「はらはらと美しく散らせてあげよう。君の命という名の花を!!」
【詳細】
元ネタは本家
ロックマン6に登場する同名のロボット。頭部の花がラフレシアっぽい品種から朝顔っぽい品種に変わり、
全体的にスマートかつ垢抜けたデザインへと大きく変わった。
ただし、後ろから生やした二本のとげ付きの蔦や、葉っぱを模したショルダーアーマーなど、本家から引き継いだデザインもいくつかある。
物事を植物に例えた丁寧な口調の話し方をするが、目的のためには手段を選ばない冷酷さを備えている。
電脳世界に木々を増殖させる能力を持ち、戦闘においても植物を操る攻撃を行う。
元はアネッタのナビではなく、
Dr.ワイリーが彼女を騙して組織に引き入れた際に与えたナビ。
プラントマンもアネッタへの忠誠心は無く、アネッタをそそのかし数々の悪事を行わせるなど、
オペレーターとナビの主従関係が逆転してしまっている。
洗脳したアネッタを操り、
デンサンシティの
湾岸病院にある
命の木をジャック。
暴走させ病院内を植物だらけにした後、
テトラコードのある手術室のプログラムにハッキングを行った。
その時、手術中だった
浦川まもるを救うためにプラグインしてきた
ロックマンと戦闘になり敗北する。
ラストバトル目前で復活し、自動戦車のプログラムを守るため再度戦闘を行う。
戦闘では「ローズニードル」・「プラントウィード」・「イエローフラワー&レッドフラワー」などの技を使用。
「ローズニードル」は正面に棘を飛ばしてくる技。撃つ時に
ロックマンの正面に来るので、誘導できる。
「プラントウィード」は
ロックマンに向かってツタを伸ばしてくる技。当たると締め付け状態になってしまう。
ツタは
アゾマータ系が出してくるものよりスピードが速く、また攻撃すると消せるが、その場合もプラントマンがダメージを受けたりはしない。
「イエローフラワー&レッドフラワー」は、
ロックマンのエリアに黄色の花と赤い花を1つずつ出す技。
花は定期的に上下左右に胞子を撒き散らし、ダメージは無いが黄色はマヒ状態、赤は混乱状態にさせてくる。
また、V2以上だと
リーフシールドを纏っていることがあり、纏っている間に攻撃すると威力分HPを回復される。
リーフシールドは攻撃しないと消えないので、
ロックバスターで消してしまうのが手っ取り早い。
1と2のチップ版と違い、炎属性でも回復吸収しノーダメージな点には要注意。ワイリーがカスタマイズしたのか?
4.5リアルオペレーション
『
4.5』では
オペレート出来るナビの1体として登場。
この作品で
オペレート出来るナビは、本編で悪事を働いていた者達も当然それらとは全く無縁(別個体)であるため、プラントマンもプレイヤーには普通に接してくれる。
攻撃のターゲットを選ぶ際、「
どの花を散らせる?」と問い、他のナビを使った後にオペレートすると、
「
やはり君の人生に彩りを添える美しき華は、この私しかいないようだね…」と語り掛けるなど、キザな一面は変わらない。
『3』と『4.5』で全体のグラフィックがところどころ変わったため、マップ画面やバトル時の立ち絵も描き直されている。
固有技のプラントウィードは
ブレイク性能は失われ拘束時間も短いと弱体化されているものの、それでもマヒの追加効果は中々に強力。
発生地点のパネルが
クサムラパネルになるという効果も持つ為、「プラントウィードで拘束→
炎属性のチップで追撃」のコンボで手軽に大ダメージを与えられる。
射程無制限のヒートサイド、2マス前限定だが火力の高いフレイムライン系が追撃として優秀。
ただし、自身が
木属性である関係上、カキゲンキンには注意したい。
また、最大HPが
1500と、操作ナビの中では堂々のトップタイを誇る。
ちなみにもう一体のトップは
ウッドマン。
どちらも
木属性であり、クサムラとの連携で高威力かつ種類豊富な
炎属性攻撃による4倍ダメージを考慮したうえで最高クラスのHPに設定されているものと思われる。
プラントマンの最大HPを上げるには特定の属性ナビと同じく「
