天才楊脩 - 曹丕曹植と戦国・兀突骨

　1

ある人が曹操に 酥（ﾖｰｸﾞﾙﾄ）を献上したときのこと。
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　　　　　　／_~　,,...:::＿::;; ~"'ヽ　　　　　 　　　　　　　　　　　∧＿∧
　　　　　(,, '"ヾヽ　 i|i　//^''ヽ,,)　　　　　　　　　　　　　　　 （´Д｀　,）
　　　　　 　^ :'⌒i　　▽ i⌒"　　　　　　　　　　　　　　　　　ｒ'　　 　ヽ.
　　　　　　　　　 | (　ﾟДﾟ)　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '（Ｓ）二,,ノ
　　　　　　　　　 |（ﾉ 曹 |つ　　　　　　 __∬__/｀　 　 　 　 　 | 　 　　）
　　　　　　　　　 | 　 操 |　　　　　／ （堊堊堊）＼ 　 . 　　　|　 | 　 |
　　　　　　　　　 ヽ ＿ ノ　　　　　|￣￣￣￣￣￣|　 　　　　|　 | 　 |
　　　　　　　　　　U "U　　　　　　し━━━━━J　　　　　（＿（＿,ﾉ

　2

曹操はそれを少しばかり口にして、
器の上の蓋に一合という字を書いて皆にまわして見せた。
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　　　　　(,, '"ヾヽ　 i|i　//^''ヽ,,)　　
　　　　　 　^ :'⌒i　　▽ i⌒＿＿　
　　　　　　　　　 | (　ﾟДﾟ)　| 一 |　
　　　　　　　　　 |（ﾉ 曹 |つ| 合 |　　　　__∬__/｀　
　　　　　　　　　 | 　 操 |　 ￣￣ .／ （堊堊堊）＼
　　　　　　　　　 ヽ ＿ ノ　　　　　|￣￣￣￣￣￣|
　　　　　　　　　　U "U　　　　　　し━━━━━'J　 　　.∧＿∧　∧＿∧　 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （｀ 　　　）（｀　　　） （｀　　 　）

　3

まわりの者たちは曹操の意図が全く、わからない。
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　　　　　　　 ,ｒ'⌒～⌒～'⌒～'⌒～'⌒～'⌒～'⌒～'⌒～'⌒～'⌒～'⌒⌒ヽ
　　　　　　　（,　　　どうみても　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　　 　 　 　　 　　,）
　　　　　　　（,　　　「一合」どころの量ではないのに、なぜに一合？　　　　,）
　　　　　　　 ゝ＿,､＿,､＿,､＿,､＿,､＿,､＿,､＿,､＿,､＿,､＿,､＿,､＿,､＿,､＿ノ

　　　　？　 　　　　⊂≧ｪっ　　　○　　 　　　　　　　　○　　　　　　　○
　　　　　　　　　　, ' ´￣ ｀ヽ　　o　 　　 　「「「「「「 |ｌ　 o　　　　　　　　o
　　　　　　　　　　lﾆ山ニニｺ　　　 　 　 　ｌ王王王ト、　　　　？
　　　た じ っ　　（｀∀´；| |､ ヽ　　 　 　　（・ハ ・；ｂﾉ　　　　　　　 　　
　　　　　 　　　　　/X´~ｒ´ ヽ' ´　　　　　∩ｌ ｙ　/` ､_,　　　　　　　 丕　　　？
　　　　　　 　　　<,ﾄ==<´__,ｨ、　　. 　 　 ゝ_,!　　と)_,ノ　　　　　　(｀Д´；)　
.　 　司馬懿 　　 ﾉ 　　 ヽ＿ゝ 　 　 　 　　|＿＿_ゝ　　　 　　　　-（ -）　　
　　　　　　 　　 　'───一'ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　_| _|　　　　曹丕
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　王 朗　

　4

楊修にも、酥がまわされてきた。
××××××××××××××××××××××××××××

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　　　　　　／_~　,,...:::＿::;; ~"'ヽ　　
　　　　　(,, '"ヾヽ　 i|i　//^''ヽ,,)　　
　　　　　 　^ :'⌒i　　▽ i⌒＿＿　　　　　　　　　　 　 　　　　　__,,,ｆ楊１_
　　　　　　　　　 | (　ﾟДﾟ)　| 一 |　　　　　　　　　　　 　 　　　〈 ____ 　、 ｌ
　　　　　　　　　 |（ﾉ 曹 |つ| 合 |　　　　　　__∬__/｀　　 　　 （´ ｗ ｀ ｂﾉ
　　　　　　　　　 | 　 操 |　 ￣￣ 　　.／ （堊堊堊）＼ 　 　　　ｌ ｙ/lｆ へ、
　　　　　　　　　 ヽ ＿ ノ　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣| 　 　 　 |王 ||　 ｌﾉ
　　　　　　　　　　U "U　　　　　　　　し━━━━━J　　　　　|＿_||＿|

　5

楊脩は、ペロリと一口だけ食べると こう言った。
××××××××××××××××××××××××××××

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　曹公のフダには、　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　たしかに「一人一口」と書いてありました｡　　|
　 .　 ──一　 　 　 　 　一　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣|ノ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　 ,へ 　　 　 　 　 　人
　　　-"ー `‐　　＝ 　 　 一　 　 　　 　 　 __,,,ｆ楊１_
　 .　 　ｌ二l　　　　　　 　 .口　　　　　　 　〈____, 　、 ｌ　　　　　　　　（ｍ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 n（´ ｗ ｀ ｂﾉ　　　　　＼.　　日　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ｔｨ_l ｙ/lｆ へ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|王 ||　 ｌﾉ　　　　　　ピ コ ー ン ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＿_||＿|

