オートマタ



*
概要

*

通信1

レンチ
「よう、マーキーマーク!」

マーカス
「その呼び方は二度とするな」

レンチ
「はいはい。カリカリすんなって」

マーカス
「俺がマーキーマークなら、お前はファンキーバンチだ」

レンチ
「分かったって。いいから急いで来てくれ。屋上にいる」

ムービー1

マーカス
「よう、レンチ
 どこだ?」

レンチ^^
「おう!遅かったな、マーキーマーク」
(マーカスにPCを渡す)
「楽しいだろ、こうあってじゃれるのも…(壁を超える)互いに下心を隠すのも」^~

(楽しいだろ、の後に)
マーカス
「え…」

(マーカスからPCを取る)
マーカス
「悲しいな。もっとオープンに愛し合えると思ってたのに」

レンチ
「マーカス、見せたいものがあるんだ」
(マーカスが少し引く)

レンチ^^
「ラップトップでだよ!何だ?期待したか?」

マーカス
「いや」

レンチ
「いや?ん…?」(ああ)
「座れ。心の準備しとけよ…
 …息を飲め…腰を抜かせ…度肝を抜かれろ…
 ヌードルの基調講演だ」

マーカス
「始めてくれ」

ヌードル
「皆言います。「自動運転の車があったらいいのに」」

(マーカスとレンチが顔を見合わせて笑う)

ヌードル
「我々は常にイノベーションを提供するのが誇りです
あなたをよく知る車。どうですか?
 あなたのことが分かる
 最高のセキュリティです。生体認証だからこそ、できる」

レンチ
「これは…すごいぞ。感動的だ」

マーカス
「ふう…」

ヌードル
「キーは…あなた」

レンチ……
(あ~…)

ヌードル
「忙しい朝でも、ニュースを読んでコーヒーを飲み
 安全に職場まで行くことができます
 あなたの好みを記憶し、生体データのプロフィールに保存します
 ctOSの保険に加入することで、自動的に優良運転者割引を
 受けることができます!
 高速通行車線も使えます!
 信じられませんか?
 現実です
 ヌードルは未来を待ちません…自ら作る」

マーカス
(ハッ…)「…つまりctOSに生体認証データを追加したいってことか?」

レンチ
「ああ。別に問題ないよな?ctOSがどれほど利他的なシステムか
 皆知ってる。それに保険会社もだ。生体認証データを絶対に
 自分たちの邪悪な目的に利用したりしない、だろ?」

マーカス
「もちろん。まさか人々の善意を搾取したりは…」

レンチ
「何か良くないことがあるに相違ない」

マーカス
「かもな…勇敢な誰かが調べに行くべきだ…」

レンチ「「
「そうだな。ついでにかっこいい車を盗んでくるか?
 絶対楽しいぞ」

マーカス
「ああ」

レンチ~^
「ようし」
(拳を合わせる)

通信2

シターラ
「ねえ、マーカス」

マーカス
シターラ!何かニュースは?」

シターラ
「運転好きなあんたに朗報がある。生体認証車プロジェクトの
 リーダーをしてるエンジニアがドライバーSFの常連らしいの」

マーカス
「本当か?」

シターラ
「確かよ。スクリプトを書き換えて、彼の配車リクエストを
 真っ先に回してあげる」

マーカス
「いいねえ」

シターラ
「デッドセックのためだし
 準備ができたら、ドライバーSFをチェックして」

(ドライバーSFでヌードルのエンジニアミッションを選択)

エンジニアの送迎車両を入手しろ

エンジニアを迎えにいけ

通信3

マーカス
「で、彼にオフィスに連れて行ってもらうのか?」

シターラ
「そうね。でも、既に計画はあって…」

レイ
「そうなんだ」

マーカス
「レイ!手伝ってくれるのか?」

レイ
レンチがよく言ってるように、車を盗むのは楽しいからな」

シターラ
「計画では、そいつの携帯をハックして…」

レイ
「そう。アラームを鳴らして、オフィスのコンピューターが
 ハックされたと表示する」

マーカス
「慌てて職場に戻ろうとするだろうな。でも実際に
 コンピューターをハックはしないだろ、必要ないもんな」

レイ
「その通りだ。ハックされたと思い込ませればそれでいい」

マーカス
「いいね」

レイ
「お前は、こっちで携帯をハックするまでそいつの注意を
 逸らし続けるだけだ」

(エンジニアを乗せる)

