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「スラー」
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「全てはデューオの御意志です・・・」
【名前】 |
スラー |
【読み方】 |
すらー |
【分類】 |
ネットナビ(地球外ネットナビ) |
【オペレーター】 |
なし(自立型) |
【属性】 |
不明 |
【登場作品】 |
アニメ『ロックマンエグゼStream』 |
【基本装備】 |
プラグ |
【CV】 |
渡辺 明乃 |
【詳細】
アニメ版オリジナルキャラ。
第3期『ロックマンエグゼStream』から登場する。
『Stream』の物語でも最も重要なポジションを占めている
デューオの遣いとして登場する、地球外からやってきた
自立型ネットナビ。
長髪のように見える頭部パーツと、着物の袖口のような腕部が特徴。
中性的な声・顔立ちで、性別的にはどちらをモデルにしているのかは不明である
(顔にキズつけられてキレた件、メディと違い豊乳要素が描かれなかったがどちらかというと女らしい色白美人かつ長い髪型や渡辺明乃さんボイスの19~22美少女っぽいハスキーボイスからして、水着着用ならばビキニ、温泉ならば女湯行きだろう。美少女な顔および後述のOP/7話からして、外見の服(?)の下に素肌や裸があると思われる)
スラー自身がどこで生まれたかは定かではないが、デューオの生まれた星に居たスラー似のネットナビは人間との新たな関係を築く事を望む=感情があり、愛や優しさなどを理解できていた事を考えると、
デューオによってその姿だけを模して自身の使者とするために作り出したものの可能性が高い。
デューオに連なる者として圧倒的な実力を持っている事と、丁寧な口調、中性的な見た目から
セレナードを彷彿とさせるものの、
性格は慈悲深いセレナードとは真逆。デューオの命令を絶対のものとし、慇懃無礼・傲慢不遜で冷酷な言動行動が目立つ。
袖口から「ワイヤー状のプラグ」を繰り出し、そのまま叩きつけたり、ソードに変形させたりして攻撃する。
拘束にも使える万能武器。
その実力は凄まじいもので、
フォルテをも一度は難なく退け、
カーネル、
ロックマン、
ブルース、
サーチマンの精鋭4体を同時に相手しても、ほとんど動くことなく彼らを圧倒した。
プログラムアドバンスの一斉攻撃が直撃しても全くの無傷で、サーチマンが背後から狙撃した際には振り向きもせずに手で受け止め無効化するなど、絶望的な力の差を見せつけいる。
これでも、ラスボスの
デューオの前座という立ち位置なのだから恐ろしい。
『Stream』のネットナビとしては珍しく、現実世界で実体化することがほとんどなく、クロスフュージョンした熱斗たちと戦うこともなかった。
物語序盤では人間の前に現れる際、特に名乗ることをしなかったが、中盤からは「私はスラー」と自分から名乗っている。
「スラー」とは、ロックマンシリーズお馴染みの音楽用語が由来の名前。
「滑らかに続けて演奏する」という意味。
【活躍】
主であるデューオが人類に与える「デューオの試練」の実行に際し、
アステロイドと呼ばれるネットナビのコピー体をばらまいていた。
このアステロイドはダークロイドに匹敵するパワーを持つほか、ディメンショナルエリアなしで実体化が可能、かつ自身の能力を人間に与えることまで可能で、
主に過去に地球で悪事を働いたネットナビをモデルにして創られている。
スラーは人類の前に現れては「アステロイドをどのように使うかは自由」と述べているものの、
犯罪者や心に闇がある人間など、悪用しそうな者を選んでいた節がある(ネオWWWのメンバーなど)。
また、アステロイドたちも、持ち主となった人間に悪意がなくてもオペレーターの命令を無視する、オペレーターの願望を捻じ曲げた形で叶えるなどして、勝手に事件を引き起こしていた。
それもそのはず、アステロイドはそもそもその星の住人の心にある悪意(悪の芽)を増幅させることと、そうして増幅された悪のエネルギーをデューオの彗星に送るという目的で生み出されたものである。
