蒋子文(捜神記)

最終更新:

3000aa

- view
だれでも歓迎! 編集

 1


広陵のあるところに 蒋子文という人がいた。

                          
                                          ,,,,,____,,,
                           ;;;;ゝヾ;;;;;ヽ      ―=ニ,,,,____,,,ニ
     ((             ))      ;;;;ゝゝ;;;;ヾ;;;;;ヽ
     , ヘ二二二二二二二二二ヽ     ;;;;ゝゝ;;;;ヾ;;;;;ヽ;;ヾ               ___
   //^ヽ7777777777777 ヽ   ;;ゝ;;;;ゝ;;;;ゞ;;;;ゞ;;;;ゝ;;;          ―=ニ,,,,_
   // 二 ヽ7777777777777ヽ  ゝ;;;;;;;;ゝゝ;;;;ゝ;;;;ゞ;;ゝ
.. /_.|| 二 || ヽ=========ヽ   ゝ;;;;ゞゞ;;;;ゝ
   || 二 ||      │ ̄│     ||.        |;il|
   || 二 ||      │_│     ||:.:.:.     |;il|
   || 二 巾=========巾,:::. :;. ;,;..;,;..|;il| ;,;. ;,;..、 ;,;..、 ;,;..、 ; .∧;..、 ;,;..、 ;,;..、 ;,;..、 ;,
 ,,  || 二 |:| 〒│〒│〒│〒│〒|:|...    ;,;..、|;il|,、;,;,`"'"''ー'ー-、, /´。 `ーァ ;,;..、 ;,;..、 ;,;.
´`"'"'''"'"'''"'"''、w::     ,.、.,.,,.、.,.  、.,.,  ィjiiijwwiijijyyyw     {  々 ゚l´"'"''ー'ー-、, ;,;
                                     / っ /っ
                                    /    / 

 2


酒は飲む、色事は好き、
その上、軽率で何をしでかすかわからないといった人物であったが、


             /⌒彡         /⌒彡
             /  冫、)        /  冫、)
          /   ` /         /   ` /
         /::::::::::::;\        /::::::::::::; \
        // |:::::::::::: l |       //´|:::::::::::: l |
        | | .|:::::::::::: | |       | | |:::::::::::: | |                  ノノノノ 
         | | /::::::::::::/| |      // /::::::::::::/| |               ∈゚ ,, _)   
         U |::::::::::/ U      U  |::::::::::/ | |               /⌒  )   
          |::::||:::|  | |∧   | |  |::::||:::|  U               ミイ  //  
          |::::||::|   |/´。`ーァ/  |::::||::|        _,,∧,,,_        | ( (   
           | / | |   {  々 ゚l´   | /.| |         〃ハレ'ル、ゞ      |  ) )  
          // | |   |    /   //  | |        <`∀´,,ぅリ.       | //   
         //  | |   | /| |   //   | |       と/奇ヽつ       | ノノ   
        //   | |   // | |   //   | |          ト、__/_つ  )))    |ノノ   
        U    U  U  U   U     U  .    (((  |__|          彡ヽ`   

 3


           ,. ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
           |   おれの骨は神聖だから、   |  
           |   死んだらきっと神になるぞ   |
           ゝ______  ______ノ
                     し'

               ∧
              /´。 `ーァ            ((イシ
              {  々 ゚l´            ) )ヤ
            /      \           ノ キ
            | |       | \         ((  イ( モ      _,,,∧,,,_
            | | / ⌒| ⌒|ヽ二二つ    ) >>  ) 丿    〃ハレ'ル、ゞ
            ヽ 二二 Ο/      \ (( (   ノノ      <`∀´,,ぅリ
            (_|  |_| |        \ ∴∵ .          .r'奇ィ^、
              (__)__)        //》||ヾミ\.       (Jつし'_).

