カスタムゲージが一瞬で満タンになる!
【チップ名】 |
フルカスタム |
【読み方】 |
ふるかすたむ |
【アイコン】 |
 『P.o.N』『L.o.N』: |
【種類】 |
メガクラス |
【入手方法】 |
ミステリーデータなど |
【派生チップ】 |
ゲージ系、フォルダリターン? |
【PA】 |
なし |
【登場作品】 |
『2』~『6』『4.5』『P.o.N』『L.o.N』 |
【英語名】 |
FullCust(FullCustom) |
【詳細】
所謂RPGでありながら戦闘にカードゲームの要素を多分に含んでいるエグゼシリーズだが、カード(チップ)を引いたり捨てたり等の操作できるのは
カスタム画面のみ。
このカスタム画面に入るにはカスタムゲージが満タンになっている必要がある。
しかし、このフルカスタムを発動すれば即座にカスタムゲージが満タンとなり、すぐさまカスタム画面に入ることができる。
そして、カスタム画面に入ると前ターンに使用した枚数分の手札(オープン枚数)が即座に補充される。
このため、フルカスタムはカードゲームにおける
疑似的な手札交換やドロー強化効果を複合的に持っていることになる。
つまり、不要なチップが有ればそれをフルカスタム込みでわざと送信→即フルカスタムを発動すれば、疑似的な
ADDとして機能する。
逆に必要なチップが揃っていれば、フルカスタムと含めて送信→チップを使いきったらフルカスタムで即カスタム画面に入る→次のチップを送信してさらに追撃、と怒涛の攻めを展開できる。
たとえ
チップコードの異なるチップであろうと、カスタム画面を挟むことで強引にコンボを成立させることもできる。
通常のストーリー中でもチップ回しを強力に
サポートしてくれる優秀なチップであるが、さらなる猛威を振るうのは
通信対戦の時。
通信対戦中はカスタムゲージが共用で、ゲージがたまり切った状態でどちらかのプレイヤーがLRボタンを押した瞬間にカスタム画面に入る。
この時に対戦相手がチップを持っていようとお構いなし。タイミング次第では、かの
インターラプトと同様の効果を引き起こせる。
コンボ始動チップ使用直後にフルカスタムを割り込ませれば特に効果的。相手のチップ枚数が見える
サーチソウルとあわせるとよい。
一応、「そのターンのカスタム画面でチップを選択しないことで、現在の送信チップを維持する」という対策があるので相手のチップを確実に破棄できるわけではないが、相手の攻撃テンポは確実に崩すことができる。
影響を受けるのは何もチップばかりではない。
ターンを強引に進められるという事は、
ソウルユニゾンや
獣化等のターン経過で強制解除される強化を強引に引きはがす手段としても活用できるという事である。
特に1ターンしか持たない
カオスユニゾンや
超獣化にとっては天敵ともいえるチップであり、何もできずに解除させられることもある。
これほどまでに強力な効果を多数持ったチップではあるのだが、初出の『2』ではどうでもいいチップと思われていたのか無限に入手でき、チップ容量もたったの10MBしかなかった。
当時のフォルダ構築制限の緩さも相まって、このチップを5枚積んでのとんでもないハメ殺し、またはチップの高速トラッシュ(破棄)を行うという戦法が横行した。
プリズムコンボや強力なP.Aが目白押しな作品だったという環境も後押ししたのだろう。
入手も非常に容易で、
ウラインターネット1に居るネット商人が
たったの5,000ゼニーで売ってくれる。
このような凶悪な使い方がされるようになってようやくカプコンもその強さに気づいたのか、その次の作品である『3』からはメガクラス認定を受けフォルダに1枚しか入れられなくなった。
ただし、BLACK版では
フォルダリターンと組み合わせることで、1度のバトルで5回を越えて使うことも出来てしまった。しかもフォルダリターン自体にもフルカスタム効果がある。
チップ容量の少なさもそのままだったため、今度は早い段階から
レギュラー指定できることが問題視され、『4』ではチップ容量が45MBまで激増。
『6』では
スタンダードクラスにはなったものの、チップ容量がさらに増えて50MBに。やはり1枚しか入れられなくなっており、実質的なメガクラス扱いは変わらず。
『4』では、
ジャンクソウルのチップリサイクル効果により再び使えることもある。
なお、その『4』では周回性システムにおける
とある問題が…。
シリーズを通して非常に強力なチップなのだが、『5』の
リベレートミッションではカスタムゲージがたまると即ターンが終了するため全くと言っていいほど活躍できない。
また、外部装置のゲート使用時はカスタムゲージが満タン(赤)にはならない。
データライブラリNo.
最終更新:2025年05月12日 11:55