各タイプが意識的に用いる4種類の心理機能の組合せと順列には、7つのルールがあります。 それらは、心理機能が外向と内向、受容と判断のバランスを取るということに基づいたルールです。
1.感覚と直観の心理機能は必ず一つずつ利用される。その際、一方が内向性なら他方は外向性である。 つまり、外向的感覚(Se)と内向的直観(Ni)、もしくは、内向的感覚(Si)と外向的直観(Ne)、のペアとして利用される。
2.思考と感情の心理機能は必ず一つずつ利用される。その際、一方が内向性なら他方は外向性である。 つまり、外向的思考(Te)と内向的感情(Fi)、もしくは、内向的思考(Ti)と外向的感情(Fe)、のペアとして利用される。
3. 情報感受と判断の心理機能は両方利用される。
4.第一の心理機能が外向性なら、第二の心理機能は内向性である。 第一の心理機能が内向性なら第二の心理機能は外向性である。
5.第一の心理機能が情報感受の機能を担うものなら、第二の心理機能は判断の機能を担うものである。 第一の心理機能が判断の機能を担うものなら、第二の心理機能は情報感受の機能を担うものである。
6. 第一の心理機能とペアのものは、第四の心理機能になる。
7. 第二の心理機能とペアのものは、第三の心理機能になる。
1、2、3の原則によって、個々のタイプで利用される4種類の心理機能は特定されます。 そして、4、5、6、7の原則によって利用される心理機能の順序が決まります。 8種類の心理機能のうち4種類のものを選択して順番を考えることになるわけですが、 これらの原則に従っているものは16種類あるわけです。
例 INFPならば、優勢-補助-代替-劣勢の順にFi-Ne-Si-Te