・・・・ と、つね日ごろから 言っていた。

 4


漢の末ごろ、山賊討伐の任についていた彼は
あるとき賊を追いかけて鍾山のふもとにさしかかったところ、
賊の返り討ちにあい、死んでしまった。

         _,,,∧,,_
        〃,ルレ'ハゞ
        リc ll゚Д゚> Z       。 .:: ::; ,    
         r ∩∩             ;;::;; 。 g ;
  _,,..-―'"⌒"~ ̄"~⌒゙゙"'''ョ        # ..:::@;; ∴:::;:。 `    
 ゙~,,,....-=-‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ             〟 ミ     ∩、∩
 T  |   l,_,,/\ ,,/l  |                   /   /
 ,.-r '"l\,,j  /  |/  L,,,/                   c/ c  /   ` 
 ,,/|,/\,/ _,|\_,i_,,,/ /                    ,l。 々  } 
 _V\ ,,/\,|  ,,∧,,|_/                       ∠-ー、 ゚,/       ミ
 Lゝ/ー、_,ヒ ̄/ ティ'                        ∨   
 ,_,l__,,/  7 ゙─゙lノ                              ミ
  j  / L.,,/ー、_/
  L/―ィ  , /

 5


ところが、呉の孫権が帝位についた年のこと ──


                                          _____
                                             |   孫 呉  |
                                             | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                        ∧
                                          <⌒> 
                                            /⌒\
     ___                   _________]皿皿[-∧-∧、   
     iii ■ iii                  /三三三三三三∧._/\_|,,|「|,,,|「|ミ^!、 
     (, ゚Д゚)                    __| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩  |'|「|'''|「|||:ll;| 
     (l 権 つ   /泰゙\         /__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「| ̄ ̄ ̄ ̄|「| ̄ ̄| 
     |    | __/ ´・ω・)ミ      /_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「|  田 田 |「|[[[[| 
     |__,/__|と__(ノ___6人)      .|ll.|ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| |    |「|        |「|ミミミミミミ.

 6


死んだはずの子文が、白馬にまたがって、
白扇を携えながら、従者を連れて歩いていたのである。


_\  _        
  \ \       
 ̄ ̄|__ \\ 、  ,rj川fj、,.∧
∃  |   |  | l l fシソfソi /´。 `ーァ
    |田 |  | | l ゞソ◎ノl  々 ゚l
∃  |   |  | | l   ∧,,∧と  ,)   /⌒彡   /⌒彡
    |田 |  | l‐   /・ ・`ヽ ソ  / 冫、) ./ 冫、)  \∧∧∧_,,,∧,,_
∃  |   |  ― ....  (。。ノ  しヽ  /  `/  /  ` /  、,Z:::::〃ハレ'ル、ゞ
    | .... 一.      /ヽ /  ノ-| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|   Z:::::<゚Д ゚lllぅリ  ,,,,,,,
―  ̄          ( へ /|.|   ̄◎ ̄   ̄◎ ̄     /YWY ,イ奇〃)   |||||||
              ヽヽ| | U                        'J,__,しヘ.  |||||||
                    | |      パッカ パッカ …           (_/  ヽ_)
                  `'
}

 7


_\  _                               \_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_/
  \ \                              Z                    て ,
 ̄ ̄|__ \\ 、  ,rj川fj、,. ∧                 Z   ぎゃ あ あ あ あ ~ ~ ~ っ! Z
∃  |   |  | l l fシソfソi /´。 `ーァ               ゝ                    <
    |田 |  | | l ゞソ◎ノl  々 ゚l                ''⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒レ'⌒Y⌒Y⌒''
∃  |   |  | | l   ∧,,∧と  ,)   /⌒彡   /⌒彡
    |田 |  | l‐   /・ ・`ヽ ソ  / 冫、) ./ 冫、)                _,,,∧,,_
∃  |   |  ― ....  (。。ノ  しヽ  /  `/  /  ` /   三- =  = -三  〃,ルレ'ハゞ  っ
    | .... 一.      /ヽ /  ノ-| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|                 リc,,+Д+>)   っ
―  ̄          ( へ /|.|   ̄◎ ̄   ̄◎ ̄     = 三 = 三 = = と_イ 奇 レ'  っ
              ヽヽ| | U                               ,へ__,r^j     っ
                    | |                      三 === 三   (__/ '-'" 
                  `'

