「オデニハ ヤサシサナド ヒツヨウナイ! ナゼナラ ウマレテカラ イチドモ ヒトノ ヤサシサヲ カンジタコトガ ナイカラナ!」
【詳細】
元ネタは本家『
ロックマン7』に登場する同名のロボット。
「ジャンクパーツの寄せ集め」というコンセプトは同じだが辛うじて人型を保っていた本家に対し、ロボットじみた顔・クレーンアームのような手・脚のない下半身と、完全に面影の無い姿に変貌した。
アジーナエリアに放棄されていた大量のジャンクデータが突然変異を起こして誕生したという、特殊な経歴の持ち主。
当然オペレーターを持っていない上、ジャンクデータの寄せ集めであるため人格プログラムに不備が多く、喋る言語は訛りが混ざる。
正規のナビでないため、時間の経過とともに身体が崩れていくという時限爆弾を抱えている。
死ぬ前に自分の存在を世界に知らしめることを目的としてトーナメントに参加した。
ロックマンとの対戦時には、大量のゴミをアジーナエリアにばらまき、様子を見にやってきた彼の体を乗っ取ってトーナメントを棄権させようと目論んだ。
その際に、言動や様子がおかしいことを熱斗に怪しまれ、熱斗からの質問に正しい回答を答えられなかったことで正体がバレてしまう。
乗っ取られている間は、ジャンクマンが必死に反抗しているという表れからか、
ウイルスとエンカウントした場合には常に混乱した状態でバトルが開始される。
ただし乗っ取られている状態であってもバトルチップを転送して攻撃を行うことは普通に出来るし、なんなら
ソウルユニゾンも問題なく行える。
以前の周でジャンクマンのシナリオを攻略しているのならば、
ジャンクソウルにだって普通になれる。周回性シナリオゆえのパラドックス
ロックマンが自我を取り戻した後は逃走。
すさんだ心を持つジャンクマンのために、ロックマンは
アジーナで
やさしさのデータを入手し、これを組み込むように言われるも破壊して和解を拒否する。
トーナメントとして正規のバトルを行うも力及ばず敗北。ロックマンに
ジャンクソウルの力を託し、見守られながら満足げに消滅した。
オペレーターもなしにどうやって大会に出場したのか、大会の趣旨的に優勝したらどうなっていたのか、そのあたりは不明。
戦闘
常に相手エリアの最後列を移動し、全身を構成するジャンクパーツを利用した様々な攻撃を行う。
作中のナビでは募集すればオペレーターがすぐ付きそうなくらいに強く、ジャンクパーツから生まれたと油断出来ない。
ジャンクマン本人の行動とは無関係に、一定間隔でジャンクの塊がエリア最奥から次々と漂ってくる。
1発でも攻撃を当てると低速化する特徴があり、考えなしに遅くしてしまうと移動に制限を掛けられてしまうので非常に鬱陶しい。
一方で、どれかを残して遅くすることで隙間を作り出してすり抜けることが可能。
また、
ブレイク性能のある攻撃でなければ破壊できないため、非貫通系チップやバスターがほぼ使い物にならなくなる。
スプライトは、似たような攻撃(ジャンクフライヤー)をしてきた
ゴスペルのものがベース。
完全な使いまわしではなく、多少ブラッシュアップされている。
なお、
フリートーナメントでは対ロックマン以外のナビ相手には些か強すぎるためか発射間隔が大きく落ちている。
足を止め、腕からボルト型のミサイルを連続で発射する。
ミサイルは目の前の列でロックマンと軸を合わせるように追尾し、それからまっすぐ発射される。
ランクに応じて弾数が変わり、V1では3発だがSPでは6発も発射する。
ジャンクマンのHPが半分以下になると使用する必殺技。
両手をプレス機に変化させ、横一列に伸ばして相手を押し潰す。
ブレイク性能を持ち、一瞬で腕が伸びてくるため咄嗟に避けにくい技。
4.5リアルオペレーション
使用可能ナビの一体として登場。
オフィシャルトーナメントのクリア時にランダムで解放される。
オペレーターを持つという夢を叶えたためかプレイヤーにベタ惚れしており、ストレートに愛情表現をぶつけてくる(彼曰く「大好き」)。
更にナビを切り替えたりすると怯え、オペレーターの他の好きな物にはやきもちを焼く。
『4』の悲しい最期とは真逆の非常に幸せそうな様子を見れるので、一見の価値あり。
性能は中々優秀な方。
HPが最大1100と標準よりやや高く、無属性でスーパーアーマー持ち。
好物の
バグのかけらを与えるだけで最大HPを増やせるので、野良試合が行われる金曜日に
ノーマルナビで荒稼ぎしておけば、一週間足らずで最大値まで持っていける。
似たようなステータスを持つナビとしては、こちらよりもHPが高くフロートシューズを併せ持つ
メタルマン、高いHPとジャンプ移動を持つ
ナイトマンが存在しているが、後述の独自の攻撃手段により差別化はできている。
固有技はブレイク性能付きのジャンクプレスと、自身のナビチップでもある
