと。
仏教においては欲望や執着などの煩悩から離れていることを指す。
じゅん‐すい 【純粋】 [名・形動]
1 まじりけのないこと。雑多なものがまじっていないこと。また、そのさま。「―な(の)アルコール」「―な(の)秋田犬」
2 邪念や私欲のないこと。気持ちに打算や掛け引きのないこと。また、そのさま。「少年の頃の―な気持ち」「―な愛」
3 そのことだけをいちずに行うこと。ひたむきなこと。また、そのさま。「学問に対する―な情熱」「―に真理を追い求める」
4 哲学で、外的、偶然的なものを含まず、それ自体の内的な普遍性・必然性をさす。
5 学問で、応用を考えず理論だけを追究する分野。純粋数学・純粋法学など。
「無垢」をつけたせいでプラスの意味しかなくなる。
「無垢」は不要であり、単に「純粋」ならば問題ない文章。
いつもの「難しい言い回しにしようとして失敗した」の典型例。
最終更新:2017年08月25日 07:34