 8


男が肝を冷やして逃げると、子文が追いかけて来て声をかけた。






                     ∧
                    /´。 `ーァ                   _,,,∧,,_
       三- = 三 = -  {  々 ゚lo、_,o.   三- =  = -三  〃,ルレ'ハゞ  っ
                  t─‐/ヽ,_つ⊆[o○]o                  リc,,+Д+>)   っ
     = 三 = 三 == (ニニ(  ) /\\-.\ .= 三 = 三 = = と_イ 奇 レ'  っ
.                 ( (ニし'i ==ヨ| (O) T               ,へ__,r^j     っ
.      三 === 三  ヽ、__,ノ ̄ ̄ヽ、_,ノ    三 === 三   (__/ '-'" 

 9


         ,. ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
         |   おれはここの土地神になって、           |
         |   しもじもの者に福を授けてやろうと思っておる。   |
         |   お前は土地の者にふれまわって、         |
         |   おれのために祠を立てさせろ。             |
         ゝ____________  ________ノ
                            し'
                      ∧
                     /´。 `ーァ    
                     {  々 ゚lo、_,o.    グリグリグリ…
              ‐=≡t─‐/ヽ,_つ⊆[o○]o ))
             ‐=≡(ニニ(  ) /\\-.\ _,,,∧,,_
              ‐=≡( (ニし'i ==ヨ|  (O) iレ ,ルレ'ハゞ
              ‐=≡ヽ、__,ノ ̄ ̄ヽ、_,ノつ +∀+>つ  Z

10


.                         /|   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
.                   ∧   / |   |   さもないと、                 |
                  /´。 `ーァ  /  ∠   ただではすまさないからな。   |
                  {  々 ゚l   /    \_____________/
                _/ _づ / テ /
                ~て  ) / ポ /
                  <' J / ド /|                          
                  \/ ン./ .|
                     \___/ , |     _,,,,∧,,_
                ///    \_|     〃,ノ。レ'ハゞ
                        ⊂⌒l~_つ 々 ゚>っ

11


その年の夏、この地方に疫病が大流行した。

          .. .. . ... .::::.. . . .:: : :..
                    . ... ::: :::.. ... .. .. . ...
                             ... ..::. .. . .. . .. .:::
                :: :: :. ... .::::: :... .
      丶 ケホン!  .::::  
          .. . .                           コホン!,'
                      ,,-‐''"´'':、,,                ,,_,__
    _,,.--ー''''''"゙゙ ゙゙̄"'''''―--.,,,,,,-‐'゛.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:  _,,.;:--''"´`゙''ー、/ヽヾ\
    ::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"';,_,,.-ー'''"゙゙:,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,:゙',`:;,':,:;.,:;.:::;.:".:;.:'"゙:.:゙,~゙"'ー-:;、,"'.:
    ":;;;: : ;: ;: ;:  ; ::; : ;:; :; :  :: :; ":;;;: :;: ;: ;:  ; ::; : ;:; :; :  :: :; ":;;;: : ;: ;: ;:  ; ::; : ;:; :
    '' ;~ ; ::; : ;:; '',;''゚  ; ::; : ;:; ;~'',;'' ;~'',;''  ; ::; : ;:; ;~ ; ::; : ;:; '',;'' ; ; ::; : ;:; '',;''゚ ;~'',;
    ":;;;: : ;: ;: ;:  ; ::; : ;:; :; :  :: :; : ;:; ;~'',;'' ;~'',;''  ; ::; : ;:; ;~ ; ::; : ;:; ': ;:; ;~'',;'' ;~'',;''゚  ; ::
    :::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........ . .::::::... ....::::::::::
    .. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... ::: :::.. ... .. .. . ... ... ..::. .. . .. . .. .::::: :: :. ... .::::: :...

