(この二つの心理傾向は、『感覚』『直観』となっておりますが、情報受容の心理傾向同士として対比させるなら、『観察』『洞察』と言った方がわかりやすいでしょう。)
どんな人も、自分の身体から外側あるいは,内側の世界から『情報』を受け取ります。
自分の身体の様子、他人の動きや様子や表情、現在起こっていることや状況、頭に思い浮かぶインスピレーションや、見たこと聞いたことに関係する情報や連想されることなど。
しかし、どれに強く関心を寄せるかは、人によって異なります。
見たまま聞いたままの情報を重要視する人もいれば、そこから思いつくアイデアやひらめきを重要視する人もいます。
自分の身体の様子、他人の動きや様子や表情、現在起こっていることや状況、頭に思い浮かぶインスピレーションや、見たこと聞いたことに関係する情報や連想されることなど。
しかし、どれに強く関心を寄せるかは、人によって異なります。
見たまま聞いたままの情報を重要視する人もいれば、そこから思いつくアイデアやひらめきを重要視する人もいます。
MBTIでは、情報の受け取り方や,受け取ろうとする情報の種類として、感覚(S)と直観(N)を提起されます。
この2つは、感受の心理傾向なので意図して起こすものではなく、自然に起こるものです。
感覚と直観は、相反する性質があるため同時に両立させることは難しいですが、 実際は相補的な関係で、バランスを取って正しい認識に至ることができます。
この2つは、感受の心理傾向なので意図して起こすものではなく、自然に起こるものです。
感覚と直観は、相反する性質があるため同時に両立させることは難しいですが、 実際は相補的な関係で、バランスを取って正しい認識に至ることができます。
では、それぞれについて見ていきましょう。
S(感覚;Sensing)
Sは、『Sensing』とあるとおり、見たことや聞いたことなど、五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)で感じられる情報をありのままに受けとります。
そして、この五感によって情報を具体的に詳細に捉えることが得意です。 ありのままの様子を詳細に捉え、観察することにエネルギーを費やします。
しかし、具体的で詳細な事実にこだわる反面、物事の関連性や隠された意味については想像が行き届かないことがよくあります。ただし、何かを判断する際に、物事を具体的に詳細に捉えることは、非常に重要なのです。地に足がついており、現実的で実務的です。
そして、この五感によって情報を具体的に詳細に捉えることが得意です。 ありのままの様子を詳細に捉え、観察することにエネルギーを費やします。
しかし、具体的で詳細な事実にこだわる反面、物事の関連性や隠された意味については想像が行き届かないことがよくあります。ただし、何かを判断する際に、物事を具体的に詳細に捉えることは、非常に重要なのです。地に足がついており、現実的で実務的です。
N(直観;iNtuition)(※)
対して、Nは、五感から直接得られる以上の情報や全体像を受け取ろうとします。
言い換えれば、外界で見聞きした情報から、その背後にある意味や全体像,関連した情報やパターン,これから起こる可能性や共通点を捉えようとします。または、それらが突然意識に登ります。
このタイプは、抽象的で理論的なアイデアが沸き起こる傾向があり、実際そのようなことに興味を持ちます。
しかし、関連性や可能性を見出そうとする反面、 個々の人や物,事象を注意深く観察し、具体的で詳細な情報を得ることが困難になります。
なので、ときに非現実的で実用性のない発想にまで至ってしまいます。
言い換えれば、外界で見聞きした情報から、その背後にある意味や全体像,関連した情報やパターン,これから起こる可能性や共通点を捉えようとします。または、それらが突然意識に登ります。
このタイプは、抽象的で理論的なアイデアが沸き起こる傾向があり、実際そのようなことに興味を持ちます。
しかし、関連性や可能性を見出そうとする反面、 個々の人や物,事象を注意深く観察し、具体的で詳細な情報を得ることが困難になります。
なので、ときに非現実的で実用性のない発想にまで至ってしまいます。
Nもまた、情報を受け取ることに関連した認知機能なので、意図せず起こるものです。 それでも、よく理にかなっていることが浮かぶので『思考しない思考』と言われます。
神秘的に思われるこの直観ですが、頭の中で無意識のうちに情報の統合が起こるのだと考えられます。
直観タイプは、アイデアや理論などを好み、はじめのうちは具体性に少々欠いていたとしても気にしません。 企画に関わることや、新しいことを始め、変化をもたらすことに向いています。
直観タイプは、アイデアや理論などを好み、はじめのうちは具体性に少々欠いていたとしても気にしません。 企画に関わることや、新しいことを始め、変化をもたらすことに向いています。
この二つの違いはmicorunさんの
https://touch.pixiv.net/member_illust.php?id=1652780(2ページ目)がわかりやすいかもしれません。
https://touch.pixiv.net/member_illust.php?id=1652780(2ページ目)がわかりやすいかもしれません。
(※注意!:上記リンクの内容を見て、感覚型は頭が悪いだとか、直観型が頭いいだとか、そんなわけがないのはもちろん、そんなことが言いたいのではありません。MBTIは能力診断ではなく心の利き手の違いを示すものであり、上記リンクは、あくまでも理解しやすいように具体例として挙げたまでです。)
上記リンクを見るとS型に当てはまるのは上のイラストで、『りんごだ』『赤い』、他には、『葉のついたヘタがある』など、見たままの情報、つまり、五感からの情報を認識しています。
(※『おいしそう』は感想であり、これは判断機能の感情(F;Feeling)の役割です)
対して、N型に当てはまるのは下のイラストで、見たもの(この場合、りんご)から様々な関連した情報を思い浮かべています。
(※『おいしそう』は感想であり、これは判断機能の感情(F;Feeling)の役割です)
対して、N型に当てはまるのは下のイラストで、見たもの(この場合、りんご)から様々な関連した情報を思い浮かべています。
※直観をアルファベット1文字で表す際、頭文字ではなく、二文字目を使っている理由は、内向(Introverted,または Introversion)と重複してしまうためです