4つの心理機能における2つのペア関係について
心理機能はペアとして働きます。
外向的感覚(Se)ー内向的直観(Ni)
内向的感覚(Si)ー外向的直観(Ne)
内向的感覚(Si)ー外向的直観(Ne)
外向的思考(Te)ー内向的感情(Fi)
内向的思考(Ti)ー外向的感情(Fe)
内向的思考(Ti)ー外向的感情(Fe)
これらのペアは、対をなし協力して働きますが、互いに相反する性質があります。 ですが、大抵の場合、どちらか一方のみに活用が偏ってしまいます。 そして、その偏りが性格を特徴づけることになります。
第二の心理機能と第三の心理機能とペアになっています。 若い時は、第二の心理機能の働きに強く影響されますが、 落ち着いてくるとこれらのバランスを取ることが重要な課題になるでしょう。 経験が増すにつれて、自然とバランスを取ることができるようになります。
第一の心理機能と第四の心理機能はペアになっています。 第一の心理機能の働きにあまりにも信頼を置いている一方、 その逆の性質を持った第四の心理機能を効果的に働かすことに不得手になっています。 しかし、実は、第一の心理機能は第四の心理機能の潜在的な働きに頼っています。 実際のところ、この2つの心理機能は協同的に働かすことが望ましいのですが、ほとんどの場合、それは不可能です。
外向的なタイプの第一心理機能は外向性です。 それゆえ、第四の心理機能は内向性です。 活発で行動的になる理由は、単に外向性の心理機能に最も信頼を置いているからだけではなく、 内向性の心理機能を抑えていることも理由の一つです。 第四の心理機能における、内的な情報感受もしくは内面におけるコントロールが弱みになってしまいます。
内向的なタイプの第一心理機能は内向性です。それゆえ、第四の心理機能は外向性です。 物静かで思慮深くなる理由は、単に内向性の心理機能に最も集中するからだけではなく、 外向性の心理機能を抑えていることも理由の一つです。 第四の心理機能における、外部からの情報感受もしくは外部へのコントロールが弱みになってしまいます。