12


住民たちは恐れおののき、
人目につかぬように子文をまつる者もかなり出てきた。


          /⌒彡                           r-,
        / 冫、 ))                         |蒋|
       / ~ヽ ` , ((((  ティモテ                   |子|
       | \ y  ))))   ティモテ~                |文|
       |   ニつ))つ               / ̄ ̄(二二) ̄ ̄\
       |、ー‐ < ((                '━┳━ ○○ ━┳━'
       /   ヾ \、    _,,,∧,,_           ○○○ 
     // しヽ__)~   〃,ルレ'ハゞ          [.◇二.◇] 
    ~~~~`        リclll ゚Д>        ◇|__O__|◇
                  / ̄`つ
                  (~(~ <l
                     |_ハ__|

13


すると 子文は、今度は巫女に乗りうつって告げた。
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
             |   わしは これから孫家のために           |
             |   大いに力をかしてやろうと思っておる。    |
             |   だから わしのために祠を立てるがよい。   |
             \____  _____________/
                    |/
          ∧
          /´。`ーァ                      r-,
        /  々 ゚/,                         |蒋|
       / ~ヽ ` , ((((                          |子|
       | \ y  ))))   ティモテ~                |文|
       |   ニつ))つ               / ̄ ̄(二二) ̄ ̄\
       |、ー‐ < ((                '━┳━ ○○ ━┳━'
       /   ヾ \、    _,,∧,,,_            ○○○ 
     // しヽ__)~  〃ハレ'ル、ゞ          [.◇二.◇] 
    ~~~~`        <Д゚lllぅリ           ◇|__O__|◇
                  と´ ̄`l
                   |>~).~)
                    |__ハ_|

14


          ∧
         /´。`ーァ         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        /  々 ゚/        |  さもないと、虫を耳のなかに        |
        ゝ  ,r'         |  飛びこませて災いをおこしてやるぞ。   |
         (  )           \________________/
         ヽ (
           ソ
          (
.           '        /⌒彡              
          ノ      ./ 冫、 ))                  
                / ~ヽ ` , ((((                 _,,,∧,,,_     
                | \ y  ))))                〃ハレ'ル、ゞ   
                |   ニつ))つ                  <゚Д゚lllぅリ .|||||||||  
                |、ー‐ < ((                  ,イ奇〃)   |||||||||
                /   ヾ \、                 'J,__,しヘ.  |||||||||
              // しヽ__)~                     (_/  ヽ_) 
             ~~~~`     

15


そう言うや否や、あぶのような小さい虫が大量に湧いて出て
人々に襲いかかり、耳に飛びこまれた者は 一人残らず死んでしまった。


   ┃┃・・ ┃┃・・ ┃┃・・ ┃┃・・ ┃┃・・ ┃┃・・ ┃┃・・ ┃┃・・ ...
   ┛┗   ┛┗   ┛┗   ┛┗   ┛┗   ┛┗   ┛┗   ┛┗  
        。・゚・`∵¨゙。・゚・`∵¨゙″:′;・゚.・。∴∵″′;・゚.・。 ∴ , ゛ ∵
       ∵¨゙。″:′;∵ ¨  ゙ 。 ″。    ∴・  ∵・:。∴  ∵ ′・ 。゛;
     ・ ″∴∵″′;・゚.・。∴∵  。 ∴∵″′;・゚.・。∴∵ ‘ 。 ‘.,
     ,, ‘  , : 。     ,, ‘  , : 。  ・゚・`∵    ・゚・`∵   ・
        |\  ; .  ・゚.・。  ∴∵″′;・ ゚  .・ 。 ∴ ∵ .,  " , 
      ∠i|! )   ゙ 。 ″  ゛〟“   :   ″”  ∴  。 、 _,,,∧,,_   っ   っ
       (^  ヽ ゙ ・  .” ゛  ・ 。 ″ /(Д(ヽフ      〃,ルレ'ハゞ    っ
       (__つつ    ∠i|!Д)')      ヽ   ノi    ー≡ (^、lll+Д+>)  っ   っ 
        ・ ∵¨ ゙。・゚ (__っ 〈      (__と__)    ー≡  ゝィ 奇 iノ    っ
                と__)、_)             ー≡ O≠ = キ.ヾoィ
                                     ミO三o三O彡'