デューオの彗星は現在から30年前、人類が本格的にネットワーク文明を開始させた時間軸に位置しているが、エネルギー充填完了してしまうと起爆、
「ネットワーク文明が誕生した地球」という存在自体を宇宙から完全に消し去ってしまう。いわばアステロイドは時限爆弾の導火線と火薬を兼ねた存在なのである。
つまるところ、「デューオの試練」とは
- 人の心の闇を増幅させるアステロイド達が心悪しき人間から悪のエネルギーを集めて彗星が起動する(悪)
- 熱斗たちが紋章を持つ13人を過去・現代から集めて彗星をコントロールし、地球抹殺を阻止する(善)
のうちどちらかが先になるか=その星の住人の善の心が勝つか悪の心が勝つかの競争になっている。
滅亡を防ぐ人類側としては、クロスフュージョンの力でアステロイドを撃退することで時間稼ぎができるほか、
アステロイドを与えられた人間がそもそも悪用しなければカウントダウンが進むこともない。
時間切れになる前に、紋章を与えられた13人の人間を集め、時空間を越えて30年前のデューオの彗星まで辿り着く事ができれば、地球抹殺を回避することができる。
こうしたルールに基づいて審判を遂行するのがスラーに課せられた「デューオの意志」である。
この点については、第3話「アステロイドの脅威」の時点で炎山の洞察という形で明言されており、『Stream』のメインテーマとなっている。
第2話「地球抹殺」よりこのルールでの試練が開始されることとなるが、アステロイドの危険性や地球抹殺の脅威が世界中に通達されても、犯罪者や心の闇を持った人間が自らの憎悪や欲望を全く抑えることができないために
アステロイドを悪用した犯罪・テロは起こり続け、最終的に第48話「消滅へのカウントダウン」では全世界で大量のアステロイドが蔓延するに至ってしまっていた。
デューオの力を取り込むため、彗星につながるハイパールートを辿ってきたフォルテを圧倒し裏電脳世界に落とす形で勝利。
しかもあえてトドメを刺さなかったという描写になっており、その実力は計り知れないものがあった。
物語終盤でもアステロイド増殖を元から絶とうとするカーネルを容易に撃退する、
ダークロックマンが彗星の制御システムを乗っ取ろうとしたときは背後から奇襲する形で阻止ししている。
しかし、トドメを刺さなかったが為に、裏電脳世界で強大なバグを大量に吸収し戻ってきたフォルテと最終話で再び対峙、
かつての比ではない圧倒的パワーを手に入れたフォルテに対し防戦一方となり、ダメージが限界にまで達したのか、半ば放心状態になってしまう。
その隙に、背後から胸部を貫かれ致命傷を負った。
かつて自分が行ったことの意趣返しとして、フォルテにこのままデリートするか裏電脳世界で永遠に彷徨うかの2択を問われたが、
「黙れ…地球のネットナビが…!」と拒絶。断末魔の叫びと共に結局
デリートされた。
胸部を貫かれ、死の淵に立たされてもなお、
地球のネットナビを見下すその態度から、プライドの高さがうかがえる最期であった。
デリートされる直前に朝に放送される子供向けアニメにあるまじき苦悶の顔を見せている。
作画に定評のあるアニメスタッフの本気が見られる一面でもある。
【使用技】
・ワイヤープラグ
基本の攻撃。一度に複数本を繰り出せる。
硬質かつ伸縮自在で、電流を流す機能が付いている。
・プラグ捕縛
相手の身体や足元から突如プラグが出現し、全身を締め上げる技。
フォルテとの戦闘では、1戦目はこれでフォルテを拘束してそのまま裏電脳世界へ落としたが、2戦目でフォルテを拘束した際には腕力だけで引きちぎられた。
・体当たり
球状のエネルギー体になって、ゆっくりと突進する。
プラグで捕縛したフォルテを裏電脳世界へ突き飛ばした。
描写を見た限り、
エネルギーを纏っているのではなく、身体を変形させている。
・プラグソード
2本のプラグを、手持ち式のソードに変形させる。
ダークロックマンを仕留めた。
細身だが非常に威力が高く、ワイドブレード/ロングブレードを同時にヘシ折った。