リザルト画面で出現した属性チップを組み込む」必要があるので、相応のバトルの腕と運が求められる。詳しくは
こちらの項目にて。
アニメ版
『AXESS』『Stream』『BEAST』の3作に登場。いずれも別個体。
こちらでは
アネッタが原作とは違う立ち位置になった事で、彼女とは無関係な悪役ナビとなっている。
AXESS
植物を操る
ダークロイドとして第7話に登場。
電脳世界を電脳植物の花園で埋め尽くすために、日本だけでなく海外でも暴れまわる。さらにジャワイで
マジックマンを始めとした元WWWのナビを襲撃したため、彼らを助けるために
ヒートマンから追われていた。
作中では炎属性が苦手であることを自覚しているため、ゲーム版で使用した攻撃の他にも木属性の「バンブーランス」や「バブルショット」、「
コオリホウガン」などの
水属性のバトルチップを携帯して対策している。原作『3』で
浦川まもるを危険に晒したプラントマンが
友情のチップを使うという皮肉な展開である。
最初は
ロックマンを返り討ちにし、助太刀に来たヒートマンに「コオリホウガン」と「
バンブーランス」で致命傷を負わせて撤収。
二戦目では
ダークチップの力で炎属性の攻撃も防いでロックマンをまたも追い詰めたが、ヒートマンのデータから蘇った
ファイアマンが間一髪で駆けつけたと同時に電脳植物を焼却したため、二人をダークオーラで強化されたプラントウィードでデリートしようとするも、
ファイアマンと、
ソウルユニゾン・
ファイアソウルを発現したロックマンの火炎にあっさり焼き払われてしまい、最後はファイアマンと
ファイアソウルロックマンのダブルファイアアームにより、ダークオーラで強化されたリーフバリア諸共燃やされて
デリートされ、同時に残りの電脳植物もすべて消滅した。
Stream
第4話に
アステロイドの1体として、秋原小学校の生徒まめ男のナビに
上書きされる形で登場。
野菜嫌いのまめ男の願いに応え、野菜の流通を妨害して、給食に野菜が入らないようにした。そのせいでカレーライス好きの
熱斗がカレーの具が無くなったことで悲鳴をあげる羽目になってしまったが…
…もちろんそれで終わるはずもなく、小学校の外でも野菜が流通しなくなり、価格のインフレーションを引き起こした。
(このとき
メイルが「きゅうり1本500
ゼニー!?」と悲鳴をあげていた)
その後、エスカレートしていく行為をまめ男が止めようとすると、「
オペレーターであるまめ男の願い(心の闇)を叶えていたのに裏切られたため、まめ男を見限る」という行動に出る。
「ディメンショナルチップを使えば全て元に戻る」と嘘をついてまめ男にディメンショナルチップを使わせて実体化し、野菜工場を暴走させて生み出した巨大野菜にまめ男を閉じ込めて人質にし、CF
ロックマン達をプラントウィードで拘束してそのままスーパーローズニードルで突き殺そうとする。
BEAST
並行世界の同一存在を知るや否や、
色々同じ姿の別存在が出てきて混乱している視聴者への説明を兼ねて自ら「我々ゾアノロイドを呼び捨てとは不愉快だ。『ゾアノ』を付けたまえ」と高圧的だが律儀にゾアノロイドとしての素性を明かしている。
こちらの個体はなんと
獣化を会得しており、手足や胸が毛皮に覆われた姿を披露した。秋原通信タワーにて異界語で「ファルザーよ、塔に来い」と宣戦布告し、やって来たゾアノスパークマンと対決する。それにより秋原通信タワーに異常が起こったため、
ロックマン達の横槍を受けて、ゾアノスパークマンとともにとともに獣化して抵抗するが、最後は
ロックマンのヒートショットとブルースのフレイムソードに
デリートされた。
なお、
ビヨンダードという単語が初めて出てきたのもこの回。
ちなみに、アニメのプラントマンは登場した回で退場しており、毎回炎で焼かれる最期となっている(もっとも
アステロイドは基本的に1話で退場しており、
ゾアノロイドも1話で退場している者が多いが)。
まさにStreamでの断末魔の通り「花の命は短い」という事か。
最終更新:2025年03月07日 08:31