ポルターガイスト。
使用可能になる頃には
バトルチップも大分溜まっているので、置物を設置→即射出のコンボで、コンスタントに100前後のダメージを与えられる。
また、ジャンクキューブが漂ってくる特殊仕様もしっかり搭載。特に何もしなくてもオートで次々流してくれる親切設計。
攻撃を食い止め、更に敵のHPもじりじり削ってくれると、こちらが使った時は実に優秀な働きをしてくれる。
総じて、癖の多い操作ナビ達の中でもかなり扱いやすい部類に入る。
対戦では、最奥列などに設置された
オウエンカなどの物体を溜め撃ちで手軽に処理できる面が強力。
ジャンクキューブに関しては、命中した敵が
点滅状態となってしまうので、バトルチップでの攻撃に関しては運が絡む場合がある。
一応、敵はジャンクキューブに対し回避行動を自動で行うのでジャンクキューブ自体が命中するケースは少ないのだが、キューブを移動で回避することを見越したうえでチップを発動するタイミングを掴んでおく必要がある。
これに関しては
サンダーマンの雷雲でも同様。
【改造カード】
アニメ版
AXESS
第31話「衛星からの物体J(ジャンクマン)」というサブタイが付いているが、言うまでもなく『遊星からの物体X』のパロディ。
放棄されたガブゴン社スペースシャトルの制御システムから自然発生したナビ(?)で、周辺のスペースデブリをかき集めて作った「お城」を築いている
ゴミを集めて作ったという割には美的センスはかなりのもので、初めて目にした
メイルや
やいとには「かわいいお城」と褒められている。
デブリを集めていたのはジャンクマン自身が「トモダチ」を欲していた為だった。
お城だけでなくデブリを組み合わせて作った人形で舞踏会を開き寂しさを紛らわしているなど、子供のように無邪気な一面が描かれている。
宇宙ステーションの異変調査の為にやってきた熱斗達がトモダチを奪いに来たと勘違いし排除しようとする。
その方法が「人間が怖がるものをインターネットで調べた」と言いつつ「地震、雷、火事」と来て「おやじ」でおじさん型のジャンク人形をけしかけるも全然通じず狼狽するなどコミカルで可愛らしいリアクションを見せた。
元々勘違いから敵対しただけだったこともあり、ロックマン達と和解しトモダチになった後はデブリだけを選んで集めることを約束している。
第47話で再登場。相変わらず宇宙を漂うデブリを集めては自分の城にしていた。
第31話の
ロールの言葉通り、人間がいる可能性がある衛星は取り込まずにしており、偶然にも
Dr.リーガルの根城であるステルス・ネビュラ衛星と対面してしまう。
姿こそ見えないが衛星であると認識し、彼の正体を知らなかったためトモダチになろうと交信。
しかし、リーガルの返答はレーザーでの攻撃による「排除」であった。
直前の話で熱斗達はリーガルの衛星をつきとめておりやいとの力を借りて宇宙へ飛び立ったのだが、熱斗達の乗るロケットに接近したのは先のリーガルの攻撃で負傷したジャンクマンの衛星。
こうしてジャンクマンは再び彼らと再会し、
ネビュラ衛星へ向かうロックマンに「
ジャンクソウル」の力を与え、敵の本拠地へ導く。
熱斗たちが衛星ごと大気圏に突入させられそうになった際に、衛星が燃え尽きないように大急ぎでありったけのスペースデブリを纏わせて助けており、原作ゲーム版以上に活躍している。
最終決戦においても味方として参戦し、リーガルが放ったウイルスを食い止める役割で登場。
サンダーマン、
バブルマンと同様、エネルギーコアまでの道を切り開く助っ人となった。
BEAST
第15話で、平行世界の存在であるグレイガ軍の
ゾアノロイド「ゾアノジャンクマン」が登場。
他のキャラクター同様、元の世界に居た方とは性格が反転しており粗暴で攻撃的。
一人称は「オイラ」で、語尾が「ジャ~ンク」。
ビヨンダードに暮らしている人間や公共機関などに容赦なく襲い掛かるといったように、原作ゲーム版より狂暴化している。
ただ、少々ドジな一面も見られるが…
やはりどこか抜けてて可愛いのがジャンクマンの良さでもあり個性なのか。
列車が走る線路や街などを襲撃し主に金属系のゴミ(ジャンク)を回収して、グレイガ軍一の砦を作ろうとしていた。
自分好みの金属は自分で美味しく捕食してしまうのだが、手下の獣化ウイルス(獣化メットール)には怒られている。上下関係どうなってるの…?
炎山と
メイルが出会った
鉄国男のシロクニタウンを狙って襲撃していたことで、彼らと戦うことになる。
メイルが国男から借りた
チャージマンと交戦するがそのパワーに圧倒され、時限爆弾を残して逃亡。
…したのだが、爆弾を国男とチャージマンが蒸気機関車で輸送し接近してきており、衝突した衝撃で爆弾が爆発し、
デリートされた。
最終更新:2025年02月24日 21:37