　6

＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／　　
＜　　　さすが、楊脩！！　　　　　　　＞　　　　 　 　　　曹操たちは 大いに 感嘆したという。　
＜　　　　そのとおりであるっ！！　　 ＞　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　　 _,,,......,,__　　　　　　　　 ，
　　　　　　／_~　,,...:::＿::;; ~"'ヽ　　　　/　　　　，
　　　　　(,, '"ヾヽ　 i|i　//^''ヽ,,)　　　　　　　／
　　　　　 　^ :'⌒i　　▽ i⌒＿＿　　ｻﾞｯﾂ ﾗｲﾄ !!　　 　 　　　　__,,,ｆ楊１_
　　　　±　　　∩(* ﾟДﾟ) . | 一 |　　　　 　 　 　 　　 　 　　　〈 ____ 　、 ｌ
　　　　±　　　ゝ, 　 曹 |つ| 合 |　　　　　　__∬__/｀　　 　　 （´ ｗ ｀ ｂﾉ
　 　 　 ×_, 　 　| 　 操 |　 ￣￣ 　　.／ （堊堊堊）＼ 　 　　　ｌ ｙ/lｆ へ、　
　　　　　　　　　 ヽ＿（⌒）　　　　　　|￣￣￣￣￣￣| 　 　 　 |王 ||　 ｌﾉ
　　　　　　　　　 し　 　　　　　 　 　　し━━━━━.J 　 　 　 |＿_||＿|
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　　　　　　　　ぃ￣ｊ　　　　　　　　　　　　　　　ぃ￣ｊ　　 　 　ぃ￣ｊ　　|＼／＼／＼／＼／|
───●── l　|─●──●──‐　●──ｌ　|─ ●──.l　|‐≦　楊脩・天才！！　 ≧
　　　∧））∧ 　.| │∧））∧∧））∧　.∧））∧　 | │ ∧））∧　| │≦　　楊脩・天才！！ ≧
　　 （　　　　）_/ ./（　　　　） 　　 　）（　　　　）_/ ./ （ 　　　 .）/ / 　 .|／＼／＼／＼／＼|

　7

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　　　　　　　　　|　　どうだ、
　　　　　　　　　|　　楊脩の才能はすごいだろう？
　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣レ'￣￣￣￣レ'￣
　　　　　　　　　　　 _,,,......,,__　　　　
　　　　　　　　／_~　,,...:::＿::;; ~"'ヽ　　
　，.，　 　 　(,, '"ヾヽ　 i|i　//^''ヽ,,)　　　　　　　　　　ヽ(,,__ｒ‐ｭ
　| /　　　 　 　^ '⌒i　　▽ i⌒"　　　　　　　　　　 　 ノハヾヽﾊ　　
「[__]'￣ヽ　　 　 　　| (　ﾟДﾟ)　　　　　　丕　 　　　　　（、｀ ,,ぅﾊゝ 　 　 　植　　ﾎﾞｸﾉ
l l￣￣ﾞ､ ＼ 　　　　|（,,つと,）　 　 　 ( ｀Д´) 　 　 　 　 ｌ'ｙ/,へ__,　　 　('∀` ) 　ｵ師匠ｻﾏ ﾀﾞﾖ
|. ￣￣~　　.＼ 　 　| 　 操 |　　　　　<( 　)>　　 　 　　<|￣ヽ＿ﾉ　　 　,（　）、
'┳━━━━┳`　 ヽ_つ__つ　））　　　 | |　　　　　　 　 |＿__ゝ　　　 　　<<

　8

　　　　　　　　　　　　, ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀　、　　　 　 　 　 　 　　　∧.　|, ― 、
　　　　　　　　　　　　|　 悪筆読みの　　　 　 　　 |　　　＿,,,,,.....　---- .　　|￣| 　 　|‐》|
　　　　　　　　　　　　| 　天才だったんだね …。 .|　´　　　　 　　　　　　 ∨￣|`ー ﾞ
　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿＿＿ 　 ＿＿＿ﾉ
　__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼|　　　　　　　ヽ,(,,_r‐ｭ 　 　　　
ｒｆ= ヽ　　　　　〃　〃　　　　　　　　　 ,　　　　 　　　　ノハヾヽ ﾊ　
::ｆｒ （　　　　　　　　　　　　　　　　　 　,　　　　　　　 　 （´Д｀；ぅﾊゝ　× 　植　
ミ非ｔ´￣￣~｀＼　　　　　　　　　　　/　　,.,　　 　 　 　　,ｌｙ /ヘ__,　　±　('艸`*)
」!ト　。‐､U　　　(つ　　＼ヽ人_,, ｼ彳ﾚレﾞ, 　 　 　 　 　<|￣ヽ＿ﾉ　　 ` 　（　）
=.ｌ>__｡□ ＿＿,,,ｒつ　　Ｚ∴∵∴∵∴：≦　　　　　　　　|＿__,ゝ　　　 　 　<<
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一合の字は分解すると、一人一口になる。