概要
れんたんじゅつは1つのwav内に収録した複数の音を原音設定で「単独音として歌うようにした」方式です。「連」続した音を「単」独の音にする術という事でれんたんじゅつ(連単術)と提唱されたようです。
(詳しくはれんたんじゅつ記事にて)
れんたんじゅつの利点は「連続音に比べての収録の簡単さ」「単独音より簡単に滑らかに歌わせられる」ところにあります。単独音をそのまま録ると全部の音が息を吸って1音目の元気な発声になり、滑らかに歌わせるのは大変という課題が生まれがちなのを連続して録る事により解消させる事が出来ます。
(詳しくはれんたんじゅつ記事にて)
れんたんじゅつの利点は「連続音に比べての収録の簡単さ」「単独音より簡単に滑らかに歌わせられる」ところにあります。単独音をそのまま録ると全部の音が息を吸って1音目の元気な発声になり、滑らかに歌わせるのは大変という課題が生まれがちなのを連続して録る事により解消させる事が出来ます。
原音設定解説
れんたんじゅつの原音設定は単独音の原音設定とほとんど同じです。この記事では「_はまやらわ.wav」から設定する「ら」の音を例にして説明します。
エイリアス/エントリ
歌詞の事です。「ら」の歌詞のノートで「ら」が鳴るようにするため、「ら」の音が入っているwavファイルを選びエイリアスに「ら」と書きましょう
オフセット/左ブランク&右ブランク
オフセット(左ブランク)は「ら」が始まる部分。「ra」の「r」の部分の始まる直前までを指定します。
右ブランクで「ra」の「あ」の音が終わる直前までを指定します。
右ブランクで「ra」の「あ」の音が終わる直前までを指定します。
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ここまででエイリアス以外の不要な音を省き、オフセットと合わせてwavファイルの中から「ら」の音のみが鳴るように切り出す設定が出来ました。
子音部/固定範囲
子音部(固定範囲)は子音から母音へ続けて安定する位置まで囲います。子音部終わりから右ブランク開始までの「あ」の音を音符上で引き延ばして歌わせます。
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先行発声
先行発声は子音から母音へと切り替わる位置に設定します。縦線で表すと「r│a」です。オフセットから先行発声までを再生した時に「あ」の音がちょうど聞こえないという位置に設定しましょう。
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オーバーラップ
最後にオーバーラップですが、これは前の音符の音をどれだけ重ねるかの設定です。数値を上げるほど長くクロスフェードをして滑らかに音が繋がりますが、発音によってどれだけ滑らかに音が変わっていくかが違っており難易度が高いです。
れんたんじゅつなら続けて発音している「お手本」があるのでそちらを参考にしましょう。今回の「ら」の場合「はまやらわ」と言ってるので「あ」から「ら」になる部分があります。ここの「a」から「r」に変化するまでの長さが適切なオーバーラップの値となります
れんたんじゅつなら続けて発音している「お手本」があるのでそちらを参考にしましょう。今回の「ら」の場合「はまやらわ」と言ってるので「あ」から「ら」になる部分があります。ここの「a」から「r」に変化するまでの長さが適切なオーバーラップの値となります
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前のaをオフセットで省くため子音は短くなってしまいますが、これは仕方がありません。「連続音」になると省いた部分も使えるようになり解決します。
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今回は「ら」でしたが、子音k,t,pなどの「破裂音」といった音は前の音を重ねる必要が無いので(例えば「かーたーぱー」と発声した波形、子音k,t,pの発音をする際に一瞬無音になっている)オーバーラップの値は0かマイナスの値が望ましくなります。
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殴り書きです。編集、削除はお任せします。不要な画像が多くてすみません。