フォルダ

【システム名】 フォルダ
【読み方】 ふぉるだ
【登場作品】 全ての作品

【詳細】

バトルチップ30枚を一組として作られた言わばカードデッキ。

この30枚の組み合わせにより、ロックマンの戦闘は千差万別となり、ネットバトルにおいてこれが無いと何も始まらないほど重要な存在。
どのチップを何枚入れられるかは作品にもよるが、同じものを複数枚 入れられるスタンダードチップを基本に、更に切り札としてメガクラスチップやギガクラスチップを入れていくという形になる。

カスタム画面に出てくるチップは「基本的にランダム*1*2*3」なので、フォルダのバランスが悪いと引きも悪くなり、いつまでたっても状況が好転しない悪循環に陥る。


『1』ではフォルダを1つしか持てなかったが、『2』では最高3つのフォルダを使えるようになった。
また、『3』からは予備フォルダが導入され、自分でカスタマイズできるフォルダが2つと、誰かに作ってもらった予備フォルダ1つを使えるようになった。

【シリーズの変革】

1

  • 同じ名前のチップは10枚まで(同名のナビチップは5枚まで)
大変シンプルなルールではあるものの、基礎的なシステムはここで出来ていた。
ただし[*]は採用されておらず、またカスタム画面はADDを使用しなければ常に5枚までしか見られないといった、不便な点も多い。
しかしどんな強力なチップも10枚まで入れてしまうことができたためなかなか凄まじいことができていた。

のちに発売されたOSSでは同名チップ5枚まで(同名ナビチップは1枚まで)とさすがに制限が少し厳しくなった。

2

後にメガクラスの基準となるナビチップはここから規制が始まった。
ただし同名チップは5枚まで入れられるため、自由度が落ちる程度でしかなかった。
一方フォルダ以外のバトルシステムにも調整が入り、
カスタムスタイルならオープン枚数、ブラザースタイルならフォルダに入るナビチップの上限が改善されるため、
フォルダに限らずロックマンの状態も見据えた構築が求められるようになった。
バトルチップ自体も*が登場する。コードの一つではあるが、ワイルドカードのような扱いとなっており、別のコード1つと併用で選べる仕様になった。

3

  • クラス分けが採用された
  • 同名のスタンダードチップは4枚まで
  • メガクラスは合計5枚まで、ギガクラスは合計1枚まで
  • メガクラスおよびギガクラスは同名チップは1枚まで
  • ナビカスタマイザーが採用される
  • あらかじめ組まれ、編集できない「予備フォルダ」が導入された
多くの仕様変更とナビカスの導入で大きな変化が訪れた。
チップのクラス分けと同名カードの規制により、従来の「強いチップをたくさん入れる」という考えに歯止めがかかった。
スタンダードに関しては一度に4枚までしか入れられないこともあって、P.A.も同名チップより同コードを軸とするP.A.が改めて注目される。
またナビカスタマイザーの導入はフォルダ編成にも影響を与えられるため、
HPを高くして長期戦を狙う、メガフォルダを入れてメガクラスを軸にする、カスタム+を入れてP.A.やコンボで攻める等、
スタイルチェンジと併せて個性的な戦法が広まり始めた作品でもあった。
予備フォルダの導入により、前作のブラザースタイルのような「フォルダの内容を変えないとスタイルの変更ができない」問題が解消された。(自動で予備フォルダに切り替わる)

4

  • 1つのチップにつきコードの種類は最大4種類まで(*を含む)
  • ナビチップSPが導入された
  • スタイルチェンジに代わりソウルユニゾンが導入された
  • ダークチップが初登場
  • 悪以外の状態でしか使えない善チップ、悪状態専用の悪チップと暗黒チップが登場
ソウルユニゾン導入により、チップをそのまま使うべきか犠牲にするべきかという新たな葛藤を生んだ。
またこの作品からはソウルユニゾンだけでなくフルシンクロも導入されたため、コンボをつなげて攻撃力が高い状態を維持するという戦い方が重要になった。
これは逆に言えば、いくら強力なフォルダ編成をしていてもひとたび失敗すれば立て直しが非常に困難になってしまうということでもある。

5

  • 基本的には4に同じ。
  • ダークチップが戦闘中のみの出現ではなく、チップフォルダに投入しなければ使えなくなった。上限は3枚まで、同名のダークチップは1枚まで。
リベレートミッションの導入により、複数のナビでも有効なフォルダ設定が重要になった。
ロックマン以外だとダークチップは無意味なので、入れすぎると後悔する。

6

  • メガクラスがナビチップのみとなり、「5」までメガクラスであったチップはすべてスタンダードに。
  • かわりに、チップ容量ごとに投入できる枚数上限が設定された。これはメガクラスにも適用され、同じメガクラスを複数入れられる。
    19MB以下は5枚、20~29MBは4枚、30~39MBは3枚、40~49MBは2枚、50MB以上のチップは1枚まで
  • ソウルユニゾンに代わりクロスシステム獣化が導入された
  • フォルダに好きな名前をつけられるようになった
メガクラスがナビチップのみになった理由は、ナビチップをもっと使ってほしくなったからということらしい。
確かにムラマサブレードオジゾウサンフルカスタムなど、ナビでない強力なメガクラスは多い。
クロスシステムの導入により、ユニゾン時の生贄チップに悩まされることはなくなったが、代わりにAボタン長押しに使用する無属性チップの選定に悩まされるようになった。
ただしここでチップ容量ごとの枚数上限が生きてくるため、今まで見向きもされなかった弱小サポートチップが生贄として注目されることとなった。

好きな名前をつけられるようになったが、フォルダが2つしか持てないのであまり意味がない。デフォルトの「ネットフォルダ」のままにしている人は多いと思われる。
何気に最大5枚までのルールが復活している。


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最終更新:2025年03月12日 03:28

*1 というのも、完全なランダムではなく、「フォルダの上に配置したチップほど出やすい」という隠された仕様が存在する。

*2 究極攻略シリーズで触れられてはいるが、「強力なチップほどなかなか出ない」と曖昧な記述に留まっている。これはソートすると勝手に強力なチップがフォルダの下に配置されてしまうためである。なので、再度ソートして順番を逆転させると、強いチップほど真っ先に出てくるという凄まじい事態になる。

*3 フォルダのチップ30枚からランダムに2枚を選び、順番を入れ替える。これを30回行うため、選ばれないチップが出てくるので上にあるものほど最初に出やすい。作品によってはギガクラスは最初には出てこないようになっている。