エンジニアを目的地まで送れ

会話1

マーカス
「それで?どこに行けばいい?今夜はデートとか?」

エンジニア
「いや、彼女にはフラれたばかりだ」

マーカス
「ったくどうすりゃいいんだ」

エンジニア
「今、何か言ったか?」

マーカス
「すまない。ただ…ちょっとイライラしてて
 久しぶりの運転なんだ。嫌なことがあって、休んでたから」

エンジニア
「色んな人を乗せれば、クソみたいな目にも遭うよな
 何があったんだ?」

マーカス
「ああその…色々。あらゆるクソな事態だ。最後に乗せたのは
 酔っ払いで、そいつらが作ってるアートカーについて大声で
 叫んだり喚いたりしっぱなし」

エンジニア
「ああ、砂漠でやるフェスか」

マーカス
「そうそう。LEDやらアニマトロニクスやら砂の話だの
 アートカーを見に来る観客にどんなドラッグをキメさせるかだの…」

エンジニア
「本当か?観客にドラッグを使うって?思い通りの幻覚を見せて
 アート体験の一部にするとか?」

マーカス
「ああ。で突然、片方の男がもう1人を殴った
 口にストレートパンチだ」

エンジニア
「何?」

マーカス
「車内は血まみれだ。殴った方の奴まで
 手の骨が折れたとか言って泣き出して…」

エンジニア
「うわっ!」

マーカス
「だろ?結局救急病院まで連れて行くことになった
 しかも、おまけに…」

エンジニア
「おまけに?」

マーカス
「2人とも、降りる時にハグしてきた」

(音が鳴る)
エンジニア
「うわあ。おっと…すまない。アラームが鳴った
 チェックしないと…
 クソ、ふざけるな!目的地を変えてくれ
 すまないが、仕事に戻らなきゃいけない!」

マーカス
「いいとも」

エンジニア
「目的地はアプリで変更した」

マーカス
「分かった。大丈夫、すぐ着くよ」

秘密の工場に向かえ

会話2

エンジニア
「誰かがセキュリティを破ったらしい。最悪だ…
 よりによってオフィスにいないときに…」

マーカス
「ああ、人生そんなもんだよな」

エンジニア
「こんな時にこんなことが起きるなんて!
 最重要の納期があるっていうのに!」

マーカス
「そりゃ災難だ」

エンジニア
「こんなプロジェクト、嫌いだ!
 なんでリーダーなんかになったんだろ?」

マーカス
「はあ…」

エンジニア
「もっと急げないか?」

マーカス
「やってみるよ」

エンジニア
「クソ」

マーカス
「もう少しだ」

エンジニア
「もっと急げるか?」

マーカス
「はいよ」

(到着)

会話3

エンジニア
「命の恩人だ!アプリのレビューで星5個つけておくよ!」

マーカス
「何てことない。仕事だしな」

エンジニア
「最高だ!」

*

車の設計図をダウンロードしろ

通信4

マーカス
「コダプリントに到着しだぞ…さて、それじゃあ」
「始めるか」
(ミッション開始)

通信5

マーカス
「今から取り掛かる」

シターラ
「頼りにしてるわ」

レイ
「皆が頼りにしてるぞ」

レンチ
「そうだ!オレも頼りにしてるぞ、マーカス」

ジョッシュ
「僕も頼りにしてる」

マーカス
「うう、皆…おかげで力が湧いてきたよ
 君たちがそう言ってくれるだけで俺は…」

シターラ
「そんな深い意味で言ってないから。このお調子者集団…」

レンチ
「でも好きだろ」

シターラ
「まあ、ジョッシュとマーカスはね」

レンチ
「きっつ」

レイ
「いいんだ。知り合って間もないんだから、簡単に
 好きだなんて言うのは難しいだろ。ゆっくりでいい」

シターラ
「我慢強い男って素敵ね」

マーカス
「最強に我慢強い男も仕事を始めるか」

(ダウンロード開始)

通信6

マーカス
「見つけたぞ」

シターラ
「さすがね。必要な情報はその中にあるはず」

レンチ
「もうすぐNudle Carを自由に乗り回せるのか」

(ダウンロード完了)

通信7

シターラ
ジョッシュが車のアルゴリズムの中に面白いものを見つけた」

ジョッシュ
(ん…)「意思決定のアルゴリズムなんだけど…」

レイ
「その名も「ライフスコア」だ。「ライフスコア」だと!
 ふざけるな!」

マーカス
「何だって?」

ジョッシュ
「事故の時、どの命を優先するかの格付けだ」

マーカス
「へえ?」

レイ
「ああ、きっと気に入るぞ」

ジョッシュ
「車のコンピューターはブルームのデータベースに直結してて
 マトリクスに従ってスコアを導き出すんだ。職業、収入
 学歴、人種、性別…」

マーカス
「クソ。つまり事故で俺とレイが正面衝突したら
 俺が終わるんだろ。若くて黒人だから」

レイ
「そうは限らないぞ。おれはブルームのデータベースから
 排除されてるからな。ライフスコアはクソ低いはずだ
 だからその場合死ぬのはおれだが
 おれ以外ならお前が死ぬ」