16


医者もどうすることもできない。住民たちはいよいよ怖がった。


                        ,r:;ヾ ソゞ:::ゞ,:;ヾ ゞ  
                       s ゞ:  ;: ::ゞ:;:; ぃ;ヾ ゞ 
                       ゞゞ:; ゞゞ:::ソゞ :ゞゞり
                       ぃ::ヾソ;;;:;ヾ ゞゞ:;::;;;;:ゞゞ
                       ヽ::  |li/ ゞ ゞ:ッ; ゞ:;ヾ
                    _,,,∧,,_ ヾ;li/::ゞゞ: ;::::ゞ:;ヾ ゞ
           ガクブル    〃ハレ'ル、ゞ ソ;;.ゞ'li|ヾ:li!:;ヾ ゞ 、ゞ
           ガクブル ((( <゚Д゚lllぅリ   |li|. li|:::ゞ' ぅ゙
                   ∩奇 ィヽ::   ヽli//
                   'ー'  し'::     | ;il|
            __,,,;;;:彡ミ彡彡;彡ミ;~ 彡彡| ;il| 彡彡ミシ
      r彡彡ミ彡ミミシ彡彡ミハシミミシ彡彡ミハシrミミシ彡彡ミハシ、
    彡彡ミシ彡、ミミシ彡ミハシミミシ彡彡ミハシ彡ミ彡彡シ彡彡ミシ彡
     ∧_∧::   .∧_∧::     ∧_∧::     ∧_∧::.     ∧_∧::  
   ((((´Д`; ):: ((((・∀・lll)::   ((((´Д`; )::  ((((・∀・ lll)::  ((((´Д`; )::  
    ∩∩  )::    ∩∩  )::    ∩∩  )::     ∩∩  )::    ∩∩  ):: 
ガクブル ガクブル ガクブル ガクブル ガクブル ガクブル ガクブル ガクブルル ガクブル ガクブル

17


しかし、孫権はまだ信用せずにいると


━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃┃┃┃■■■■■■┃┃┃┃┃┃      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
┃┃┃┃┃┃■■■■■■┃┃┃┃┃┃       | 
      /           :ヽ               |    蒋 子 文?
     /       権     :\           |
    ./            ,,,,;;::''''' ヽ        /     ど う せ エ セ 神 だ ろ う 。
   /    ,,,,;;:::::::::::::::       __   ヽ    .   ̄|
   |   .  __       '<'●,   |.          \_______________
   |.   '"-ゞ,●> .::            |      
   |           ::: :⌒ 、      |                   (   )
   ヽ.      ;ゝ( ,-、 ,:‐、)      |                 (⌒,,;:::: ;;;))
    l..            |  |      |   ホジホジ             lll !
    |        __,-'ニ|  |ヽ_     |                  _,,,∧,,_
     ヽ:        ヾニ|  |ン"    /__              〃ハレ'ル、ゞ
     .ヽ:        |  l, へ      ::::ヽ,             <Д´ #∩  ムキーーーーッ!
      l.:`.         / /  , \  /ヽ  ::\            と.ィ奇ヽ_ノ
      `、:::::       |    ̄ ̄\/ ノ    :::ヽ            ハ_,へ
       |::::::      |      ー‐/ /      ::::\         (__/  ヽ_,)

18


子文は またまた、現れた。
                             
                                                 ・・
                                              ━╋━
                                           ,  ┃┃┃ ワ ワ ~ ン !!
                                          ( 
                                           )   ,
                                       r ⌒,,..::::::";;ヽ      ★ 
     ___             _,,,∧,,_         ★  (;"   ∧   ⌒;;)  /
     iii ■ iii             〃,ルレ'ハゞ          `r.´: 、ー´ 。`ヽ   :::; 、   
     (lll゚Д゚)              リリc ゙Д>        r ~    `l゚ 々  }    ⌒`)) 
     (l 権 つ   /泰\      l ̄`'つ        (⌒;;))     と', と \    ⌒`;;) - ★
     |    | __/lll ´・ω)ミ   (~(~<!          ((´⌒'     \     ',     , ,
     |__,/__|と__(ノ___人)    ノ_ノ__ノ          \ ゝ".;;;,,  ○)  ∪^∪   ' ,,;;;)ノ ノ
                                    '''〝”"'''゛ ~”〝" '''~ ⌒ ''''

