「100万ボルトを味わわせてやるぜ!」
【詳細】
元ネタは本家『
ロックマン(初代)』に登場する同名のロボット。
特徴的だった仮面舞踏会風のマスクの削除を始めとして、ほとんど別人といったレベルで改変が加えられている。
引き継がれた点は胸部パーツの扇のような形ぐらい。
電気を自在に操る力を持ち、背中に備えたコイルで急速充電を行い広範囲に落雷を起こすほか、電気を吸収することでダメージを無効化する能力を持つ。
科学省が開いたパーティに参加した客達を狙い
発電所をジャックし、空調設備をいじることで客達を窒息させようとした。
子供だったため熱斗にはゴミ搬出用出口から会場を脱出されてしまい、その後ロックマンと
発電所の電脳で戦闘し敗北する。
その後『6』グレイガ版にて、逮捕されたエレキ伯爵に代わり夫人の「アン・エレキテル」の所有ナビとして再登場。
ギッと見開いた光の当たっていない目をしていた不気味な『1』の顔から、割合穏やかな表情へと変わった。
没落したエレキテル家の復興を目指して、
スカイエリアの照明のメンテナンス業に就いている。
計画を邪魔しエレキテル家没落の遠因を作りだしたロックマンと熱斗のことを憎んでいたようだが、今ではエレキテル家を再興しようと奮闘するアン・エレキテルに忠誠を誓っており、憎しみは薄れたようである。
アン・エレキテルの授業を通してロックマンに電気を操るすべを教え、
エレキクロスの力を授けた。
『6』での再登場の前に『4.5』にて、別売の
バトルチップゲートを用いることで
オペレート出来るナビの1体として登場する。
戦闘時のグラフィックや顔アイコンは「6」で見るものと同じ(開発時期は当然こちらのが先なので、『4.5』のデザインを『6』に流用したといった方が正しい)。
チャージショットは
サンダーボール。挙動はチップを使用した時の物と全く同じ。
マヒ効果は強力だが威力は控えめなので補助として割り切って運用し、追撃はチップで行った方が良い。
『6』で
リンクナビとして使用する際のチャージショットは全ての敵がいるパネルに雷をピンポイントで落とすサンダーボルト。
連続で落雷しないが、被弾したマスは
ヒビパネルとなる。
こちらのエリアに侵入した相手もサーチする為、対
ウイルス戦ではかなり扱いやすい。
【戦闘】
戦闘では落雷やエレキソードを始めとした電気属性の攻撃を得意とするほか、磁力を操りパネルから浮いているため地形効果を無効化する。
また、エレキマン戦で特徴的なのが設置物としてフィールドに召喚される「電極」。
電極は作品によってそれぞれ性質が異なり、それに伴って使用する技も変化している。
使用作品:『1』
エレキマンの基本攻撃。
ロックマンを狙って4発の落雷を発生させる。
比較的回避しやすいものの威力が200もある為、HPの強化が不足してると致命傷になりかねない。
使用作品:『1』
フィールド中央列に1マス開けて3本の電極が設置され、電極同士の間に一定間隔で電流が発生する。
ロックマン側のエリアにL字(または逆L字)で設置され、交互に電流が流れるパターンもある。
また、エレキマンの体力が減ってくると最後列中央に移動した後に自身の上下に電極を設置し、自己充電で回復もしてくる。
当然、回復前に破壊してしまえば阻止することは可能。
使用作品:『4.5』
戦闘開始時に自エリアと相手エリアの最後列中央に電極が配置され、この電極から一定間隔で横一直線に電流が流れる。
前兆となるエフェクトが出るのでその間に回避したいところだが、
オペレーションバトルでは中々避け辛く厄介。
対策としてはエレキマンとの間合いを最大の5にしておくと、ナビが電極の上下に陣取るようになるので電流は受けなくなる。
しかし、エレキマン本体の攻撃がかわしづらくなるので注意。
使用作品:『4.5』
同名のチップと同じ効果。
エレキデスロードと同時に放つ事も多い為、こちらも結構避けにくい。
使用作品:『6』
電極をロックマンのエリアにランダムに1~2本設置する。
他の作品では電極は一度設置されるとその場から動かなかったが、本作では電極も移動するようになっている。
使用作品:『6』
指先から横一直線に電気ビームを放つ技。
電撃の攻撃上に電極があると、電極の上下左右にビームが拡散する。
拡散した先に別の電極があればさらに拡散するので、非常に攻撃範囲が広くなる。
そのため、電極が出てきたらできるだけ上下左右に立たないようにしたい。
使用作品:『6』
ロックマン側のエリアに3連続で落雷を発生させる。
他の作品で使用する落雷攻撃と違い、事前に攻撃範囲となるマスが点滅してから攻撃が発生するという特徴がある。
ランクが上がるとマスが点滅してから雷が落ちるまでの間隔が短くなり、大量の雷が雨の様に降り注ぐ派手な攻撃となっている。
リンクナビとして使う時と異なり、マスをヒビ割れにする効果はない。
使用作品:『4.5』『6』
突進してこちらのエリア内に踏み込み、エレキソードで斬りつける。
バトルチップと異なり、マヒの追加効果はない。
アニメ版でも同様にエレキ伯爵の持ちナビとして登場するが、1期『ロックマンエグゼ』の後半から
ゴスペル編に
入ったのに伴い、WWWの面々は中立~味方よりのポジションで準レギュラーとして登場する事となった。
それに伴いエレキマンもちょくちょく登場するエピソードがある。
短気な
ファイアマンやいい加減な
カラードマンと比べると比較的落ち着いた性格として描かれたが、
やはりコメディリリーフとしての宿命か、とぼけた面も数多く存在した。
ゲーム版では、それぞれ電気属性枠だった『1』のエレキ伯爵ことジャックと『2』のガウスとの直接的な関係描写は見れなかったが、
アニメ版では「実の兄弟である」ことがハッキリと描写されており、かつて家を見捨てた兄のガウスと弟ジャックの間には確執があった。
オペレーターの確執はすなわちナビの確執でもあり、
マグネットマンと敵対し戦う展開もある。
第2期『ロックマンエグゼAXESS』~第3期『ロックマンエグゼStream』ではちょくちょく出てくるものの、
第4期『ロックマンエグゼBEAST』では全く出番がなかった。
第5期『ロックマンエグゼBEAST+』で再登場し、原作の通りアン・エレキテルにオペレートされる一幕があった。
アニメではアンの性格や見た目がかなり変わっており、浪費家の鬼嫁というような位置づけだが、
今まで実績を出せていないエレキ伯爵とエレキマンは全く頭が上がらず、アンの言う通りにこき使われていた。
最終更新:2025年04月03日 00:58