家宅調査

概要
試作生体認証車を操作するには、副社長の生体認証データが必要だ

副社長宅のネットワークをハックしろ

通信8

シターラ
「ロックを解除するには、ヌードル副社長の声紋と
 網膜のスキャンが必要みたいね」

マーカス
「よし、なんとかする」

シターラ
「今、住所を送る」

(ミッション開始)

副社長のラップトップにマルウェアをアップロードしろ

副社長の網膜の写真を撮影しろ

通信9

マーカス
「よし」

レンチ
「素晴らしい」

レイ
「綺麗なブラウンのひとみを楽しんだろ?」

マーカス
「いや…全然。でもいい作戦をどうも」

レンチ
「フン。あれはマーカスの好みじゃない」

音声サンプルを入手しろ

通信10

マーカス
(Foo!)「いい家に住んでるな、こいつ」

シターラ
「そりゃそうよ。だって優先度1よ?」

マーカス
「それもそうだ」

レンチ
「凄い設備だ。スマートテレビにスマートトイレ…
 スマートシンク、スマートカーペット、スマートクッション
 何もかもスマートだ」

シターラ
「その中に、声紋が登録されてるものがあるはず
 ああいうタイプは、自分の日常を記録しておきたがる」

マーカス
(ふん)

(トイレをハック)

音声ファイル:個人メモ

ああなんてこった。まいったな、あの雑誌はどこだ?
またハウスクリーニングの女が捨てたんじゃないだろうな?
クソ、まったく…何も読むものがない…いっそ今度
トイレに音声コントロールのブラウザでも設置するか
そうしたら、開けというだけでいい…

(テレビをハック)

音声ファイル:個人メモ

あのイタリア人シェフが出てる料理番組の録画は残ってたかな?
あー、かわいいな。どうして俺にはこういう女性との


(冷蔵庫をハック)

音声ファイル:注文の指示

また牛乳が腐ってる。食品注文リストに加えよう
半ガロンのサイズでな。それからメモしておかないと…
放牧牛の生乳は通常より2日早く消費期限が切れる

通信11

マーカス
「よし、皆。奴の声紋と、網膜のスキャンと
 どうでもいい情報を手に入れた」

レンチ
「あとは車を盗むだけだな!さあWKZに忍び込め
 ヌードルが大々的に発表するまで、そこに保管されてる」

マーカス
「ああ、デマ専門の放送局ことWKZか」

レンチ
「人の命をどれだけ軽んじてるかよくわかるNudle Carの
 インフォマーシャルを流す予定だ」

生体認証強盗

概要
ヌードルの試作生体認証車を盗み出す

WKZの近くでレンチと会え

通信12

マーカス
「どうした?」

レンチ
「ついにこの時が来たぞ。WKZのスタジオに置いてある
 ピカピカのいい車がオレたちを待ってる」

マーカス
「楽しそうだな」

レンチ
「前からテレビ局に侵入してみたかったんだ」

シターラ
「みんな、これは貴重なチャンスよ。この絶好の機会を利用して…
 情報収集デバイスをWKZに仕掛けてくるべきね」

マーカス
「いいな。いつでも様子を探れる」

シターラ
「そ。監視装置と、ソフトウェアがいくつかあればいい」

レンチ
「道具を持って、WKZに集合」

マーカス
「だな。じゃあ後で」

(ミッション開始)

ムービー2

(マーカスがWKZカーの後ろを叩く)
マーカス
「よう、レンチ!わっ…」

レンチがトランクから出てくる)
レンチ
「成功だ。見ろよ」
(マーカスに諸々の部品を渡す)
「連中はこいつを秘密のおとり捜査で使うんだろう」

マーカス
「バンに問題は?」

レンチ
「いや、だがWKZは警備にユーメナイ・ズールーを雇った
 爆弾予告の後でな」
「なあ
 教えてくれ、いつからちっちゃいほうが好きになった?」

マーカス
「おい、違うって」

レンチ
「初めて自分のX線写真を見た時
 当然腸の中にアクションフィギュアがあったよな?」

マーカス
「ああ、俺のレンチ・フィギュアだ
 そこが最高の隠し場所だからな」

レンチ(^^)

シターラ
レンチ
 USBを渡した?」

レンチ
「ああ。とっくに」
(マーカスに追加部品を渡す)
「WKZのコンピューターに突っ込めと言ってたとこだ」

シターラ
「…その後は任せて
 もしレンチ・フィギュアを作るなら
 怖がられないようマスクをノリ付けしないとね」(字幕は"子供が怖がらないよう")