19


  そして 「 もしも わしを祀らぬというのなら、
  今度は大火事を起こしてやるぞ。」と告げたのだった。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                   /          |         \
                  /           |          \
                /             |            \
              /               |               \
          ∧ /   ミ            |          ミ     \ ∧
         /´。`ー-ァ               |              、ー ´ 。`、
         {  々 ゚/               ∩、∩              `i゚ 々  /)
 ミ     (/ つ つ              /   /              と,,    \     ミ
      と   /              c/ c  /                 \   _,つ
        ∪´         ミ.,      ,l。 々  }     彡           ∪´
          ブ ラ ー リ         ∠-ー、 ゚,/         ブ ラ ブ ラ
                            ∨        
                     ___ ∧         _,,,∧,,_
             ::   iii ■ iii |i |        〃,ルレ'ハゞ ::
            ::    (゚Д゚lll).|i |           リリc ゙Д>  ::
           ::     (l 権 つ〒  /泰\    l ̄`'つ   ::
            ::     |    |  __/lll ´・ω)   (~(~<!    ::
            ::     |__ヽ__| と__(ノ___人)  ノ_ノ__ノ   ::

20


果たしてその年には火災が続発し、一日数十ヶ所を数えるしまつであった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 \i、"ゞ/( _ 人 ,;从ノ" i、;;::.\                       /
)ヾ ノ  从 ,,:;:''  ,; ;, ,;., ’.∠  アイゴーーーーーーーーッ!! >
    \        ノ火  ∠ノ火                _\
  | \   |~奇妙丸の家ノ)::) γノ)::)∨| /W\  /\|\  .|  ̄
:. ,: |::: : |  |::::| ̄ ̄| ̄ゝ炎ノ_,,,∧,,_ゝノ::|  |/     \/     \|   、         、  
,)ノ',|::: : |  | ,;' ,;ノ!、从 ゙!|〃,ルレ'ハゞ.||::::|                 ノ火        ノ火  ランタタン ランタタン
ノ;ノヾ;, ., ( _ 人 ,从ノ" i、 i.|リc; 。Д゚>||:::| (:              γノ)::)      γノ)::)    ランタ ランタ タン
(. ,.( ,;  /         と,' 奇_つ ::::|.:从, ボーボー         ゝ∧ノ       ゝ∧ノ
人:. ヾ,、 (.         (_つ ノ    ,;;'人,,ノ             ♪  ||  ∧.       ||  ∧      ♪
 (;. (:,  ,)::.           し´ ;,、 ,;ノノ .:;.(             ♪     || /´。`ー-ァ   .|| /´。`ー-ァ     ♪
、 ヽ;,:.;):.从;.,パチパチ       . ,、 ,.:;(゙:  ,.:.人              |ヽ{  々 ゚/ノ  |ヽ{  々 ゚/ノ
从ヾ;. '',人ヾ,´         ,ノ (,.ノ,、ヾ , .,;ノ             ♪    (   へ)       (   へ)   ♪
;;''')ヽ);;;;;;;,,,,,,)ソ''⌒;;)⌒;ソ.( ,;. ,:ノヾ; . ,;) ,、, 从 メラメラ           く         く

