概要
ガッシュ・ベルのライバルポジションとなる黒い本の魔物の子。
原作初登場は第7話、
ガッシュ・ベルの本を燃やしに高嶺宅へと来訪。
戦闘では清麿が力尽きた事で実質的にはブラゴ側が勝利したが、清麿の心持を買ったシェリーによって見逃され、後に
ガッシュ・ベル・清麿ペアからは「王になるために越えなければならない壁」(第143話)と認識される。
魔物の子達からは尋常じゃないほど恐れられる存在で、第127話で
ガッシュ・ベルがブラゴと戦った事を打ち明けた際にはその場にいた全員から驚かれていた。
ティオは「魔物の子でブラゴを知らない子はいないわよ!!!それだけ強いの、優勝候補よ!非情で怖くて、それはもう…」と必死で訴え、
ウォンレイさえも驚愕の表情を浮かべているほどである。
また、『まるかじりブック』66ページでは「戦いに参加する魔物の8割が彼を恐れています。英才教育を受けてるエリートでパンチ力はトレーラーが全速力で突っ込むぐらいの威力です。」との作者直々の質疑応答もされている。
ティオの発言から単なる強さだけでなく乱暴な性格も恐れられている理由と見られる。
事実、かつての荒々しい振る舞いをしていたのだが、その精神はシェリーを通じて成長した様子が第99話にて描かれている。
ちなみに、作中では「エリート」と直接の明言はされておらず、第239話の
キースの「それまでオレを倒せる魔物の子は、王族などの位の高い奴で、特別な教育を受けた奴らや…」という発言の背景に
ゼオンと共にシルエットがある点から窺える程度である。
ギガノ級を
ガッシュ・ベルとの初戦闘の時点で(第10話)、ディオガ級を単行本11巻(第99話)時点で使用しており、上位術の習得ペースは他の魔物と比べて著しく速い。
なお、「ギガノ・レイス」は自身の背丈より少し大きい程度と、他の魔物のギガノ級と見比べるとやや小さめな傾向にある。
作中で明言されてはいないものの、他の魔物は最大術として心の力を込めてギガノ級を使うのに対し、ブラゴ組はより上位の術に心の力を使うためギガノ級は抑えて使っているのだろう。
そのためかガッシュTCBにおける「ギガノ・レイス」もコスト・性能ともに、下級術より少し強い程度の性能となっている。
千年前の魔物との戦いにおいては協力を拒んだブラゴ・シェリーペアだったが(第127話)、ファウード編(第237話)、そしてクリア編では
ガッシュ・ベル達に協力。
そして王を決める最後の2組として残り、
ガッシュ・ベルペアと最後の激闘を繰り広げた(第320話~第321話)。
代表的なカード
魔物カード
捨て札にする事で、使用したターン中、魔物の効果や術のダメージを+1する。
効果は優秀だがこのカードは捨て札になってしまうので、ブラゴ中心の魔本よりも、他の魔物による攻撃をサポートするために向いている。
相手の捨て札の魔物の再利用を封じる。
再利用がコンセプトの魔本に対するメタ、あるいは魔物破壊系の魔本に入れて蓋をするのに丁度良いだろう。
MP2を減らす事で、この魔物の攻撃のダメージをかばった魔物は捨て札になる効果を適用する。
シェリー《Destiny》とほぼ同じ効果を魔物の効果によって使用できるようになる。
シェリーが付いていないと効果が使えず、シェリーは「このカードを捨て札にする→」効果のカードしかないため些か使いにくい部分もあるが、効果自体は悪くないのでシェリーを出し直す等の方法を工夫して使うのが良いだろう。
ただし、テキスト不備がやや多いカードなので使用時には注意しよう。
S魔物カード
W魔物カード
相手の
お互いのターンで使えるイベント
を封じる効果を持つ。
該当のイベントは扱いやすいものが多く、全く採用していない魔本はまず無いので、確実に相手の妨害として働くカードと考えて良い。
VS魔物カード
効果を使ったターン中、自分も相手も「ブラゴ」「
ゾフィス」以外の魔物の効果を使えなくなる。