レンチ
「当然そうしてくれたまえ」

通信13

マーカス
「さてと。隠しマイクを仕込む。システムにスパイウェアを
 仕掛ける。ヌードル副社長の生体認証データを使って
 かっこいい車を盗む。だよな?」

レンチ
「他にいくつかあるけど、気にするな。それはオレがやる」

試作生体認証車を奪え

声紋認証
「開け。車」

マーカス
「開けゴマ…
(車に乗り込む)
 ジャジャーン!」

ムービー3

マーカス
「クソ!何だよ!反応しないぞ!」

レンチ
「今のは何だ?」

マーカス
レンチ!集中しろ!ハンドルを切りたいのに反応しないんだ!
 どうすりゃいい!?」

レンチ
「ああ。ボイスコントロールかもな。話しかけてみろ」

マーカス
「話す?冗談だろ」

レンチ
「いや。喋ってみろって」

マーカス
「あー…走れ、クルマ!」

レンチ
「本気か?」

マーカス
「ここを出ろ!出口へ向かえ!」


「走行中」
(走り出す)

マーカス
「クソ!窓はだめだ!み…右に曲がれ!」

レンチ
「車の声ならオレの方がいい」

マーカス
「完全に偽物の音声だったけどな…でもそうだ
 お前の方が…うわ、おい!曲がれ!曲がれ!」
(窓を突き破る)

警察から逃げきれ

会話4

マーカス
「ここから出してくれ!」


「了解です」

マーカス
「生きたままで!」


「適切なプロトコルを全て順守します」

マーカス
「だからそれは…キャンセルして手動運転にする方法は?」


「質問の意味が分かりません」

通信14

レンチ
「警察が追ってきてるぞ」

マーカス
「分かってる!言うこと聞かないんだ」

レンチ
「運転させてくれって言ったか?」

マーカス
「「質問の意味が分かりません」だってよ」

レンチ
「それじゃ、自動運転システムを回避しろよ。ハッカーだろ?」

マーカス
「ああ。そうか」

セキュリティバイパスを使って車を解除しろ

マーカス
「よし、やってやる。撃たれる前にな」


「銃撃を受けるのはお薦めできません。保険料が上がります」

マーカス
「そんなの知るか」

(解除完了)

通信15

マーカス
「やったぞ!手動で運転できる!」

レンチ
「そいつをか?いいぞ!」

マーカス
「頼むからどうやってやったかは聞くな」

通信16

マーカス
(はあ)「やっとか。これで一息つける」

レンチ
「なあ、なあ!ライフスコアは!」

マーカス
「そうだライフスコアだ。皆のを調べに行かないと」

レイ
「そいつは面白そうだな」

シターラ
「絶対面白い」

ジョッシュ
「普通に検索できるよ」

マーカス
「それじゃつまらない。有力な証拠にもならないし」

ジョッシュ
「ああ、そうか。なるほどね…ライフスコアは、人をハックすると
 表示される。プロフィールに表示されるのは元のデータより
 精度が低いけど、優先度の高、中、低は分かる」

デッドセックムービー

ヌードルが発表した新しい自動車を見ただろう。キーは
生体認証データだ。彼らの言う万全の安全性とセキュリティは
皆の生体データと引き換えだ。ctOSを使えば、彼らは皆の全てを
知ることができ…それを使って皆を殺せる
ヌードルの自動車は、皆の生体認証データとリンクしたライフ
スコアを利用している。2人が同時に危険に晒され、一方しか
救えない時…ライフスコアの高い命が優先され、もう一方は死ぬ
車が、より「価値のある」人間を生かすために人間を殺すのだ
価値のある人間とは誰か?皆が知らなくても
ヌードルは知っている。我々は真実を告げた。行動を起こせ

マーカス
「俺が必死に仕事してる間、どこにいたんだ?」

レンチ
「ちょっと、野暮用」

レンチムービー

髪はどうだ?リン、クシを取ってくれ。嫌だ?
分かったよ、クソ!
大変です!これはかなりの大きさです!
ええと、お分かりでしょうか…成長しています!南方で?
俳優になられて何年ですか?
そうだな、1年以上30年未満かな
でも突き詰めて考えれば、皆演技してるだろ?
ドーン!高い降水確率です、皆さん。高い降水確率!
ちゃんと対策してくださいね?
クソ、ジミー!オレのテレプロンプターはどこだ?
あそこに出してくれないと、名前を全然覚えられないのは
分かってるだろ?

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最終更新:2020年07月18日 15:51