21


火はついに孫権の宮殿にまで及んだ。

:;:;:.;:.;::.;:.;:.:;:.;:.:;:.;::.;:.:;:.;:.:;.;:.:;:.:;:       ソ ;:.;:......;..:.:ノ.;::.;:.:;:.;:.:    ゞ    :;.:;:;:ノ
:;:;:.;:.;. ヽ  .;:.:;.ソ.;::.;:.:;:.;:.:   __   ( ソ ;.;:;.:;.:ノ.;::.;:.:;:.;:.:    丿  .;::;.::.:,ノ
:;:;:.;:.;::.;:.;:ヽ .;::..;ノ.;::.;:.:;:.;:.:   ∫ι_( (;; ,; ,ソノ___/丁了丿 ;.:ソ ; :.:.;:;ソ
.;::.;:.:;:.;:.:;.;:. ヾ  ゞ.;::.;:.:;:.;:.:  丿;;;;;;;( (;; ,; ,::::::::::.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ..ノ ;:;.:;:;丿.;:,ノ
.;::.;:.:;:.;:.  ( ;::.;:ノ      ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::,.,.,.,,.,.,.,.,.;ノ  ;:;.:;.ノ;ノ
.;::.;:.:;:.;:.:   ヾヽ;:.ノ .ヘ . ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::::: (;; ,; ,ソ;.:ノ.ヾ.ゝ, ヘ
.;::.;:.:;:.;:.:    ヾゝ ;:..;:.ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::;丿.;:;.:;.:ノ  _., λ
.;::.;:.:;:.;:.:    ヘ ,,ゞ__ノ ;.:;:;ソ       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~  ゞ,ノヘ,
         ゞ;;;;;ゞゝ.:.;:;ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,ノゞゞ     、
  ギャー─ ッ! Ⅱヾゞ.:;ノⅡ/⌒ヽⅡ/⌒ヽⅡ/⌒ヽⅡ/⌒ヽⅡ/⌒ヽノ火::l     ノ火  ランタタン ランタタン
          Ⅱ三三, Ⅱ,,三三Ⅱ三三,Ⅱ,三三Ⅱ,三三Ⅱ三 γノ)::)l    γノ)::)    ランタ ランタ タン
        ┌┼┐___┌┼┼┼┼┼┐___┌┼┼┼ ゝ∧ノ__ヽ    ゝ∧ノ
        │  /,,;;;;;;;; /]ミ;;,,      /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,, ... ♪ ||  ∧.     ||  ∧     ♪
┌士士士士________士士士士士士士士士士_♪__|| /´。`ー-ァ .|| /´。`ー-ァ    ♪
 .  . 彳/三三三三三三彳/.|ミ     .      彳/三三三三|ヽ{  々 ゚/ノ..|ヽ{  々 ゚/ノ
 .  彳/三三三三三三彳/.. |ミミミ   .      彳/三三三♪三三(   へ)      (   へ)   ♪
. 彳/三三三三三三彳/ ..  |ミミミミミ     .. 彳/三三三三三三彳く        く

22


孫権はついに観念をした。
                                ⌒'⌒
                   ──====──         ____,,,,,,,,,
                                 ──二二
                                         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''''

         (:::(               (:::::)
           )::)       /:: ゝ      )::ノ
          (:(     _]皿[      (:(       ズ シ ーーーーーーーー ン
     /ヽ_ ))     」∧::/;;:;;L   ))
     |:::::::::::;;;ヾ    ∠Π::;;;;;::;;:;;:::ヘヘヘヘ、    |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
     ヾ、/┌;;ヾヘ、 ,,/|lilili||lil||「|}{}{|:::;;;;;::::::」     |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
  _/\  /;;;;;;:::::;;;|::;;;V:|「| /::::::::\\::::;;:::/:/      ___
 <::::;;::: \\:;;;;::::;:|::::;;;;:|「/:::: >;;\|::::|「:;;:/::::ヾ、     iii ■ iii
,,,....\;;;;;;,,/.;'';:::::; ┌ヘ、.....,,,:______.''゙゙,'::::,,    (ll/ ̄`ヽ  
 ::,,;:,,; ,:.............:: ヽ::: ヽ .,,..|    宮殿跡 |:;,,,,,,;....;.    U 三|   /泰゙\  モキュ…
:..,,,..:;:..,,: .,......,;,.,,. /,;;, / .,,.. ̄ ̄ ̄|::| ̄ ̄:::::,,..:::::: ..   | 三|  ,(・`メ  ,,\__
.,,.;;::::.., ::,,;;...,.......,,;;.,,.;, .....:.,:;:, ,'.:,,:,:::::::.'''''':::::::::,. ...::'.:,,:,:::::.   |__ノ__|   (ゝノ_ノ___つ  ))):