魔物の効果メタになり、効果の対象外の2体はこのカードを出す時の処理で除去できるので、効果の噛み合いも良い。
また、どちらも人気のある魔物なので除去カードとしての扱いだけでも腐りにくい。
パートナーカード
自分の魔本を1枚めくる。
高嶺清麿《コンボ》と全く同じ効果のカード。
魔本をめくる事で場へのカード展開や連続攻撃等、1ターン内の戦略の幅を広げる事ができる。
相手の攻撃1つを無効にし、その攻撃を行ってきた魔物を負傷状態にする。
術を無効にするパートナー効果は数あるが、負傷状態のおまけが付いているのが強く、魔物殲滅の布石にもできる。
ただし、ダメージを与える効果ではなく「負傷状態にする」だけなので、既に負傷状態の魔物に対してこの効果を使っても、捨て札にする事はできない。
術カード
―第1の術「レイス」
―第3の術「ギガノ・レイス」
MP2で魔力+2000・2ダメージの攻守両用術で、攻撃時の効果を「相手の魔本にダメージ」と「相手の場の魔物以外のカード1枚を選び、捨て札にする」から使い分けられる。
除去として使い分けられるカードとしてはコストが少し高いものの、
術カードで除去を図る価値が大きい場合には選択肢に入るだろう。
―第4の術「アイアン・グラビレイ」
MP4で魔力+4000・3ダメージの攻撃術で、相手の魔本か魔物にダメージを与えると、次のターンのエンドフェイズまで相手は術を使えなくなる(【ステイ】)。
初期のカードながらコストパフォーマンスが高く、
かばえない効果を用いれば手痛いダメージを与えられる。
追加効果も
取りのぞく効果に弱いとはいえ、同ターン中の防御・次の相手ターン中の攻撃をまとめて妨害できるので悪くはない。
―第5の術「ディオガ・グラビドン」
MP4で魔力+4000・相手の魔物全員を攻撃する。
ダメージによる殲滅を狙うならトップクラスに使いやすい魔物への攻撃呪文。
―第7の術「リオル・レイス」
1ターンに2回使えて、2回目はコストが0になるMP2で魔力+2000・1ダメージの術。
MP2で合計2ダメージだが、連続攻撃のため相手への通りが良く、
《BREAK!》等で強化すればコストパフォーマンスも向上する。
また、防御としても1ターンに2回使えるため汎用性が高い。
―第8の術「バベルガ・グラビドン」
MP10で魔力+7000・相手の魔物全員を攻撃してから、魔本に4ダメージを与える最終ページ向けの術。
純粋に魔本を狙うなら
S-366 バベルガ・グラビドンの方がダメージを期待できるが、魔物殲滅による勝利が見込める魔本なら、こちらの優先も検討に値する。
MP10で魔力+7000・相手に2ダメージを4回与える上級呪文。
そのままでもかばわれなければ8ダメージ、ブラゴに豊富なダメージを増やす効果を合わせれば更に大きなダメージが入る。
最終ページへは勿論、
《容赦なし!》とのコンボ等による1ターンキル狙いなら最終ページ以外にも採用される。
―第9の術「オルガ・レイス」
MP3で魔力+3000・2ダメージの術で、かばわれた場合には相手の魔本を1枚めくる事ができる。
魔本めくりメタで追加効果を無効にされる可能性こそあるが、かばわれても魔本をめくれる可能性があるのは強い。
相性の良いカード
ブラゴは攻撃的なカードに偏っており、相手を妨害する手段が少ない。
主力となる上級術は消費MPも多いのでMP枯渇にも弱く、全体的に妨害系の効果に弱い傾向にある。
PR-047 赤い魔本によるMP枯渇メタをはじめ、妨害系効果を防げる魔物で補っておくと安心して戦える。
もしくは自分から積極的に妨害を仕掛けてブラゴで攻められる状況を作って行くのも良いだろう。
関連カードリスト
+
|
魔物カード |
―魔物カード
―H魔物カード
―S魔物カード
―W魔物カード
―VS魔物カード
|
関連リンク
最終更新:2025年02月22日 22:35