・光弾
バルカン系のような連続攻撃。
カーネルにゼロ距離で使用し、倒した。
・大型光弾
スラーを中心に大爆発を起こす。
ロックマン、ブルース、サーチマンを一度に倒した。
・光の輪
上空に赤く輝くサークルを大きく描き、広範囲を爆破する。
【余談】
感情を持たない、中立的な審判者として描かれている主のデューオに対し、スラーの方はストーリーが進むに連れて
感情的な面が目立つように描かれており、地球人やネットナビ、その行動や思想を嫌悪するような言動をしている。
そのため、「審判者としての立場にありながら、その根底に偏見があるのではないか」「自分の都合の良いように無視していることがあるのではないか」と
視聴者に指摘される矛盾点やツッコミどころのある言動がいくつかあったりする。
デューオの目的は全宇宙から悪を抹殺することであるが、地球上で自然発生した悪である
シェードマン以下ダークロイドについては言及していない。
また、そのダークロイドに善の人間たちが対処しているという点についても同様である。
ただし、地球が本格的にマークされはじめたのは15年前の時点だし、判断するのはあくまでデューオなので
スラーが意見を差し挟むような余地はないのかもしれないが。
前述のように、スラーはあからさまに地球人・ネットナビを見下した態度を取っており、試練についても失敗を前提に喋っているような場面が多々ある。
試練開始後も悪事を働き続ける人々にも問題があるとは言え、試験官のような立場であるはずのスラーが故意に失敗させようとしているのはどうなのか…という疑問に繋がり得る。
もっとも、新たなデューオの紋章を持つ者が見つかったタイミングはアステロイドを撃退した直後が多いことから、
危機をもたらす事はそれに立ち向かう勇気有る者を焙り出すことでもあった…と見られなくもない。
スラー曰く裏電脳世界に落とされると「二度と戻れない」らしいが、実際にはフォルテが帰還した。
その際、特に何のリアクションもなく驚くような様子も見られなかった。
基本的に全てに置いて自身の認識が正しいというスタンスの普段のスラーから見ると、やや違和感がある点である。
これについては、地球人やネットナビ達は「裏電脳世界=二度と戻れない」と認識している描写が劇場版『ロックマンエグゼ 光と闇の遺産』にあるため、
この情報元が地球人や地球のインターネットからだったとすれば、スラーから見て地球側の情報に間違いが含まれている可能性を考慮していたのかもしれない。
スラーがばらまいたアステロイドは全何体だったのか不明だが、劇中に登場したものに関しては
ナパームマンを除いて全てデリートされている。
ナパームマンの場合は、
スラーが与えた土門凱の元では彼の欲望に従い悪事を働いたものの、途中で
六尺玉燃次のPETへと辿り着き、
燃次の優しさと「人を幸せにできる爆発」を目の当たりにしたことで、自身を変えることを決意しロックマン達の仲間となっているなど、
アステロイドであっても人間と共存できる可能性が描かれている。
一方で、持ち主の葉月ユイに完全無視されていたにもかかわらず、言葉尻を捉えて勝手に悪事を働いた
ストーンマンや、
小学生のまめ男の言うことをあからさまにわざと曲解した
プラントマンなどの例もあるため、本当に全てのアステロイドが
機会さえあればこのような道を歩むことができるかは不明である。
このあたりは送り込まれた個体によってアタリハズレがあるのかもしれない。
本来首部分は白いのが正解だが、OPと7話で塗りが間違っており、肌色になっているカットがある。
ただし、公式で詳細説明に欠けており、服の下の胸が地球人みたいな豊満なバストかつ乳首だとか、股間がオトコみたいにアレがないならばオンナみたいに地球人の女陰風か否かとか毛が生えているかは明かされていない。
仮に地球人風ならば股間の毛の生え具合はカクカクしていたり、胸元の膨らみはともかく乳首も地球人とは違う形だったのだろうか。地球外の宇宙人由来だからこその神秘か。
最終更新:1970年01月01日 09:00