23


子文を中都侯に封じ、正式の職印を与えたうえ
呉国の神として認め、立派な廟を立ててやった。

                }〉┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰┰〈{
              ヘへへハ┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃ハへへヘ
           @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
              五ヾヾヾ ⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥ シシシ五
              \三三ヾ.「 ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄|フ三三 /
        ({     \三三lニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ|三三/     })
      /巫巫巫巫巫巫巫|===========================.|巫巫巫巫巫巫巫\
    /////////|      ┏─━─━─┓       |\\\\\\\\\
    @@@@@@@@@|       | 蒋 侯 神 |      |@@@@@@@@@
     ヾ!⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥ |      ┗─━─━─┛       | ⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥jジ
      |.ニニニニニニニニニニニ |         ,. -──- 、         | ニニニニニニニニニニニ.|
      |              |        i       i        |              |
      |    ,. -- 、     |        |       |        |     ,. -- 、    |
      |.    i     i    |        |       |        |   i    i.     |
     ≧ii≦ |   | ,≧ii≦       |       |       ≧ii≦  |   |   ≧ii≦
     ⌒il⌒ |   | '⌒il⌒       |       |       ⌒il⌒  |   |   ⌒il⌒
      iコ─┘   └─‐.iコ‐───┘       └───‐.iコ.─┘   └──iコ
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ,'l;i::ヾ
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\

24


それからというものは、災害はぴたりとおさまり、
住民は子文を 大切にまつるようになったのである。


                          ┗0=============0┛
               \===========[_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_]===========/
            /三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三\
                  0 │ |∞∞∞ |::|∞∞田田∞∞|::|∞∞∞ | ::|  0
            [二] | ::|       |::|┏━━━━┓|::|       | ::l [二]
◎○@※◎○@※. |□|.│ |┌┬┐ |::|┃/∧  \┃|::| ┌┬┐| ::|. |□| ◎○@※◎○@※
ii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii| `)三(´| ::|├┼┤ |::|┃゙./´。`ーァ┃|::| ├┼┤| ::|`)三(´il|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|
@※◎○@※◎○ | ::| | ::|└┴┘ |::|┃ {  々 ゚l ┃|::| └┴┘| ::| | ::|  @※◎○@※◎○
ii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|li┏━━━━━┓|::|┃/.っ /っ┃|::|┏━━━━━┓ li|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|l
◎○@iiii※◎○@ ┣┳┳┳┳┳┫|::|┗━━━━┛|::|┣┳┳┳┳┳┫ ◎○@iiii※◎○@
ii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|l ○    ●        ∫∬∫∬        ●    ○ ii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|iiii|li
               ○○  ●●      iiiii iii ii iiii       ●●  ○○
           [ ̄ ̄] [ ̄ ̄]   ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)    [ ̄ ̄] [ ̄ ̄]
                |_○_|  .|_○_|     |_____|     |_○_|  .|_○_|
                        ∧_∧
                          (    ´)    ∧∧ 
        ∧_∧  ∧_∧   (    )   (゚ ,, )   ∧_∧.   ∧_∧
        (    ) .(    )  .| │ |     .|  |   (    ) (    ) めでたし、めでたし。

25


                      ,. ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ,
                      |  それにしても、随分とまあ、      |
                      |  自己主張の激しい神さまだったな。 |
                      ゝ______   ________ノ
                                |ノ
                                    孫家ノ 守リ神ヲ 名乗リタイナラ
  ,. ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ 
  |  ウリには神さまは神さまでも      |                 宮殿、燃ヤスナッテノ。 
  |  疫病神さまのように見えたニダ…。 | 
  \________  ______/
               ∨         
 
                  _,,,∧,,_       ___       
                 〃,ルレ'ハゞ     iii ■ iii       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
                 リc;`∀´>     (゚Д゚ )        | お し ま い 。|
                   rつ奇∩    とl 権 l)       |_______| 
                ,-‐-⊆⊇▽:‐ー ⊆⊇[酒]ー、          .| | /泰 ヽ   +
                (      \三]/       )         | |(`・ω・´メ\_
                  `i=l=================i=l'゙         (フ|ゝ__(ノ__つ
                └.┘             └.┘







記事メニュー